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September 06, 2010

亜流に生きる人物を踊らせるマスゴミは日本をどうしようと言うのだろう。

◎「日本一新運動」の原点―14

              日本一新の会・代表 平野 貞夫

 9月1日午後4時から民主党の菅代表と小沢前幹事長は、共同
記者会見に臨み、今月14日に投開票される代表選挙に立候補す
る政見を発表した。また、菅代表は同夜のNHKニュース番組に
出演して所信を述べたが、ごらんになった読者も多いと思う。
 さて、それぞれの政治生命を懸けての代表選挙となるわけだが、
二人の政見表明と記者団との応答ぶりは、その人間性と政治力を
みごとなまでに対比させる結果となり、興味深かった。TV中継
を見て、常識ある人なら、国家の危機を回避するにはいづれが適
任か、私がいうまでもないだろう。

(本流に生きる人と、亜流に生きる人)

 共同記者会見などを聴いて思い出したことがある。それは、土
佐清水高校時代恩師の言葉である。
 「人間社会には、本流に生きる人と、亜流に生きる人がいる。
なにか問題が起き、自分が不利になったとき、本流の人は他人の
せいにせず、自分の責任とする。亜流の人は、詭弁を弄して責任
を他に転嫁する。くれぐれも亜流の人間にはなるな」という教え
であり、私はこれを人生の指針として生きてきた。
 社会に出てすぐに衆議院事務局に勤務し、実に多くの政治家に
接してきたが、この教えを片時も忘れず、その人となりを判断す
る基準にもしてきた。一般的にいって、保守系ではバルカン政治
家と評される人が亜流であり、革新系ではトロツキー派の政治家
が亜流と感じたが、この亜流に属する人の共通点は、ことばが巧
みで上手に嘘をいい、論点をそらして相手を攻撃することだ。さ
らに加えて、自分の権力や地位に病的なまでにこだわる癖をもっ
ている。
 菅代表の一連の発言を聴いて、同じ代表職であっても「亜流党
代表」を冠することでよりリアリティーを感じたが、代表的な例
を二つだけ紹介しておこう。

1、普天間基地問題
 
 小沢氏の「沖縄県民と米国政府がともに納得する解決策を目指
して、改めて話し合う」との方針に対して、菅代表は「日米合意
を白紙にすることは大混乱となる。小沢さんは当時幹事長でこの
合意に責任がある」と批判した。小沢氏はすぐ反論したが、「改
めて話し合う」を「白紙にする」と、論点をすり替え相手の責任
にする。さらに「私は内政や財政をやっていた」と、沖縄問題は
所管ではなかったとの逃げ口上。
 ならば、国家権力である内閣のナンバー2である副総理とは、
政党のナンバー2よりも責任が軽いとでもいうのか。そしてまた、
鳩山政権発足時、小沢幹事長を「入閣させずに、政策の協議決定
に参加させなかった」のは、菅さん、あなただったことをもうお
忘れか。

2、小沢は総理に向かないとの発言

 「小沢さんがどんな総理になるのか、予算委員会に堪えられる
のかどうか、総理になりたいなら政治と金について説明しろ」と、
菅代表は意味不明のことを発言した。20年前の病気のことを言
っているなら、根拠のないことを公の場に出し、相手を誹謗する
のは人権問題だ。
 「小沢総理は想像できない」とも放言したが、品性を疑う発言
だ。幾度も述べてきたが「政治と金」の問題は、麻生政権と検察
の「虚構」を、メディアと民主党の反小沢派が政治的に利用して
いるに過ぎない。検察ファッショのお先棒を担ぐのかと、背筋の
凍る思いであった。
 この夜のNHKテレビ発言も醜いものだった。「代表選挙にな
ったのは申し訳ない」と言っていたが、小沢さんには、「騙して
でも下りて欲しい」とする本音が丸見えだった。
 また、「参議院のねじれ」を「天の配剤」とも言っていたが、
「参議院の惨敗は結果としてよかった」という意味であるとする
ならば、無責任きわまりない発想であり、民主党は国会議員のみ
ならず、全党員こぞって罷免を要求するのが常套ではないか。こ
んな人物が、日本国の総理としてやっていけるのか、危惧するの
は私だけではないだろう。

