« August 2009 | Main | October 2009 »

September 2009に作成された記事

September 15, 2009

ある所感。 悲しく加藤さんへ。

確かに代議員会ではっきり言っているわけですね。

何人位からを大手と呼べばいいのかわかりませんが、規模もさることながら、業務の内容もただ少しくらい人数が多くても、やっていることが皆保険の分野ばかりであっては、生き残りは厳しいのではないかと思います。

仮に大手を人数で言えば、100人規模のラボがそう言われるのでしょうか。
それとも売上額によって大手と零細を分けるのでしょうか。

でも、やはり国が直接に絡むのですから、皆保険分野で規模を見るべきなのかもしれません。

私は今もって、皆保険と自費との整合性のある理屈?を纏められないでいます。
歯科はなぜこんな風になってしまったのか、

インプラントやその他にも、厚生省は医療用器具や何かという許可や認証は与えています。
しかし、皆保険には収載ありません。
当然のように歯科医師たちは植えまくっているわけですが、一方で年間7千件とも言われるインプラントの失敗や事故があると言われています。

医科の、例えそれが美容整形やレーシックのような自費の分野であっても、年間7千件もの事故やミスが起きていれば社会問題化するのが普通です。
ついこの前もレーシック手術のミスや感染症で、数十人規模の医療過誤でも問題になったばかりです。

それが何故、歯科というだけで問題にもされず、多くの患者さんたちが酷い目にあったまま放置されているのでしょう。

消費者庁が切り込んでくれるかわかりませんが、内部告発なり、患者さんからの訴えが無ければこれも厚生省はスルーなのでしょうか。

皆保険の分野でも、本来なら、合わない義歯を入れられたら、消費者庁に訴える位のことがあってもいいでしょう。

しかし、医療は消費ではないとでも言い出すような気がします。

話がそれました。

大手といえば、シケンや問題の和田、営業ラボの成田くらいしか思いつきません。
群馬にアルファというのがあって、250人くらいの規模と聞いたこともあります。

もうひとつ、フレキシブルデンチャーの保険収載を、最近、院内ラボを首になってしまった友人が言っていました。
業界問題に興味のなさそうな友人の口から出てきたので、以外というか、むしろ真実味を感じてしまいました。

熱可塑性樹脂ですら普及していない状況で、評価の定まらないフレキシブルです。
単純にバルブラストを入れようとした、あの人を潰す為だけの意味では無いでしょう。

皆保険の分野では、長く補綴物の新規収載がありませんでした。
多少、点数が厳しくとも歯科医院は飛びつくのではありませんか?
知り合いの先生はそれを否定しませんでしたよ。

歯科技工士を縛る法制化と、新規収載という、一見すれば飴の様な改定。
しかし、点数の付け替えだろうから、一方で外されるのはどんな項目なのか。

大きな目で見れば、技工分野の制度化で、国は責任は果たしたと言う事になり、後は、現場の歯科医師や歯科技工士がモラルを持った行動をすれば良し、そうはならずにさらに酷い事になったとしても、自費であればそれは国が直接に管轄する分野ではないし、言ったように制度化し責任は果たした以上は、皆保険の分野でもこれ以上の責任は、現場にあると言える。

最終的には、皆保険の補綴はフレキシブルデンチャー程度に縮小されてしまい、歯科技工士の需要自体は皆保険からも外されてしまう。

そんな気がしています。


そんなこんなで、歯科技工士会が言うように、歯科技工所や歯科技工士ばかりが構造基準などの法制化で縛られたとしても、まさに工業規格として必要だからというようなもので、皆保険を中心とした歯科医療の中では、歯科技工士の存在はより限定され、医療職である必要も無くなっていくのではないか。
つまり和田が望むように、助手でよいし工員でいい。

技工というか、歯科補綴を歯科技工士に渡った時点からいくら厳しくしても、実は今であっても品質的にはそれほど酷くないのではないのか?
本当に問われるべきは、チェアサイドでの手ぬきやいい加減な施術を放置している現実にあるのではないのか?

