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December 15, 2010

日本一新の会 メルマガ臨時増刊号・2010/11/29

現時点で、政界の動きを見ていると、平野さんの言うとおりに、日本は崩壊して行くように思える。

以下に掲載する平野さんの記事は11月の末に配信されたのですが、今度は仙谷官房長官がTV朝日の番組の中で、田原さんの質問にこう答えたのだと言う。

@namatahara
昨日の放送の中で一番重要なのは僕が、こんなデタラメ予算を後何年組めるのか?と問うと仙谷さんは2年が限度だと答えた。

@namatahara
後2年で破綻する。こんな重大な官房長官の発言をどの新聞も無視した。記者達は仙谷さんが辞めるかどうかしか関心がなかったのだろう。

誰だって、GDPの20倍もの借金があるのに、財政破綻しないとは思わないだろう。
思わなくても、多分大丈夫だと根拠のないあてに頼っていただけである。
政府のNo,2が公に言ったという事なのだから、言わなきゃいいとか、認めなきゃいいとか逃げていないで、直視してほしいと思う。

憲政の崩壊と、国家財政の崩壊。
まさに、未曾有の事態である。



民主党は政権交代の原点に立ち戻れ!

            (月刊日本12月号より・転載許諾)

              日本一新の会・代表 平野 貞夫


☆民主党が招いた憲政史上未曾有の危機

――民主党政権誕生以来一年以上経つが、現在、国会は膠着状態
  にある。

平野 まず私は率直に、おわびをしなければならない。
 衆議院事務局、参議院議員、そして小沢一郎氏のアドバイザ―、
政治研究家として歩んできた私の政治人生の目標は、日本におい
て「憲政の常道」が守られるような、健全な民主主義を根付かせ
ることだった。民意に基づき、政権交代可能な仕組みを作ること
だった。昨年夏の政権交代の意義は、まさにここにあった。
 だが、ここまで民主党の面々が政権交代の歴史的意義を理解せ
ず、政治をあらゆる面で劣化させてしまうとは、想像していなか
った。こんな政党に政権を持たせるために、小沢氏と共に苦労し
てきたのかと思うと、自分のことが情けなくなる。75年生きてき
て、これほど伍泥たる思いになったのは初めてだ。
 現在は明治憲法発布以来、日本の憲政史上において未曾有の危
機にある。その本質とは、政治統治機能の喪失だ。太平洋戦争中、
大政翼賛体制下においてさえ国家意志というものは存在したが、
現在は意志も政治理念もない、状況に流されるだけの政権にすぎ
ない。これも、菅直人や仙谷由人というような、最低限の歴史観
と倫理観のない人間が権力を握っているためだ。

