歯科技工士法制定ならびに日本歯科技工士会創立55周年記念大会
来る平成22年9月18日土曜日に、飯田橋のホテルグランドパレスで表題の式典が行われるようだ。
非会員の私には関係ない事ではあるが、会員でもある友人から聞いても、何とも不可解な挙行のように思えてならない。
天皇皇后両陛下をお迎えしてパシフィコ横浜で盛大に50周年を祝ってから早5年。
記念すべき55周年の開催も、天皇皇后両陛下は無理であっても、それなりの演者や来賓を招いて、学会などと一緒にやるものだとばかり思っていた。
ところが、招待の内容を聞くに、一般会員には案内すら出されず、会内の招待者も、
1 各顕彰者ご本人及び同伴者(原則として1親等以内)
2 都道府県技会長
3 日技代議員
4 日技連盟評議員
なんだとか。
まさか、関係諸団体やらなんやらの招待客、来賓も無いなんて事はないよね。
しかし、式典名で歯科技工士法制定と謳っていながら、なんで日技関係者だけの引きこもりとしか思えない式典なんだろう。
それとも、歯科技工士法制定は仕方なく書いただけで、大事なのは自分ら日本歯科技工士会の方、それも執行部だだと言う事かな。
だったら、普段の理事会の後お茶で乾杯すればいいじゃないの。
海外技工の問題で、原告団への全面支援が38県、条件付きが5県と、大多数の都道府県歯科技工士会が日技の方針では無く、原告団の訴訟を支援する事を選んだ。
裁判の原点は、今回、日技が制定55周年と謳っている「歯科技工士法」の意義そのものである。
歯科技工士法制定のお祝いをするのだと言うのであれば、まず、その法律の意味が厚労省や海外委託業者や歯科医師達によって踏み躙られている現実に対し、抗議するなりする事があるのじゃないのか。
まさか、厚労省や日本歯科医会や国会議員さんなどを来賓として呼んで、その前で歯科技工士法の問題や海外技工の問題を出す訳にはいかにとかさ。
脇本さんを支援した都道府県の会長や代議員も来るだろう、脇本さんだって出席する権利は十分に在る。
歯科技工士問題で脇本さんくらい歯科技工士や歯科技工士法に心身を投げ打って貢献している人はいない訳だから。
今の時点でやれば、海外技工問題にふれないわけにはいかないし、脇本さんや保団連が出れば会場は割れるだろう。
厚労省や日歯の来賓がいたらいたで、逆に来賓の顔を潰す。
どっちにしても、地方役員や一般会員からの想定外の突き上げを恐れたんじゃないかなと。
詰まる所、日技は55周年であっても「歯科技工士法」には触れたくないと言う事か。
お暇な日技会員は、仲間の顕彰もある訳だし、何よりも歯科技工士法のお祝いなんだから、遠慮なく会場に押し掛けたっていいんじゃないかね。 時間は不明だけど。
尤も、今の状況ではお祝いに行くどころか、交通費すら厳しいと言う歯科技工士の方が多いと思うんだけどね、悲しく。
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Comments
>パシフィコ横浜で・・・
国際フォーラムですよ。
Posted by: 露地者 | September 18, 2010 05:37 PM
あ、違ったか・・・・
で、肝心の式典、厚労省の局長さんが来られた以外には、来賓ゼロだったそうです。
110人くらいの方が表彰されたそうですが、全国規模の業界団体でしかも法制定55周年を謳っていながら、関係諸団体からも国会議員からも無視される?招待しなかったのかな?ような団体ってなんだべ。
Posted by: G3 | September 19, 2010 01:59 PM