そしてそれを何一つ表に出せずに、酷いうものをさらに酷くしてきた私たち歯科技工士の弱さにもあるのかなと。

そうなると、大鉈を振るわれてしまうのも仕方が無いかなとも思うわけですが、しかしなぜ歯科技工士ばかりがと言う思いも消せません。

政権交代があっても、むしろ、歯科技工士に対する厳しい視線は大きくなるような気もします。
民主党のマニュフェストを見ても、厳しい網が掛けられるのは技工の分野であって、補綴の起点である歯科医師の施術やチェアサイドの品質は問題にされない。 それではおかしいと、何度も話はしたのですが。

ただただ、規模や構造だけで切り捨てられては浮かばれない。
なんとも虚しい。


レセプトオンライン化で対応できないとか、お金がかかると言うことなら、80万円くらいの助成をするという話も、歯科医師たちにはあるそうです。

比べたくいは無いけれど、農家や自動車メーカーにも政府は税金をつぎ込んだわけです。


零細歯科技工所に厳しい基準を果たすのなら、せめて改善に対する助成や、抽出成型器など機材購入の補助や助成制度を同時にやるくらいはしてもいいと思うし、他の業種であればそうしているでしょう。 それが業界団体や組織の仕事だと思います。

しかし、飴は歯科医師に行くばかりで、日技は本来の役目を果たさず、非会員どころか会員にすら情報を流さない。 救済と言うか、準備万端整えているのは大手ラボの経営者ばかり。
零細ラボを代表した代議員たちであっても、代議員会や総会での発言や動議を封じ込められ、後は虚しく法制化や改定の結果を迎え入れるばかり。


私の考えがほらですめばいいのですが。

| | Comments (1)

日技代議員会の記事

情報発信 歯界良好 http://www1.bbiq.jp/fukuoka8020/

前から気になっていたHPです。
もしかしたら、訴訟の取材に福岡からも来てくれるあの方かなと思い当たるわけですが、確認はしておりません。
違っていたらごめんなさい。

9月14日更新のダイジェストに、日技・代議員会の取材記事があります。
ぜひご覧ください。

気になるのは、代議員会の後の総会で、

「海外技工問題で激しいやり取りが行われたが、その他には特段の議論は無く、20年度決算議案などを了承して閉会した。」

と言う所。

これについては私も詳しくは聞いていません。 
記者さんたちやTBSのクルーの皆さんは、総会まで取材していたのでしょうか。
上記記事を読むと、取材に残った記者さんのようですが、さて、議論の内容はどんなだったのか。
話題?に挙がったものに、HPやブログもあったらしい。
それなら、読んでくれてありがとうございますです。

あ、ここじゃない?失礼しました。

案外、オフレコ的な議論が多くて、記事にできないと判断されたのか・・・・・


追記です。
同一記事から何を読み取るか。
私に足りない洞察は、加藤さんのブログ★「構造設備基準と品質管理指針」法制化が狙い からお読みください。

| | Comments (0)

September 14, 2009

ぎ~~ちょ~~~~~~!!

発声

どこからともなく上がる「意義な~~し」の言葉。
出たのかなあ。

国会での発声は与党の期待の若手が担っていたと思う。
「議~~~長~~~~~~!」
自民党時代は野田聖子氏や小渕優子氏が特訓を受けていたっけ。

議員総会や代議員会での動議や発言、そして建議書。
それをどう扱うかは、まさに議長の腕の見せ所。

皆さんも、先日の自民党両院議員総会のTVニュースをご覧になっていると思います。
誰に投票するかでもめたシーン、「動議です」とはっきり言っていましたよね。発言者は。
細田幹事長も無視できず、その場で若林議長が決議を取らざるを得なかったのでした。

その際の、麻生さんの「本人に聞いてやれよ」発言や、マイクを若林さんに投げつけるように向けた態度で、麻生さんの底が見えたと感じた人も多かったでしょう。

このような会議の場合、前もっての根回しや、誰がどう発言するかとかの打ち合わせや対策も、執行部のお仕事です。
発声を誰に割り振るかと言う事も、時に明確な指示で、あるいは暗黙の了解で行われているものです。

しかし、決められたシナリオでは何もかもが隠蔽されてしまいかねませんし、そもそも発言をする意味も無くなってしまいます。

だからこそ「動議です」とはっきり詰め寄ったのが、自民党議員総会の場面です。


一方で、動議や建議書の提出が予想される場合、そして執行部側にはどんな手段を使ってでも潰さねばならないお上との協議上のお約束がある場合、第90回日本歯科技工士会代議員会のような、不可解な結末となるのであります。

今日の歯科ニュースによれば、建議書の取り扱い、

「関東ブロックが“賛否”を求めたが、議長裁決で採り上げられなかった。」

とあります。 
先の記事では、この部分を私は却下と読み取りましたが、どうやら議長がその職権で「預かり」とされたようです。

これでは何のための動議や建議なのかさっぱり分かりません。


少なくとも自民党議員総会のほうが、その場で決めてくださいと言う若手議員の言葉をきちんと受け止めています。

決をとれば負けると分かっているから、採決から逃げた。

それが事の真相でしょう。


このまま、訴訟判決だけでなく、来年の改定まで知らぬぞんぜぬを決め込むのが日技と厚生労働省との、表に出せない協議の意味なんでしょう。

どちらにしろ、小竹議長はその立場を利用して、中西執行部と厚生労働省を守ったと言い張るのでしょう。
しかし、何から守ったんでしょうか?
何を守ったんでしょうか?