――現体制が生まれた裏には何があったのか。

平野 もともと、菅氏には権力欲は過剰だが、政治や政策に対し
て主体的意志はなかった。ところが、大きく三つの動きが鳩山・
小沢外しによる菅政権樹立を目論んだ。
 一つは、アメリカの影響だ。遠からずドル崩壊の危機が訪れる
が、その際にドルを支えてくれるのは日本しかない。アメリカに
とっては、危機に備え、日本に利用しやすい政権が存在したほう
がありがたい。その点で、菅氏は財務大臣を経験している間に手
なづけてある。一方、小沢氏が唱える「国民の生活が第一」とい
う政治理念は、アメリカにとっては厄介だった。これは、小沢氏
がアメリカ外しを行うという意味ではないが、日本国民の税金は
日本国民のために使うべきだということと同義であり、アメリカ
ドルを買い支えるためではない、ということを含意していた。
 もちろん、アメリカ内部にも小沢とは話し合って協力したほう
が良いという意見もあるし、やはり切り捨てたほうが良いという
意見もあり、一枚岩ではない。ここに、国内の政局が絡んでくる。
すなわち、「政治とカネ」を契機として反小沢派が鳩山・小沢を
追い落としにかかったのだ。菅直人氏はケジメをつけられない人
問で、国家のために何が必要か、そのためには誰が必要かという
こともわかっていない。だから安直に小沢外しの御輿に乗ってし
まう。そしてそれを担いでいる仙谷由人氏は、頭から爪先まで、
政治的経済的私心しかない人間だ。もともと6月時点で、小沢氏
は菅総理による挙党一致体制を作り、それによって参議院選挙を
乗り切ろうと考えていた。ところが仙谷氏らが小沢外しに動き、
民主党は挙党一致体制を作ることができなかった。
 昨年3月に西松建設事件に絡んで小沢氏の元秘書が逮捕された
が、これは当時の麻生総理、森英介法務大臣らによる事実上の指
揮権発動であり、なんとしても政権交代をくいとめようという意
志の表れだった。実際、元秘書逮捕の数日前、森大臣に会った時、
「政治を悪くしたのは小沢氏、そして一番悪いのは平野さん、あ
んただよ」と言われたが、これは小沢氏への指揮権発動を匂わせ
るものだった。
 小沢氏は代表を辞任することで政権交代への機運を維持したが、
次に検察が目をつけたのが石井一副代表だった。これを無理やり
立件しようとしたのが村木事件の本質だ。実際、検察が無理を行
なったから前代未聞の証拠捏造事件となったのだ。石井氏の次に
は鳩山由紀夫氏への、母親からの莫大な「子ども手当」問題が狙
われた。こうして民主党の幹部を次々に狙い、政権交代を阻止し
ようとしたのだが、結局、衆議院選挙で民主党は大勝した。だが
検察はすべてを諦めたわけではなく、民主党政権下にありながら
も、小沢一郎だけは許さない、と蠢き続けているわけだ。
 こうしてアメリカ、仙谷氏ら反小沢派、検察という三つが暗黙
のうちに野合して、追い落としにかかったのが小沢氏を巡る事件
の本質だ。

☆検察の権限強化は憲法違反の疑いあり

――検察審査会によって二度目の「起訴相当」議決が出され、小
  沢氏は現在、最高裁に特別抗告中だ。

平野 一連の過程には非常に問題がある。まず小沢氏をめぐって
は西松建設事件が起きた。これは起訴に至らなかったが、西松建
設からは自民党議員にも献金が行っていたし、ダミ―団体を通じ
て献金が行われたという指摘も、根拠のないものだった。
 そして、検察審査会が今回起訴相当議決を出した陸山会をめぐ
る事件は、四億円の土地購入を政治資金報告書に記載した際、実
際の取得日よりずれて、翌年の記載になっているという「期ズレ」
が問題となっている。そもそも、この「期ズレ」は問題となるよ
うな性質のものではない。小沢氏が購入した土地は農地であり、
これを住宅地として利用するためには各種の手続きが必要で、時
間がかかる。このために実際の取得日と報告書への記載がズレる
のは当然のことだ。このことは検察も分かっている。東京第五検
察審査会で説明がされたはずだが、「期ズレ」だけでは不十分と
感じたのか、なんと「四億円の出所も問題だ」と、告発の容疑事
実にも、一回目の議決にも全く存在しなかった理由が突然付け加
えられた。これは違法である。
 ここには、検察審査会という、内部が完全にブラックボックス
であり、憲法における地位も不明瞭な組織の問題がある。まず、
検察審査会は行政機関なのか司法機関なのか。
 小沢氏は四億円を2回目の審査会議決で「犯罪事実」に追加し
た点について、正しい手続きを経ていないとして「議決の無効」
と「手続きの差し止め」の抗告を行なった。地裁、高裁とも「手
続きの差し止め」について棄却したが、その理由は「検察審査会
は準司法機関なので行政訴訟になじまない」というものだ。そこ
で最高裁に特別抗告したのだ。高裁までの判断では、検察審査会
は三権分立の司法権に属すということになる。すると、訴追権を
司法が所有するということになり、三権分立が侵されているとい
うことになる。正しい三権分立において、訴追権は行政機関であ
る検察のみが有しているべきなのだ。すなわち、現下、三権分立
はマヒしてしまっているわけだ。
 この矛盾を解消するためには検察審査会は行政機関であるとし
なければならないが、そうすると小沢氏の特別抗告を棄却する理
由もなくなる。最後の判断は最高裁に委ねられているところだが、
ここで正しい判断が下されねば日本の法秩序は本格的に崩壊する。
 もともと、検察審査会はGHQの遺産だった。GHQは日本に
も陪審制を導入しようとしたが、日本側の頑強な抵抗にあった。
その一種の代償として、検察審査会は設けられていた。検察審査
会に強制起訴力を持たせるべきかの議論が平成13年頃に行われた
が、このとき、最高裁は反対していた。検察の起訴独占という憲
法の原則に反するからだ。また、強制権を持つのであれば、その
過程は公開されなければならない。
 だが実際にはメンバ―も、平均年齢も、議論の過程もまったく
明らかにされていないのだ。秘密裁判のようなことが行われてい
る。検察審査会の暗部を明らかにしなければ、暗黒司法がまかり
通ることになる。

