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August 19, 2010

知っていますか?海外技工問題。

いよいよもってどん詰まりに来たかのような閉塞感。

今の歯科技工士や歯科の業界を包んでいるのはそんなところでしょうか。

元気があるような処にしても、明日への希望があっての元気と言うよりも、無理やり奮い立たせてのカラ元気のような感じがします。

ネットで見かける歯科技工関連のHPや掲示板への書き込みも、押し並べて低調か、コメントすらためらうような荒れ方を見せています。

しかし、それこそが多くの歯科技工士の普通の姿なのかもしれないのです。
これまで沈黙するだけだった人たちも、書くようになったと言う事でしょう。

それならば、何故今書くようになったのでしょうか。

実は、本当に語ってほしい人たちは沈黙したままのようです。

私の同年輩で、長く発信する事を続けてきたIDEAの加藤さんも筆を置いてしまいました。
理由を知るだけに、私などの立場で引き止めたり再開を願う事などは出来る訳もなく、また代わり得るほどの人物も見当たらず、この業界に語り部が居ない事が残念です。

一応、日本では日本歯科技工士会と言う組織が歯科技工士を代表すると言う形になっています。
この日技から、歯科技工士の目線や実態に基づいた情報発信がなされていれば、今のネット環境ですしもっと多くの歯科技工士が注目すると思います。

しかし日技広報ブログも、公式リリースも末端の歯科技工士が発する声に対しては沈黙したままです。

日技執行部の皆さんが、吠えろ歯科技工士や売文家などの歯科技工関連のHPを見ていないはずがありません。

日技関係者がお役人みたいな感じで言っている事と、ネットに出てくる歯科技工士の書き込みとには、天と地と程の差異があります。


日本の歯科技工や歯科技工について、私なりにまだまだ狭い視野でしかありませんが、書いては来たと思っています。 しかし、まだ何か突き詰め切れていないまま、これでいいのだろうかと呻吟し続けてきました。

歯科医師や中国に渡られた先輩歯科技工士に言われるまでも無く、国内の歯科技工業界の、とりわけ細分化してしまった歯科技工士の業態は、曲がり角に来ていると思います。

時代の変化に対応できない、古い体質から抜け出せない、一人や二人の弱小ラボが乱立している、このままだと中国に何たらかんたらと言うのはそりゃかまいはしません。

しかし、そうなってしまった理由を理解せぬまま、或いは分析をせぬままに、言われるばかりでは釈然ともしません。

さて、表題は来月、9月11日に東京・お茶の水の損保会館で行われる、全国保険医団体連合会と違法入れ歯断固阻止・歯科医療を守る国民運動推進本部共催のシンポジウムです。
副題は「輸入された入れ歯や被せ物の安全性について考える」となっております。

海外委託を推進している方や、中国に渡られた先輩歯科技工士の方などは、追い詰められているのは国内歯科技工士であり、問題を起こしているのも日本の歯科技工士や歯科技工所だとのことですが、そうであるのなら尚の事、歯科技工問題を原点に遡って捉えた上でお考えいただきたいものです。

Img019

チラシを印刷する場合はこちらの「22-8-16hodannren-kaigaigikou-sinpo.pdf」をダウンロードしてください。

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Comments

中国当局関係者と一緒に拝聴させていただきます。
現実として国内の薬事法=JIStより中国のGBの方が規制がより厳しいことを理解して安全性を論じていただきたく思います。「中国だから何を使ってるかわからん」と言った具体的根拠のない発言は看過できません。

Posted by: 篠田鉄郎 | August 20, 2010 at 06:34 PM

篠田先生>

訴訟は歯科技工士法の条文と照らし合わせて、海外委託の是非を国に問うているものです。
やむなく損害賠償請求の形を取っておりますが。

歯科技工士法が現実にそぐわないとお考えであれば、それを国に問うてください。

私たちが訴えたのは、歯科技工士法が存在しながら体よく退けた国や厚労省のスタンスにおかしいと思ったからです。

保険診療の報酬などが原価にも届かない状況に置かれ、日常の診療が立ち行かない状況であるのは、歯科医師であればよくご存じのはず。
使いたい材料や機械も使えないと言う事も、国内の歯科技工所や歯科技工士が問題と言うより、歯科医師達が国と向き合うべき問題でしょう。

今や、技工と言うか技工物やそれを提供する歯科医療サービスは、大事な商品やサービスになったようです。
今日の東京新聞にも、日中韓旅行『2600万人』なる記事で、医療サービスも観光資源の一つの売り物にしようと観光庁は考えているようです。

日本の歯科医療は中国や韓国など海外からもお客を呼べるほどの歯科医療を提供していると言う事なんでしょう。
でも、保険診療では無いと思います。 

そして、歯医者さんの腕や治療実績もですが、一番の売りは技工物、歯医者さんの手にした時からホテツ物と名を変える、不思議な商品なんでしょうね。
いずれ、日本国内で有資格者が作製するものじゃなく、輸入技工物やら助手や留学生が作製するもの、外国人技工士の作製するものが商品になるのでしょうが。


今後、国が歯科医療を観光資源や提供サービスの一つとしてPRして行くのであれば、国内法や健康保険制度との整合性、特に技工物などを売り物とするのであれば、なぜ、日本国民に社会保障制度として提供する歯科医療の診療報酬は叩きに叩いて、歯科技工士の存在も認めず只の雑貨と貶めるのかを、なにこれ??とばかり注視したいものです。

それにしても、何が日本ブランドなのか・・・

中国の富裕層の人たちにしても、中国ブランドを信用していないから、例えそれがメイド イン チャイナであっても、日本で買おうと言う事なのでしょうが。

その一方で、同じ中国人達が50人くらいでしたか、日本の生活保護を申請したとか言うニュース。

日本は本当におかしな国だ。 自国民を豊かにする事を諦め、長寿を謳っている割に、現実には早く死んでくれと願っている。 事実、死んでいようが生きていようが、長寿の看板というか建前さえ立てば、それでいい訳だ。

景気が悪いと言うけれど、この10年位は、国民の可処分所得や収入自体が増えていないのだから、全体的な個人消費の底上げなど何もない。

中国に富裕層が増えたと言っても、13億人の中の数パーセントでしょう。
それでも実数で言えば日本の何倍も居るのでしょうけど。
中国とて全人民を富裕層には出来ない。 バブルも弾けるでしょう。

日本も20年くらい前は総中流だとか言っていた。
その比率はどのくらいなのか。 

Posted by: G3 | August 23, 2010 at 02:39 PM

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