対中国バッシングが問題ではない。
すいません、更新が止まってました。
色々動きがあって、私的に消化不良、情報交錯、脳内整理が必要でした。
まだ終わっていません。・・が。
自分がこの業界でこの先も生きていけられればいいけど、例えそれが叶わずとも、壊したり捨ててしまっては元も子もないのが歯科医療と医療保険制度。
今、いろいろな所で起きている動きも、それぞれのエゴや生きたいと言う希望はあるだろうけど、最終的にはそれが実現するには歯科医療と医療保険制度が存在してこそだと皆分かるだろう。
だから、道や手段は違えども、最終ゴールは一点に収斂するはずだと信じている。
昼間、噂の東京マガジン、噂の現場で佐久総合病院の救急病棟がルポされておりました。
先生やスタッフの苦労に頭が下がります。
同じ番組で歯科医師のワーキングプアー問題も少し前に流されました。
つい先日はTV朝日の報道番組、昨年は東京新聞特報面と、みな歯科の会員が取材され
記事やニュースになるなど、少しづつですが医療崩壊の一つとして歯科も表に出てき
ております。
最近問題になっている毒入り餃子ですが、元はと言えば、食料の自給率や農業問題を
長年放置してきた国の無為無策、無責任行政が招いた事ですし、
医療崩壊や海外委託技工も本質的には同じ事でしょう。
この海外委託技工についてはこのHPを是非ご覧下さい。
http://www.geocities.jp/gikotake1965/kaitop2.html#
本来、人工臓器の一つとして、安全安心であるべき、歯科補綴物を厚生労働省は「雑
貨」扱いでフリーパスにしています。 責任は全て歯科医師の裁量権に委ねると言う
事でしょうか。
その中国製補綴物から、鉛が検出され、米国で問題となっています。
http://www.minnanoshika.net/wiki/index.php?%B3%A4%B3%B0%CD%A2%C6%FE%BB%F5%B2
%CA%B5%BB%B9%A9%CA%AA%A4%AB%A4%E9%B1%F4%B8%A1%BD%D0%A1%A9%A1%AA
こうなる事を危惧してきただけに、やっぱり出たかというところです。
国内の材料メーカーや、歯科技工士であれば、鉛の混入など考えられない事です。
中国製品や中国の制度や何やらが悪いし信用ならんと言う事で、今や対中国バッシン
グが勃発する寸前ですが、何故か日本政府のあるいは関係官庁の無為無策、不作為や
責任逃れに対しては、誰も目を向けようとしません。
いくらグローバルな社会と言っても、守らねばならないのは国内での社会基盤です。
それは食糧生産もありますし治水治山もあります。 社会保障などは本来外国に頼る
事など出来ないはずです。 安全性規格等の基準がグローバルであっても、それは互
換性や融通性が在ればいいといえることで、日本を守るのはやっぱり日本人だと思い
たいところです。
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