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November 30, 2010

メルマガ・日本一新第24号 達増さんの小沢論と平野さんの「日本一新運動」の原点―29              

政治の世界は魑魅魍魎だけど。

朝鮮半島では一触即発だってのに、永田町ではアキカン蹴りが画策されていると言う事か。

アキカンから朝原に代えたって、国会が正常化するとはとてもじゃないが思えない。
植草さんの言う悪徳ペンタゴンと、それに追随する売国奴にとっては、国会が機能しない方が日本の財産をどさくさにまぎれて奪いやすいと思うのだろうが、現実にこの島国で生きて行かなきゃならない国民にとっては、とんでもない話だぞ。


と言う事で、岩手県知事 達増拓也氏の記事と平野代表の原点-27をお読みください。

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◎シリーズ小沢一郎論7:危急存亡の秋(とき)とオザワ現象

                  日本一新の会 達増拓也
                      (岩手県知事)

 岩手県ですら、いや、岩手県だからか、民主党政権に対する世
間の風当たりは強い。柳田法務大臣辞任翌日の勤労感謝の日、地
元支持者との集いで悲憤慷慨の風を浴びた。
 その前日、東京に行く用事があり、小沢一郎氏と面会する機会
があった。小沢氏は、民主党政権が崩壊の危機であることを心配
して、挙党体制の再構築の必要性を感じていた。
 この期に及んで、菅首相を支える体制強化の可能性を探るとは、
なんと人がいいことか、と一瞬思ったが、このような危急存亡の
秋(とき)だからこそ、国家・国民のために挙党体制を模索する、
まさに王道である。小沢vs反小沢というような狭い了見にとら
われていない。私は不明を恥じた。
しかし、菅首相からのSOS(=協力要請)は、その形跡が無い。
 一方、これは小沢氏との面会とは別の機会に別の信頼できる筋
から得た情報だが、9月の代表選で菅氏を支持した有力者たちの
間に、党代表=首相を人気のある現閣僚に替えて解散総選挙を打
つ策動があるという。小沢氏が若手議員との会食の席上、解散総
選挙の可能性に言及したのは、同じような状況判断をしていたよ
うである。小沢氏が菅首相を支える体制を模索している一方で、
菅首相の足元で菅降ろしの動きが出てくるという皮肉な展開にな
っている。
 私はこのシリーズの四回目で、菅内閣が行き詰ったら、強制起
訴されていても小沢氏は臨時の民主党代表選挙に出るべきだし、
民主党の国会議員は小沢氏を党代表=首相に選ぶべきだと書いて
いたので、そのことを小沢氏に話した。小沢氏は、黙ってうなず
きながら聞いていた。否定はしなかった。検察審査会の議決によ
る強制起訴が、小沢氏の政治活動を束縛できる筋合いのものでは
ないと、本人も確信しているという感触を、私は得た。本人は、
自分のことよりも菅首相のことを心配している。
 私が小沢事務所を訪れた時、事務所はシカゴの学校から来てい
たアメリカ人生徒達の世話で慌しかった。日米草の根交流事業と
して、小沢氏が毎年取り組んでいるものである。シカゴの学校は
オバマ大統領夫妻の地元、アフリカ系アメリカ人が多く住む地域
にある。日中草の根交流の「長城計画」はマスコミに大きく取り
上げられたが、日米の方も大きく取り上げて欲しいものである。
 小沢氏の秘書さんから聞いた話だが、最近、小沢氏が他の議員
等と会食をする現場でテレビカメラを構えた報道陣が待ち受けて
いると、一般の人たちが「誰を待っているのか」と聞いてきて、
「小沢さんだ」と教えると、出を待つ人が結構いるとのことであ
る。そして小沢氏が出てくると「小沢さん、がんばって!」と声
をかける由。普通の人たちが50人くらい出待ちをしていたこと
もあったそうで、他の政治家では起きない現象である。オザワ現
象はネットの外でも急速に広がっている。

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◎日本一新運動」の原点―29                   
                    
              日本一新の会・代表 平野 貞夫


(民主党政治が劣化した原因は何か)

 柳田法相の放言による辞任、仙谷官房長官の度重なる暴言・失
言をめぐる問責決議案の提出などで、補正予算の審議遅延、そし
て北朝鮮による韓国砲撃で、菅首相のリーダーシップが問われて
いる。

 11月23日(日)、反小沢で名を売った、生方衆議院議員の
選挙区である千葉県松戸市で市議選が行われた。民主党は11人
の候補を立てたが、当選はわずか新人2人だけであった。現職4
人全員が落選し、法定得票に満たない候補が3人いたという大惨
敗である。

 また、来年の統一地方選を調査している著名な機関によれば、
西日本(関西・中国・四国・九州)で民主党は壊滅的とのこと。
10月末の帰省のとき、民主党高知県連で同党公認で立候補予定
者数人から、新しい形で出馬したいがどうだろうかとの相談があ
ったが、この状況を民主党国会議員がどれだけ知っているのか、
はなはだ疑問である。
 菅政権が、国会運営を始め外交・内政あらゆる面で機能を喪失
している原因は、直接的には「小沢排除」の政治を続けているこ
とにある、と言えば反論する人もいようが、私に言わせれば昨年
の政権交代のときから事実上「小沢排除」が始まっていたのだ。
「政策の協議と決定に関わらない与党幹事長」で議院内閣制が運
営できるはずはない。

