歯科は果たして医療か?その2
元より低点数、これは否定し得ない事実だが。
しかし、今でも低点数で高収入。 これもまた現実。
健康保険制度では個々の診療行為は細かく分類され、それぞれの行為に点数がつけられている。
これについての解説は、例えばみんなの歯科ネットワークにある、
「歯科の基本診療料について」などに詳しく解説されているので、ごらんいただきたい。
医科も歯科も同じ医療の土俵上にあるのであれば、医療としての行為に差があってはならないし、当然だが診療報酬に差が存在してもおかしいと思うのは、人情であろう。
しかし、上記の「歯科の基本診療料について」などを読む以外にも、様々な媒体で差が存在すると言う事は繰り返し言われてきた事です。
しかし、それが国民に正しく伝わっているとか、理解されているかと言えば、低点数なのに高収入と言う事実だけはなんとなくクリスタルな感じに理解されこそすれ、では実際の保険診療での、実際に行った行為に対する診療報酬だけで、それだけの高収入、つまり高点数がたたきだせるか、例えばその行為をするのにどれだけの時間がかかり、患者さんが実際に一定の診療を受けた際の時間内に、その点数を叩き出せる行為を行いえるのか??
実は、そういう疑問が、それこそ歯科のブラックボックスとして存在する訳です。
それを更に分かりにくくしてきたのが、歯科にお置ける自費、つまり保険外医療の存在です。
この混在について、過去の厚生省のスタンスは必要悪と言うか、ある程度目をつぶってきたと言うのが現実でしょう。
ですが、実際に自費の割合がどれくらいを占めているのかを、件数ベースで見る限り、表に出ない、裏でやってしまうケースが存在するにしても、全診療件数の1割にも満たないのです。
私が院内ラボに居たときは、朝から晩まで患者の途切れるときは無く、アポイント帳は真っ黒に埋まっていたのですが、それこそ15分毎に予約を居れ、それが横に2列あるいはその倍を、5台のユニットに常勤の歯科医師3名でそれこそ鶯の谷渡りよろしく治療していたのです。
今はその三倍規模になっていますが、患者数もかどうかは想像するだけです。
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