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October 15, 2008

星を継ぐ者

表題はJ.P.ホーガンのSFデビュー作で、私が文庫本を手にしたのは1983年頃だったでしょうか。
ともかく読んでものすごく引き込まれましたね。

E・E・スミス、アーサー・C・クラーク やスタニスワフ・レムなども読んでいましたが、なんかもっと重厚で謎があって人間て何か?どこから来たのかと考えさせられて。
訳された巨人達の星シリーズは全て読んでいますが、未訳の巻もあるそうでどんな内容なのか出来れば読んでみたいと思います。

1983年頃と言えば、私もまだ25歳、なんとか限定解除も果たし、バイクはCB750FCで走り回っていた頃です。
歯科医院の院内ラボに勤め、自分の生活、仕事、将来に何の疑問も挟まず、一番幸せな時代だったのじゃないかと今は思います。

それから25年。
一体何が幸せなのかと思うくらい、今この職にあることが悲しくてなりません。
宇宙の歴史、地球の歴史、日本の歴史からしたら、この25年間などカミオカンデでニュートリノなどの素粒子が光る瞬間ほどの意味も無いわずかな時の流でしょうが、その頃に起きていたことが今の歯科業界、社会保障や国の形にまで関わる事になっていたなど、予想できるわけも無く、一瞬にも及ばない時の流れの中で、私に出来ることはせめて流に棹差して、波紋を起す捨石となるくらいかも。

月に残されたありえない宇宙服を来た人間の遺骸。

今の地球人は地球から生まれたものなのか?それとも宇宙から来た星を継ぐ者なのか。

明治以降の日本の歯科医療史の中で、歯科技工士は歯科医療から生まれたのか?それとも歯科医師から生まれたのか?

歯科技工士は歯科医療と言う星とはまったく別のところから生まれたと判断され、そして今、その存在を継ぐ者を失おうとしている。

J・P・ホーガンの未訳の作品。
それに書かれている、星を継ぐ者は誰なのだろう?どこから来てどこに消えたのだろう。
歯科技工士の将来も、未訳の作品同様に内容も結末も知らない方が幸せなのだろうか。

情念党投稿した文は本文へ。長文です。

今になって7:3に意味は無い、根拠は無いと言う事だそうですが。
では一体何故どう言う理由や意味を持って、昭和63年5月30日付厚生省告示第165号の
大臣告知が官報に出されたのでしょうか?
何故当時の日歯代議員会で委託料金問題が議題に取り上げられ、大阪の岡代議員など
は徹底的に日技や委託技工料金を設定しようとする事を悪し様に罵り反対したのでしょうか?

昭和63年5月30日付厚生省告示第165号に何の意味も無く、またその根拠も無いというので
あれば、日歯議事録に残るような議案になる事も代意義員たちの反発ぶりが新聞報道される
事態もそもそも起きないはずではないのか?
日技の議事録から見ても、大臣告示の裏側では委託技工料金をどうするかで、関係者が鬩ぎ
あっている様子が見て取れます。

関係者の念頭にあった鬩ぎ合いの基盤は、紛れもなく歯科技工士に委託される健康保険での
歯科補綴における歯科技工物の製作点数であり、根拠がないというのは、この場合は歯科医
師と歯科技工士とで7:3に配分する事自体に根拠がないというべきなんだと私は思います。
製作点数は100%が製作行為に支払われるべきで、管理と言うのであれば、製作側が事務的
経費、外向などの経費で3割、実際の技工行為に7割くらいじゃないかと言うならまだしも、
製作に関わらない歯科医師の管理料などと言うのもおかしい訳です。
言ってみれば、7:3の配分など、国が認めた官製のピンはねそのものなんですよ。

ここでよく出てくるのが、保険歯科技工士など存在しないと言う理屈です。
歯科技工士は歯科技工士、実質的に国内での技工は歯科技工士有資格者にのみ許され
る行為、歯科技工士法を守れば、保険技工を責任を持って製作できるのは歯科技工士
免許有資格者以外に日本国内には存在しない訳です。
大臣告示の前提として、委託技工料金を中医協や厚生省、日歯と協議していたのは歯
科技工士有資格者の代表たる日技であったのですから、この場合の委託技工料金とい
えば、健康保険法での歯科医療と保険補綴、保険技工そのものの事であり、製作者は
歯科技工士有資格者しかありえ無い訳です。
保険歯科技工士と言う立場は存在しないなどと、後になって保険歯科技工士などとい
う造語をでっち上げるまでもなく、昭和63年5月30日付厚生省告示第165号に繋がる交
渉事の当事者は歯科技工士そのものだったのです。

私たち歯科技工士が最初から自分達の資格など存在しないと言う前提で委託技工料金
を大臣告知として官報に記載しようと言う交渉事に臨むとでも言うのでありましょう
か?
一体どうしてこのような撹乱行為、事実のすり替え、後出しの欺瞞行為が許されるの
でありましょうか?

