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February 21, 2011

憲政史に残る民主党十六名の志士 &恣意的な、あまりにも恣意的な菅政権

◎「日本一新運動」の原点―42

日本一新の会・代表 平野 貞夫

○憲政史に残る民主党十六名の志士

 2月17日(木)、民主党衆議院議員16名が「民主党政権交
代に責任を持つ会」(通称:民主党国民の声)を結成、「民主党・
無所属クラブ」の岡田克也会派代表に会派離脱届けを提出した。
同時に新会派届けを衆議院事務局に提出したが、岡田会派代表か
ら16名の議員が離脱した旨の届けがなされるまで、新会派届け
は衆議院事務局預かりとなった。
 突然の出来事で、永田町は大騒ぎとなった。ほとんどの政治家
と記者たちは、この十六名の活動と手続の真意を理解できないよ
うだ。岡田会派代表に至っては、「会派離脱届は無効だ」と、司
法試験勉強中の学生のような発言をしている。とても政治家の感
性を持っているとはいえない。新会派結成宣言を真摯に読むべき
だ。
 宣言文は「菅政権は国民との約束・マニフェストを捨て、政治
主導の御旗も捨て、国民の生活が第一も捨て、本来の民主党その
ものを捨て、民主党の支持の上に比例代表で当選した我々の存在
意義すらも打ち消した」と、単独比例で選出された国会議員の心
の叫びを列挙している。そして「我々は民主党と国民との約束の
上に存在する比例代表の議員だからこそ、本来の民主党の姿とは
かけ離れた今の菅政権にはもう黙っていない」と、はっきりとそ
の覚悟を示している。久しぶりに見る政治家としての志に敬意を
表したい。
 私は昨年以来、わが国の議会政治の劣化、特に国会議員の志の
低さと、見識のなさを批判し続けてきた。先週のメルマガ・日本
一新で、「完全にファシズム化した民主党が、このままの状況で
あってよいだろうか。民主党所属議員たちよ、エジプトの民衆の
方がましだと言われないよう、国家の危機に対処して欲しい。来
週の動きを期待して注目している」と結んでおいたが、16人の
志士は「日本一新の会」の願いを見事に果たしてくれた。
 この16人の「民主党政権交代に責任を持つ会」のこれからの
展開を予測しておこう。前例のないことだと、新会派の結成を葬
ろうとする意見があるが、実は前例があるのだ。平成7年1月1
7日、当時の社会党で山花貞夫衆議院議員ら17名が、村山自社
さ政権に反対し、社会党に会派離脱を提出したことがある。丁度、
この日の早朝に阪神淡路大震災が発生し、この会派離脱届けは国
会で議論されることなくウヤムヤとなった。手続としてどういう
問題があるかといえば、岡田会派代表の主張する「無効論」は間
違っている。同じ党籍で会派を複数持つことは理論的にはあり得
ることだ。
 地方議会では自民党籍のまま二つの会派が存在するのはざらに
ある。現に福井県議会では、民主党員で「金沢民主議員会」と、
「民主クラブ」の二つの会派がある。国会では法規的に妨げるも
のはない。かつて、菅首相が所属していた「社民連」という政党
が、「社会党会派」と「民社党会派」に所属していたことがある。
このことについて議院運営委員会で議論した前例がないだけであ
る。
 その議論を始めるためには、岡田会派代表が16人が離脱した
旨の届けを出すことが必要となる。多分、岡田会派代表は党の方
針に従わないとして、党規違反の処分をしてくる。16人の志士
たちには、菅政権と岡田執行部の行動こそ「党規違反」として、
民主党の機関に提起して議論すればよい。しかし、岡田執行部は
異常な党運営で引き延ばしを図ることになろう。結局は、ある時
点で党の離脱「新党の結成」やむなしとなる可能性がある。
 となると、統一地方選を目前に「衆議院解散」という緊張状況
を背景に、民主党内の問題を離れ、与野党にわたって、菅政権を
継続させることが国益となるか、という政変モードとなろう。そ
こで混乱を深めるか、冷静にわが国の政党政治のあり方について
議論が起きるか、重大なポイントである。折から地方政党の活動
が注目されている。16人の志士の決断は、このようにわが国の
政党政治の構造・システム改革のきっかけになる可能性がある。
「日本一新の会」は、こうなることを期待してる。

(京都から日本を変えよう)