☆四億円は行政指導の「記載ミス」範囲内

――野党は小沢氏の国会招致を求め、与党も政権運営のために岡
  田幹事長が小沢氏に招致に応じるよう働きかけている。

平野 与野党ともに、政治倫理審査会、証人喚問というものをよ
く理解していない。政治倫理審査会はロッキ―ド事件を契機に作
られたもので、これを作ったのは小沢一郎氏本人であり、設置の
ための事務作業を行なったのは、当時衆議院事務局にいた私だ。
だから小沢氏と私ほど政治倫理審査会に詳しい人間はいない。
 政治倫理審査会を開くには要件が二つある。一つめは、不当な
疑惑を受けた議員自らが申し出た場合だが、小沢氏本人が進んで
審査会を要請することはありえない。氏は「国会が呼べば行く」
と述べているが、自ら審査会を開くことを要求はしていない。
 したがって、二つめの要件を満たさねばならないが、これは、
委員の三分の一の申し出、そして出席委員の過半数の賛成が必要
だ。だが、民主党内をまとめあげて、この要件をまず満たすこと
ができるのか。
 また、政治倫理審査会そのものは、議員の「行為規範」に著し
く反した場合、すなわち、議員の職務に関して犯罪が疑われる場
合(収賄、脅迫、兼業の報告違反)、政治資金規正法や議員資産
公開法に「著しく違反した」場合に開かれると定められている。
 小沢氏の場合、このうち何の問題を政治倫理審査会でとりあげ
ようとしているのだろうか。唯一可能性があるのは陸山会をめぐ
る問題について政治資金規正法を根拠にすることだが、これとて
も、四億円の「期ズレ」は「著しい違反」にはあたらない。百歩
譲って違反であったとしても、従来であれば総務省の行政指導で
終わる「記載ミス」だからだ。つまり、小沢氏を政治倫理審査会
に招致することは、数の上でも、審査会の性質から言っても不可
能なのだ。
 証人喚問はさらに難しい。国会への証人喚問は全会一致で為さ
れるのが原則だからだ。だが、小沢氏の国会証人喚問に、全民主
党議員を賛成させることはできない。政治倫理審査会にしろ証人
喚問にしろ、いずれも国会の有する国政調査権に基づいている。
すなわち、疑惑を受けた国会議員に対して国政調査権を発動する
のだが、それは「起訴に至らない」疑惑がとりざたされていると
きに、民意に応えるべく行われるものだ。だが、小沢氏は検察審
査会によって強制起訴、司法で言うところの「司法プロセス」に
入っている。もはや「疑惑」ではなく、訴訟に場は移っているの
だから、国政調査権を発動するにしても限界がある。
 結局、野党は政局の駆け引きの材料に小沢氏問題を利用してい
るだけだし、国政調査権の何たるかも理解していない民主党幹部
がそれにつられて右往左往しているだけなのだ。こんなことで小
沢氏を国会に招致する先例を作れば、国会の自殺行為になる。
 国会議員が真に国政調査権を発動すべきは、憲法の原則に反す
る検察審査会に対してだ。すでに検察審査会の問題は指摘したと
おりだが、仮に検察審査会が司法機関であったとしても、司法行
政にあたる問題なのだから国政調査権が適用できる。検察審査会
法改正で「強制起訴制度」という違憲立法の不手際を犯したのは
国会白身だ。国会白らがこの問題の解決に取り組まなければなら
ない。

