人であるなら、この訴えを直視しろ!!!
本当にそうです。
わたしは入社二年目です。
すぐやめる若者にはなりたくなかったし、なんやかんや続けてきたけどもう我慢の限界をとうに超えてしまっている。
少しでもマシな会社に移るか、転職するかだいぶ前から模索しています。
しかし、考えたり、調べたりする時間がない。
法に触れそうなほど低い給料では少しの貯金も難しい。
こないだの12月は休みがたったの1にち。
バイトなど副業も不可能。
生理もほとんど来ない。
病院や歯の治療に行く時間もない。
それでもずるずるしているのは仕事自体が気に入っているからですが、もう体が長くはもたないと思うので、ゆくゆくは断念せざるを得ないでしょう。
とても素晴らしいし、なくなっては困る仕事なので
もっと働きやすくなったらいいのになと切に願っています。
おっささんのブログ、技工倶楽部の壺にある記事「歯科技工士の現状 」に、強烈な訴えが書きこまれていた。
それが、冒頭に引用させてもらった文です。
何が酷いと言って、女性の生理すら止めてしまうと言う、歯科技工所の労務環境です。
ものすごくショックです。
生理と言えば、女性にとってと言うだけじゃなく、人間が人間としてこれまでに、またこの先も命を繋いでいくと言う意味では、何よりも大切な命の証だと思います。
それが、長時間労働や様々なストレスから、不順になりさらには止まってしまう。
はたしてそれが、人間として自然な状態、生き方なのでしょうか。
TBSの報道特集NEXT2回目の放送では、大阪の歯科技工専門学校の卒業生が紹介されていましたが、彼女もこんな現実に直面したら、番組で見せたような笑顔や希望を持ちえたでしょうか?
くしくも、卒業式のシーンで、彼女の後方に映っていたのが、日本歯科技工士会 歯科技工所運営対策担当常務理事の時見 高志氏でした。
時見氏と同じ大阪からは歯科技工士労務対策の担当常務理事も出ている訳で、それだけに、件のシーンは何とも皮肉です。
日技のお役人さん達には、技工倶楽部の壺に残されたコメントなど、視界にも入らないのでしょうが、冗談じゃない、探せばもっと出てくる話ですし、日技こそが責任を持って対処せねばならない命題です。
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Comments
技工士になって4年目の旦那の後輩が、
最近までやってたドラマ‥
'不毛地帯'のシベリア抑留のシーンを観て、「なんか自分みてるみてぇで涙止まりませんでした‥」って言ってたのを思い出しました…。
Posted by: コットン | April 01, 2010 10:29 AM
おっささんのブログにコメントした女性が一瞬自分の彼女かと思いました。
現在まったく同じような状況なんで・・・でも生理は来てるか?
まあ、そんな感じで三年目に突入ですが、色んな意味でそろそろ限界でしょう。
でも技工は好きみたいなので、なんとか彼女が楽しく技工ができる環境を提供してあげたいですね。
もちろん同じような環境下にある全国の女性歯科技工士にも・・・
そう言えば、何かのセミナーで時見氏に質問したら、帰り際に「頑張れよっ!」なんて言われたのを思い出しました。
まあ、そんなことは関係ないですが、取りあえず彼女だけでも救えるように頑張ってみます。
今日も日付変わっちゃったな。明日の弁当でも作っといてあげますか。
Posted by: 元総理 | April 02, 2010 12:32 AM
経験者、先駆者、先に立つ者、、、、、、言われる言葉のむなしさ、歯がゆさ!
21世紀の現代 世の中に、こんな理不尽、不条理、非合理があってはならない。
業界に半世紀も生きてきて、永劫にこの狂態は改善されることなく継続され、我慢
を強いられ、自らの非力とあきらめさせられ、性別に関係なく 「何らか」 のために
働らかされてきた様に思う。
このようなことは、大小はあっても業界就労者の誰もが抱えていることであり、あっ
てはならないことでありながら、「させられる」域を脱することのできないジレンマに
苛まれてきた。
個人には限界があるのです。
先人達は行く末を案じ、このようなときにみんなで力を合わせ、ひとりの事をみん
なの事として考え、解決して行こうと組織を構成したはずである。
現況を見るとき、社会人としての哲学がない。
ソクラテスやプラトンで無くていい、少なくてもわが国の医療従事者が生きていける
環境、業界の内外に関わる人々の頭の中に一片の 「哲学」 が欲しい。
Posted by: 厳窟王 | April 04, 2010 08:20 AM