 東京は永田町で、民主党16人の志士の決断により、菅政権や
マスメディアの大騒ぎが収まらない18日の午後、私は京都で、
「日本一新の会」の行事に参加した。日本一新の会・京都支部で
「河上みつえ元衆議院議員後援会主催の「居酒屋ミニ集会」に出
席のためだ。せっかくの機会なので、多くの人が集まりやすい、
「四条河原町」で街頭演説もやろうということになった。
 京都といえば、幕末に日本を改革した原点であった。私の人生
の師、故前尾繁三朗元衆議院議員議長の出身地・選挙区でもあっ
た。まず、嵯峨・清涼寺の前尾先生の墓参りからスタートさせた。
墓前で政治状況を説明し、日本に真の議会民主政治―国民の幸せ
を第一とする政治の確立に尽力された意志を実現させることを誓
った。
 「四条河原町」の街頭演説は、メールなどで呼び掛けた関西の
「日本一新の会」のメンバーを中心に大勢の市民が駆けつけてく
れた。
 まず、小沢塾出身の大谷啓衆議院議員が、混迷する民主党内の
状況と再建を誓った。そして、会派離脱届を提出した16人の志
士の一人である渡辺義彦衆議院議員が、決断への経緯と覚悟を示
すとともに、これからの方針を語った。さらに河上元衆議院議員
が力一杯、志士への連帯の意を表明するとともに「京都から日本
を変えたい」と支援を訴えた。
 私は、土佐は四万十川・足摺岬生まれで、京都の戦乱の落人が
先祖であることから話を始め、現在の日本政治で最優先すべきこ
とは、菅首相の退陣により、党派を超えて健全な常識を持つ政治
家で救国・選挙管理政権を樹立すべきだと訴えた。
 最大の理由は、エジプト改革から始まった中東の問題が紛争か
ら戦争に変わる可能性があり、世界の混乱が激しくなる中で、菅
首相では日本は生き延びていけないことである。更に、日本政治
の劣化の最大の原因は、政党の劣化である。既成政党である民主
党・自民党・公明党・共産党・社民党は、いずれも二十一世紀の
変質した資本主義と情報社会の中で、いかなる政治を行うべきか、
反省も展望も持っていない。どの政党も民意を代表し、指導する
能力を失っている。
 民主党の16人の志士の動きは、彼らが意識していないかも知
れないが、政党政治を改革する出発点である。天命が16人の志
士にそれを命じたといえる。この京都には昔から秀れた政治家が
出て活躍した歴史がある。現在でも、谷垣自民党総裁や前原外務
大臣がいるが、この人たちがどの程度、自己の利害を捨て、国家
と国民、そして人類に尽くせるか、新しい政治の仕組みを真剣に
考えて欲しい。
 民主党に会派離脱届けを出した16人の志士のことを、巨大メ
ディアは口をそろえて、背後に小沢一郎がいるとか、単独比例の
生き延び策と、意地悪く中傷している。私には彼らの志が新しい
日本をつくる原点になることがはっきりと見える。既成政党と巨
大メディアの不条理な生き残りを許してはならない。16人の志
士の行動は、多くの国民が心で考えていることを実行してくれた
と思う。
 坂本龍馬は生きている。十六人の志士の心の奥深くーーー!。

 今日(19日)の予定は、午前中に奈良市内で「政策研究フォ
ーラム」で講演した後、午後「日本一新の会関西有志の会」と、
「中村てつじ事務所共催」の会合に出席、帰参して夜は、「妙見
会」に出る予定だ。

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◎シリーズ小沢一郎論―15
                 日本一新の会 達増 拓也
                       (岩手県知事)

(恣意的な、あまりにも恣意的な菅政権)

 菅民主党が小沢一郎氏の党員資格停止処分を決めつつある。い
かなる正義を実現しようというのか。

 小沢氏と石川議員や秘書達が司法の場で疑われているのは、政
治資金の収支報告書で、不動産取得の時期や小沢氏本人による立
替払いについて、不正確ではないか、ということである。収支報
告書の正確さが疑われただけで党の処分が必要だというなら、収
支報告書の記載漏れや誤りを認めて訂正を行った議員(毎年何件
もある)には、より重い処分が必要だということになる。不正確
な収支報告は「虚偽記載」だから、とうてい許されるものではな
い、疑われただけで罰を受けるべきだ、という原理原則を明らか
にしなければおかしい。

 菅執行部は「起訴されたことが悪い」という主張のようだが、
政治資金収支報告の正確さの問題で、しかも正確と解する余地が
大きい今回のようなケースで、逮捕や起訴をすることこそが正義
に反するのである。国民のために糺(ただ)すべきは「検察の暴
走」問題だ。

 菅政権が小沢問題を国家の一大事として扱っている割には、菅
執行部は事実関係を詳しく調べている様子が見られない。ちょっ
と調べれば、検察と検察審査会の異常さが、たちまち見えてくる
はずだ。

 本当に大事なことについて、必要な情報収集をせず、いいかげ
んな行動をとる、というのが菅政権の一大特徴である。TPPに
ついては、やろうと決めてから情報収集に乗り出すという、国の
舵取りとして論評に値しないような姿勢である。

 こういうのを、恣意(しい)的と言う。手元の辞書によれば、
「恣意的=1論理的に必然性がないさま。2自分の好みやそのと
きの思い付きで行動するさま。」とある。恣意的な、あまりにも
恣意的な菅政権ではないか。

 脳科学者の茂木健一郎さんが、「小沢一郎さんはプリンシプル
(原理原則)の人だ」と喝破し、ツイッターで「プリンシプルの
問題として」小沢攻撃を痛烈に批判している。原理原則を大事に
することは、恣意的であることの正反対である。

