混合診療解禁!?
最近は医科でも混合診療が話題にされ、政府は導入を視野に入れていると思います。
保険医協会の小冊子を見る機会がありましたが、保険医協会は反対の立場です。
もともと歯科には自費と保険の2本立てが認められていますから、建前上分けていると言っても、実態は限りなく混合診療に近いものです。
そのために、患者さんには歯科医療は高額だと言う意識を植えつけてしまい、保険診療報酬の引き下げがどのような影響を及ぼしているか見えなくしています。
小冊子などでは医科に混合診療が導入された場合、どのような事態が起きるかを文や漫画などでアピールしていますが、歯科ではすでにそのような状態になっているわけです。
国は憲法25条などお構いなしに、医療はお金で買うものだと思わせています。
果たしてそれでよいのでしょうか。
心臓病の子供が、国内で移植が受けられない為、アメリカでの手術費用に1億3千万の募金を訴えています。
これからは、ちょっとした怪我や風邪を引いても、皆が街頭で募金をお願いするようになるかもしれません。
医科の問題は、当然全ての国民の生活にも影響すると見ています。
保険だからと安く買い叩かれなくなると喜んで居ればいい事でしょうか。 むしろ需要が一気に消滅しかね無いと思えます。
そうなればわずかな需要に多くの業者が群がり、一層のダンピング競争にならないとどうして言えましょうか。
歯科は過去20年以上、そのような状況なのです。
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