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October 02, 2007

ariさんのコメントに

ariさん、コメントありがとう。

自分、コメントを頂いても、全然レスをつけていませんねえ。
皆さんに申し訳ありません。

おっしゃるとおり、業と職務とを上手く考えてきた人達が成功したケースだと言えましょう。

私なんかはその点では業と割り切れず、医療にこだわりすぎたきらいがあります。
えてしてそう言うのは、自分の知識のなさ、技術の無さを糊塗したいだけなんだなと自省しています。

若い世代の離職率が8割とも9割とも言われていますが、一番構成人数が多い50代以上の世代にも、今流行りのインプラントやオールセラミックス、ノンクラスプデンチャーなどの技術を身に付けたり器材を導入したくても、自分自身ついてゆけないし、資金も当てが無いと言う方が多く存在していると思っています。

自分で作製できない技工は引き受け様が無い。
それが私の中では普通でした。 
できるようにするために講習を受けたり、研修会に参加したり努力してきた人も多いと思います。
それが実際に業となった方がどれだけ存在するかはわかりません。

保険のクラウンブリッジや義歯と、MBやハイブリッドセラミックスによくて金属床。
私の受注はそれが全てです。
これが、ここ数年でクラウンブリッジは一気に減少しました。
元々自費は数えるほどだし、金属床は外注です。 

地道に地元の数件の歯科医院と取引しているだけの技工所は厳しいと思います。


業と割り切って、打って出るべきなのでしょう。
しかし、途方にくれる50代以上の技工士も多く存在すると思います。

近所の歯科医院を外向で回ると、待合室などにノンクラスプデンチャーやエムドゲイン、その他様々な診療のポスターなどが以前よりも多く、掲示されている事に気付きます。
新しいものを取り入れなければ経営できないのはどの歯科医院も同じなのでしょうが、どれほどの需要があるのか予想もつきません。

私は医療とはみな歯科のコラムにあるところの、ライフライン、国民生活のライフラインやセーフティネットであると考えてきましたから、歯科技工士として自分が出来もしない、身に付けても居ない知識や技術を売り込むことは出来ないと考えてきました。

歯科需要を掘り起こすと言いますが、私にはそれが歯科誘発需要になってはおかしいと言う気持ちが強いのです。
歯科業界が生きる為、喰っていく為に周りの人が居るのではない、歯やお口の病気で困っている人達が存在するから歯科業界があるのだと。

それだからこそ地域に溶け込み、地域で必要とされる歯科技工士でありたいと願っていましたが、振り返ってみれば私は地域に溶け込む事も、必要とされる場所も元から無かったのだと実感しています。

悲しいかな、歯科技工士は地域の人たちからはまったく見えていません。
商工会の友人たちの方は、どの人も地元の人たち相手に商売し、御用聞きにまわっていますから、お客さんお隣さんに気軽に声掛けを日常的になさっていますが、歯科技工士の皆さんはそのようなことはあまりしていないと思います。
大事なのは日常の心がけで、イベントに出展したりPRすること、業界組織の大会で肩を怒らせることでも気勢を上げることでもないのですから

地域で見えていないということは、県や国レベルでも見えていないということでもあります。

地域からも県や国からも見えない存在の私たち世代歯科技工士。 見えないが故に社会問題となる事も無く捨て去られるだけで終わってしまうかもしれません。 
もはや理想論、正論だけでは成り立たない社会なのかもしれません。
ですが、どうしても歯科技工士として社会や困り果てた人たちを相手にして商売だ儲けてナンボだと踏み切れないで居ます。 

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Comments

G3さん、こんにちは。
わざわざ記事を書いていただきありがとうございます。
今なら技工のセミナーはたくさんあり参加する方も多くなったと思います。
でも、私が行きだした頃はうちの地域ではセミナーに参加する方は少なく、私自身が走りだったと思います。
周りの技工士さんに「お前何になろうと思ってるんや? あんなんはセミナーの講師を目指す者が行くんや。 技工士は勤務しているところに合わせといたらいいんや」と言われた記憶があります。
開業してからもスーツを着てネクタイをして外交に周ったのも当地域では私が走りでした。
私は虚栄心でそうしたのではなく、技工士としてきちっとした人間だと認めてもらいたかったのです。
私たちの商売の相手は実は歯科医だけだと思っています。
患者さんのために直接働いているのは、歯科医とそのスタッフ達です。私はその患者さんへの歯科医院スタッフの想いをお手伝いさせていただくために働いていると思っています。
ですからその歯科医院の技工を担当させていただけるために
私は努力していたのだと思っています。
もとより技工士は直接患者さんに触れてはいけません。
歯科医が許可した時のみ口腔内を見せていただけるものだと
思っています。
ですから私を患者さんの前に出しても恥ずかしくないと思っていただける技工士になりたかったのです。
長くなりましたが、もし私が今一度この歳で今の若い方と同じように講習会に参加したり設備投資をすることは簡単ではないともちろんわかっています。私も正直あきらめたら楽なのはわかっています。 でも、セミナーに行って自分の価値が高まりお仕事を依頼してもらえるのなら、それが歯科医に必要とされるのなら
この歳になって若い人たちと机を並べて恥ずかしいと言う気持ちや講師に何でこんなおっさんが来てるんやと見られるまなざしも
我慢しなければと考えます。
設備投資も45歳ならあと20~25年使うことを考えれば決して無駄な投資にならないと思います。
どんなことをしても生き抜こうとそんな強い気持ちさえあればなんとかなるんじゃないでしょうか?
(本当は今はヘタレなのに偉そうにすみません)
でも、この文章に出た思いは僕の心にはあるのです。
一気には無理ですがお互いにコツコツ頑張りましょう。

他人に認められるより自分が認める男になりたい!

Posted by: ari | October 02, 2007 02:40 PM

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