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May 2010に作成された記事

May 26, 2010

「わかっとるやろな」

旧自民党政権と官僚システム、マスゴミとが一体になって行ってきた権力の行使。

これ、いったい何を背景に成り立っていたんだろうか。

つらつらと考えると、実は脅迫そのものだったんじゃなかろうかと。
そんなんまさかと思うかもしれないが、実はこれ、けっこう身近な所にまで浸透しているんだと思う。

脅迫で済めばいいけれど、実際には何人もの人が消されてきたし、組織や個人が実際に潰され粛清されてきているのも現実。
しかし、それが時の権力によってなされての事であれば、多分、それはその人達にとっては当然の権力行使なんだろう。
権力とは人を殺す事も厭わないからこそ、国家権力足り得るのだろうな。

沖縄の基地問題にしても、根っこは同じ。
鳩山首相の責任問題に集約しようと、旧自民党や官僚組織、マスゴミは必死だが、そもそも沖縄の、いや、日本中の米軍基地の存在からして、米国による占領政策、
米国権力による日本蹂躙だと言う事を無視している。

雁屋哲氏の美味しんぼ日記

 「敵を間違えるな」

今、国家権力と戦っているのは、ネット世論でもある。
官房機密費で週刊ポストにスクープ記事を書いている上杉さんなどは、自民党政権下であれば、とっくに口封じに殺されていたんじゃないかとさえ思う。
今もって、このような記事の暴露は都合が悪いと考える、旧来の権力者たちはその力を捨ててはいないだろうから、多くの世論が上杉さん達をフォローし支持することで、
勇気ある告発者やネット世論そのものを守りたいものだ。

ところでこの、上位に立つ者、権力をもつ者による脅迫や圧力は、上にも書いたように実は身近な所にいくらでもある。

そもそも生きるため、生活する為に何がしかのお金を稼がねばならない者たちにとって、自分の努力だけではどうにもならない仕組み自体が、暗黙の共通知としての「わかっとるやろな」に集約される。

これは、歯科で言えば、例えば技官や厚労省官僚が言外にほのめかす「文句があるなら保険医を止めれば」とか「歯科には自費があるでしょ」とか言うのも、背景には「わかっとるやろな」
「つべこべぬかすとてめえの玉とったるぞ」的な脅迫的フレーズと実は裏表一体。

言われた相手が食いつめて命さえ失う事もあるのであろうと、容易に想像できるのにそう言っているなら立派な脅迫。 まさに権力と地位のなせる技。

そういや、もっと露骨に命の脅迫が事もあろうに、裁判所の法廷の中でもあったと言うのは、実際に大津訴訟で日歯と対峙した津曲先生や月俣先生が、日歯の弁護士からぶつけられたと書かれていた。

不条理や圧力や権力と開き直って戦うと言う事は、実は命がけだと言う事だろう。
何人もの人間が現に消されているから、食いつめているからこそ、「わかっているやろな」的言葉は成り立つ訳だ。

総義歯の技工料金が3000円で当り前だと言う話を聞くと、それが成り立ってしまうのにも「わかっとるやろな」的暗黙の了解、脅迫と言う共通知が存在するんじゃないのか。
受け入れても受け入れなくても、実は破滅か食いつめての崩壊しかその先には無いと言うのに。

それでもなお、そんな構図がまかり通ってしまうのは、実は国家運営から末端の生活まで、あらゆる面で「わかっとるやろな」が通用してしまうと言う事でもある。

歯科技工料金の大臣告示に関わる交渉の裏でも、「わかっとるやろな」は共通知だったと思う。

技工料金に対する、異論反論は多数あるのだろうが、それでも7:3などを「わかっとるやろな」と潰してしまった事は、事実、その前後に歯科技工士に自殺者も出たという事実を見れば、
上に立つ者、権力をもつ者による「玉とったる」と言う事実でもあったのだ。

直接請求権も仕事上の裁量権も実は持たない歯科技工士にとって、当時、ずばりと制作点数の7割は歯科技工士の制作技工料金と固定できなかった事は、今に繋がる歯科技工業界の凋落を決定づけたようなものだ。
業界が勝手にダンピング競争をしている部分はあるが、それとて「わかっとるやろな」とダンピング料金を当然のことと言い含める歯科医師や歯科技工士、ラボ経営者が倣っているにすぎない。

ネット世論が旧自民党政権や悪質官僚システム、マスゴミの横暴を暴くようになり、国民も、それらが流すブラックプロパガンダに負けることなく、真実を見出そうとしているように、

歯科医療に於いても、患者さんの治療には還元されない、国の医療費や保険料や治療費の流れの真実を知ってほしいと思う。

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May 24, 2010

将来の心配よりも、現に働ける環境を整えるべきではないのかね??