結局、国は歯科医師会の圧力に負けた振りをして、実質的には委託技工料金の固定
化、立法化を阻止し、実質的な診療報酬のコストアップ圧力を上手く摩り替えたとい
う事になるのでしょうか。

今ではこの7:3の配分が、診療報酬点数の配分に、実質的な市場価格を反映させる手
段になっているのだと言うから、拘束力云々以前に厚生労働省は大臣告知と通則5を
実際に運用している、診療報酬に反映させていると言う意味で、大臣告知は厚生労働
省による委託技工料金の官製ピンはね制度そのものであり、製作コストを反映しない
低点数を成り立たせる不の根拠に成ってしまっているのだと思います。

この不の構造を打ち破るには、大臣告知や7:3を無い物と歯科医師会歯科技工士会、
歯科医師歯科技工士が思い込むのではなく、本来の協議や告知の理由は委託技
工料金の制度化なのだったということを明確にし、厚生労働省がこの大臣告知や通則5を
点数配分や低点数化のために利用する事を阻止し、正しい認識と本来の意味と拘束力
を持たせる事で、正当な委託技工料金を製作点数として要求する根拠とするべきなの
です。

鈴木さんが再三言ってきた、7:3を武器にすると言うことは、こういうことなので
しょう。
そして7:3と言うのも本来は歯科医師、歯科技工士での配分ではなく、製作する上
での配分とするべきで、7:3が適用されるのは歯科医師が院内で自分の手で技工を行
なうか、同じく院内で歯科技工士に代行させた場合に限るべきであり、製作管理が歯
科医師の手が及ばない委託の場合は製作点数の10割を委託先に支払うように徹底す
るべきです。 歯科医師の取り分が減るとでも言うなら、それこそ技工も自分で行なって、
歯大工の本分を生かして見せればいいではないですか。
そのほうが患者さんもよっぽど喜ぶ。 そうじゃなくて自分がやった事にして、そもそも利潤も
無いような製作点数にリンクした技工料金を当然のこととしているから、官の搾取にただ乗りし
ていると歯科技工士から見られるわけで、自分で自分の首を絞めている事に気づいてない。

歯科医師は治療も技工も両方やっているのなら何も問題起きないはずです。
今の歯科医師はと言いますか、歯科医療は治療では儲かりませんね。
歯科が儲かると言う部分、保険でも(いちいち保険と断わらないといけないのも悲しい)歯科医院
の診療報酬に占める割合は技工がらみの補綴が半分を占める。
自費ならそれこそ技工製品のオンパレード。 インプラントで悪くも無い粘膜を切り裂き、骨に穴を
あけることが治療と言うのか私には明言できませんが、兎も角インプラントを治療として植え込ん
でも、最終的には上部構造を技工物で再現するしかない。
作るものの価値、そして使用される材料の価値がコストアップの理由、高い自費料金の理由だと
している歯科医師の皆さん、ほんとは自分の治療の腕こそ高い自費料金の理由なんだと言った
方がよろしいのでは。 
歯科技工士に作らせるものなどは、保険も自費も関係なく二束三文で手に入るものなんだと。

しかし歯科医師の治療の腕など誰にも評価できない。 
だって、日本歯科医師会には、会員の歯科医師が、他所の歯科医師の治療を受けた患者さんの、
以前の治療を見ても、それを非難しちゃいけないというお約束もあるそうで。
そう、だれも本当の評価はしない。 治療の質が一番分かるはずの専門家たる歯科医師がお互い
を評価できない。 唯一外部から客観視出来る歯科技工士は、輪をかけて沈黙を決め込むのみ。
それが濃縮されたのが保険診療保険技工と呼ばれるものだったら、それこそ国と歯科医師会歯科
医師による官民あげての搾取だと糾弾するべきなんです。
いや、この場合、歯科技工士が被害者じゃない、本当の被害者は患者さん、国民ですわな。
ですから、党首達が言う、訴えるべきは目の前の歯科医師だろ歯科技工士だろと言うのはよう分かる。

海外委託の容認も、歯科技工士法の棚上げも、国や官による、制度的なピンはねと歯科医師が
ピンはねするのに目を瞑るのも、全てがもっと大きな絵で描かれた国民に対する詐欺搾取なんだ
と思うべきですよ。 
国はこれをピンはねとは呼ばず、合理的な経費削減、歯科医療費の国民負担を減らす為だと理屈付け、
世論形成していこうとしているのでしょうが、国の負担が減ると言う事は、何の事無い国民の直接負担が
増えるだけなんだと誰も言わない。

企業からの税収は取らず、逆に企業の社会的負担である、正社員の厚生年金や厚生保険、
雇用保険などの企業側の負担は減らし、更には正社員そのものも減らして派遣社員やパートアル
バイトだけで収益を確保する。

