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July 2008に作成された記事

July 29, 2008

歯科技工士シンポジウム 三軒茶屋 しゃれなあどにて。

P1010078


連日猛暑が続いております。

皆様いかがお過ごしでしょうか。 

いよいよ歯科技工士シンポジウムが近づいてまいりました。

会場は世田谷区三軒茶屋にある世田谷区民館「三茶しゃれなあど」にて午後2時からです。

さて、このシンポジウムに先立つ事一週間、九州は長崎の目抜き通り鉄橋にて、うれしい鐘が鳴り響きました。

詳細はここシンポジウムのブログこっち露地者クンブログをご覧いただくとして、長崎の300筆は重いと思います。
まったく見知らずの市民が、街頭で署名してくれたんです。 おまけにカンパも言っ
てくれたと。


Photo_2

この300筆、多分、これで終わりではないでしょう。
既に集まっているものも含めて、これからどんどん一般の市民に語りかけ、増やしてゆくのですよ。

業界の保身やエゴに満ちた、利権や金をくれくれという署名とは重みが違います。

みどりのおばちゃんがキャンキャンわめけば、自民党や政府に首根っこを押えられた面従腹背の業界関係者は、そりゃ一生懸命署名するでしょうけど、そんなものに如何ほどの価値がありましょう。

本当の生活者が市民が、自発的に署名してくれたんです。
私には、これまで歯科業界が歯科業界に動員をかけて無理やり集めたあらゆる署名よりも、長崎の300筆の方が本当の意味での歯科医療は大事だと言う署名だと思います。

そう言う意味で、長崎県歯科技工士会並びに技工所協会の皆さんには感謝の気持ちで一杯です。


そうそう、シンポジウムでした。

当日は保団連の宇佐美副会長にも公私に多忙な中、駆けつけていただける等、歯科技工の海外委託訴訟というのは、単純に委託の問題と言うより、日本の歯科医療と医療保険制度を持続させる気持ちが、歯科業界、国民市民、そして行政にあるのかを炙り出す意味で、大きなうねりを引き起こしている事は間違いありません。

そして長崎の街宣活動の報告にも感じたのですが、こういう時、歯科医師会や歯科医師も一緒に声を嗄らしていたら?
少なくとも危機感を共有している事を、表明してくれていたらと思わずには居られません。

長崎の鐘は核や戦争の無い平和な世界を希求する為に鳴り響いているのですが、長崎鉄橋そして三軒茶屋しゃれなあどと続いて鳴らされる鐘は、生活の医療を守れるかどうかの瀬戸際に打ち鳴らされる警鐘でも在るのです。

その鐘を鳴らすのは貴方です!!


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July 17, 2008

お上の三枚舌

お上と一言で言っても色々ありますが。

キャリアといわれる高級官僚もそうだし、役場支所の窓口のおばちゃんだって厳密に言えばお上の一人。
下は村議会議員から上は総理大臣まで、議員と言う人たちだって役職によってはお上であることに代わりは無い。

そんなお上の典型が、旧大蔵省のキャリア出身者。

この人たちに共通するのは強烈な思い上がり、上から目線。
人を人と思わないようにならないと、中央官庁の役人は勤まらないのだろうけど、それを言っちゃおしまいよっつ-所は押さえておくべき。
それが出来ないからこその典型なんだろうけど。

ZAKZAKhttp://www.zakzak.co.jp/top/2008_07/t2008071701.html
伊吹失言「選挙勝つには目くらましを」国民見下し

ご存知伊吹派領袖、現自民党幹事長伊吹文明氏ですね。
記事では失言となっていますが、本当にそう考えているのでしょうから、失言じゃなく正直者です。
ただ自分に正直なのかもしれませんが、国民利益から言っているのじゃなく、あくまでも与党で居たい自民党の幹事長として、さらに派閥の領袖としての正直な本音なのでしょうから、

うん??!

