歯科の夜より深き闇第二弾!? 報道特集NEXTの歯科技工問題放送は明日17時半から
多くの人に見てもらいたいとは思うのですが。明日13日17時30分からの、TBS報道特集NEXTは歯科技工問題の第二弾です。今回も、ある分野で衝撃の走る内容になりそうです。
関心のあるか方、歯科業界関係者は必見かもしれません。
歯科医師や歯科技工士よりも、例えば、豊橋でインプラントの植立が乱発され、医院規模や患者数からしても、異常としか思えない数のインプラントが、その歯科医院に納入されていたら、普通の感覚ならどう感じるでしょうか?
売り込むインプラントメーカーや、歯科材料商は何も責任は無いのでしょうか?
長妻大臣は、記者会見で
(大臣)
これについての背景も調査する予定にしております。いろいろな調査がありますが、国外に制作を委託する理由で一番多いのが、国内で制作する技術、材料がないという回答をしたところが、46%という調査結果も聞いておりますす。技術、材料がないということが価格の問題も入っているのかどうかを含めて、背景に構造的な問題があるのか、ないのか、あるいはこの一カ所だけの話なのか、かなり拡がりのある問題なのかについても実態把握をして行きたいと思います。
こう回答していますが、メーカーや材料屋さんはどう思うのでしょう。
保険診療などでは使えない、最新をうたう技術や機材の売り込みが、連日のようにあると言うのに、技術もない、材料もないとは、一体誰の回答であり、ご注進なのか。
これらのモノは、皆保険ではうま味も何もないから、保険収載されたくないのが、メーカーや材料屋でしょう。
一方で、過去にも記事にしたと思いますが、保険収載されているスルフォン床、過去にはそれを開発したメーカー?新潟で歯科技工所や専門学校、今は歯科大学まで経営しているところが、オーナーだった政治家の政治力で皆保険に無理やり押し込んだというのは有名な話。
最近でもあった、熱可塑性樹脂による義歯の保険収載ですが、これなんかも初期ロットは使い物にならず、大きな問題を残したようです。
それなのに、急いで収載されたのは、なにかあったとしか思えません。
なんだかんだいっても、自費と保険診療とではボリュームが違います。
今でこそ、インプラントがブームになって居ますが、それでも保険に収載されるかされないかで、売り上げの桁は変わってくるでしょう。
譯平 さんが、売文家へのコメントで、ニッケルクロムの怖さを話していますが、先週の報道特集NEXTの放送でも
見られてように、金属によるアレルギー症状はそれはひどいものです。
様々な金属の中でも、ニッケルクロムは金属アレルギーを引き起こす筆頭格のようなものでありながら、国民の健康を掌る厚生省が過去に何故認可したのか疑問です。
当時、アレルギー発症の認識が無くとも、既に何例もの症例と多数の患者さんが居る事が厚生労働省に報告されているのですから、いい加減、見直しを図るべきだと思います。
それがなされないのは、需要があるからだと言うようなことではすまされないでしょう。
何故、保険に使用される材料にも、健康被害を起こすものが放置されているのか?
売れさえすれば、モノの品質や安全性はどうでもいいのか?
そして、皆保険にそれも歯科に回す予算など無いのだから、歯科医療はその内実も、品質も、安全性や医療者や関連業界のモラルも無くていいと言えるのか。
皆保険にモラルを持てない人たちが、果たして自費だから、海外委託だからとモラルや品質を保持できると言えるのか?
放送は見てのお楽しみです。
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