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February 21, 2011

約束を果たす民主党への回帰宣言 他2題

【約束を果たす民主党への回帰宣言】

             

     日本一新の会 渡辺義彦
                      (衆議院議員)
            (http://nabe-yoshihiko.main.jp/)

                    私こと、渡辺義彦を
始めとする16名の議員は、下記に記します宣言に則り、「民主
党政権交代に責任を持つ会」(通称:民主党国民の声)という
会派を立ちあげることになりました。
 どうか、宣言文を熟読いただき、16名が決死の覚悟で臨んだ
真実と、マスコミが報道する「紋切り型」との差異をしっかりと
見極めて下さることを切に祈ります。
 「国民の生活が第一。」、この言葉に期待し、民主党にチャン
スを与えていただいた国民の皆様のために、しっかりと前を向き、
政治生命を懸けて国政に邁進して参る所存でございます。
 引き続き、熱いご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げ
ます。
                  
【約束を果たす民主党への回帰宣言】
                 
 「今の菅政権は、国民との約束を果たす本来の民主党政権では
ない」今、民主党議員の多くが強くそう感じている。「国民の生
活が第一」の政治理念は、おととしの衆議院総選挙での、民主党
と国民との最大の約束だった。しかし今の菅政権ではどんな事態
が進行しているだろうか。

 総選挙では、予算のムダを徹底的に削り、新たな政策の財源に
充てるとしたマニフェストを掲げ、政権交代を実現した。しかし、
「予算の総組み替えなどを行う」と主張していたのに、ほぼ手つ
かずの一方で、先週、菅総理大臣は、「衆議院の任期中上げない」
としていた消費税については、「来年度末までに法的な対応をし
なければいけない」と発言し、増税への意欲をあらわにした。

 菅政権は国民との約束、マニフェストを捨てたのである。

 また、政治家主導で日本を立て直すはずが、目玉とされた国家
戦略局の設置法案は実現せず、公務員制度改革も反古にされてい
る。官僚に頼り放しだが、尖閣問題や北方領土問題など、もっと
も政治主導であるべき案件で失敗すると官僚のせいにする。

 菅政権は政治主導の御旗も捨てたのである。

 菅政権は、民主党の理念、そして「国民の生活が第一」という
国民の皆様への約束をも捨て去ったのである。
 菅政権が本来の民主党の政策を捨て、本来の民主党の政治主導
を捨て、本来の民主党の国民への約束を捨て去って省みないなら
ば、それは国民が願いをかけた本来の民主党そのものを捨て去る
ことになる。
 そして、このことは、本来の民主党への支持の上に比例代表で
当選した我々の存在意義すらも打ち消すことになる。

 我々は民主党と国民との約束の上に存在する比例代表の議員だ
からこそ、本来の民主党の姿とはかけ離れた今の菅政権にはもう
黙ってはいられない。みすみす旧来からのしがらみにはまり込み、
無原則に政策の修正を繰り返す菅政権に正当性はない。我々は今
こそ「国民の生活が第一」の政策を発信し、国民の信頼を取り戻
していかなければならない。

 しかし、我々は、民主党に対する信頼が地に落ちた今となって
も民主党を捨てるつもりはない。歯を食いしばっても、国民との
約束であるマニフェストの実現に取り組む我々こそが、本来の、
そして真の民主党であるからだ。

 従って、我々は、国民との約束を果たす議員集団であることを、
改めて国民の皆様に行動で示すために、衆議院での民主党・無所
属クラブとは分かれ、新たに院内会派を設立する。そして同志一
同が結束して、「国民の生活が第一」の政策を実行すべく今後、
行動を展開していくこととする。

    2月17日 民主党・衆議院比例代表単独議員有志一同
■会長
渡辺浩一郎

■会長代行
豊田潤多郎

■副会長
三輪信昭
熊谷貞俊
菊池長右ェ門
高松和夫

■幹事長
笠原多見子

■幹事長補佐
水野智彦

■副幹事長
渡辺義彦
石田三示
川口浩

■事務局長
石井章

■事務局次長
大山昌宏
小林正枝
相原史乃

■事務局補佐
川島智太郎



政治が変るとき、京都に志士たちが集まる! 