国民に目晦ましを仕掛けて煙に巻くのが与党幹事長の勤め?
そういや福田首相も休みの前に「なにしたらいいかを考えることを考える」とか言っていたような。

国の真実、政治の真実、マスコミの真実はつまるところ都合の悪い事は隠せ、国民の目を反らせろ、必要なら飴でも何でも与えろ、しかし真の権力と本当のことだけは隠しとおせっつーことなのかもしれない。

戦後の日本が米国CIAやユダヤ資本の実験場だった事は確かなようです。
ナベツネに繋がる読売にしても、大正力などはCIAのプロパガンダを流すのが役目だったようです。
歴代政権と米国の癒着は絶対にマスコミには流れません。
戦後マスコミの殆どが、GHQやCIAが作ったものだという事らしいですし、オウムのマインドコントロールなんて可愛い物で、今の日本全体がマインドコントロールの下にあるのは間違いないと思います。

伊吹幹事長の正直さは、そう言うところを言っている所かもしれません。
そうとでも思わなければ、此処まで多くの日本国民が馬鹿正直に目晦ましに引っかかるとか、逆に、だましてでも自民党は政権に居なきゃならないのだとは思わないはずです。

ついこの前にも、米国人は日本のお金で日本の優秀な製品を買えるのだと書かれていました。
一見すると、米国人が日本の商品をたくさん買ってくれて、日本は豊かになれるのだと感謝したくなります・・・が・

ここにからくりがあることにそろそろ気づきましょう。
上の一文、よく読んでください。
日本のお金で買っているですよ。 米国人が米国で稼いだお金を使って日本製品を買ってくれるわけじゃないのです。 原資は日本のお金、日本からの投資であったり日本政府が恫喝されて買い支えている米国債が回りまわって消費に当てられるだけで、元は日本人が貯金してきた日本のお金だし、得てきた収入なんです。

それが巧妙な仕組みで、どんどん米国に移されている。
私たちは老後の為だといって、年金を積み立て、郵貯や銀行でせっせと積み立ててきました。
今も、貯金や国債や株式で資産を大事にしているとか思っているのでしょうが、米国が米国債の還元に応じると思いますか?

そもそもこの低金利で利息など何一つ戻ってこないじゃないですか。

米国の巨額赤字を支えているのは日本政府です。
本来日本で使うべきお金を使っていれば、此処まで滅茶苦茶な財政赤字には成らなかったと思います。

伊吹幹事長は大蔵省のキャリアとして、そこらへんの事は骨の髄から染み込んでいるでしょう。
裏会計、埋蔵金、特別会計。 
一番問題なのは、日本が米国の第二会計に組み込まれていて、もはや抜き差しならない状況になっていることでしょうか。

アフガニスタンもイラク戦争もアメリカはやりたければ自分のお金でやればいい。
湾岸戦争も戦費の大半は日本が負担してます。

米国は戦争がなければ瓦解する国のようです。
北朝鮮以上に核の恫喝と資本の略倍で日本を攻撃しているのが米国でしょう。

マスコミ各社はそんな事は一切報道しません。
逆にめくらましの番組を垂れ流し、次回総選挙の日程が決まれば、御用報道が頻発するでしょう。

この国の中枢は、政府与党も中央官庁も、多分自衛隊という組織も警察官僚も日本国民などは見ていないと思います。

「選挙に勝とうと思うと一種の『目くらまし』をしなければしょうがない」

一時的な選挙手段としての目くらましだけじゃ無い、本当の目くらましはもっと大きく国民を愚弄している事を見抜く事が要求されます。


追記

ZAKZAKにある伊吹幹事長の目くらまし発言。
東京新聞の朝刊にも載っているのだけれど。
読売新聞や東京新聞のHPには影も形も無い。
殆どの新聞社が記事にしなかったか、HPにも載せていないのだろう。

作為を感じる。

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July 14, 2008

歯科医師は血を流せ!!

今発売中の文芸春秋に「貧困大国ニッポン」と言うNPO法人自立生活サポートセン
ター・もやい
事務局長、湯浅 誠氏の記事が掲載されております。

東京新聞の記事として連載されていた結いの心にも、湯浅氏が出ておりまして、もや
いの事も新聞記事で見ておりました。
それもあって、立ち読みではなく一冊買ってまいりました。

個々の事象は把握していたつもりではありましたが、医療の現場、歯科の現場、介護
福祉の現場で、或いは生活保護など役所の窓口で起きていることをではどう全体像と
して掴むか、纏め上げるか?

