闇に射す光 ニッケルクロム合金の保険導入に見る、国民軽視の議論。
歯科の保険制度は、ある意味、人体実験だったんだね?と思える事実。
これもまた、歯科の夜より深き闇の中に存在してきたものだろう。
今、一条の光が射し、厚生省官僚の国民軽視、安全や安心を全く省みない姿勢が明らかになるのであろうか?
情念党井戸端会議から
ここに、「ニッケルクロム合金の問題」についての、こんな議事録がある!
◆参議院社会労働委員会議事録(昭和63年3月24日)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/112/0200/11203240200003a.html
(要旨)
○薮仲委員 それでは、その辺の経緯をちょっと。
日本補綴歯科学会のきちんとした専門雑誌でございます。この中で、クラウン・ブリッジ用材料に対する考え方でございますけれども、この中にニッケルクロム合金の問題について書いてございます。ここをちょっと読みますと、「昭和五十七年十二月末、全く突然にニッケル・クロム合金を鋳造歯冠修復用材料として保険診療に採用することが中央社会保険医療協議会において決定された、後に述べるごとく、鋳造修復用合金としては種々問題が指摘されていた金属であるだけに、高度に専門的な判断を要するニッケル・クロム合金の採用については、専門学会である補綴学会に事前に諮問があって然るべきであると考えるが、実際には中医協での決定の直前に保険導入に同意して欲しい旨の電話が日本歯科医師会から学会長宛にあったとのことである。しかも即答を求められるという慌しさであったので、三谷学会長は取敢えず常務理事の範囲内で意見をとりまとめ、ここからが大事ですよ、「ニッケル・クロム合金の保険採用には同意できない」とはっきり言っている。
○下村政府委員 その当時の経過は私ども必ずしもつまびらかではございませんが、当然歯科医師会等に事実は確認してあるというふうに考えております。
○薮仲委員 ここには当時の読売新聞もあるのですよ。五十七年の十二月二十日、これはニッケルクロムの不正事件のときです。このときにばたばたと保険に導入されて、世間を騒がせたのです。この記事の中に、天下の読売さんの記事をそのとおり読みますが、このとき大分の歯科医師会長、この方は日歯の専務理事ですけれども、毛利さんはこう言っているのですよ。
これについても見解をちょっと聞きたいのです。「ニッケルクロムは金銀パラジウムに劣らず、」これは「劣らず」になっているのですよ。これは日歯の専務理事の意見なんです。
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何度同じことやりゃ、気が済む!
冷静に?
冷徹に、の間違いジャロ・・・
月俣さんにお会いした事は無いが、もしや、ピカッと光の射すようなご容姿をされているんじゃないかと。
とにかくこうやって、あちこちから光が見えてくれば、歯科もすこしは明るくなるかもしんない。
今のところ、月夜の晩ばかりじゃないんだぞってな囁きが聞こえてきそうなんで、おちおち外も歩けないんですが(笑)
ともかく、件の議事録は長文です。
一応、その部分を抜き出して、記録用に本部HPにアップしました。
お暇ならご覧ください。
ついでながら、危険な発癌性物質を含んだ金属を紹介した時のブログ記事
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