歯科医療の当事者である国民や、多くの歯科技工士は、そこから何を得るというのでしょうか?

守るべきは国民の安心安全に付与する歯科医療と医療保険なのではないのか。

代議員会といいながら、決をとらせない、代議員たちに主導権は与えない、そう言う示し合わせがあったのでしょう。 

日本全国からお集まりになった代議員の皆さんのご苦労を思うと、そんな代議員会なのであれば、開催する価値すらありません。 
国民のためを思うのならば、異議なしではすまない話だと。

ここまで腐っているなら、変わらねばならないと土俵際の自民党からしても相手にはされないと思いますね。 
ある民主党の議員に中西からコンタクトがあり、会ったという話は議員から聞いています。 総選挙の前ですが。
今からひよってもさて、成果は出ますかね? 

| | Comments (2)

お言葉ながら

二日間、PCから離れておりました。
土曜日はとにかく寝た。 よう寝ましたね。
日曜日は自治会の草刈。 

草刈と言っても場所によっては高所作業車がなければ手も足も出ないような崖上の藪を伐採するようなものだから、素人にはきつい。
自治会で対応できる範囲を超えてます。
普段は住民が手の届く範囲で刈っているのですが、それだと頭上1メートルくらいが限界で、まさに緑のトンネル状態。
それを、空が見えるようにしたかったのですが、体力が持ちません。
軽トラックの荷台からさらには梯子を掛けて、崖にも上って。
時間内に自分ひとりで出来るのは20m程度。 最終的には30mくらいに渡って伐採できたと思いますが、空は遠かった・・・

軽い熱中症になったのか、今も頭が痛いです。


「原告団とは、これ以上話せない。歯科技工物の海外委託で話をするとしたら、個人としてではなく公の組織である」
今日の歯科ニュースから。


お国の立場を背負って立つ、厚生労働省の一課長さんなどが言っているのだろうと思います。
多分、国家公務員というのは上は総理大臣から下ははて?肩書きで見ちゃ駄目だな。

ようは、国家公務員ならどなたさんも個人じゃなく、国家としてモノを考え行動せなならんのだな。
そこはわかるが。

だが、どんなときも私ら国民が面と向かい合うのは、国家と言う馬鹿でかいものじゃなく、それを代表する一人か二人の人間だ。
建前論で来られたら、バックなんか何もない個人にゃ太刀打ちできないね。

それは置いても。

ながーーいスパンで、歯科技工士像を具現化する日技の立場は認めよう。
そうこうしている内にも、業界に若者は集まらず、皆保険は形骸化されているというのに、何十年前からの取り組みに、今頃、結果や成果が出てきたと。

屍累々なんですが。 

お上と、日歯や日技とが繰り返し言う、協議云々の結果、どんな事がアウトプットされてきたのか。

その間にも、歯科医師は9万人以上に膨れ上がり、歯科技工士は有資格者だけなら歯科医師並の10万人、歯科衛生士は前々記事では約12万と書いたが、これ少なすぎで実際は20万人くらいにまで膨れ上がっていたのだ。

いくらなんでも多すぎだ。 なぜ、こんなにまで養成し有資格者を輩出せねばならなかったのか。

歯科医師過剰、低点数、海外委託、職務範囲。あれもこれも。

国と日歯、日技、そして日本衛生士会とは、どんな内容の協議をしてきたのか聞いてみたくもなるだろう。

協議をしているとの報告がなされるばかりで、内実は開示もされない。

そこで、海外委託について何を協議したのかを問うても、お上も日技も黙して語らず。

結局のところ、諸々の歯科問題で、お上と組織とが言う協議していますというのは、何も結果を出さない、求めない、責任取らないと言う事の裏返しじゃなかろうか。

海外委託問題について、個人が訴訟を起こしたものと、お上と組んで日技が大所高所からお言葉を発するのはそりゃ組織の勝手だ。

そうやって先延ばしにしている間にも、何かが裏で動いているし、歯科技工士の資格はペーパーと化して行くのだ。 悲しい事に、結果が求められる事には先延ばしか事なかれが選択されるのに対し、裏で進められている事柄には、結果が出されると言う事だろう。

建議書も議長採決で却下だと言う。 執行部は何を嫌ったのか。

「個人が起こした訴訟に、公の組織は介入できない」

やろうとしていたのに、面子を潰されたと言うのならまだ分かる。

分からないのは何故日技がやらないのかと言うことに尽きる。
協議しているからと言う。
ならば、何時、結論が出ると言うのか。 先延ばしにしている間にも、人はこの業界を見限り、大学や修士課程を設置しても誰も入ってこないだけなのだが。

| | Comments (0)