考えてみれば、どの立場に居る人も、我が身可愛さが先立つばかりで、理屈を捏ね
データだ正論だと言う割りに、では全体としてどうなのか、真に影響を受けているの
は、負の連鎖の一番の被害者は誰なのか?はたしてこの様な社会状況が日本の国家の
形として正しい事なのか?
そうでは無いというのなら、ではどう言う形に持っていきたいのか?
そう言う問いかけも、ロードマップも、目指すべき目標もない訳です。

マスコミも、この様な記事を散発的に掲載しながら、新聞社などは政府広報の延長で
しか報道しませんし、大人しい日本人は声を上げることすら恥と、耐え忍んでいるか
のようです。

新聞報道などを読みますと、食料品やガソリンなど生活必需品の値上がりも、国民は
仕方がない事と受け入れ、政府の方針や政治家の言葉、官庁の横領や搾取にもただた
だお上のする事だからと従順な羊よろしく従っているような錯覚に陥ります。

それがあるからでしょうか、自民党伊吹幹事長などは、総選挙を任期満了まで先延ば
しすれば、与党はまだ勝てるとマスコミを通じて国民の洗脳に必死な訳です。


その様な作られた情報社会の中で、歯科業界の当事者ですら分かっているようで分
かっていない事がまだあると思っています。

湯浅氏の記事は「気づけない貧困」が足元にという言葉で纏められています。
何を基準に勝ち組と負け組、食える収入と食えない収入を線引きするのか、相対なの
か絶対なのか人それぞれですが、国が削っている社会保障費一兆一千億円カット、社
会保障の自然増から毎年2200億を削ると言う政策は、多分に絶対的な削減であり
それは相対的に誰かよりマシという線引きの位置を、実は少しずつですが、日本全体
の中で貧困や貧窮に落ち込む線引きとしては、国民にそれと悟られる事なく徐々にで
すが広げている、落ち込む国民の枠を広げているのだと言う事でしょう。

中々理解できないことでしょうが、一番問題になるのは、貧困や貧窮に落ちたらはた
してどんな立場の人が、どのシステムがセーフティネットになり、その人を支えるかなのです。
近代国家の中で、一番必要とされるべきが、そういう時に必要とされるセーフティ
ネット、つまり社会保障であるべきなのですが、日本では一番削ってはいけないとこ
ろを、構造改革名目で削っている事が、今の社会の閉塞感、国民市民の絶望感を惹起
している事は否めないと思います。

湯浅氏は「溜め」と言う言葉も言っています。
言ってみればクッションであり余裕であり糊代ですね。
社会保障費を削ると言う事は、溜めを無くしてしまう事です。
削ってはいけない溜めを削り、さらに骨まで削ろうと言うのが今の骨太の方針です。

浮浪者だけが社会の落伍者、貧困者ではない、働いていても食えない、正社員であっ
ても余裕はない、
生活に余裕と言えるようなお金が残らないそう言う貧困層の拡大、もやいのようなN
POの生活相談にも姿を表していない、でも確実に存在する、将来姿を表すであろう
新しい貧困層。
それが「気づけない貧困」だと言うのです。

実はここに来て、歯科医療業界の問題と微妙に重なると感じています。

少なくとも、みな歯科の中では多くの歯科医師も自分はワーキングプアだと自嘲する
でしょう。
しかし、相対的に見ればまだ歯科医師たちは恵まれています。
ある先生のプライバシーが出てしまった際に、歯科医師からも歯科技工士からも反発
が出ましたが、
相対的に見れば、どこが?と思う人が歯科技工士から出るのは仕方がない事でも在り
ます。
例えば私などは国の保険や年金など削れない物以外は、掛け捨ての生命保険と医療保
険にしか入っていません。 払えなくなったからです。

いや生命保険も、とっくに解約して生活費に消えています。
極私的な支払いや生命保険、人件費なども負担でき無い所まで削った上で、もうこれ以上削れ無いと言
うところで生活していれば、物欲など沸いてこない訳です。
設備更新も出来ず、営業に回る事も出来なくなって廃業していく歯科技工士にすれ
ば、最低限の国民負担以外にもそれ相応の経費が払えて、物も買えるうちはワーキン
グプアと言うなんてふざけるなと感じる事でしょう。