 昨年3月から麻生自民党政権が仕掛けた「小沢の政治と金」は、
政治捜査で政権交代を阻止し、小沢氏を政権から排除する政治謀
略であった。鳩山氏はそれを理解していたが、菅氏は民主党内の
反小沢グループに同調し、「小沢はずし」を工作していたと私は
推測している。昨年8月の政権交代の前後、「旧さきがけ」関係
者の小沢批判と小沢下ろしは異常であった。それは麻生自民党政
権と検察の方針を事実上継承するものであった。

 鳩山民主党政権が発足した時期、細川元首相は私に「細川政権
を潰したのは小沢さんではない。“さきがけ”に問題があったの
だ。日本新党から“さきがけ”に移った人たちは、人間として性
格が悪く、誠実さがない」と民主党政権の行方を危惧していた。
 菅政権が発足して、民主党政治が政権交代の原点から離れ、自
民党政治より悪質になった状況を心配した鳩山元首相は、小沢氏
を参加させた挙党体制を再生させようと努力した。しかし、菅首
相は拒否して九月の代表選となる。代表選での菅首相の言動から
本性を知った国民の中には、その能力に疑問を持ち、今日の状況
を予期した人たちは少なくない。
 小沢氏は、菅首相が劣化させた政治に反省を求め、民主党政治
を正常化し、日本経済を回復させ「国民の生活が第一」の政治を
実現すべく、多くの出馬反対論を排して代表選に挑戦した。小沢
氏が「代表選出馬反対論」に乗って、「静かにして」いたなら、
この危機的状況で民主党は、国民からどう批判を受けたか自明で
ある。政権交代の大義は泡となって消え去っていたのである。小
沢氏が代表選で、混迷する日本を如何にして再生させるか、具体
的提案をしたことが、民主党がどうにか国民に支えられている一
筋の糸といえる。反小沢の先鋒マスコミを任じている、サンケイ
新聞の世論調査で、望ましい首相のトップに小沢一郎氏が8.6
パーセントと躍り出たことが何よりも証明している。

 現在の悲劇的ともいえる菅政権の政治劣化の責任は、筋論から
いえば「代表選での菅首相で菅代表に投票した人たち」にある。
党員・サポーターはマスコミの俗論に影響されてのことであろう。
国会議員の中には政治体験の浅い人たちもいるので強く責めるつ
もりはない。

 また、小沢排除の確信派すなはち、欲に凝り固まって自分本位
で動き、善良な国民を裏切る輩は論評するだけでも無益である。
 一方、自民党時代から小沢氏と政治行動を共にしてきた「渡部
恒三・藤井裕久・石井一」らの責任は論じておかなければならな
い。彼らはマスコミなどを通じて小沢氏を誹謗し、時代背景も読
めずに「代表選に出馬すべきでない」と論じた。ニンジンを鼻先
にぶらさげられてのか、毒マンジュウに当たったのか知らないが、
貴方がたは何のために、何年政治家をやっていたのか。他の2人
に関しては自民党時代からの行状はいやというほど知っているの
で何も期待はしない。しかし、藤井氏は、私が衆議院事務局時代
からの知り合いで、政治家としては同志であった。私たちの積年
の課題であった政権交代をなし得た今、小沢排除による日本政治
を劣化させた氏の責任は重大である。

(民主党はどうすべきか)

 この日本の危機に、私がもっとも残念に思うのは、民主党国会
議員の大多数が小沢一郎という政治家の実像を知らないことであ
る。否、知ろうとしないことである。政権交代を阻止しようとす
る国家権力が、約30億円という税金と、1年数ヶ月という時間
を使って、小沢氏のあらゆることを捜査して不起訴となった問題
を、憲法違反の権限をもつ検察審査会を怪しげに操作して、小沢
氏の政治活動を停止させる事態を、座して見過ごしていてよいの
か。それで社会の木鐸といえるのか。

 しかも、政権交代以後は民主党内で小沢氏の活動を封印しよう
とする動きが目立った。わけても小沢氏に近い人たちでさえ、強
制起訴となり刑事被告人となれば政治活動はできない。ましてや、
首相になることは不可能だと思い込んでいる国会議員がいること
が残念だ。

 国会議員たちが議会民主政治の精神を理解しておれば、強制起
訴を止めることもできるのである。麻生政権が指示し、検察権力
が民主政治に仕掛けてきた事件であるという認識を、国会議員が
認識しないところに今日の問題があると同時に、小沢氏の国会で
の説明を国会対策の駆け引きに利用するという悪例を放置してお
くことは、なんとも情けない政治家どもである。
 今一度、小沢氏に代わる政治理念と高い見識を持つ政治家が他
にいるのかと問いたい。民主党が再生政権交代の原点に立ち返り、
外交も内政も国民が安心して生きていける日本とするために、小
沢一郎という政治家を民主党政権の「ど真ん中」で活動できるよ
うにするのが、喫緊の課題であり、民主党が再生するには他に術
はないと断言する。
 違憲で違法の強制起訴を阻止するのが、当面の重要課題である。
劣化した司法関係機関が強制起訴裁判とし、万が一「刑事被告人」
と呼ばれても、内閣総理大臣に就任しても憲法上何の問題もない。
衆議院事務局に奉職し、後に参議院議員に転じても、一貫して憲
法に照らした議会民主政治の実現に生涯を託した私だから自信を
持って断言する。
 これらはむしろ、日本に真の議会民主政治を確立できる絶好の
チャンスともいえる。ここ数年の小沢氏に対する国家権力の弾圧
は、戦後民主主義を誤って生きてきた、私利私欲に生きた日本人
の足掻きであった。小沢グループといわれる政治家は、せめてこ
のことを肝に銘じておくべきである。

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☆最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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