歯科は果たして医療か?その5
山梨お口とコミュニケーションのMLに参加しております。
以前はみんなの歯科ネットワークの会員MLにも入っていましたが、方向性の違いもあって昨年で自然退会しております。
山梨お口とコミュニケーションは、主催の先生の人柄もあってか、とにかくフレンドリーです。
そして何よりも患者さんや人間に寄り添うという姿勢がすばらしいのです。
そして医療専門職と呼ばれるあらゆる職種の方が、肩書きや職種にとらわれることなく参加されております。
それ故に、今までそれぞれの枠やエゴにとらわれて言えなかった様な事も話題にできます。
昨今の医療崩壊は山梨お口とコミュニケーションの会員も直撃しているわけですが、私が感じるに直接的にお上や制度に不満はあっても、その影響を患者さんや地域住民に、そしてスタッフに不当に押し付けるのではなく、現場力で解決を図ろうと奮闘努力をするメンバーのすばらしさです。
痛めつけられている状況は日本中どこも同じですし、報酬のほの字もついてこないけれど、患者さんや住民を見捨てることなどできない、いや、中には国境を越えて海外で働く会員もいますから、医療とは目先の利益や不満じゃない、人類への貢献なんだなと思わされます。
そんな中、MLで歯科医師過剰問題や国家試験合格率、国試浪人、歯科衛生士や歯科技工士の問題について、
ごく一部の会員間で濃い議論がありました。
歯科のタブー、医科のタブー、そして医科と歯科との間にあるタブー。
現実に介護やケアが必要な多くの患者さんを前にして、私たちにある様々なタブーが患者さんの治療や介護に対し、プラスに働いていると言える部分は殆ど無いでしょう。
ただ、患者さんにはどんな不利益があるかなんて分かりはしません。
漠然と患者さんも医科と歯科とは別物なのだと思っているのではないでしょうか。
本来医療というのであれば、そんな違いや壁はあってはならないものなんですが。
タブーに切り込むには、まだ越えなければならない私たちそれぞれの有形無形の壁や受けとめがありますが、
歯科がこれからも生活の医療であり続けたいのならば、逃げずに向き合わねばならないことだと思います。
歯科は果たして医療か?
今日も買い物に行った先の八王子ヨーカドー3F。
美容院やファミリーレストランと並んでランチのメニューと見まがうように、しゃれた自費のメニューがディスプレイされていました。
メタボン30%OFF 通常価格10万円が会員は7万ほど。
会費無料・・・
もっと安い歯科医院もどんどん出てきているんですけどね。
歯科をすべて同じ枠でくくるのはもう限界かもしれません。
一般の歯科医院は美容外科ではないと思うのですが、現実はもう医療としての歯科は表に出せないのでしょう。
The comments to this entry are closed.
Comments