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September 17, 2010

◎「日本一新運動」の原点―18           平野貞夫

◎平野代表テレビ出演のご案内(2件)

■放送日時 : 2010年9月17日(金)20:00~21:00
■番組URL : http://blogos.livedoor.com/feature/
■出 演
  ゲスト:平野貞夫(元参議院議員。議員時代は小沢氏と行動
を共にした。現在は「日本一新の会」代表を務める)
聞き手・池田信夫(経済学者、上武大学経営情報学
部教授、SBI大学院大学客員教授。)

「知恵袋」が語る小沢一郎
14日に投開票が行われた民主党代表選挙で、菅直人氏が新代表に
選出され、首相を続投する見通しとなりました。一方、小沢氏を
推薦した議員たちの中には「負けた場合は民主党からの離党を覚
悟している」などの発言もあり、代表選で敗北を喫した小沢氏の
今後の動向に注目が集まっています。
今回のBLOGOS対談は、長く小沢氏と行動を共にしてきた元参議院
議員の平野貞夫氏を迎え、メディアではあまり語られない小沢氏
の実像に迫るとともに、今後の小沢氏・政界の動向を予測します。


■放送日時  9月18日(土)08:00~  
■番組    日テレ『ウェークアップ!ぷらす』
■録画出演


さてここから、平野貞夫氏の「日本一新運動」の原点―18 です。

◎「日本一新運動」の原点―18           
        
              日本一新の会・代表 平野 貞夫

 菅首相続投、小沢前幹事長の敗北という民主党代表選挙の開票
結果を知ったのは、JR土讃線の高知駅付近を走る汽車の中だっ
た。日本一新の会事務局からの携帯電話で、時事通信社・内外調
査会の講演で宇和島・八幡浜に行く途中でのこと。実はこの原稿
も旅先で書いている。
 菅721ポイント、小沢491ポイントと聞いて、持病の血圧
が急上昇しショックを起こしかけたが、開票資料を手にいれ、詳
細に検討をしたところ、最悪の条件下でよく健闘したことがわか
り安堵した。
 その原動力は、「日本一新の会」を支えて頂いている維持会員
を始め、ネット上で、様々な協力・支援をいただいた皆さんのお
かげと、心から感謝の意を表したい。
 
(小沢一郎代表選出馬の憲法的意義)

 代表選挙中ほとんど話題にならなかったし、私も意図して発言
を控えていたが、小沢氏の出馬は、わが国の議会制民主政治の歴
史にきわめて重要な意義があったことを、この機会に特筆してお
かねばならない。
 衆知のとおり、憲法は国会議員の「会期中の不逮捕特権」(第
50条)と「免責特権」を規定している。これは不当な国家検察
権力から議会民主政治を護るために、議会の歴史に学んだ仕組み
であり、議会主義を採用する国家の普遍的原理である。
 政治と検察はどこの国でも緊張・対立関係にあり、不逮捕特権
とは、国民の代表である国会議員の自由な言動を保証するための
ものである。強いていえば、議会民主政治が成立する基本的原理
でもある。
 小沢氏の「政治と金」は、多くの専門家が指摘するとおり、政
権交代を阻止しようとする自民党麻生政権と旧体制検察官僚、さ
らに小沢氏のメディア改革を阻止したい巨大メディアが、検察が
たれ流す情報を駆使して、小沢一郎を政界から追放すべく国民大
衆を洗脳したものである。検察メディアが「小沢は悪人だ」と、
ここ一年半に渡って書き続けるとともに、選挙中も、きわめて公
正さを欠く「世論調査」で、70~80%の「小沢は悪人」とい
う、まやかし報道を続けたのである。
 検察は、一説によれば30億円もの税金を使って、一年数ヶ月
にわたり、その総力を挙げて捜査した結果が「不起訴」である。
そして反社会的市民団体が「検察審査会」に申立て、作為的に
「起訴相当」を議決し、小沢氏の「政治と金」を、司法の仕組み
に棚上げした。
 国家的危機を回避するために、国民の意思で政権交代を果たし
た民主党の原点を無視した菅代表・首相に対抗して、代表選に出
馬を決意した小沢一郎に、民主党内外から、また主要閣僚からさ
えも、「検察審査会で結論が出ていない状況で、出馬するべきで
はない」との合唱が始まったわけである。小沢氏自身も、「環境
の整備が出来ていない」と悩んだ時期があったようだ。しかし、
出馬についての国家的必要性と、支援者の強い要請をうけ、敢然
としてその意を決したのである。

 もし、小沢氏の決断がなければ、これからの不起訴事件でも検
察審査会に棚上げし、有能な議員であり、かつ国家的、社会的必
要性があっても、重要な政治活動に参加してはならないという先
例を残すことになる。これこそが憲法が保証する国会議員の自由
な言動の原理を侵すのだ。
 小沢氏は、国民大衆・党員・サポーター、そして地方議員も含
めて「小沢は悪人」と洗脳されている実情を知りながら、敢えて
憲法の原理を護ることを念頭に出馬を決意した。これにより、わ
が国の議会制民主政治は護られたのである。このことを、民主党
国会議員のほとんどが理解していないことが残念である。 

(小沢氏敗北の原因の反省と今後の展開)

 代表選敗北の根本原因は、これまで述べたとおり小沢氏の「政
治と金」に関する大衆的洗脳が、民主党内に残っていたことであ
る。それでも「党員・サポーター」で約13万票対約9万票(6
:4)、「地方議員」でも6:4の敗北である。特種な選挙の仕
組みで、見かけの上では大差のように思えるが、その内容は以上
のとおりであり、厳しい条件下ではよく健闘したといえる。問題
は国会議員で、200人が小沢一郎に投票している。この票には
大きな価値があり、これからの小沢氏の政治活動の原動力ともな
るだろう。
 転じて、菅票206票の中には「反小沢」に加えて「迷い票」
が相当数混じっている。これからの「反小沢」は、あくまでも自
民官僚・米国追随を志向して行くだろうが、問題は「迷い票」で
ある。不勉強・不見識・毒マンジュウ・ポスト病などとの批判も
あるが、政権交代の原点をよく考えれば、必ずや目を覚ましてく
れると期待している。
 今回の代表選の大きな成果は、小沢一郎という政治家が生命を
懸けて「日本一新」の基本理念と政策を国民に提示した。多くの
誠実な国民は、日本一新の小沢ドクトリンを評価し期待している
が、これをさらにブラッシュアップする必要がある。小沢グルー
プの国会議員の間では、政策研究組織を再編し本格的に日本一新
を推進する動きとなった。
 「日本一新の会」も、代表選を支えた成果を踏まえ、ネット活
動の本格化だけでなく、新しい政治運動としての展開を検討する
必要があると痛感しており皆さんからの積極的な提言を期待する。

       

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