国も企業も自分達の社会的責任だけは減らしに減らし、それを耳障り良く財政再建だ構造改革だと
言うが、実態は体のいい国民への付回し、負担の押し付け詐欺搾取なんです。

官や国の理屈に、こちらが理屈で解釈しようとすれば、岩澤さんの論文のようにならざるを得ません。
そうじゃなくて、本当に損をしているのは誰か?生活を奪われているのは誰かって言う事を考えるべきです。
そこに理屈もクソも無い、なんかおかしいと肌で感じたらそりゃおかしな事が起きているって事です。

自分が一緒になって加害者になっているのだとしたら、仕組みに気づいていながら一緒になっていい所だけ
つまみ食いし、搾取しているのだったら、そりゃ後味悪いでしょうよ。

分かっているから沈黙を決め込んでいるのか? それとも本当に分かっていないのか。

ところで、国の究極の歯科医療費削減策は、言うまでも無く補綴の国側負担を減らす事です。
これは同時に保険者(企業や雇用者)の負担を減らす事ですから、単純に言って患者側は多数決でも
勝てませんな。
一部企業や保険業者は、国の保険制度から外れたら、独自の商機だと言うことになりますから、
日米構造改革要望書にあった、国民医療保険の開放要求に答えると言う意味もあります。

歯科医師や歯科技工士は、そんな背景を知って知らずか、能天気に混合診療解禁だとか、
医療保険じゃまともな歯科治療や補綴はできないと、患者さんの無知をいい事に自ら保険外し、
保険からの補綴外しに邁進している訳ですが、いいんですかね?そんな事で。

国民の2割ですか?被保険者の2割ですか?実際に歯科医療を受診しているのは、皆さんが思って
いるほど多い訳じゃなさそうです。
わずかな国民が歯科医院を訪れてくれるのも、今はまだ健康保険法と医療保健制度がなんとか機能
しているからで、歯科医師やその治療が無条件で認められているからじゃ無いと思うのですね。
実際には残り8割の人達は、既に歯科医療を受けられなくなっているか、必要としていないかでしょう。
保険制度があるからかろうじて通院している今の患者さんたちも、混合診療解禁、実質的な補綴外し
となれば、窓口負担は補綴を除いた通常の診療部分だけでも実質負担増になるのだと分かれば、
一気に歯科離れが現実のものとなりますよ。

サブプライムローンから発した今回の金融危機で、日本の野村證券や三菱銀行、みずほ銀行などは、
破綻の危機にある外資企業を救済する為に、買収や株式持合いを決めたそうですが、これ、トロイの
木馬を仕込まれたと看破している小野寺さんの見方が正鵠を射ていると思いますよ。

とまれ、こんな流に棹差す81人を世の人達はどう言うのか知らんが、訴訟が炙り出したのは単に
海外委託の是非や歯科技工士の資格問題とだけではなく、歯科技工士と言うまったく目に見えない
歯車を外す事が、戦後累々と積み重ねてきた日本の社会保障、医療と言うものを崩壊させ最終的には
国民の生活を奪い医療に対する支持を失わせる、歯科からの最初の一歩となるやも知れないと言う事ですね。

一歯科技工士さんが言っていますが、出来る事をやっていくしかない訳です。
それに気づいた人が。
阻止できるか分かりませんが、一度歯車が外れたら、図体が大きいだけに壊れだしたら止まらないでしょう。
何も言わなかった、何もしなかったと後で後悔するより、やるだけやって思い知らせてやろうと言うのが
あってもよかとですな。 

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Comments

あまり歯科医師叩きは良くないですよ。
お互いの治療に口出さないのはトラブルを避けるため。あの歯医者の治療は悪いと悪口言う先生もいますが信用されません。
どの仕事でも同職の悪口を言わないルールがあるのは当たり前です。
国のルールに従って働いている人たちを搾取してる、ピンはねしているといった表現をするのも良くないです。
医師も歯科医師も一部は良くないことしている人もいますが技監が毎年そうした人の免許をはく奪し、また一部は無休で毎朝働いています。
批判する前に一生懸命なんでそこまでして働くか、働く人の現状や心理を考えてから物事を語った方が味がでて良い意見になるよ。

Posted by: みなとそふと | December 26, 2008 at 04:44 PM

>みなとそふとさん

コメントありがとうございます。
こちらのブログ、ほったらかしでコメントに気づきませんでした。
申し訳ありません。

アドバイス、ありがたく思います。
私の未熟さもあります。
制度や法に対する無知や誤解もあります。
それは多くの歯科技工士に共通する視野の狭さなのでしょうが。

だが、それを利用する輩が業界内にも同業者にも居ることは否めません。

売文家ブログに、歯科技工士業界組織の恥とも言うべき証言が連載されております。
http://blog.livedoor.jp/mensdigest/

歯科技工士業界に、若い人が残らないのも入ってこないのも、責任の大半は歯科技工士自身にもあります。
心して戦いたいと思います。

Posted by: G3 | February 23, 2009 at 11:12 PM

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