情念党井戸端にあった記事から。


■これからの歯科衛生士・歯科技工士の人材確保に向けて
 日本歯科医師会医療管理・税務担当常務理事 中尾 薫

近年、志願者の減少から歯科衛生士・歯科技工士の養成と確保が難しくなっ
てきている。この状況は、将来のコ・デンタルスタッフ不足を招き、安心・安
全で良質な歯科医療の提供を困難にしかねない深刻な問題である。

中略

全国歯科衛生士教育協議会のホームページ
( http://www.kokuhoken.or.jp/zen-eiky/files/douga/index_about.htm )

若い人が入ってきてくれないと、困るのは国民だと言いたいのだろうが。
ちょっと待ってくれ。

現時点で国民が困ってるのか?困っているのは資格を取っても、その資格を生かせない歯科衛生士になった人そのものじゃないのかな?

こんな広告やポスター、動画を見れば、表面的にはなんか心配になってくるのかもしれないが、そもそもをなぜ伝えないのかね。
自民党統治時代の大本営発表を信じて、洗脳されて居た時代ならいざ知らず、ちょっとでもネットでググれば、現職の歯科衛生士さん達の不安や悲しみや怒りが、それこそわんさか出てくると言うのに。

試しに、MIXIの歯科衛生士コミュを見て観ればいい。 


「学生として/悩み相談」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=23229285

「歯科衛生士として/悩み相談」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18798286


【交流】歯科衛生士を辞めたくなるとき
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=14711034&comm_id=61786

そりゃ前向きな歯科衛生士さんたちも多い。 ママちゃやキヨさんらのように。

しかしこの数字はどうよ?

歯科衛生士登録者数 216,277名 (平成20年度 現在)
歯科衛生士就業者数 86,939名 (平成18年度 現在)

有資格者、21万人以上。 
就労している割合は4割?
その中には保健所とか、市町村の公務員もいるだろうし、歯科医に永久就職している人もいるでしょ。

実数はもっと少ないかもしれないし、正規雇用はどんだけ~~の世界だろう。

歯科医師会が、本気で歯科衛生士の将来や何やらを心配すると言うのなら、やるべき事はいくつもあるのじゃないかと思えてならない。

最近、ある2チャンネルの板に、このブログの過去記事が貼ってあるのを見つけた。
何らかの役に立っているのならうれしい事ですが、例によって業界の宣伝になる事を書いた訳ではない記事です。
http://www.unkar.org/read/namidame.2ch.net/doctor/1129375494

板のタイトルを読んで、怒らないでください。 私もこれを見て驚いたんだから。
何でここなんだろうって(笑)

しかしね、こんなタイトルをつけたくなる気持ちも分かるよ。
だって、それこそが歯科衛生士さんの有資格者数と就労者数のとんでもない乖離の理由でもあるのだから。

そこを認めず、改善もしないままに、新しい衛生士が入ってこなくなると困るとか言うのは、おいおいとしか言いようがないだろ。

だいたい、患者さんからして歯科衛生士と歯科助手の違いも分からないだろうし、見分けるのも難しい。
歯科衛生士を募集しても来ないと言うけれど、それだけの待遇などしていなければ、人は集まらないのは道理。
歯科技工士だってそうだよ。

それぞれの組織や個人が悪いとか言うけれど、歯科衛生士も歯科技工士も、現状では歯科医師の裁量権の元でしか仕事のしようが無いのも同然なんだから、日本歯科医師会や各地の歯科医師会、一般開業歯科医師たちが問題の本質を認めて対処しなけりゃ、状況は変わらないと思う。


裁量権を履き違えた歯科医については、俺らより歯科医に密着している分、色々あるのだろうな。

技工士ならラボ勤務や開業など、逃げ場があるけど、衛生士さんたちは直接的なハラスメントもあるだろうし、プロならなおのこと不条理を感じるのだろうな。

有資格者と辞めていく人の数でいったら、技工士より酷いのかもしれないね。

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May 23, 2010

落ちたのは必ずしも愚像と言う訳ではない。

歯科技工士改革委員会と言うブログから、ある有名歯科技工士さんに対する、相反する意見や見方が出てきています。

しかしこれは、何もたった一人の有名歯科技工士さんにだけの疑問であるとは思っていません。

偶々に、この有名歯科技工士さんがクローズアップされてしまったのですが、問題の本質はやはり歯科医療と歯科技工との特殊性、業界内部の視野の狭さとに矮小さにあるのだと思っています。