☆人材が払底した民主党

――民主党は多数の議員数を誇りながら、人材は払底しているよ
  うに見受けられる。
平野 11月2日、与野党の国対間で野党と小沢氏の国会招致を
棚上げして補正予算の審議に入る合意を為していた。ところが岡
田幹事長は、「小沢さんの国会招致が補正予算・法案審議・本予
算・地方統一選挙の障害となっている」と発言し、野党の反発を
買い、せっかく動くかに思われた国会も再び膠着状態に陥った。
岡田氏は自分の発言が何をもたらすか、まったく理解していない。
 尖閣ビデオ問題では、前原氏が失態を晒した。あの小泉純一郎
総理でさえ中国と悶着を起こすのを避け、領海侵犯については追
い払うだけにとどめていた。ところが前原氏は海上保安庁に指示
を仰がれたとき、逮捕を命じた。一旦逮捕してしまった以上、こ
れは主権問題と化すのだから、最後までスジを通し、起訴しなけ
ればならなかった。それを止めるならば指揮権発動も覚悟しなけ
ればならなかった。ところが、結局責任を那覇地検に押し付け、
責任を回避した。人間には本流と亜流の人間がいる。違いは、責
任を取れるかどうかにある。現政権は明らかに、亜流の人間の集
まりだ。
 中国人船長釈放に動いたのも外務大臣となった前原氏だが、こ
れはクリントン米国防長官の指示を受けてのことだ。国務大臣と
しての決断がどれほど国内のみならず国際政治にも影響をおよぼ
すかに思いが至っていないから、こうした一貫性のないありさま
になる。
 岡田氏、前原氏ともに将来の民主党のリーダーと嘱望されてい
るが、その人物にしてこのていたらくだ。まったく場当たり的に
しか行動できず、戦略・戦術性などひとかけらもなく、価値観の
ないロボットが人間の服を着て歩いているようなものだ。
 これがわが国のことでなければ大いに笑えるのだが、彼らがま
さに日本の政権与党の人間だと思うと、身も凍る思いだ。まさに
喜劇的悲劇だ。

☆小沢政権がなければ民主党は自壊する

――この政治の閉塞を打開することは可能か。

平野 閉塞状況というものは、天災として訪れる。だが現下の有
様は天災ではなく、自分で有能と思っている無能な人間が政権を
担っているために生じている人災であり、閉塞状況とは言えない。
 問題は、小沢一郎を排除するのに必死になって、政権交代の理
念を完全に喪失してしまったことにある。そのために政治は完全
に機能停止に陥っているのだ。民主党議員は権力の恐ろしさをわ
かっていない。生まれて初めて権力を手にしたことで舞い上がっ
てしまい、聞くところによると、下品に利権を漁っている大臣た
ちもいるとのことだ。これは必ずや、のちのちに問題となるだろ
う。
 民主党の支持率は下がる一方で、政権浮揚の秘策などないし、
無能な現執行部では何の知恵も出てこないだろう。次の総選挙で
は、民主党は必ず壊滅する。
 唯一救いがあるとすれば、それは、政権交代の原点に立ち戻り、
党内で政権交代を行ない、小沢一郎氏が政治の主役をできるよう
にすることだ。現在、小沢氏は検察審査会という憲法違反の権限
を持つ組織によって強制起訴され、党内で離党論さえあり、身動
きがとれない状態だ。最高裁が正しく判断を下せばよいが、そう
でない場合、裁判が終わるまで小沢氏は民主党のために活動する
こともままならない。
 民主党政権が発足し、小沢排除を始めた時から、私は民主党政
権はこのままでは確実にダメになると何度も警告してきた。菅氏、
仙谷氏らの人問性の問題点についても何度も指摘してきた。菅氏
を代表に投票した人たちの責任は重大だ。
 小沢氏復権がなければ、民主党政権は自滅し、政界大再編も行
えず日本は崩壊していく。

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☆最後までお読みいただき、ありがとうございました

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