ますます分からない??日技の方針・・・・・・
立派?な公益法人なんだから、一般会員を切り捨てるのも立派な公益なんだろうなと思わせるようなニュースが入ってきました。
本年度は歯科技工士法が発布された昭和30年8月から数えて55年目なんですが、日技もその年から発足していると言う事で、9月に日技主催の記念式典があるそうです。
歯科技工海外委託問題は、その歯科技工士法の17条に在る「歯科医師又は歯科技工士でなければ、業として歯科技工を行つてはならない。」これを守るべきではないのかと国に問うている訳ですが、当然ながら法制定55周年だからと記念式典をしてまでお祝い?をするくらいなら、日技にこそこの17条の条文がないがしろにされている実態に対して何らかの行動を起こすべき立場なんだと思いますが。
この条文が邪魔だと言うのであれば、自ら進んで国民に法改正を願うべきでしょう。
それをせず、担当官庁や行政の判断であいまいにされている部分を、お役所の方針や歯科医師の裁量権には太刀打ちできないのだからと諦めてしまうのであれば、いや、もっと露骨に無視すること、放置することで益があると言う事なのであれば、これまでにもこのブログで触れてきたように、いったい何のための歯科技工士会であり公益法人なのか。
同時に功労者顕彰も行われる由で、同伴一名までの参加を認め既に関係者に招待状が発送されているようです。
確か、50周年の時には天皇 皇后 両陛下のご臨席を賜り、学術大会も行って盛大にやっていたと思います。
一年以上かけて広報し、ひろく歯科技工士に参加を呼び掛けていたと思います。
その時、天皇陛下を選挙運動に利用したとか言われたんじゃなかったか・・・・
で、今回の式典でも天皇皇后陛下は無理でも、沢山の来賓を招いて会員をあげてお祝いするんだろうなと思うのが人情です。
ところが、私が聞いた範囲では、一般会員の参加どころか、注釈として一般会員への案内はしません。と断り書きがあるそうです。
一般会員へは日技広報誌やHP等で伝えているんでしょうか。
HPにはそんなのは見当たりませんが。
端から一般会員は相手にしていないのかな。
50周年の時は式典に5000万ほど掛かったと推定されます。 当然ながら、何年もかけて費用を積み立てていたはずであり、今回の55周年、次の60周年を考えれば、今も積み立てを行っているものと思うのが当然です。
それが、今回は会員にも周知徹底せず広報もせずで、役員や招待者だけで済ませると言う事には、それなりの理由があるのでしょうか。
一般会員へ周知せずとも、式典自体がある以上は、理事会などで通しているはずですし、そのルートで県や支部にも流れているのだろうとは思いますが。
50周年当時の会員数は14000人くらいでしょう。
現在はさらに退会や離職が相次いでおり、11885名という数字も出ています。
平成一年には21589名の会員がいたと言う事ですから、およそ20年間で1万人の会員が減少したことになります。
会費の金額が同じくらいだとして、会費収入は半減している事になります。
積み立てや内部留保があったとしても、過去2回もの参議院選立候補で、相当使ったと思いますから、財務内容は厳しいのではないでしょうか。
会員数の多い東京都歯科技工士会であっても、大ナタを振るうしかなかったと聞いていますから。
しかし、式典会場は飯田橋のホテルグランドパレスですから、それなりの予算は掛かっていると思います。
それを踏まえても、一般会員であれば費用は自前で負担するはずですから、一般会員の参加があってもやってやれない事も無いのじゃないかと思ってみたり。
前回の華々しさと比べて、今回のまるでタコつぼに籠ったかのような感じ。
会にお金が無いだけなのか、それとも一般会員そのものをもうあてにしていないと言う事か。
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