学術的、医学的、理工学的とも生物学でも何でもいいのですが、要は、歯科医療とそれを支える歯科技工の学問や技術探求の研鑽とは別に、歯科にはそれを現に行う専門職の待遇や生活の問題、就労問題、そしてお金の問題に対して、正面から向き合うと言う事を為してきませんでした。

それには様々な理由もあるのでしょうが、それを大事な問題だとして向き合ってこなかった事のアウトプットが、猫も杓子もインプラントに狂騒する歯科医師たちの姿であり、一方で20代の歯科技工士が消滅すると言う歯科技工士の歪な年代構成に表れているのだろうと思います。

有名歯科技工士で問題になっているのは、それだけの経歴や実績の持ち主なのであれば、技術や学問とは別に、歯科技工士達の就労問題や悪裂な労働環境、待遇や収入に対しても、技術や学問での成果や実績と同様に何らかの成果をこの業界に残してもいいのではないか、影響力を行使していてもいいのではないかと言う、同義的なものなのですが、この業界で有名な分、件の有名歯科技工士に限らず、多くの有名と言われる歯科技工士達も、有名に或いは、学術や業界での指導的立場になったが故に、その言動には注目も集まり、当然ではありますが個人の立場以上に学術や技術の成果以外にも、業界全体の底上げや歯科技工士の就労環境改善、待遇改善への成果や波及効果を期待されている訳です。


歯科医も歯科技工士も、人間、生活もあれば家族や趣味もあります。
歯科の仕事を行う為にも、収入が無ければやっていけません。

少しでも価値のあるもの、少しでも高く売れるものをと考えるのは、人としては当然のことであります。

そしてその当然の事が、何一つ対策も改善もされてこなかったのが、歯科医療であり皆保険であります。

国民の健康と安心の為に、日本の歯科医療はどうあるべきか、それを支える具現化する歯科医や歯科衛生士、歯科技工士の生活や就労環境はどう在るべきか。
それらを歯科業界として一体となって考える事も、お互いを生かし合う事もしてこなかった事こそに、歯科業界の崩壊、ひいては歯科医療の崩壊が表れているのだろうと思います。


さて、ちょっと考えが飛躍します。

先日、井戸端をお騒がせした「歯科の棘を抜く」スレと、歯科技工士改革委員会ブログでの話題ともシンクロしますが、
今年一月に札幌で行われた第128回北海道歯科技工学術大会での近口研飯塚哲夫先生の講演の聴講記を、拝読し、歯科医は医者じゃ無いという近口研飯塚先生の読み解きはその通りだと思います。

歯科技工士改革委員会での、歯科技工士どうしの一流二流三流さらには四流争いにも繋がる話しだなあと。

そこに、歯科技工士ではない、歯医者だと必死の歯医者という歯科技工士も加わって、傍観者を決め込んでいるが、実は実質身内のあらそい。

ならば堂々と、歯科医ではない歯科技工士の道を進めればよいのでしょう。

案外、これが、日技が目指している事なのかもしれません。
日技の動向をウオッチしたいのですが、日技広報ブログを見てもノー天気な記事ばかりだし、HPに至っては知りたい事など何も無し。

制度的、資格的にどうなるのかは、読めませんが、日技執行部や中西会長の動向を側聞するに、大久保日歯会長との一時的な会談などは表面的な事、日技執行部の目的は、自分たちの歯科技工所を外郭医療機関として位置づけさせる事なのではないでしょうか。
基準満たしたら、医療機関と言う事になるようにして。
日技は歯科医に対して、俺らも医療やってんだよと言える立場が欲しい、勿論、許認可でのもろもろの甘い汁も。

考えてみれば、セミナーだ講習だと有名なお方たちは名前や肩書きで同業者相手にマインドコントロールも同然に金を稼いでいます。
高い上に、飯塚先生がやってるような歯科医を相手にするのでない限り、また、そのような歯科医を相手の技工を行えるのでない限り、なんの価値もない、自己満足かもしれないセミナーにです。

日歯と同様かそれ以上にどうでもいいような、日技生涯研修じゃさしたる旨味はないですが、許認可権が絡めは、日技はその存在意義を復活させられ、実利も得られ、歯科技工士に対する権力も手に入れられると考えてるのではないかと思われます。

有名なお方も日技も、建て前は置いといても、本音は歯科技工で食うより、馬鹿な歯科技工士から金を頂いた方が楽に金儲けができると言う事を、本能的に理解しているのだと思いますよ。