September 10, 2009

煩悩は続く

歯科衛生士と歯科技工士の有資格者数のだいたいを12万人、10万人としたが近い数字だと思う。これがすべて就労していたら、過剰も過剰、多すぎなのである。 歯科医師もいまや10万人を超える勢い。 歯科衛生士や歯科技工士はお上の誘導と保険者の負担減要求、

それプラス歯科医師の生き残りのための都合、そして同業者間での競争や搾取と言う二重三重四重の圧力と戦ってきた。 その結果残ったのが歯科技工士で言えば3万5千人といわれる、就労歯科技工士数である。

歯科医療費の総額が変わらず、新規歯科医師数だけがあと6年は現行のまま推移すれば、それと同数かそれ以上が退場するしかないだろう。ワンマンディレクトリィでも何とかなってしまうのが歯科医院だということであれば、はじき出されるのは歯科衛生士と歯科技工士だ

ワンマンディレクトリィだけで済む歯科医療をお上が目指しているのかどうかは定かではないが、歯科医療費が変わらなければ結果的にはそうなっていくだろうし、
それ以外は自費や混合でとなるのだろうが。

次回改定の目玉と言うのも、あたかも新規技術の保険収載を謳いながら、一方で収載分の点数と相殺する形で、丸められるか外されるものが出てくるし、
外さずとも、レセプトルールの恣意的運用で請求できなくするだろう。

現状でも歯科医師だけの働きで、歯科医療が成り立っているわけではない。 海外は歯科医師の裁量権と言い切り、では国内では有資格者への委託は歯科医療ではないと言う。 あるいは歯科衛生士であれば名前だけの雇用や、歯科助手を使って、やっても居ない請求を黙認する。

歯科医院の中だけで納まらないことも、本来は歯科医療なのである。 お役人の文言、歯科医師の身勝手でもって解釈がいじくられているが、歯科医療は歯科医療だと思う。 

皆保険でそんな身勝手がまかり通り、本来必要とされる歯科衛生士や歯科技工士が歯科医療に位置づけられないまま、自費や混合を認めれば都合よく丸く収まると言ような問題ではないのだが。

しかし、官僚は財源を盾に、来年の改正からでも実行してくるのだろう。
日歯も日技も組織防衛だけの観点から、既にこれに合意しているものと思われる。 
いや、狡猾な官僚達の事だ、この事にしても自民党や日歯、日技からの要求に従っただけだと言うのであろう。
国民がこの事を黙認すればよし、仮に見直しを求められても官僚は堕ちた自民と日歯、日技を生け贄に逃げ切りを図るのだろう。

追記

尚、次期改定での新規技術の保険収載が急がれる理由は、訴訟対策もあるだろうが、もっと大きいのは実質的な就労歯科技工士の削減、それに連動しての歯科医院の削減にある。 増えすぎた歯科医師がお上の敵なら、補給を断つのが当然だろう。

既に歯科技工士の養成は半減しているし、歯科衛生士もそれに続いている。
歯科医師も国家試験での足切りだけではなく、歯科大学の淘汰にかかっている。
歯科技工助手制度の導入と裏表一体で、3万5千人の就労歯科技工士の大半を占める個人ラボや少数ラボを追いやる事が厚生労働省と官僚にも、日技にとっても喜ばしい選択なのである。

我々は、ガス抜きの発言機会に満足している場合ではないのだと思うが。

| | Comments (4)

一切苦

歯科技工の海外委託問題訴訟は8月5日に結審し、判決は10月14日に出ます。 その間に政権交代がなされ、自民党政権下であれば門前払いであった歯科技工、歯科技工士問題に対し、与党マニュフェスト以上の動きが起きるのか?結局官僚の保身に現場は潰されるのか?

原告の一人として、固唾を呑んで見守っているところです。

こうしている間にも、神奈川歯科大学の巨額損失や学生の不祥事など、特定の私立歯科大学へのネガティブキャンペーンがマスコミにリークされ、歯科業界は救いようがなく腐っている(事実だから悲しい)自滅して当然だと言う世論が形成されつつある。

国と言われてきたが、実態は官僚たちによる机上の施策であったのが皆保険。 とりわけ歯科は、実態に即した診療の内容よりも、どうレセプトをするか(歯科医院側)させるか(官僚、保険者側)で診療報酬点数を好きにしてきたと言うのが実態。

患者さんが一日7人とか8人の歯科医院も多くなっているが、そういうところで歯科衛生士や歯科技工士を雇用するのは不可能。 ならば何故歯科医院経営が成り立ってしまうのか?歯科衛生士や歯科技工士の役割とは何なのか?

