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February 07, 2010

「半農半技」とはなあ・・・馬鹿言うにも程がある。

豊橋の例を見るまでもなく、医療として患者さんが居る事から起きる需要よりも、実は医療職である歯科医師や歯科技工士が食うために、躍起になって需要を掘り起こしているというのがなんとなくお分かりいただけるようななった今日この頃、技工では食えない状況がはっきりしてきましたが、皆さん、いかがお過ごしか・・


色々な結果として、若い歯科技工士達が姿を消し、専門学校も定員割れ、しかも入学しているのは女性が多いというわけですが、歯科技工士は女性に向いているのかなと今更ながら思ってみたり。

結果なんですよね、今の状況は。 当の歯科技工士達が目指してきた事じゃなく。


今やワンマンラボのような小さな規模で開業している歯科技工所は、大半が50代以上の年代になったようです。
若い人たちもそれなりに頑張っているようですが、それとて30代後半から40代でしょう。
女性のワンマンラボと言うのは少ないと思います。

先日、友人から送ってもらった日技広報誌の巻頭言ここは加藤さんのブログからご覧いただくとして。
一読してずっこけました。 少なくとも、今の業界を支えている歯科技工士の存在はそこには無いですね。
フレッシュな人材として女性歯科技工士を持ちあげていますが、どんなもんなのだろう。
女性が大半だから、9割ともいわれる若年層の離職率を改善したいと言う期待からなのか。


所で昨年から言われていた、中医協での歯科技工士関連の議論。
ここに来て、院内歯科技工士の存在が加算要件となって決定を見たようです。
なるほどねえ。

増える女性歯科技工士を繋ぎとめる手段として、歯科助手も兼務できる女性歯科技工士の雇用創出が、頭にあったということなんでしょう。
厚生省や歯科医師会との密接な議論の結果として、中医協に提案された院内歯科技工士加算。
それに時を合わせての日技巻頭言。

良く出来てますね。


しかし、存続の危機に立っているのは、これから入ってくる女性を含めた若い歯科技工士問題ばかりではなく、技工では食えなくなって廃業や倒産に直面している開業歯科技工士達なんですが、そっちへの配慮も対策も全くないですね。

笑えるのは、多様なライフスタイルとか言って賞賛しているけど、実際は食えないんだからさっさとアルバイトをしろとか、もう趣味でやってくれとか、極め付けなのは「半農半技」とか言って、とりあえず、当面の米や野菜は自分で作ってくださいと言うような信じられない造語。

プロの農家だって、流通に載せてお金になる米や野菜を作るのに苦労していると言うのに、食えない歯科技工士が片手間や趣味の延長で鍬を握った所で、いったい何を栽培できるんでしょうかね。
これはもう、日技と言う組織と、これまでの歯科医療政策を掌ってきた厚生省とが紡ぎあげた、出来の悪い三文オペラですよ。

ぶっちゃけ、日技執行部にさるお方にしても、すでにその経営する企業は死に体も同然。
業界大手や営業ラボの支援を貰って、存えているというのが現実。
2回の参議院選挙立候補で、会員の積み立てた大事な政治資金も、大半はどぶに捨て、おひざ元は廃業寸前。

すがれるのは、公益法人たる日技と言う存在だけ。
何も知らない会員達は、納めた会費が、歯科技工士のためや歯科技工所経営のために使われていると思っているのでしょうけど、はてさて。

院内ラボの歯科技工士加算と言っても、加算が入るのは歯科医院であって、当の歯科医技工士にどれだけの増収になるのか。
アルバイトでいいとか、助手兼用と言うのじゃ本末転倒だと思うが。
下手すりゃ加算欲しさに名義貸しなんて起きるかもしれない。
既存の開業歯科技工士には何の意味もないです。

それでも厚生省のお役人あたりは、ここまで崩壊した歯科の責任は明後日の話とばかり、日技の担当役員を前にして、「飴なんだからな、ありがたく思えよ」位はいったかもしんない。
ついでに、厚生省相手に裁判起こしている奴らを何とかしろよ、でないとお宅の会社だって傾いちゃうでしょと皮肉の一つも浴びせたかも。


そもそも17年通達に際して、厚生省は歯科技工士が居なくなったんならごにょごにょとかあったわけだ。
居なくなった理由なんて誰もが無視。
ついでに何万人と居る辞めて言った歯科技工士や有資格者、さらには執行部や大手ラボからすれば邪魔で仕方ない、今開業しているロートルの歯科技工士達も無視。

歯科技工士の資格なんて、院内ラボで歯医者さんの裁量があってやっとこ意味をもつものでいいと。

国内で技工を行うなら、資格じゃなく、企業としてやればいいと。

邪魔なのは歯科技工士法なんだから、通達一枚で棚上げだ。

皆保険制度での歯科技工は、もはや食えない。
食えないから歯科技工士の資格を取っても辞めていく。
しがみ付けばライフスタイルとは程遠い、生きるのがやっとの生活。
その制度設計をしたのが厚生省であっても、責任と言うものはどこにもない。

在るのは、国民や患者さんの存在を無視した、厚生省と日歯、日技の阿吽の呼吸だろう。
そこに大手ラボや営業ラボの損得勘定と、生き残る為の方策が加わる。
持ちつ持たれつの関係に、弱小ラボやワンマンラボは存在しない。 ん?会費払っているんじゃないの?
これ読んでいる貴方?

大事ですよ、会費は。特に日技への送金分は。
止めちゃうと、執行部の誰かさんの生活費もなくなっちゃうし、経営ラボの運転資金も無くなっちゃうから。


そんなことを言っているうちに、昨夜は報道特集NEXTで中国製歯科技工物は安全かって報道がなされた。
ニッケル合金を扱っていて一番危険なのは、当の歯科技工士。
研磨で吸うわヒュームで吸うわと癌まっしぐら。 ついでに貧乏まっしぐらで、日技の描くライフスタイル以前に死んじゃうんですけど。

今回は、中国技工物への視点だったけど、次回はその死んじゃいそうな日本の歯科技工と歯科技工士問題にズームインしてくれることを期待。
いっそ偽金パラ事件や、代用合金である保険の金パラにだって金属アレルギーの危険がある事も報じてほしい。
厚生省は結局、歯科なんて重視していないし、そも国民の健康など考えてない事だけは確かなんだから。

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