実質的な歯科医療や歯科ホテツで利益が出なくなれば、確実に吸い上げられる所に市場を見出すのでしょうか。 
厚労省も許認可権や天下り利権、そして国民世論に対しては何かをやったと言う建前を出せる。 
どこにも、歯科医療を受診する側、提供する側の事など眼中にないのですね。

有名歯科技工士さんの話題が、とんでもないところに飛んでしまいましたが、要は、歯科医療として歯科医療者の確かな生活の基盤の上に、国民の口腔や歯の安心や安全が担保されるのだと言う事を、日本の歯科医療の指導者たちも、一人ひとりの専門職、歯科医療者もはき違えてしまったのだと思っています。

技術や学問を究めれば、評価は後から付いてくると考えてきたのですが、実はそうでもなかったという事が、有名歯科技工士さんの話題に集約されているようなものです。

今年の10月にも、クインテッセンス社主催の国際歯科大会が行われます。
演者にはこの業界のそうそうたる面子、カリスマ的な有名人がずらっと並んでいますが、このような大会を見る限り、歯科が崩壊しているとか危機的状況なんだと受け止める国民は、一人も居やしないでしょう。

そして、そこで話され発表される事が、大半の国民には縁の無い話なのだとはなかなか理解されないでしょう。

大方の演者は、その立場上、歯科医療への貢献、業界への貢献を誇るのでしょうが、それがなんだと言うのでしょうか。
国民の願う、歯科医療への貢献などそっちのけで、同業者間で盛り上がっているとしか思えません。

国民に伝えるべき事、そして本当の意味での国民や業界への貢献を、この業界の指導者の方々、有名な方々に今一度お考えいただきたいなと思います。

それと、仏陀の塔、加藤さんがブログを閉鎖します。
長い間、技術だけではこの業界に明日は無い事を、仏陀の教えと共に伝えてこられました。
閉鎖は残念ですが、「歯科は一科」を私たちが夢見る限り、体調を整えてまた戻ってきてくれるものと期待します。


また、私が昨年8月にHPに公開した一文が、最近二つのブログで紹介されています。
わざわざご覧いただきありがとうございます。

続文も考えていますが、案外、このブログ記事の数々が、それに当たるんじゃないかと思っております。


そうそう、タイトルの心をひも解けば、一人の有名歯科技工士のメッキがはがれたと言うのではなく、歯科医療業界のメッキが剥がれたと言う事なんです。


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May 13, 2010

歯科の棘を再考する。

歯科医療と歯科技工とを俯瞰するとき、見つめるべきところはどこなのだろう。

悲観論者の私からは、そも俯瞰するような高みからの視点は最初から無いのであるが。


みな歯科さんの4周年記念講演会が先日あったので、その内容の報告が公開されるのを楽しみにしていました。

その内容の一部が、今日の歯科ニュースやみな歯科HPにアップされていますので、皆さんもご覧ください。

記念講演の前半は岩澤さんの「歯科の棘を抜く」だったそうです。
その内容については、今日の歯科ニュースの記事をご覧いただくとして、それを読んだ感想や、改めて読み直した岩澤さんの「歯科の棘を抜く」から、感じた事を述べます。

私はみな歯科を2年ほどで離れてしまいましたが、学もなく底辺ばかり見てきた私には、元より理屈や議論だけで構築して行くには無理があったのだと思っています。

そんな私にしても、何かの論文を読んでみれば、何かしら感じるものはあります。
そう、喉にひっかかる、魚の棘のような感じで。

それに対する答えが、今回の講演で得られるものと期待していた。


岩澤さんは、歯科医師と歯科技工士の間に、或いは歯科技工士の間に棘があると言われている。
私もそれをいつも感じているのであるが、棘とは何かとの認識で差異を感じない訳にはいかない。

岩澤さんは講演の副題に「歯科社会の共通知 構築の為に」と掲げたそうだ。
棘が抜け、共通知が生まれた事を期待するが、現実はどうなのだろうか。
そしてまた、何故棘が生じ、対立が不信が起きた事に対しての言及や解は出されたのだろうか。

山本さんの記事を読む限り、棘が抜けたと言うには物足りないように思う。
また、解や対立者双方のそも、なぜ対立があるのか?棘と呼ばれるものがそれが「大臣告示」や「7:3問題」なのだと言うのであれば、それは何故その時代に出てきたのかと言う部分には、何一つ目を向けないからだ。

若い人たちには、そんなもの、生まれる前の話で、自分たちには関係も関心もないと言うのであろうが、ちょっと待っていただきたい。
若い人たちだけではなく、分かったように思っている人たちにも言いたい。