(一億総白痴化が試される代表選)

 昭和30年代の始め、戦後最大の文明評論家・大宅壮一氏は、
テレビの普及が進む中、「まもなく日本人は一億総白痴化する」
と予言した。情報化社会の恐ろしさに対する卓見である。昭和5
0年代からテレビ文化時代となり、映像文化の長所と欠点が議論
されるようになる。確かに一部のテレビ報道には社会の進歩に役
立つものがある。しかし、多くの番組は外形的見てくれと、金銭
本位主義に陥り、白痴文化を形成した。
 物事の本質を考えなくしたのは、テレビ文化だけではない。一
方には教育制度の謬りもあるが、テレビによる総白痴化の影響を
一番多く受けたのは政治社会であったといえる。学者・有識者と
称される人に加え、マスコミ人も含めて、基本的な勉強をしなく
なり、それにつれて政治家が世論ばかりを気にして、世論デモク
ラシーが、真実のデモクラシーを駆逐・崩壊させるようになった
のである。小沢さんが「政治と金」で悪人化されるのは、テレビ
を中心とする巨大メディアの小沢潰しである。
 下段の表をみてよく考えていただきたい。一般の新聞の調査対
象は、調査する時刻に家にいる人が多いはず。一方、ネットの調
査は時刻に関係なく、能動的に調査に答える階層で、比較的に政
治に関心が高い投稿者であろう。前者を国民全体の世論として小
沢叩きが続いているのは、戦前の新聞が果たした役割と同根であ
り、醜い歴史の繰り返しが進行中であることを私たちは直視せね
ばならない。


◎世論調査の不思議
  一般の新聞とネットの差は何か、考えてみましょう。
  世論調査をしたところ 備  考 小沢支持 菅支持
 一般の新聞など
     毎日新聞          17.0%  78.0%
     読売新聞          14.0%  67.0%
     日経新聞          17.0%  73.0%
   サンケイ新聞          12.2%  75.5%
     共同通信          15.6%  69.9%

 インターネット
  読売オンライン  3/26(出馬表明)20.0%  80.0%      
 (数字が逆転以後、 3/27      76.0%  24.0%
  投稿できない)    ?      ?    ?

  Yahoo!みんなの政治
  ネット投票者全体         48.0%  35.0%
  民主党支持者           71.0%  28.0%
  ダイアモンドオンライン
     首相にふさわしい      55.6%   4.1%
  いない  30.2% 
  その他   10.3%
  ライブドア― 62.8% 37.2%
  スポニチネット 80.0% 20.0%
  goodニュースネット        63.0%  34.0%


ゴミウリ新聞の今日の記事、マスゴミがこれだけネガキャンや世論誘導と洗脳を行えば、アキカンですらこれだけの支持率になってしまうらしい・・・

にしてもネットでの世論調査とは全く逆である。
こんなことなら、日本の大手新聞社にはさっさと潰れてもらいたい。
そもそも新聞社がTV局やラジオ局も持っていたり、クロスオーナーシップをしていたりしては、その新聞社やTV局の独立性が保障されない。 禁止している国だってあるそうだ。

マスゴミも商売だから完全中立とかジャーナリズムを求めちゃし行けないんだとしても、一社くらい或いは一人くらいは気骨のある記者が居てもいいんじゃないか。

マスゴミが上げて小沢さんを叩くのは、自分たちにこそ隠したい事や言えない事があると言う事の裏返しだろう。
裏の裏まで掘り下げて、ネタの裏も取った上で記事にされていると思えるようなものは、今の新聞記事には一遍も見当たらない。
独自取材など何もしていないくせに、大手と言う驕りだけで食っているのが朝日や毎日や読売、日経、サンケイの本当の姿だろう。

中日や東京や神奈川新聞と言ったところも、実はなんみょう学会となんみょう党には何も言えないのだ。
文句言ったら輪転機が止まっちゃうしね。

政府や官庁の広報を垂れ流している記者クラブと言うのも、言ってみりゃ官房機密費の分配をしているようなものだろう。

そんなところの記事やTVニュースには、平野氏の言葉などまず出ないし、出たら逆にニュースなんだから悲しいよ。

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