そも、歯科衛生士や歯科技工士が足りないと言うが、それは専門学校への志望者や学生、新卒が足りないと言っているのであって、有資格者が足りないと言う意味ではない。 歯科衛生士の有資格者なら12万人はいるのじゃなかろうか。 歯科技工士だって10万に達するはずだ。

なにも歯科衛生士は若くておっぱいの大きい子で無ければならない理由はないはずだ。 しかし、歯科医院の大半は、そんな事を売りにしてやしないか。 実際にメイド歯科医院なんてのがあるのだ。 爺にとってはこの世の見納め冥途の土産だな・・・・

ところで中医協での歯科医療改定なんて、厚労省医政局歯科保健課の技官が数人で数あわせをしている事実にお墨付きと言うか、委員全員の合意を与えているに過ぎない。 そこで何かが変わるわけじゃないのだ。 民主党の言う政治主導がここにも及ぶ事を期待している。

歯科技工の海外委託問題訴訟で東京高裁の提案した進行協議の場に、担当官庁は正式には出てこなかったわけだが、拒否しますと言う弁論まで拒否したわけではない。 裁判所に足を運んで正式に拒否したと言うのが正しい。 日歯や日技にいたっては原則論で足も運ばなかった。

拒否の弁論の為に裁判所まで来たお役人は、厚生労働省の担当者だけだと思うのだろうが、実はそれだけではない。 そこに、実はこの問題が個人の損害賠償でしょと言う原則論では抑えきれない訴訟の本質が覗き見える。 もうひとつ来ていたのはどこの官庁だと思うのだろうか、皆さんは。

私にはまだまだ悟りが足りない。
何かや誰かのせいにしてはいけないと何度も思うのであるが、そしてまた加藤さんが言われるように、歯科医師と力を合わせて行かなければ歯科技工にも歯科技工士にも先は無い事はわかってはいるのだが。

一切苦

今も私はその只中に居る。

| | Comments (0)

September 07, 2009

どこで切っても金なんだな、歯科は・・・・・

神奈川歯科大学が巨額損失を出したことは、皆様ご存知のとおり。

これをネタにすると、関係者がかわいそうだから書かないでくれと言われた事もあります。
書かないように要請するより、書かれるような失態を重ねない事が大事だと思うのですが。

朝日新聞の記事に対して、こりゃ、意図的な厚生労働省などのリークだ、廃校廃科への地ならしだとのご意見も散見します。

これだけ歯科が金の問題や、学生の質の問題、国家試験合格率の問題やら歯科医師過剰問題で、国民世論の注視を受けているときに、わざわざ潰してくださいと言わんばかりの損失や失態を繰り返しているわけで、
まるで、先の総選挙で惨敗した某政党のように、失言、無責任、他人事、そして誰が見ても嘘八百の新聞広告・・

ダブりますなあ。

駄目な政党や議員は、選挙で落とせますが、駄目な歯科医師会や歯科大学、そして歯科医院は選挙など無いし、お上の強権でもってしてでも、何らかの淘汰は必須でしょう。

そういう意味で、何も世論に対してまどろっこしいマスコミ広報など使わずとも、ばっさばっさとやっても厚生労働省は叩かれるよりもむしろ、賞賛されるんじゃないでしょうか。

とにかく、歯科は自爆です。 身から出た錆です。

患者さんたちや国民の皆さん方は、歯科に対しては常に自衛と言う事を念頭においていて欲しいと思います。


もうひとつ、視点を変えて、政権交代でどうなるのか?

今後、与党となった民主党から、旧与党である自民党と官僚たちとの癒着や馴れ合いが糾される事が予想される。

そういう場合、官僚たちがとる態度はどんなものだろうか。

徹底抗戦もあるだろう。 すべての責任を自民党や公明党になするつけるような事もあるだろう。
少なくとも隠された議員関与の証拠が官僚から出される事もあると思う。

どっちにしろ、民主党に取り入ろうと言う官僚の行動は既に始まっている。

歯科はどうか?

