入れ歯屋G3
一応歯科技工士だから入れ歯も作る。
ただし、手は遅い。
営業もろくにしていないから、受注も殆ど無い。
もっぱら知り合いで、作って欲しいと頼まれた時に、一番型を取るのが上手い先生にその患者さんを紹介する形で仕事させてもらっています。
川向こうのおじさんとおばさん、元町議会議長、そして両親。
その他には4ケースくらいしかやっていません。
まだまだ勉強です。
両親とも上手く入ったようで、自分の作った入れ歯が少なくともまともに機能するしフィットする事を自分の目でじっくりチェックする事も出来ました。
大多数の患者さんの入れ歯は、歯科技工士が作っているのですけれど、口腔内での適合やかみ合わせのチェックは許されていません。
隔靴掻痒を感じながら入れ歯を作っているようなものです。
良い入れ歯を作って、確実にフィットさせれば元気を取り戻せる人たちが沢山いるはずなんです。
でも今の保険医療制度では入れ歯すら作れないあわせられない歯科医療になってしまいそうです。
社会が国民の意思がそれを望んでいるのなら、仕方が無い事だし、歯科医師や歯科技工士、衛生士も世の中に必要ではないと言うことでしょう。
でも、YOSSYさんやふくちゃんなら分かってくれると思うけど、装身具が無かったら生活とかすごく苦労するだろうと思う。
入れ歯も本当は苦労している人が沢山居る。
しかし制度はその人たちと医療提供者側とを結ぶ掛け橋とはなっていない。
これって本当はすごく不幸な事なんだと思うよ。
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