そも、棘とはなんぞやと。

岩澤さんの歯科の棘を抜くを、何度読み返しても、大臣告示をして、それこそが棘だと言いたいのだろうが、歯医者と歯科技工士の対立を認めていながら、大臣告示を巡っては、患者を置き去りにした、不毛な対立の棘だとしているんだな。
キメラの形相と喝破した対象は歯医者の事なんだろうが、歯医者に対しそれ以上の言及も考察もないのである。

いや、それ以上に歯科医師会や歯科技工士会の対立の根源、歯科技工問題、技工料金問題、歯科の差額問題などには何も目を向けないのである。

何度でも書くが、大臣告示は何もないところからポンと出てきたものではない。
それこそ、それが出る10年も20年も前から常に歯科医師と歯科技工士の共通基盤、共通の問題として昭和40年代の終わりから50年代にかけて、それこそ社会問題化し国会での歯科医師会会長や歯科技工士会専務理事の参考人招致にまでなった事なのである。

博学で、しかも日技や県技の役員を歴任した岩澤さんであればそれを知らぬ訳ではないだろうし、私と同じように当時、日本歯科医師会が発行した「歯科医療問題の展望」だってお持ちではないだろうか。

大臣告示のころの日技会長であった佐野氏が、専務当時の国会での証言や訴えとは裏腹に、日歯から口止めを貰い、日歯と橋本氏の圧力に屈したのであろうことは、当時の不可解な国会でのやり取りからうかがい知ることが出来る。

また、日技に残されていた手書きの議事録に、橋本氏などの国会議員を仲立ちとして、中医協委員、日歯執行部、日技の佐野とが密室の交渉を行っていた事が窺い知れる。

この議事録は、ある人の機転によって可視化され、加藤さんのブログにも掲載されていたから見た人も多い事だろう。


政治家や中医協の委員を仲立ちとして、日本歯科医師会と日本歯科技工士会とが交渉の末に出てきたものが昭和63年の大臣告示だった。
それを棘と言い、抜くと言うのはそもそも対立や、政治家、委員、官僚や業界団体が交渉し何らかの結論を出さねばならなかった原点を解消しなければならないのではないのか?

しかし、岩澤さんは今日の歯科ニュースの要約によれば、

>>「これを黙って怨念も入れずに読めばいいのだ。」

となるのだそうだ。

それはそうだろう。
歯科技工士の資格問題、技工料金問題、差額問題について、明確な解釈や対策、明文化立法化を恐れたのは何よりも当時の、いや、今もそうなのであろうが日本歯科医師会と言う組織と志井の歯科医師たちなのである。
そして、歯科技工士会の内部にも、既得権を失う事を恐れた人たちが居た訳である。

日歯はその持てる金と票とを持って、政治家を動かし、日技の執行部は膝を屈し、官僚はいらぬ責任を負わされるよりも、また、歯科医療問題と歯科技工問題が皆保険制度の新たな負担増とならないように、むしろ、大臣告示に保険点数が実勢価格を追随し、歯科医療費を低めに誘導できるのだと理解したうえで、大臣告示を持ち出したのだろうと思う。

少なくとも、その時点で、歯科技工問題は国会をも揺るがす社会問題として、国民も知るところとなり、共通知となっていたのではないのか。

それを国民不在の密室の議論として幕引きを図ったのはいったい誰たちであったと言うのであろうか。


みな歯科4周年記念公演では、棘は抜けたのだろうか。
時代背景も、国会論議も無視し、何もなかった事にして「これを黙って怨念も入れずに読めばいいのだ。」と読み解いて、理解は深まったのだろうか。

次があるのだろう。

棘も抜いた、感情的な対立も無くした、さあ、基盤を共通認識を作らねばならないとして、最初にくるのはなんだと言うのか。

私はそこが知りたい。


続報を期待したいところであるが。

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May 12, 2010

歯科医療はギャンブルでも運命でもナイ・・・・・・・・・・

先の記事で紹介した歯科技工士改革委員会の内容に、誤解があったようで皆さんにはご迷惑をおかけした。

しかし、間違った内容ばかりであったと言うよりも、象徴的な存在だったが故の誤解かもしれない。


世の中で何が起きているのかを、底辺から見ている人は少ない。
その場の中に居ても、言うだけの手段も熱意も奪われているのが大半だからだ。

仏陀の塔最新記事によれば、加藤さんが開業したのは25年前なのだそうだ。
実は私も昭和60年に開業したので、あまり変わらない。 

また、技工料金の参考にしたと言う、メタボンの技工料金にしても相場通りで、私など今もって10000円から12000円を維持している。 

加藤さんがその相場価格から、三倍の技工料金に出来た事を、それこそが加藤さんの仁徳や技工への取り組み故なんだろうと思う。


私自身は、なかなかそういう風にはならなかった。
むしろ、価値をあげようにも新規営業をしても、受ける圧力は安くしろと言うような言葉や要求ばかりであって、合わせて保険技工のHCなども4000円でやれば出すぞと言うような反応ばかりであった。

