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March 2009に作成された記事

March 29, 2009

歯科は果たして医療か?その2

元より低点数、これは否定し得ない事実だが。

しかし、今でも低点数で高収入。 これもまた現実。

健康保険制度では個々の診療行為は細かく分類され、それぞれの行為に点数がつけられている。

これについての解説は、例えばみんなの歯科ネットワークにある、
「歯科の基本診療料について」などに詳しく解説されているので、ごらんいただきたい。

医科も歯科も同じ医療の土俵上にあるのであれば、医療としての行為に差があってはならないし、当然だが診療報酬に差が存在してもおかしいと思うのは、人情であろう。

しかし、上記の「歯科の基本診療料について」などを読む以外にも、様々な媒体で差が存在すると言う事は繰り返し言われてきた事です。

しかし、それが国民に正しく伝わっているとか、理解されているかと言えば、低点数なのに高収入と言う事実だけはなんとなくクリスタルな感じに理解されこそすれ、では実際の保険診療での、実際に行った行為に対する診療報酬だけで、それだけの高収入、つまり高点数がたたきだせるか、例えばその行為をするのにどれだけの時間がかかり、患者さんが実際に一定の診療を受けた際の時間内に、その点数を叩き出せる行為を行いえるのか??

実は、そういう疑問が、それこそ歯科のブラックボックスとして存在する訳です。

それを更に分かりにくくしてきたのが、歯科にお置ける自費、つまり保険外医療の存在です。

この混在について、過去の厚生省のスタンスは必要悪と言うか、ある程度目をつぶってきたと言うのが現実でしょう。

ですが、実際に自費の割合がどれくらいを占めているのかを、件数ベースで見る限り、表に出ない、裏でやってしまうケースが存在するにしても、全診療件数の1割にも満たないのです。

私が院内ラボに居たときは、朝から晩まで患者の途切れるときは無く、アポイント帳は真っ黒に埋まっていたのですが、それこそ15分毎に予約を居れ、それが横に2列あるいはその倍を、5台のユニットに常勤の歯科医師3名でそれこそ鶯の谷渡りよろしく治療していたのです。
今はその三倍規模になっていますが、患者数もかどうかは想像するだけです。

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March 27, 2009

第102回歯科医師国家試験・・・の結果

早速情念党井戸端にありました。

んで、リンクをたどって結果を見てみますと、結構厳しい結果となっています。
厳粛に採点されたと言う事なんでしょうか?

http://www.desnet.co.jp/mainfrm.asp?p=topics&f=102result

合格率だけ見ると、結構ばらつきがあります。
平均が67.5%と言う事ですが、各大学別や新卒既卒で、上は既卒が4人受けて全員合格のH大学歯学部もあれば、91人受けて20人合格で合格率22%のM歯科大学もあります。
現役で合格率トップは浪速のO歯科大学ですね。

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March 24, 2009

歯科は果たして医療か?その1

売文家ブログにこんな記事が。
「保険歯科医と自費歯科医をわけたほうがいい」2009年03月20日
http://blog.livedoor.jp/mensdigest/archives/2009-03.html#20090320


情念党では津曲先生らが、
「666 歯科医のワーキングプァ化の裏にある真実
★絶対に採算の採れない非常識な歯科の低診療報酬★」
http://www.saturn.dti.ne.jp/~thu-san/homepage/toukou61.html#666

一方、保険医協会の先生たちは、一例だが、
「保険でよい歯科医療」を実現させよう」
http://gate.ruru.ne.jp/tochigikyoukai/news43.html

日本歯科医学会の特別講演のファイル。
http://www.jads.jp/news/special_lecture.pdf

で、どこでもいい、Googleで歯科医院やインプラントでググって見てほしい。
検索にヒットする結果だけじゃなく、スポンサーリンクにずらっと表示される歯科のキャッチフレーズを見れば、
保険診療の保の字も無く、自費診療オンパレードである。

