今こそ人を生かす種を蒔いて欲しい。
ワーキングプア日本を蝕む病に拠れば、東京都と東北6県の一人あたり県民所得格差は200万以上あります。
地方の高齢化、過疎化がどんどん進み、自治機能を失い消滅の危機にある限界集落が、全国で3000集落近くあるそうです。
そこに住む高齢者達は、子や孫に戻って欲しいとは考えていないと、TVの報道番組でルポしていました。
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限界集落に一人住む老人達は足が萎えたらもう医者にもいけなくなる、介護も受けられず地方の過疎の村に住むのはもう限界だ、子供にも孫の教育の為にも都会で住めという。
だが、今、医療も無い、介護も年金も無い、教育の機会も均等ではないのは、過疎の進んだ地方の集落だけじゃないのだから皮肉ではありませんか。
都会に住む人たちの多くは、夢と希望を抱いて都会に出てきた人たちでしょう。
中には事業で成功したり、企業で出世したり、公務員として安定した生活についている人たちも多いわけですが、
ニートやフリーター、派遣労働者の実態や、医療では患者さんのたらい回しや医師そのものが居なくなってしまう事、介護保険も介護士そのものが現場から逃げてしまい人も集まらない状況を見て欲しい。
歯科だけは掃いて捨てるほど歯科医院が増えているけれど、地域で古いお馴染みさんを見ているような歯科医院は別として、どこの歯科医院もお金ほしさに保険診療など取り合わずインプラントなどの金になる自費の補綴に狂乱している状態です。
思えば都市に住もうが地方に取り残されようが、社会基盤となる医療年金介護福祉そして教育と、貧しさと共にそもそも医療も介護も教育や年金もまともに受けられ無い、本当に大切な部分では地方も都市も格差の無い関係になっているわけです。
こんな社会の淀みや歪は、このまま放置すれば人心の荒廃、国全体の崩壊をももたらす所まで来ている事は明白で、案外、政府などはそれを見越して個人情報を吸い上げたり、治安維持法的な強制力を調えたり、裁判官制度で更なる法律的な締め付けを、要は、国民が暴動であるとか反社会的反政府的な思想や行動を持ったり起こせないように備えている準備しているのかもしれません。
地方の崩壊、都市部のスラム化を、そして手遅れかもしれませんが強権力を備えた国家統制をさせない為にも、
現政権や官僚達の暴走を食い止め、日本国の再生を目指さねば成らないと思います。
地方の高齢化過疎化が進むということは、国土の荒廃にはっきりと現れます。
地球温暖化で気候変動が激しく、台風や大雨などの不安が高まっている時に、手入れのされない荒廃した地方の山谷は大きな被害を生むでしょう。
都市部のまだまだ働ける労働力、浮浪者もワーキングプアも、ニートや派遣労働者からも、農林水産業への労働力として就労の機会を作る事は出来ないのでしょうか。
金だけが全てのオリックス宮内や、看板方式だとか言って工員を産業ロボット化するトヨタの奥田、アメリカの利益しか追求しないキャノンの御手洗。
利権や税金を私物化する政治家や官僚達。
こういう人たちに利益を提供するより、荒廃した国土の再生復興に直接種を蒔くべき時が来ているのだと思います。
日本は様々な面で高コストな国家になってしまいました。
物価上昇や増税はこれからまだ続きます。
第一に解決して欲しいのは、この高コストなんです。
経済難民、貧窮にあえぐ人たちの割合はますます高くなるでしょう。 高コストはその人たちを直撃します。
不満や社会不安を押さえる為に国は統制を強めるよりも、等しく人として生きられる社会のために地方再生からも種を蒔いて欲しいと思います。
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