メタボンの最安値と、HCの最高値の価格差はわずか500円。

しかし、相場を維持しているのに精一杯な私などをあざ笑うかのように、メタボンも4800円のモノなどが出回り、HCは3000円台になってしまった。

もしかしたら、25年近く価格を維持してきたこと自体が、僥倖なのかもしれない。
その受注もすでに無いに等しいが。


元より、歯科技工士も人間と、技工や生活にもお金がかかるのだと分かってくれる歯科医師は少ないものです。
今みたいな歯科ジリ貧の時代ではなく、私がこの業界に入った時から、そのような歯科医師である前に人間であった人物はごく少数でしょう。

そう言う人たちが、歯科業界や歯科医療の、色々な意味での二重、三重の構造に目をそむけないでいてほしかったと思います。

抜け出すために努力をしたと言う事は、抜け出さねばならない構造や環境を理解していたと言う事でもあります。

そう言う意味では、抜け出す手助けを考えるのも、歯科技工士改革委員会で書かれていたように、「他の歯科技工士はもっとたいへんやぞ!」と従業員を恫喝するものも、認知していると言う意味では一緒でしょう。

私はそこに目を向けるべきと考えてきました。

歯科技工士の価値を認め、そこから歯科医院の価格設定を言えるような歯科医師は数えるほどしか存在しないでしょう。
大半の歯科医師は、保険制度と自費とを上手く使い、歯科技工に関しては、ホテツの価値ではなく、医院経営上のコストだとしか見ていないはずです。

もちろん、安くする事しか売り物が無いと言う歯科技工士側の問題もあります。
しかし、それで歯科技工が成り立つのか、歯科技工士が生活できるのかと想像するくらいの人間らしさ位は持ち合わせてほしいものです。

関西の仲間から聞きましたが、クラウン10本をやって1万円にもならないと、その仲間は言っています。

話にもならない様ないい加減な模型で、しかも再生料金など存在しない現状ですから、クラウンが500円程度の価値しかないのかもしれません。


国や厚生省は、現状を弄れば、歯科技工士は壊滅すると思っているのかもしれませんが、しなくても潰れていくだけでしょう。

差別化できる売り物が無いこの業界で、ある一定の公的な歯止めがかからないと、本当に歯科医療はお金のあるものだけの医療になってしまうと思っています。

歯科医師にしろ歯科技工士にしろ、抜け出したいと思うのなら、何故、その底辺を直視しないのでしょう。
自費だろうと保険だろうと、技工である事に変わりはありません。
より良い機材と、より良い就労環境で歯科技工を全うできるように考えるべきなのは必然だと思っています。

底辺の底上げと環境改善を、業界一丸で成そうとしなかった事に、歯科技工士の衰退の理由があるような気もします。

抜け出す事ばかりに目を向けても、実は何も良くならないのではないでしょうか。

部分的にその人本人や、周りの何人かは、平均以上の利益や評価を受けられるかもしれませんが、実は錯覚みたいなもので、良くなったと言うより、周りがもっと引っ込んだ、落ち込んだのだと言うにすぎないのではないでしょうか。

特に、貧困層が国民の何割かになり、一般の平均収入がこれだけ落ち込むと、むしろ、歯科技工士は景気に左右されないなどと言う都市伝説が復活するみたいで、石川県の歯科技工士学校のようにそれ自体がおバカなニュースになる訳です。

歯科医療はギャンブルでも運命でもない・・・

ましてや歯大工だと言って自嘲するべきものでもない。

人の生活の支えとなり、寄り添うものとなり、そして私たちも当たり前に歯科技工で生活できるものであってほしい。


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May 10, 2010

こういう声にこそ耳を傾け報道するべきだと思うのだが。「アメリカよ、目を覚ませ!」

阿修羅掲示板の拍手したくなる投稿から紹介します。

アメリカよ、目をさませ!(沖縄のもう一つの戦い)」(ロサンゼルス・タイムス紙)【すみっち通信】

冷静に考えれば、米国の軍事プレゼンがすべて正しいとは言えない。
少なくとも米国人の中でさえ、占領国に対するのと同然の米国の方針におかしいと思う人が居るのである。
移設では無く撤去、撤退、即時返却を求めるべきだし、思いやり予算などもういい加減にしろと言うべきだろうな。