「無痛インプラント」 「究極の歯科医療を目指して」 「歯科治療でお悩み方必見」 

「土日診療実施」 「痛くない歯科」 「○○の女医による審美歯科」

「激安インプラント治療」 「居心地のいい歯科」 「治療費透明」

おまけに「最新の設備とホテルのような学生寮。歯科医師への道がここにある」


以上、どれとっても歯科は歯科である。
これらを一言であるとか、一つの事象として纏め様にも、旨くまとめてプレゼンできる人がいるのだろうか。

すくなくとも、売文家さんが書いているように、保険歯科医と自費歯科医を分けるだけでも、説明は楽かもなんて思うけど。

でも、今だって必ずそれを分けて説明を始めていて、それで纏まりがつかなくなっちゃうわけで。

歯科の矛盾。

これを例示して行こうと思う。



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March 23, 2009

許せ、無断転載。 でも、御用マスコミが報じない事。

情勢としては絶対絶命である。

もし逆転するとすれば検事総長を喚問するしかない。

小沢民主党の秘書は、黙秘を貫いているが

国策捜査なので、有罪にするべく起訴をすることで固まったようだ。

3月23日(月曜日)か24日(火曜日)に大々的に発表される。

マスコミ総動員である。

国策捜査なので、小沢秘書を起訴するということは

当然首相官邸、および与党政治家にも「朗報」として届けられて

与党政治家は狂喜乱舞しているらしい。

突然、麻生総理は日本酒7本を購入して「慰労会」まで上機嫌で

首相官邸でやっているという。


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March 20, 2009

説明できる歯科医療へ。 変えるよりいっそ潰せ。

では、どうするのかと言うことだが。


我々年代の歯科医師、歯科技工士がコンプレックスを払拭するためにプライドをお金で買ってきた付けが、我々世代を直撃するだけなら、それこそ自業自得ですが、
問題は世代間にも大きく影響を及ぼしていることです。

多分、頭が固まっている日歯や日技のお偉いさんには、今もっててめえたちのプライドの維持とコンプレックスの払拭のみが一大事であって、
本来、付回しをするべきではない、若い世代に一番影響が出ていることが分かっていない。

感じてはいるかもしれないが、自分たち自身が問題なんだとはこれほども思っていないだろう。

軟着陸でもハードライデイングでも、どっちにしろ我々世代の歯科医師歯科技工士は責任を負うのは当然。
それがこの社会からの退場だとしても。

若い歯科医師、若い歯科技工士たちが、我々世代と同じ轍を踏むことだけは避けてほしい。
そう思い提言することではないか。

虚飾と見栄とコンプレックスに満ち満ちた、歯科医療の実態から、医療としての歯科医療に変貌してほしい。

医療職であれば、法に則った医療行為を全うすることこそが、本来のプライドではないのか。

報酬や社会的な評価は、我々が歯科医療者の責任を果たしてこそ後からついてくる。

虫歯や口腔の疾病は、歯科医療者の虚飾や見栄を満たすためにあるのではない。

口腔の疾病や虫歯の痛み、歯並びやかみ合わせの悪さに泣いている患者さんや国民が居るのだ。

昨日のイオンの広告を読んだか?
賛否両論があるだろうが、事、歯科業界に限って言えば、同じかもっともっとわびなきゃいけない事実が沢山あるはずだよ。

私たち歯科医療者がそこに気づき、変わると言うことを、先ず世に知らしめなければならない。

矜持を示せるか?

そも矜持をもてるか?

年間の歯科医療費総額は2兆5千億円とも3兆円とも言われるが、それが真の意味での歯科医療の費用の積み重ねであるかは大いに疑問に思える今日この頃。
この金額が膨らみに膨らんだバブルと見られないように、必要なら、品質や治療とはかけ離れた現実の技工を、歯科技工士自ら切り捨てる勇気も求められるのかと。


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説明不能。 歯科技工士でありながら、説明できない歯科。

お彼岸と言うことで、親戚のおばさんや従妹と話す機会があった。

従妹は昨年に下顎の5番だと思うが単独でインプラントを入れたと、前回会ったときに聞いている。

今日はそのおふくろさんであるおばさんから、入れ歯の事やインプラントについて聞かれた。
入れ歯を外して見せ、この金属はチタンなのかとも聞かれた。
通常、そういうことは医院で言うだろう。

入れ歯を拝見すると、上下ともコバルトクロムの金属床。
まさか、チタンと偽ったとも思えないし、値段やニュースなどから、私のも、もしやチタンかと思っただけでしょう。

上は右の3番4番が残り、4番に頬側のみゴールドワイヤーを組み合わせたコンビネーションクラスプ、
下が4番から3番までと7番は一本残り、前は上と同じくコンビ、7番は通常のエーカース。

仕上げの状態も、ポストダムが少し当たって痛かったとかで修正されている以外は、硬質レジン人口歯の調整も綺麗なもので、ほんとに良く出来た金属床のパーシャルデンチャーだった。

それでもまだ不満はあるようで、娘さんのインプラントに触発されたからか、穴掘って植えるのはどうなのと?


