保険技工が消えて行く!!立場の違いから見る歯科医療保険崩壊
漠然と感じていた。 過去にも何度か保険診療の補綴物が減ってきていると書いてきた。
私個人への評価が悪くなった為であるとか、他にライバルが出来たことであるとか、新規開業の歯科医院が増えて、お得意先の患者さんが減ってきた為であるとか、受診の減少などが単純に私のラボだけの問題であったのなら、何も私が騒ぎ立て、技工業界や歯科医療業界の悲惨な内情を訴えても人様からはだからどうなのと言われ、同業者からは空気の読めない落伍者と蔑まれて終わりです。
現在の国民皆保険制度と歯科医療を読み解くには、単純に技工士だけの視点で見てはならないと思っています。
昨日今日に始まった事でもなく、現れている訳でも在りません。
日本の歯科医療のと皆保険制度の歴史があり、それぞれの専門職や組織の歴史もあり、そして日本の歴史と現在とがある訳です。
私たちには、過去を知り現在を理解し将来にバトンを渡す責任があるのだと考えていただけないでしょうか。
時代を読み困らない状況を作り上げてきた皆さんから見ても、自分たちだけが生き残れるような安定した社会や医療状況ではない事は、充分ご承知でしょう。
むしろ、先を予想できる人たちであるからこそ、危機感は大きいのです。
それを理解した上で、今起きている歯科医療崩壊の現実を見てゆきましょう。
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