官僚にとって保身のためならこれくらい叩きやすい業界も無い。

結局、政権交代があってもスケープゴートにされるのが業界の運命と見た。

中西さん、ミドリのおばちゃん、彦ドン。

さあてお手並み拝見だ。


| | Comments (1)

付け替え請求や架空請求も必要悪だと言うのであれば。

つまり、歯科は不正で成り立っているんだということになります。

必要悪だと肯定するのであれば。

そしてその為に自家撞着に陥っているのも歯科です。

今後、大幅な淘汰や間引きが予想されますが、その良い口実をまさに、この必要悪と言う理屈が与えているわけです。

患者減、低点数、歯科医師増。

医療費を増やし、コストに見合った点数設定に誘導していく事が望ましいのは当然ですが、低点数だから何でもあり、患者やコデンタルスタッフの不利益は当然と言う理屈で、保身を決め込む歯科医師や歯科医師会に対して、無条件での歯科医療費増額がなされるかは疑問です。

これだけ、コデンタルスタッフが離職し、資格がただの紙切れになっていながら、歯科医院や歯科医師は一見すれば困っていない。

困らない理由はどこにあるのでしょう。

必要悪を甘受しているから困らないのだと言えませんでしょうか。

今後、点数を上げるにしても、必要悪を当然だとする歯科医師たちの傲慢さが改善されるかは、歯科医師たちのモラルにかかっています。
しかし、そんなものを誰も信じないからこそ、傲慢さややり得が許されないシステムの構築が望まれるのでしょう。

そういう面で見れば、歯科医師会や歯科医師からは非難の多いレセプトオンライン化にしても、お上からすれば当然だと言われるでしょう。
少なくとも大義はあちらにありますし、政権交代されても、むしろ、メスが入る事はあっても、必要悪だから許されると言う理屈は排除されていくのではないかと期待してみております。


| | Comments (0)

不正請求の基準は必要悪で説明できるのかな?

例えば技官が独自解釈したり、こっちの技官は良いと言うのに、あっちの技官は駄目だと言うような、存在しないルールによって不正とされる部分は除き、やっていない以上は算定の用件を最初から満たしていないにもかかわらず、請求がまかり通っているラバーダムや、衛生士が存在しなかったり、衛生士に請求だけさせて実際には歯科助手にさせているような、あるいはスケーリングやSRPをやっていないのに点数を取るような事は、これは明らかな不正請求と呼べます。

これが件数的に、また金額的にどのくらいになるのかわかりませんが、多くの保険医が低点数を理由に必要悪だと言って改善を図らず、放置し続けていけば、このような明らかに不正と言えるようなものは、歯科医師を淘汰、あるいは間引くための良い口実になるものと思います。

この10年間、歯科医療費が2兆5千億円前後で固定されており、過去4年間にいたっては2200億円の医療費削減のスケープゴートにされてきた歯科医療費です。それでありながら、2年毎の改定では確かに上がる部分もあったりしたわけです。 しかし、その財源は元より無く、むしろ減らされていたわけですから、上がったと言えるのも実際には点数の付け替えに過ぎず、また、金パラなどの高騰に対して多少の応対がされたと言うに過ぎないわけですから、皆保険制度での歯科医院経営はデッドラインのままです。

お上が点数の付け替え程度の改定で、医療費を改善したと言い張れば、現場の歯科医師たちはどう対応してきたのでしょうか。
消えた銀歯の謎も、実はここいらへんに理由が存在するのではないかと。

歯科医療の現場としてはやったことに対して点数が設定されていない事や、逆ザヤである事などから、その対策として、お上に対抗するかのごとく、やって無くてもとりあえずやったことにして算定できる項目があれば請求する形で、点数を付け替える事が当然の生きる知恵としているわけでしょう。歯科医師会というのはそういうノウハウを伝達する組織でもあるわけです。

しかし、この請求モデルにも限界があります。

金パラの実勢価格が安く、材料差益が存在するうちは、虫歯と言うものはなんでも銀歯でやってしまえば、数を頼りに歯科技工士に最低限の技工料金を支払った残りであっても利益は計上できていました。ところが完全に逆ザヤとなってしまえば、そしてそこに加えて患者数の減少や虫歯も減ってきたとあっては、元より歯科医師自身が技工作業全部を行っても利益など出ない現実が重くのしかかり、不利益なものは治療として選択しない流れになっていくわけです。
その延長線上に、例えば院内ラボで皆保険の銀歯や差し歯を専門に作製してきた歯科技工士が給料の減額や退職要求されるわけです。

結果的にこれは日本人の口の中を見れば、銀歯だらけだと言うような事がこれから減っていくようにも思えます。 銀歯に変わりうるホテツ物が皆保険に収載されていれば、そしてそれが多少なりとも歯科医院に点数や利益を落とすものであれば尚良いわけですが、今のところこれと言ったものは存在しません。

そこに、良心的な歯科医師たちの苦悩も存在します。
銀歯の選択は必要最低限に抑え、変わってチェアサイドで歯科医師自身の手技で最終ホテツまで行える、レジン充填が選択されるようになって来てはいます。