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March 07, 2009

政府高官なるもの

政府高官が発した、「自民党には捜査が及ばない」発言が物議を醸しているそうな。

隣の酒屋の日本酒は舌の上で転がすとさわやかな刺激を醸してくれますが、日本の中枢で醸されているのは、
とてもじゃないがさわやかな刺激ではございませんな。

件の政府高官、誰かと言えば漆間巌元警察庁長官だというじゃあーーーりませんか。

今の肩書きは内閣官房副長官だそうで。

元警察官僚のトップが、捜査の行く末を今の時点であっちはオッケー、こっちはドボンとかやっちゃあ、
捜査や検挙の基準自体があっちへふらふらこっちへふらふら、明確な賄賂なんか無くても、
時の権力者に都合よくだとか、微妙なさじ加減でやっているのがミエミエじゃございませんか。

前回、自民党が下野した時も、なりふりかまわず社会党を取り込んで村山内閣を作り上げて復権し、権力に固執した自民党です。
今回も何でもありの策略でしょうか。

ところで西松建設の闇献金では、政治団体側から「請求書」なるものが発行されていたとか。

へ?

いくらなんでもそんなもの出しますかね・・・・・

ちょっとありえない。 検察庁たるものが、そんな請求書一枚を逃れぬ証拠と信じちゃうんですかねえ。


この西松建設の闇献金事件ですが、昨年から小沢さん嵌められるぞと警告がビンビン鳴らされていた。
ほんと、その時流されたメルマガのシナリオどおりの展開なんで、僕、笑っちゃいます!!てな感じ。

つい最近、自殺した永田元衆議院議員が、議員辞職に追い込まれたのは、「堀江メール」が実はでっち上げだと分かったから。

詳細については東京脱力新聞参照
http://www.uesugitakashi.com/archives/50347212.html

http://www.uesugitakashi.com/archives/50347813.html

考えてみりゃ、メールだって請求書だって誰にでも作れる。
ある特定の意図があるやつならば、それを作ってさも関係者の内部告発をよそって、しかるべきところに押し込むことなどお茶の子さいさいだろう。

ところで政府高官たる漆間氏。

いくらなんでも検察の取調べ内容を逐一報告されているわけじゃあんめえ?
それとも立ち会っているんかなあ。

中立の立場であるべき、内閣官房副長官が、取調べの内容や、捜査に前もってシナリオがあるように知っていて、御用マスコミにさも本物らしく流すのもどうよ・・・

さて、二階氏のパーティー券など自民にも飛び火したけど、パー券はよくて献金は×。
どっちも企業が政治家にかける保険と言う意味じゃ、お金の目的は一緒じゃないかい。


ところで、請求書とかをでっち上げた人物って一体誰か?
多分、政府中枢に居た人で間違いないでしょう。

国民の財産たる郵貯や年金を、ヘッジファンドなどに売り飛ばした、自らの国家犯罪が暴露されるのを恐れているんでしょう。


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March 06, 2009

西松建設と秘書逮捕その2

総選挙直近でのネガティブキャンペーンがまんまとはまった、西松建設疑惑です。

小沢さんをピンポイントの狙い打ち、森や二階や他にも自民の議員にもわんさかばら撒いていますが、現実に議員の口利きが重要なのは地方の状況を見れば誰もがうなずくところ。

献金の金額の多寡が検挙の理由らしくいわれていますが、企業が保険をかけていると言う意味では、献金自体が下心の表れ、賄賂そのものなんだし、罪と言うなら貰ったやつらは全部同罪。

恣意的なさじ加減で検挙するなら、しかもこの時期にやるなら国策捜査と言われてもしかたなかんべな。

きっこの日記
http://www3.diary.ne.jp/user/338790/

同じ内容でブログもありますね。
きっこのブログ
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/

ZAKZAKの記事から
http://www.zakzak.co.jp/top/200903/t2009030603_all.html

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日本酒の星

P1010035


http://www.president.co.jp/dan/

ただいま発売中のプレジデント社 DANCYU 最新号に、
本家の酒が載っています。

評価も高いようで、店頭販売も好調なようです。

庭に顔を出したふきのとうを味噌であえて、旨い地酒で今宵も一献。

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