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November 24, 2008

バッシング

元厚生事務次官の殺傷事件で犯人と思われる人物が出頭し逮捕された。
TVで速報が流れたのは一昨日深夜3時ごろだったと思う。

ニュース速報のテロップを見て、即、もしやと思ったがやはりであった。
その後詳細のニュースは用事があって目にしていなかった。
今朝の東京新聞朝刊が、テロップの後に目にした唯一の報道と言う事になる。

 これまでの政治家や専門家のコメントでは、今回の事件は「テロ」ではないのかと言う事が主であった。
元厚生事務次官の殺害を昨今の年金問題や社会保障問題と絡めてコメントし、政治や行政の側にも、政策や制度構築、そして執行に課題があったことを逆に自ら認めているような、マスコミ批判を繰り返すどっかの無責任な派閥領袖まで居たわけである。 その人も厚生大臣経験者だね。

マスコミ報道を、言わばバッシングと捉えているのであろうが、厚生行政の過去と現在の状況をみれば、バッシングは当然だと思えるし、それを封じ込めようと言う政府与党のこれまでのやり方は、どさくさ紛れの立法も含めて自己保身と責任転嫁、何よりも断末魔の自民党による犯罪行為の糊塗にしか見えないのである。

このブログ自体も、今の流れであれば消されるか封鎖されるかだろう。


ところでバッシングといえば批判でもある。
批判される覚えは無いと与党政治家や政府、官公庁のお役人がどんなに反論しても、牛肉偽装や汚染米の問題はやはり農林水産省の責任だし、薬害エイズ、肝炎、消えた年金などは厚生省の責任と言うより立派な犯罪だと言える。

問題なのはバッシングは人格に向うと言う事出る。
本来なら法の不備、作為不作為の有無、制度の問題にこそ目を向けるべきであるが、それらの事にたいして抜本的な改革や何一つまともな対策が行なわれ無いで居た事や、為政者による逆に酷い小手先の改定や通達、解釈で済まされてきた事が、結果的に行政府への攻撃ではなく、次官と言う象徴に向いたと言う事ではないだろうか。

歯科に向うバッシングや批判も、漠然と「歯科医」「歯科医師」と言う象徴に向うことが多い。
国民からは何故か政府や厚生労働省、保険者や制度運営者へのバッシングや批判は起きていない。

歯科業界内部にしても、行政や制度への不満は鬱屈していながら、何故かバッシングや批判は「歯科医」「歯科医師」或いは歯科医師会や歯科技工士会と言った象徴や幹部個人に向かうことが多い。


国民の皆さんに対しては、私はもっと医療としての歯科、制度としての歯科、国民皆保険としての歯科を検証していただきたいと思う。

東京新聞の記事では、昔ペットを殺された事が次官殺傷の動機だと報道されている。
これとて警察発表であるから、何らかの誘導やバイアスが掛かっていないとは言い切れない。
同じく、歯科医療の様々な問題や報道にしても、かかる誘導やバイアスが無いかを国民にも一緒に考えていただきたいものだ。

はたして歯科医療に関わる、制度や行政の施策は万全と言えるのであろうか。
国民からの視線はそう言うところにも向けていただかねばならないし、業界内部の者としては、更に自浄と批判に耐えうる業務内容とするべきであろう。

で、マスコミに責任転嫁した政治家って反省する事無いのかね。

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