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September 10, 2009

煩悩は続く

歯科衛生士と歯科技工士の有資格者数のだいたいを12万人、10万人としたが近い数字だと思う。これがすべて就労していたら、過剰も過剰、多すぎなのである。 歯科医師もいまや10万人を超える勢い。 歯科衛生士や歯科技工士はお上の誘導と保険者の負担減要求、

それプラス歯科医師の生き残りのための都合、そして同業者間での競争や搾取と言う二重三重四重の圧力と戦ってきた。 その結果残ったのが歯科技工士で言えば3万5千人といわれる、就労歯科技工士数である。

歯科医療費の総額が変わらず、新規歯科医師数だけがあと6年は現行のまま推移すれば、それと同数かそれ以上が退場するしかないだろう。ワンマンディレクトリィでも何とかなってしまうのが歯科医院だということであれば、はじき出されるのは歯科衛生士と歯科技工士だ

ワンマンディレクトリィだけで済む歯科医療をお上が目指しているのかどうかは定かではないが、歯科医療費が変わらなければ結果的にはそうなっていくだろうし、
それ以外は自費や混合でとなるのだろうが。

次回改定の目玉と言うのも、あたかも新規技術の保険収載を謳いながら、一方で収載分の点数と相殺する形で、丸められるか外されるものが出てくるし、
外さずとも、レセプトルールの恣意的運用で請求できなくするだろう。

現状でも歯科医師だけの働きで、歯科医療が成り立っているわけではない。 海外は歯科医師の裁量権と言い切り、では国内では有資格者への委託は歯科医療ではないと言う。 あるいは歯科衛生士であれば名前だけの雇用や、歯科助手を使って、やっても居ない請求を黙認する。

歯科医院の中だけで納まらないことも、本来は歯科医療なのである。 お役人の文言、歯科医師の身勝手でもって解釈がいじくられているが、歯科医療は歯科医療だと思う。 

皆保険でそんな身勝手がまかり通り、本来必要とされる歯科衛生士や歯科技工士が歯科医療に位置づけられないまま、自費や混合を認めれば都合よく丸く収まると言ような問題ではないのだが。

しかし、官僚は財源を盾に、来年の改正からでも実行してくるのだろう。
日歯も日技も組織防衛だけの観点から、既にこれに合意しているものと思われる。 
いや、狡猾な官僚達の事だ、この事にしても自民党や日歯、日技からの要求に従っただけだと言うのであろう。
国民がこの事を黙認すればよし、仮に見直しを求められても官僚は堕ちた自民と日歯、日技を生け贄に逃げ切りを図るのだろう。

追記

尚、次期改定での新規技術の保険収載が急がれる理由は、訴訟対策もあるだろうが、もっと大きいのは実質的な就労歯科技工士の削減、それに連動しての歯科医院の削減にある。 増えすぎた歯科医師がお上の敵なら、補給を断つのが当然だろう。

既に歯科技工士の養成は半減しているし、歯科衛生士もそれに続いている。
歯科医師も国家試験での足切りだけではなく、歯科大学の淘汰にかかっている。
歯科技工助手制度の導入と裏表一体で、3万5千人の就労歯科技工士の大半を占める個人ラボや少数ラボを追いやる事が厚生労働省と官僚にも、日技にとっても喜ばしい選択なのである。