では、歯科医師たちがまだマシかと言えば、実は、多くの歯科医師たちのすぐ側まで
来ているのが湯浅氏言う所の「気づけない貧困」でしょう。

普通の歯科医師にしても一度でも支払いが滞れば、後は坂を転げ落ちるように、セー
フティネットも何もなくただの人になる恐れがあります。
元歯科医師であってももう歯科医療を受ける事は出来ない。 今の社会はそんな社会
です。
生活保護すら受けられ無い困窮者層への入り口が、すぐ足元に大きく口を開けている
わけです。
しかもその口は毎年広がって行く。

歯科医療業界の難しい所は、その様な状況に追い込まれていても、まともな事もいえ
ないし、方針の打ち出す事も出来ないで居る、自身の宿悪の大きさです。
ここまで程に、溜めのない社会、余裕や糊代のない社会が来る事など、想像もしなかっ
たのでありましょうが、人間らしい思いやりのような物を、例えば歯科技工士である
とか歯科衛生士に向けていれば、少なくともあんたたちはまだマシだなどという怨嗟
の声を向けられる事もなかったのではないかと思う訳です。

本来共に声を上げるべき仲間を、相対的に敵にしてしまった事が、実は歯科医師とい
う価値を大いに奪ってきた、そんな事が表に出るようになった事が、中曽根時代から
続く社会保障切捨ての成果であるとすれば、何と皮肉なめぐり合わせであることか。

今の格差や貧困は国の政策中曽根時代から小泉構造改革そして今に至る社会保障の切
り捨ての結果なんでしょうが、それによって今まで上で暮らせた大多数の人が落ちて来て,
貧困に目を向けだした、たまたま其処に歯科技工士が居ただけで、歯科業界の問
題が認知されたとか関心が向いた訳じゃ無いのだな。
仮にここまで貧困や格差が広まらず社会がそれなりのままであれば、今も捨て置かれ
たままだったのだろう。
一連の小泉構造改革などは、確かに日本の社会構造をずたずたにしていますが、そう
でなくても、歯科技工士問題は捨て置かれてきた事に変わりは在りません。
社会をここまで壊して初めて目に見えるようになる歯科技工士問題とは、何と形容す
ればよいのでしょうか。 それ程に歯科技工士の怨嗟、怨念は深いのだと思います。

ここまで書いた所で、伝票改竄の話が飛び込んできました。
思いのたけはみな歯科MLに流しました。

正直不正をするなら自分で処理できる範囲で行なって欲しい。
後々歯科技工士に辻褄併せの改竄を要求するなんてなんと身勝手な事か。
やった仕事以上の請求をするような歯科技工所は存在しないと思います。
只でさえ大臣告示も履行されず、そもそも7割をラボが貰っても3割は歯科医院に残
るのでしょう?3割以上を歯科医師は取っているのでしょう?
それでも足りなくて、馬鹿にし足元を見ている歯科技工所に、不正がばれそうになる
と頭を下げるなんて。

歯科医師に、医療職の誇り、プライドを求める事自体が間違いなのでしょうか。
勝手に周りを巻き込まないで欲しい。 やるなら自分だけでやってください。
何時までも歯科技工士がこの問題で口を閉ざしている保障は無いのです。

国に対してモノを言えなくしているのは、歯科医師自身です。
歯科医師自身が血を流して見せなければ、誰も信じてはくれません。
搾取し利用し今また歯科技工士の立場の弱さや制度への無知をいい事に歯科医師だけ
が生き残ろうと言うのも虫が良すぎます。

多分、この歯科医院との付き合いは切れるでしょう。
歯科技工士だって身を律します。 只でさえ仕事が無いこの時期に、一軒もしかする
と2軒や3軒のお得意を失うことになるかもしれないけれど、もう改竄やでっち上げ
の共犯になるのは嫌です。


歯科医師たちがそうやって得てきた診療報酬というものが、減ってきた、立ち行かな
くなってきたとおっしゃられてもまだまだ物欲を満たすだけの余裕はあるわけです。
溜めがなくなったわけでも、余裕や糊代がなくなったわけでもないのです。

少なくとも、私ども生活費も残らない歯科技工士から見れば、或いは本当に行き詰
まった派遣労働者のような人から見れば、まだまだ余裕があり魔法のボールペンも健
在なのが歯科医師です。
本当の意味でワーキングプアや貧困と言う言葉を口にするのであれば、まだまだ甘い
としか言えないです。


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