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December 18, 2007

官僚暴走に思う

昼間、近くの図書館で月刊文芸春秋の最新号を読んできた。
新聞広告で特集「官僚暴走」とあり、医療崩壊も取り上げられていたので気になっていたのである。

読後しばし絶句している。

二つ前の記事で、日本は米国の銃による民主主義、言わば核の傘の下で民主主義を演じているに過ぎないと書いた。
更に言えば、世界で一番成功した社会主義国家でもあると書いた。
民主主義と社会主義が一国に共存する事などありえない事のように感じるのだろうが、「官僚暴走」を読んで、私はむしろその思いを強くしている。

ソ連の崩壊を招き、ベルリンの壁を打ち破ったのも民主主義の勝利と見られているが、民主主義がどうしても打ち破る事ができないで居る社会主義国家があるとしたら、それは日本だろう。

ソ連や東独が崩壊し冷戦が終結したのは何故だろう?
ソ連共産党や東独の共産主義者のイデオロギーが崩壊したからだと言えるのだろうか。

私から見れば、どちらもイデオロギーの崩壊ではなく、イデオロギーを纏った官僚制度の腐敗、非生産性、人権蹂躙こそが、国家の根幹を蝕み全てを立ち行かなくしたのではないかと考えている。


ソ連の一党独裁や官僚制度と、日本に於ける自民党による戦後民主主義の一党独裁と、キャリア制度を頂点とした官僚制度とは、その腐敗や無責任さ、浪費と非生産性、国民を人とも思わない冷血振りなど、尽く共通する部分がある。

ならば、日本ももう崩壊して欲しい所であるが、悲しいかな日本にはソ連とは又違った世界有数の技術力や経済力があり、一朝一夕には崩しえないほどの利益があるが故に、官僚制度が如何に腐敗し、内側から国家を侵食し様とも、彼らこそが日本と言う社会主義国家そのものであるために、本当の意味での国家崩壊を先延ばしにしてしまっているのだろう。


歯科医療業界の腐敗や崩壊などは、この官僚主義的社会主義制度の国家への寄生、腐敗やサボタージュ振りと比べたら可愛いものなのかもしれない。

むしろ、多くの医療者のがんばりが、官僚の腐敗不作為をカバーしてしまっていたのかもしれない。
これは何も歯科医療を含んだ医療業界に限った事ではない。
あらゆる業種、産業で同様の犠牲とがんばりが在り、それが官僚の腐敗や不作為をカバーしてきたのだろうと思う。

今もまた制度や法律の狭間で、派遣労働者や工員、農民たちが苦しみを味わっている。 
政治家や官僚組織の無責任さや不作為は許されるべきではないはずだ。


しかし、現行の憲法や法律の下では、腐敗した官僚制度や組織に対して、何も手出しが出来ない。
自民党とて今、官僚制度を攻撃すれば、何のことは無い、政府や自民党の管理責任、政治責任となって戻ってくるだけで、官僚制度は痛くも痒くもないのである。

一国の中にもう一つのどうしようもない腐敗した社会主義的制度が巣食っている。
この存在がある限り、日本国民の不幸は終わらないのだろう。

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