2、江川は、機密費を貰った事がばれた6大マスゴミによる鳩山攻撃の矛盾を、鋭く喝破しました。

これで、江川さんが干されたら、マスゴミは自らの偏向報道を証明する事になるな。
それにしても、戦前の大本営発表もかくやの情報統制、歪曲ぶりには驚きます。


「小沢一郎幹事長を支援する会」 設立総会で発言したこと (.杉並からの情報発信です)

こういう勝手連が出来ているのを、またひどく叩くんだろうね。


おもしろいHPをみつけました。

< 爆笑五十歳 歯学部へ行く! >

勝手に紹介してすみません。

私もまだ全部は読んでいません。

3 歯科医師から見たインプラント。
   (副題)インプラントが打てる様に成りたい先生方の為に。

インプラントを何千本と打って、年収何億円と言うリッチな生活。
それが歯医者さんのゴールなのか・・・・
どれだけ立派な建前を並べても、医療とは名ばかりの金への執着を50過ぎた歯学部生は見通しちゃうよね。
それが、異常と思わなくなってしまうのかと思うけど、他の歯学部生の生まれた環境からすれば、おかしいと思う方が変なんだろうな。

<歯学部、女ゆえの悩み (序曲、あらしの予感)>

この中に、障害者への言及があります。 
手話の勉強などしているんですなあ。
うなずけるところも、うなずけない所もありますが。

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祝グランプリ獲得 「なつかしい給食あげパン」 相模湖オギノパン

昨年のGWには、厚木のB級グルメバトルであえなく玉砕した訳ですが。

で、先日行われた本年度のB級グランプリ、見事金賞を射止めたのは、なんとJCやら商工会やらでお世話になってきた荻野先輩の会社の皆さんが出店した「なつかしい給食あげパン」だそうです。

津久井郡だけじゃなく、周辺市町村、東京の多摩地区でも学校給食のパンと言えばオギノパンです。
そしてル・ポンのコーヒーサンドと奥相模リンゴパイは誰でも知っている津久井の定番でしょう。

これはうれしいニュースですよ。
オギノパンの皆さん、ほんとうにおめでとうございます。
これで、新工場の竣工にも期待がかかります。
厚木のシロコロホルモンはウン億円の経済効果を上げたと思います。

津久井でもあげぱんでもっともっと盛り上げてください。

おいらも何か考案しようかな。 

 

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May 08, 2010

なんともキューレツな歯科技工士ブログ発見!

何とも強烈な印象を受ける、歯科技工士のブログを見つけました。

ほとんど仕事を干されているような按配で、いったい他の歯科技工士達はどうやって乗り越えているんだろうと思い、
試みにあるキーワードでググってみたら目に飛び込んできたブログです。

タコ部屋のような歯科技工所の話は、過去にも色々聞いています。
しかし、大抵は個人的なメールでのやり取りの中での話なので、あまり表ざたにはしていません。

しかし、この歯科技工士改革委員会と言うブログでは、それらを含めて赤裸々に書いているようです。

そこまで酷くないだろうと、顔をしかめる向きもあるかもしれませんが、私はこれ、事実だろうと思っています。

某NPOで仲間だった人も、個人的な経験として言っていましたから。
場所は大阪でしたが、実は他の地方だって同じです。

そして私自身、人を雇用していた時期に、これらの経営者と同じような事をしなければ、生活費も残らないと言う経験をし、また、人を追い詰める経験もしてきましたから、何も知らない若い歯科技工士はどんな酷い雇用をされているか、想像するのも怖いとさえ思います。

実際、保険技工の料金であれば、人を雇って雇用保険などの福利厚生を考えたら、経営など成り立たないのは自明の理です。
歯科技工所が一人ラボがほとんどというのも、人を雇用出来ないからでもあるのです。
自分自身を雇用できていないのも同然です。

ホテツが減り始めていますし、クラウンなどの銀歯は歯医者さんからも敬遠されています。
それについて、歯科ジャーナリストの秋元さんがコップの外の嵐第31回の記事で書いています。

引用開始

技工問題の核心は
さて、出産・小児の対極にあるお年寄りの入れ歯需要は、高齢者が増えているのだから増加してもおかしくない。しかも若い歯科技工士は減っているのだが、それにも関わらず、入れ歯不足が社会問題にならないのは何故だろう。
保険歯科医の診療報酬は統制価格だが、技工料金は市場価格である。技工料金が市場原理で決まっているならば、診療所が増えてラボが減れば、それだけでも技工料金が上がってもおかしくないが、そうはならない。お年寄りが増えても、義歯の需要がグングン増えているわけではない。歯のある(部分欠損の)高齢者が増えているが、クラウンであれ、義歯であれ、補綴の需要は、病気によってではなく、歯科医によって決定されるからだろう。元来、保険の鋳造冠が多かったのは、疾患の増加ではなく、クラウンが早め早めに選択されていたからだからと考えれば、合点がゆく。補綴の採算性が低下すれば、皮肉にも多くの保険医がミニマムインターベンションを指向せざるを得なくなるわけだ。

