歯科医指導で贈収賄
みんなの歯科ネットワークは一連の報道を受け、このような体質の歯科
界に対し強い怒りを感じ、一部の人々の意思ではなく、会の目標である「医療側と患者側が共に作 る医療制度」を目指し、断固たる意志と覚悟をもってこれに邁進する所存です。
「社保庁技官、東京歯科大同窓会から200万収賄容疑で捜査
読売新聞」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070516i101.htm
新聞マスコミ各誌が一面トップで報道しております。
「収賄の疑いで逮捕されたのは、栃木社会保険事務局の指導医療官、佐藤春海容疑者(57)で、東京歯科大学の同窓会の副会長、内山文博容疑者(66)ら2人が贈賄の疑いで逮捕されました。」
と実名報道に切り替わっています。
ネットでは既に3月の時点で、この情報が飛び交っておりました。
内山氏が日歯専務理事の役職を、病気を理由に退いたのも、身辺に捜査が及び、日歯本体に影響が及ぶのを極力避けようと言う日本歯科医師会の保身体質によるものです。
下村中医協委員への贈収賄事件、先日村岡氏が控訴したばかりの自民党闇献金事件と、日本歯科医師会がらみの事件が絶えません。
闇献金事件では臼田氏の個人的な責任であるとか日本大学歯学部同窓会の責任だとか言うような説明がなされ、今回の内山氏逮捕でも東京歯科大学同窓会の問題であるかのような報道がなされておりますが、3月の時点で内山専務理事の辞職を認めたと言う事は、むしろ日歯全体が了承していた事だと取る方が自然です。
このような贈収賄行為によって、医療保険制度に影響を与える事ができるというような考えを持つ、公益法人が存在する事自体が、社会に対しての不利益、背信行為だと思えます。
この事件を契機に、私たちはあらためて医療人としての矜持を社会に示さねばなりません。
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