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April 09, 2008

歯科業界の体質と姥捨て保険制度。 金を尺度に考えれば国のおかしさに対しても、何も言えなくなってしまう。

日技に生涯研修制度があるように、日歯にも研修制度があります。
それを受けると、例えば認定されているHPの記事を読むだけでもポイントになる制度なんだそうです。
ところで、この研修制度を企画する側の申請条件、主催として「スタディーグループ」と「企業」しかないそうです。

日歯の研修制度自体が、企業の販促活動に組み込まれているわけです。

歯科医療の研修など建前ばかりで、実態はメーカー丸抱えの販促活動であったとしても、また、最新技術や新製品、関連知識が保険診療に生かせるものではないにしても、何か参考になればと参加している訳です。

ブログ仲間にariさんがいます。
船井総研のセミナーに参加されていて、コンサルも受けているそうです。
ラボならそれはそれでいいです。 私たちは物を作っているのだから、売って何ぼですから。
しかし、歯科医師や歯科医院はやはり違うと思うのです。
歯科医療は医科と違って、結果がわかりやすい医療ですが、それでも医療は医療なのです。
装置産業でも、物販でもない、医療は医療なはずです。
ですから、時にはコスト度外視で必要な選択なら使うと言う事もあります。
最初から、高いものを売る、高いものを使うと言う前提で行うのは、医療として如何なものなのでしょうか?

海外からのニュースで、どこの国の歯科医師も安ければ飛びつくのだと、改めて思いました。
患者さんの負担を減らすために、安いものを選択しているのであればまだしも、商売人の算盤を弾いて、
それを選択している事が分かれば、武見会長が看破されたように、歯科医師は「墓場の乞食」そのものであります。

そうでは無いと言うことを、どんな方法を使ってでも歯科医師自身、歯科医療業界全体がはっきりと示さなければ、社会からも市民国民からも信頼は去れないだろうと言うことです。

私の悔しさは、その墓場の乞食にすがらねば今日まで生きて来れなかったことに対してでしょうか。
生活費にも事欠いている有様なのに、馬鹿な意地をはっていると言われるでしょう。
それでも私は歯科医療の医療を支えてきたんだと言う誇りを捨てたくないのです。

さて、後期高齢者医療制度についてです。
ごく、素朴な疑問です。
国民年金とは、そもそもなんなのですか?
お年寄りにとっては、不労所得であるとか、余禄だとでも思われているのですか?
それとも、大多数の年金生活者、受給者が、厚生年金や共済、議員年金と同額の年金
収入だと思っているのでしょうか。

後期高齢者医療保険制度を考えた人たちには、最低限の国民年金で暮らしている人は
含まれていませんよね。
公務員だった人は共済、大企業の関係者なら厚生年金、企業年金、どこぞの議員で
も、上は国会議員年金から下は村議会議員まで、議員は手厚い年金が支給されていま
す。
そう言う人たちからすれば、新しい制度での5万や6万、高くて10万程度の負担など屁
でもないのでしょうが。

私の周りに居る年寄りたちは、元公務員や元教員でもない限り、わずかな国民年金し
か収入は無いはずです。
そう言う人たちから、介護保険料も取れば今度は後期高齢者医療保険料です。
なにかおかしいと思えて成りません。
国民年金など、満額頂いても7万や8万円。 生活保護費にも届きません。
けっして余禄で頂いている訳でも、余分に頂いている訳でもないはずです。
そもそもその様な年金に、財源としての目を向けるという発想自体が、あってはなら
ないと思うのです。

今も、各自治体や医療機関の窓口では混乱が続いていますが、そもそもどんな風な制
度なのか、どう運営するのかと言った根源的なことからして、国民には周知徹底して
いませんでした。
与党と政府、官庁が本当のところは何一つ説明しないままに、法案だけ通してしまっ
たと言うのが、実態ではないかと思います。

それ対して、国会はチェック機関としては何一つ機能してきませんでしたし、説明も
周知も無かった訳です。

同じ事が何度繰り返されても、この国の国民は何もしないし、何も言いません。
チベットの民衆のように、実際に命や生活や文化を奪われるまで、何一つ気づかず、
お上に忠誠を誓うのでしょうか。
今の日本人の民意と言うもの、危機感の無さは、他国の民衆への無関心と同じ事なん
でしょう。
自分自身の仕事や生活そのものであるのに、医療制度や資格への無関心が続く我が業
界も、何も特別な存在ではなく、立派な日本人の資質の表れなのかもしれません。

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