引用終了

保険も結局歯科医師誘発需要だったんですね。
そして今、生き残りに必死な歯科医師たちは、不採算になりつつある銀歯を減らし、歯科医療崩壊の危機を自費需要の掘り起こしに使っているとも言えますね。

地元のミニコミ誌に「インプラント一本15万円」などというPR記事が載る時代です。
豊橋の事件も記憶に新しいですが、それ以上に保険崩壊すら、自費増加の理由に出来る訳です。

そう言う状況で、歯科技工所経営者は同業者だけじゃなく、中国などのラボとも競争せねばならない。
頑張ってジルコニアやプレスの機材一式を導入したとしても、受注を確保しなければリース代もローンも払えません。

既に、大阪のラボなどはセルコンなどのジルコニアクラウンを1.8諭吉位に設定しているようですし、抱き合わせの保険HCなどは3500円での受注だそうです。

この場合、HCを担当する歯科技工士のモチベーションが維持できるか心配になってしまいます。

さて、表題のブログの感想に戻ります。

記事の内容もさる事ながら、この勇気あるブログの記事に対し、寄せられる同じ歯科技工士からのコメントにも、胸に迫るものがあります。

たかが義歯、されど義歯にあるアポロさんのコメントなどは、読んでいて辛いものがあります。

歯科技工士とはそうまで人格を否定されるものなのかと。

しかし、それが現実なんだと私自身、経験上否定できないのです。
私の携帯には、今も、院長夫人と交わしたメールが保存されています。
私自身への諌めとして。 

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May 07, 2010

鳩山さんはそんなに悪いのか?そもそもを考える。

こう言う事をストレートに書くと、あいつは何々だとか言うレッテルを張って攻撃されそうだけども。

鳩山総理の発言に対して、マスゴミや官房機密費ジャーナリズムがくそみそに言い、攻撃しているのは何故だろう。

私も元々は右寄りの考えを持っていたし、軍歌や寮歌の歌詞をそらんじているし。

しかし、今は鳩山総理の発言を糾弾する気にはなれない。

マニアの目で、あの戦闘機がどうの、このMBTがどうのと言うのと、実際に日本の形を直視するのとは違うのだと最近つくづく思う。

今の日本は本当に独立国家なのか?

何故、敗戦ではなく終戦記念日なんだろう。 
そもそも同盟国だとか言うけれど、米軍基地の存在を再考すると、同盟国とは名ばかりで、完全な属国、軍事的には常に有事の状態なんじゃないだろうか。

米国の軍事力や核の傘に守られていると言われているが、その対価が沖縄の存在なのだとしたら、あまりにも悲しい。

本当に海兵隊の存在で、本土も守れると言うのなら、本土に置けばいいのである。
役にも立たない赤字の飛行場が本土には100近くあるのだし。


昨日も頭上を米軍のものらしい哨戒機が回っていた。
思えば、P-38ライトニングらしい機体を頭上に見たのが小学校入学前。
航空管制の実態を知れば、改めて思うのは首都東京と言えども、ここはどこの国??何だと言う疑問。

沖縄は実質的な基地の占有面積で、確かにとんでもない負担を強いられている訳ですが、横田エアベースの航空管制区域を知れば、本土だって占領が解けていない事がよくわかる。
横田に限らず、日本全体の空域は実質的に米国空軍の管制下にあるのだと思います。

羽田の発着枠もそれによって制限されているはずです。


基地の土地を提供し、空域や管制権を奪われ、実質的な米国予算を負担する。
これが日本の実体。 
敗戦を終戦と言い換えるのも実体を隠すためなのかとさえ思う。

JAL123応答せよ!・・・嗚呼、痛恨・・御巣鷹山に消ゆ!!(総括)


(新) 日本の黒い霧

信じる信じないは読む人次第です。

成田空港が何故、あんなに離れたところに作られたのか?
横田基地や厚木飛行場と、横田基地の航空管制空域を考えるとよくわかるような。


「日本はなぜ負債大国になったか」  マクロ経済/経済政策

日本は構造的に米国に吸いとられる仕組みなんだな。

んで、中国人民解放軍の最近の動き・・・

前門の虎、後門の狼かいな・・・


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