検察のさじ加減
歯科業界に居るもので、日本歯科医師会の闇献金事件を知らないものは居ないでしょう。
未だにそのダメージから立ち直れて居ないのが、一般の歯医者さんや歯科業界を構成する者たちだと思います。
唯一、もう関係ないというか、禊は終わったとばかりに知らん顔を決め込んでいるのが、当の日本歯科医師会なんだから笑えます。
小沢さんを辞任に追い込んだともいえる、西松事件ですが、日本歯科医師会の闇献金事件や与党自民党の大物代議士や現職官僚の闇献金は不問のまま、なぜ野党民主党の党首小沢氏だけが狙い打ちになるのか、それも与党の総理大臣が低支持率で四苦八苦していた時期にだったのかと言うことで、なんかなあ~~って言う違和感を覚えた人も多かったと思いますよ。
で、裏はどうあれ、検察は日本歯科医師会の闇献金事件では、臼田日本歯科医師会会長らは逮捕しましたが、自民党の大物はすでに議員を辞めていた村岡さんだけが逮捕され、主犯格の総理経験者や幹事長経験者、参院自民党のドンらはお咎めなしだったように、西松事件でも与党の面子は白を切って逃げ切りっつーか恩を売っておいて、どっちにしろ政治家や官側の傷は最小限に抑え、民だけを切り刻んでお上の力ここに在りを天下に知らしめ、一罰百戒とすればよしツー事なんでしょうかね。
それにつけても最近審議されている外国人何たら法や、探せばいっぱいある国民を直接管理しようとする法案や法改定の数々。
国家統制、それも実質は官僚統制、国民の奴隷化を画策しているとしか思えないこの国の流れを、どうしても邪魔させたくない権力の怖さと言うものを強く感じますね。
多分、麻生さんも飾り物であって、与謝野さんだってどうでもいい存在。
戦後脈々と続いてきた眞の権力支配国民支配が完成するかどうかと言う時期に、絶対に法案を完成させたいと言う勢力の権勢が、検察を動かし、与謝野さんには民主を笑えないはずの、財源の裏づけなど無い赤字国債を乱発させているのでしょう。
国家財政がどれだけ赤字を重ね、破綻しようとも、痛みを感じ今後塗炭の苦しみを負うという失政の付けはすべて国民に向かうのであって、顔も名前もその存在すら表に出てこない宦官や鵺達には痛くも痒くもないのですな。
前回総選挙で幻想を見せられ、昨今の社会情勢を見れば、それがどれほど酷い嘘八百であったかが分かるはずなのに、お上にいい様に洗脳され続けるわが同胞たちは、次総選挙で確実に破滅への一票を投じるんでしょうかね。
検察のさじ加減と言うものが、必ずしも検察の正義感だけではないことを、国民は敏感に察知してほしいし、それに対抗するには国民のさじ加減がすべてなのですが。
画像は東京新聞取材班「自民党迂回献金システムの闇」角川書店平成17年9月刊と、日本歯科医師会が差額問題で国会招致された際に会員向けに発行した歯科医療業界の展望その(1)。
これは非売品ですね。 発行されたのは昭和51年2月。
ん?体質変わってない?反省も無い?
んじゃ、軽トラック3台分の押収資料も日歯に返還されているというし、じっくり分析した上で、そろそろその(2)を発行するべき時期じゃないかな。
今回は会員向けだなんていう非常識なポーズじゃなく、全国民に向けてね。
きっこの日記2009/5/11の飛車角落ちの民主党 5~7は笑い話だったらいいけど、事実はどうなのって事は各自判断してください。
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