歯科医師たちや歯科医師会というものは、これまでの懲罰的改定に怒りの声は上げますが、では何故懲罰がなされるかについては、一切言及しません。確かに技官たちの恣意的なルール乱用や、歯科医師の治療上の裁量権や治療行為そのものとは懸け離れた医療ではないレセプトと言うルールだ、請求のためのルールだとしか言いようの無い皆保険の点数制度を、日常の診療行為に当てはめる事には限界があるのでしょうが、それに流され尚且つ最大限に利用してきたのもまた歯科医師であり歯科医師会であります。


政治力でそれをゆがめようとしたり、必要悪と言う解釈で意図的な付け替えや架空請求を繰り返してきたのも歯科医師であり歯科医師会です。
それに対して何一つ反省の言葉も、組織的な改善への対応もなされていません。出てくるのは懲罰への恨みそれのみです。

患者である国民や、国が求めているのは懲罰に対する恨みつらみの声をあげる事や、必要悪を当然の権利と声高に主張し、保険で駄目ならより目先の金になる安易な自費や混合診療への転換では無いと思います。
そこに現場が気がつかないことには、歯科医療や皆保険制度の将来に希望などありません。 


| | Comments (0)

September 05, 2009

歯科業界、時代は既に淘汰と言うべきなのだと思う。 

歯科医療者の誰もが漠然と感じながら、言葉にできない事に「淘汰」があると思う。

例えば皆保険の歯科医療でこれまでのホテツ治療の中心であった銀や金合金を使って、歯の形を修復する、歯科の一般には理解されにくい専門用語(これ、中医協でも問題にされたようですね、納得です。ブログでも当たり前に使ってきましたが反省してます。)で言えばホテツの歯冠修復と言う治療が、歯科医師の診療方針から外されて、数値で言ってもものすごく減っている、


歯冠修復処置、歯冠補綴処置が減少している((単純インレーは、ここ10年で550万→180万件、全部鋳造冠は、ここ10年で2300万→1800万件、前装鋳造冠は、ここ10年で1100万→800万件に・・・中道先生の論文より)

以上、みな歯科、歯科技工士の高齢化ますます進む より抜粋。

というような按配で、これにより、院内で銀歯を作ってきたような中高年の歯科技工士が、院内ラボから消えていく事態となっています。

これも、形を変えた淘汰現象だと見る事が出来ると思うわけです。

首を切ったのは雇用者たる歯科医師ということではありますが、大きな視点で捉えれば、医療費削減や、歯科医療というパイに対して、歯科医師のみが裁量権を持ち、利権も押さえ、それでいてパイは増えないのに歯科医師だけが増えてしまう事から、歯科技工士がはじき出される、つまり、淘汰だという事になります。

同じく、歯科衛生士にしても、歯科衛生士がらみの不正請求が横行しているわけですが、その一方で歯科衛生士にパイを与えないという意味で、やはり歯科衛生士が淘汰されていると言えましょう。

ここまでは、とりあえず歯科技工士や歯科衛生士の淘汰で済んでいたわけですが、次はいよいよ本丸たる歯科医師たちの具体的な淘汰に進むようです。


そこで、歯科医師や歯科技工士、歯科衛生士の皆さんがよく言う言葉に、患者さんの為に何々をしている、やって行けばいいのだと言う様な、自分だけはそうする事で生き残れるのだという、実は根拠など無い願望。

まあ、そう言うのはその人達の勝手なんですが、そうしている間にも、淘汰の動きはより強くなり、また、誰が誰を淘汰するのか、しているのかと言う現実も、実は皆さん理解されていないようで。

患者さんのためだとか、良いものを提供しているとかいう呪文みたいなものは、まあ唱えているうちは構わないのですが、多分、それすらも根拠など無い事にいずれ気がつくと言う事態になるのじゃないかと思います。
それと言うのもいくら誰それの為だと言っても、その裏には自分だけが金をもうけるため、生き残り贅沢をするためだと言っているのが透けて見えるからです。 お上も世間もそんなのはとっくにお見通しです。
言えば言うほど自分たちが厚顔無恥だと触れ回っているようなものなんです。


無差別の淘汰が始まる、いや、既に始まっている今に於いては、根拠の無い願望よりも、むしろ淘汰する側に回るような、行動や意思を持つ事の方大事なんだと思います。

それは必ずしも個人的な願望やエゴと言う意味ではなく、これまでの制度やシステムに、実際にぶつかってゆく、少しでも変えていこうと行動する事でのみ、生き残れるのではないかと言う事なのですが。

こんにゃく問答じみていますが、お暇な方はじっくりと考えてみてください。


蛇足ですが、自分でも今捉えている上のような感覚を、うまく言葉に出来ないでいるのです。
加藤さんや川島さんであれば、このもやもやをうまく言葉に変えてくれるかなと感じています。