我々は、ガス抜きの発言機会に満足している場合ではないのだと思うが。

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Comments

民主党の支持基盤である日本労働組合総連合会の(2009.6.15)2010~2011年度(2009年7月~2011年6月)「政策・制度 要求と提言」抜粋です。
3.安心できる社会保障制度の確立
①診療時のインフォームド・コンセント(患者に診療の目的.内容を説明し、同意を得て治療すること)の着実な普及をめざして、院内掲示等による患者への周知徹底を含めて療養担当規則等に義務づける。
②個人情報保護法の施行により原則開示が義務づけられたレセプト開示の周知徹底をはかる。
③都道府県の提供する医療情報サービスについて、新たに追加する情報として、医師の履歴、技術、経験等や、手術のアウトカム情報(注1)も公開を義務づける。
⑤良質の医療を受ける権利、身体的安全が確保される権利、情報を得る権利、医師や医療機関、治療方法を選択する権利等を規定した「患者の権利法」を制定する。
(2)地域の実情に応じた医師・看護職の不足解消と適正配置を進めるとともに、医療機関の機能分担と連携強化に取り組み、良質で安心の医療サービスを提供できる体制を確立する。
⑨医師国家資格については、専門的な能力や知識を保つために5年ごとの更新制とし、「更新時研修」を義務づける。更新しない場合は資格停止も含めて検討する。
⑩歯科医師の臨床研修も将来的には2年とし、薬剤師の臨床研修を必修化する。
⑯すべての医療機関が、2011年までにレセプト電算処理システムの実施が可能となるよう体制整備を進める。
⑱「医道審議会」(注'2)の委員に保険者と患者代表を入れる。
⑲国が行う保険医療機関・保険医等の指定や取り消しの権限を強化する。
⑳医療事故、診療報酬の不正請求、脱税、犯罪等による医師免許の取り消しや保険医療機関・保険医指定取り消しの基準を明確にし、厳格に適用する。
21国や都道府県に寄せられた苦情や、保険医療機関・保険医等に実施した指導・監査の内容を公開する。
22国や各都道府県に医療従事者、保険者と労使代表、弁護士等で構成する医療に関する苦情処理.解決機関を設置する。苦情内容については、原則として公表する。
(3)診療報酬制度の「包括.定額化」への転換、薬価算定ルールの見直し、透明性の確保等により、だれにも分かりやすく、信頼できる医療保険制度を確立する。
⑤中央社会保険医療協議会(中医協)委員は、現行の三者構成の維持を基本とし、患者・被保険者代表が必ず参画できる仕組みとする。また、医師以外の医療従事者代表等を加える。
⑥「保険外併用療養費」(注16)は、患者の安全性の確保を最優先し、安易な拡大を行わない。
⑭レセプト審査機関における審査委員会のあり方については、社会保険診療報酬支払基金、国民健康保険連合会ともぃ厳正かつ適切な審査機能が発揮できるよう、患者、被保険者代表の参加の検討も含めて、そのあり方を抜本的に見直す。
⑮保険指定医の定年制については、医師国家資格の更新制度の内容を踏まえ検討する。
⑯「保険免責制度」や、医療費の総額管理制の導入論議は、保険給付の切り下げにつながる仕組みであり、"安心の給付を損なうものであることから、導入しない。
⑰患者の医療に対する理解を促進するため、すべての保険医療機関に対して、患者が求めた場合には、医療の個別の単価が分かるレセプト並みの明細が付いた領収書の無償発行を義務づける。
(4)効率的で質の高い医療サービスを確保するため、患者・被保険者の代理人でもある保険者の機能を充実・強化し、国保と被用者保険が共に自立的な運営を行うため、保険者規模の適正化等、基盤を整備する。
①保険者は、レセプト審査の強化と審査体制の拡充をはかる。エビデンスの明確でない検査項目については見直しを行う。
③医療事故や医療費の不正請求に対して、苦情処理機能と被害者委任による保険者の代理交渉権を確立する。
④保険者による効率的な運営が行えるように、医師・医療機関等との直接契約、費用総額をめぐる交渉権を確立する。
⑤保険者に対する保険医療機関および患者等への調査権の付与をめざし、当面、都道府県の医療機関等への調査に、保険者を参画させる。
⑪保険者は、レセプトの減額査定(注21)によって、患者の一部負担に過払いが生じたときは、金額が1万円以下であっても医療費通知で被保険者に対し確実に通知する。また、医療機関に対しては、払い過ぎた患者一部負担の返還を代行する。

Posted by: 民主党の「政策・制度 要求と提言」 | September 11, 2009 at 08:06 AM

http://www.independent.co.jp/news/newsf.php
新たな政権与党にも歯科医療政策を堂々と提示
2009年9月10日
 日本歯科医師会の大久保満男会長は、9月10・11の両日にわたり開催された第164回代議員会で挨拶し、政権与党の民主党と日歯がどのように付き合っていくかについて要旨以下のとおり述べた。
 各地でなぜ自民党と付き合うのかとの問われた際、私はかねてより自民党が与党だからと答えてきた。議院内閣制のもとでは与党が全ての法案を作る責任がある。それが国会に提出されて初めて与野党が議論するわけだが、最終的には国民が政権を託した与党案が通るのが現実であり、それが従来の自民党との関係であった。
 日歯の最大の役割は国民の健康と生命を歯科医療を通してどう守っていくか、その政策を外に向けしっかり打ち出すことにある。従って、与党という存在を抜きにすることはできない。新たな与党である民主党に対しても、我々が信じる歯科医療政策を堂々と提示していく、その内容は相手が自民党であれ民主党であれ変わるものではない。それは「国民の健康と生命を歯科医療を通してどう守っていくのか、そして守るためには会員の歯科診療所の経営が安定しなければ完遂することはできない」ということであり、この一点において相手が変わろうとなんらブレるものではない。民主党が診療報酬改定等にどのような考えを持っているのかなどの問題は今後出てくると思う。今この時にも国民の生命と健康を守るために歯科診療を行っている6万5千会員のプライドを背負った医療政策を打ち出すことが我々の責務であるから、新たな与党である民主党と信頼関係を築きながら、政策提言を続けていく。

Posted by: 新たな政権与党にも歯科医療政策を堂々と提示 | September 11, 2009 at 02:25 PM

http://yaplog.jp/jajaja/archive/572
弟のブログで
地震にけっこう詳しいんだ 厚木に住んでて でもって 地震研究してま

Posted by: 関の哲 | September 13, 2009 at 07:47 AM

関の哲>

ありがとう。 弟は元気かい?

政府はパニックが怖いから、地震情報は流したくないのだろうと勝手に思ってます。

Posted by: G3 | September 14, 2009 at 01:36 AM

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