 公(おおやけ)のリーダーたる者、自分が恣意的になっていな
いかどうか、常に自ら戒めるべきだ。リーダーが恣意的であると
いうことは、専制的であることと同義だからである。

 私のような者でも、知事として恣意的にならぬよう、自戒して
いる。今話題の岩手県知事責任編集・「コミックいわて」の発行
についても、約半年、県庁内で検討を重ねた上で決めている。県
立病院問題は、大変重要な問題なので、徹底的に情報収集した上
で決定を行った。県議会に深々と頭も下げたが、へき地・地域医
療学会や全国自治体病院学会に招かれ全国大会で講演するほど、
地域医療問題に詳しくなった。自分の色をどう出すかではなく、
「岩手県」という人格が仮に存在するとして、その架空の人格な
らばどうするだろうか、という考え方で知事の言動を決めている。
リーダーは、無私、無我の境地であるべきだと思っている。

 菅政権は、高度に専制的である。専制的な政権は、許されない。
「岩手県」という人格は、菅政権を認めないであろう。私も認め
てはならないと考える。

PS 民主党の有志議員に会派離脱の動き、とのニュースが飛び
込んできた。フランスがナチスの傀儡政権に支配された時、国外
(イギリス)に「自由フランス政府」というものが作られ、国内
のレジスタンスと連携して戦ったことを思い出す。『パリは燃え
ているか』ならぬ「民主党は燃えているか」である。打倒専制!
民主党を解放せよ!
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☆本号の発刊が、期日ギリギリとなりましたことをお詫びします。
 平野代表記述のとおり、京都を移動しながらの原稿執筆と、事
 務局も京都・大阪を移動しながらの校正など、まるで空中戦の
 ような発行作業でした。

 今日明日中に、16人の志士の一人である渡辺義彦衆議院議員
 (維持会員)からの報告と、会派離脱に力強い連帯の意を述べ
 る、河上みつえ元衆議院議員(維持会員)の論説が届く手筈に
 なっていますので、追って臨時増刊号を発行の予定です。
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 ☆地方選挙立候補者推薦募集中 事務局へお問い合せ下さい。
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☆最後までお読みいただき、ありがとうございました。


日本一新の会よりは、いくつものご連絡がありました。
当方、体調を崩しておりまして、ご紹介できませんでした。
中東ではジャスミン革命が他の独裁政権国家にまで波及しています。
中国や北朝鮮のような一党独裁国家や世襲国家も、波及を恐れて必死の情報遮断を試みていると思われます。

日本は民主国家だから、情報や自由も保障されているからと、他国の革命やデモには表面的な関心しか向けられない方も多いかと思いますが、日本ほど情報操作と国家的な洗脳が当たり前になされている国家は無いのかもしれません。

自由だから、合法だからとやりたい放題なのは、権力を持ちそれを維持したい側からすれば当然の事なのでしょう。

本音と建前の使い分けもまた当然の事なのでしょうが、嘘にまみれた建前だけでは国民はもう納得させれらませんし、ほころびは広がるばかりでしょう。

前首相鳩山さんの「方便」発言は、確かに元首相としては言うべき言葉ではないし、墓場にまで持っていかなければならないのかもしれませんが、米国が自国の利益や権力の為には、日本の首相に「方便」をつまりは本音と建前は使い分けるものだよと迫ったのだろうと言って、現実に圧力を加えていたのだろうと言う事が容易に想像されます。

小沢さんに対する、アキカン政権とマスコミの攻勢も、背景にある米国隷属とそれに連なる事で利権や今の権力を維持し続けたいと言う勢力の必死さを感じます。


今の民主党は2009年の総選挙で政権交代を果たした民主党が変心したと言うよりも、これまで自民党をコントロールしていた、植草さんがいう悪徳ベンダゴンとそれに隷属した勢力が、あまりにも人のよい鳩山さんを簡単にこけさせ、それまでに飼いならしていた権力亡者たちを上手く政権につかせたと言う事なのでしょう。

鳩山さんがもっと口が固く、裏の裏を見通せる人だったら、対米隷属派のクーデターなどやり過ごせたかもしれませんが、全国紙や通信社、TVなど電波媒体が全てに渡って、米国とそれに連なる利権に与していては、抗えなかったという事なんでしょう。


今もまだ、その戦いは続いています。


マスコミによる小沢いじめの実態をテレビで初放送


国家予算が破綻状態なのに、米国や中国には貢ぎ続けるのを、売国と言わずして何と言うのかな。


おい前原!君が国交省大臣の時にシュワちゃんに貸した2兆円、まさか返ってこないことないよね!


期待を裏切ったのは民主党じゃなく、今のアキカン内閣です。仙谷や菅などは学生時代に全共闘とか何かだったらしいですが、ならば米国と言う権力に対抗しようとしていたのではないのか?
米国の尻を舐め、靴についた糞を食らうような輩が、単純な引き算も出来ない・・・・

我々はなぜ決起したのか(1)

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