でも、複合的な階層的な淘汰は既に始まっているはずです。

それに対して歯科医療者、それも歯科技工士のほとんどが無関心か無責任な対応です。
今の世の流れに対しても、期待しないと一見醒めた風を装っている歯科技工士が多いように感じますが、
期待しないと言うのも、裏を返せば何かに期待してきたと言う事であります。
自分は動かない他力本願でです。

それが、例えば歯科技工士会と言う組織への期待であったり、歯科技工士会の執行部であれば国会議員になるとか、与党自民党に擦り寄ればいいというような期待であったわけです。

しかし、そんな期待がどんな結果を生み出してきたかに気づけば、自ら動くしかないと考えるべきなんです。
その動きが脇本さんらの訴訟であったわけですし、私にとってはその行動に参賀する事が自然な行動でした。

期待できないという人達には、多分に日技のような組織にも期待できない、自民党のような賞味期限起きれた政党にも期待できない、そして政権交代がいざ起きても、やはり政治などには期待できないと思ってしまうのでしょう。
あるいは、自分たちが信じた組織の限界や賞味期限切れも理解しないまま、過大評価してかの人が率いる組織のも出来なかったんだから、もう変えるなんて無理だよと思ってしまうのだろうか。


しかし、政権交代を起こしたのも、脇本さんたちやわずか二人の情念党、みんなの歯科ネットワークのような、人や組織に期待できないなら、自分が動くと言うような、志井の人々の動きが民意を動かしたのだと思っています。

歯科に於いて言えば、今回政権交代を果たした各政党のマニュフェストに書き込まれた歯科技工や歯科技工士という言葉の存在が如実に物語っているのです。
何もしてこなければ、公明党のように電話でのゼロ回答でおしまいです。
日技が擦り寄り続けてきた自民党のように何も変えない何もしませんでちょんです。

期待できないのではない、あなた方の行動こそが期待を生み出すのだと言う事に希望を持ちましょう。

                                      久保田



| | Comments (1)

September 03, 2009

「政権交代」歯科は変われるか?

「政権交代」 これが、8月30日に行われた衆議院選挙で国民が出した答えでした。

政権が民主党に変わったからと言って、劇的に変化が起きるとしたら、それは政府や官僚システム、政治の話であって、歯科医療の現場での話ではありません。

国民の生活に直結した歯科医療が変わるには、民主党や政府が代わってやってくれるというような期待をすることなど、それこそ問題です。

民主党や政府への期待を持つ事自体は、悪いことではありません。 だが、期待だけでは何も変わりませんし動く事も無いでしょう。 
そうではなく、これまでの無関心、他人任せや組織依存を振り切り、私たちが行動し、声を上げて変えていく意思を持つ事が大事なんだと思います。

私事ですが、どの政党に投票するのかと言う決定を下す上で、大きな判断材料になったのが、各政党のマニュフェストも勿論ですが、そこに現れない、例えばこれまでの与党の歯科政策、組織の関わりなどですが、決定的だったのは選挙期間中に新日本歯科医師会が行った、各政党への歯科医療政策に関する公開意向調査でした。

個人では何も出来ないと諦めていたのが、これまでの現実ですが、例え個人や少数であっても、はっきりした意図を持って、各政党に働きかければ、確かな手ごたえを得られる事がはっきりしました。

各政党への公開意向調査(2009年8月総選挙での各政党の歯科の政策)スクロールしていけば、各政党の回答が読めます。


このように、しっかりと歯科医療政策を取り上げてくれる政党が、これからの政権を担うわけです。

ただ呆然と見ているのではなく、歯科医療者の一人一人が、安全安心な国民の歯科医療に寄与してゆくために、例え一人であっても声を出し、行動していく人間へと変わる事が、求められるのだと思うのです。

医療法、健康保険法、歯科医師師法や歯科衛生士法、歯科技工士法など、それぞれの法律はあっても、そして制度と言うものがあっても、その制度を実質的に支配し動かし、決めてきたのは政治家でも組織でもなく、本来は国民に奉仕するべき立場の官僚たちでした。

私たちが仮に政治家を動かし、法律を変えたとしても、旧来の仕組みの中では、制度自体を動かし支配する官僚に対しては意味を成さないものでした。昭和63年大臣告示などはその最もたるものでしょう。

政権交代で変わって欲しいとしたら、まさにその部分が変われるかどうかです。
法があっても制度は別。 そんな官僚制度にははっきりとノーを言い決別するべき時です。そして業界のエゴからも。

| | Comments (0)

« August 2009 | Main | October 2009 »