 
                    
                 
日本一新の会 河上みつえ
                     (元衆議院議員)
            (http://www.kawakamimitsue.com/)

先月末、我が恩師であり、敬愛する日本一新の会代表・平野貞
夫氏をお招きし、京都で私の月例ミニ集会を開催する話がひょん
なことからとんとん拍子に整った。

 平野氏が都入りされるその前日、平成の志士16名が立ち上が
り、現政権倒閣のさいは投げられたのはみなさまご存知の通りで
ある。
 集会の前日、その準備でてんてこ舞であった私も、この知らせ
には、心底度肝を抜かれた。平野氏のご来都を心待ちにされてい
た集会参加予定者のみなさまからは、平野氏は京都にいらっしゃ
るのか、集会は行われるのかとご心配のお電話を多数頂いた。
 そんな折、平野氏から『街頭演説の準備を抜かりなく、しっか
りしておくように』とのお達しを受けた。平成救国維新のおふれ
の大役を担うのかと、武者震いがした。
 この絶妙なタイミングで、平成の大石内蔵助、平野貞夫氏が都
入りされたのは偶然ではなく、時代の必然であると感じる。当日、
小沢一郎政治塾の大先輩であり、私の兄貴分である大谷啓代議士、
そして16分の1の志士、渡辺義彦代議士にも加わって頂き、約
40分、熱弁を展開して頂いた。

歴史を振り返ると、いつの世も、政治の変節期には、この国を
憂う若き志士たちが都に集い、旧体制を打ち破る原動力を作った。
大石内蔵助は討ち入り前、19人の志士たちと今の円山公園付
近で円山会議を開き、明治維新の礎を築いた坂本龍馬は、伏見・
寺田屋を定宿とし志士たちと夜毎集ったそうである。
 四条河原町交差点で行った街頭演説会には、「メルマガ・日本
一新」の緊急告知でお集まり頂いた日本一新の会会員のみなさま
をはじめ、都人だけでなく、全国から多くのみなさまにお集まり
頂いた。乾いた空気が凍てつく中、熱心に耳を傾けて頂いた事に
この場をおかりして心より感謝御礼申し上げたい。

 今回の16人の志士たちの勇断に私は何の異論もない。もし私
がまだバッチを付けていれば、間違いなく17人目としての名乗
りをあげさせて頂いていたはずである。
 私も彼らと同じく、一昨年夏の総選挙の際、『民主党』とご指
名下さった全国7割以上のみなさまの手で国会に送って頂いた単
独比例当選者であった。言わば、既存政治に怒る前代未聞のすさ
まじい追い風の突風の中、当選させて頂いたのが私たちである。
言い換えれば『政権交代の申し子』であり、『政権交代のシンボ
ル』である。
 民主党の看板ひとつで国会議員にして頂いた私たちの絶対無二
の使命は、一昨年の夏、国民のみなさまと交わした契り、『国民
の生活が第一。』の政権公約を実現することに尽きると日々その
使命感をかみ締めていた。
 しかしながら、現政権の中心に座する人たちは、何故か改革の
のろしを下げ、壊すべき旧体制に媚び諂い、打倒すべき既得権益
の甘い汁を吸う抵抗勢力と同化し、ただの欲深い権力亡者に成り
下がってしまった。ただただ信じがたく、政権交代に清き一票を
お投じ下さったみなさまと同様、この目を疑うばかりである。
 政治の究極の使命は、国土、国民の生命財産を安全に守ること
であるが、現内閣は国民生活を蚊帳の外に放置し、全く聞く耳を
持たず、自慰的な権力の横暴に明け暮れている。改革を推し進め
ようとする同じ党の仲間は、目障りだと言わんがばかりに総括し、
粛清していく。現内閣が内ゲバを繰り返し、公約を公然と毀損し
ている間に、わたしたちのくらしは臨界点にまで到達してしまっ
た。景気・雇用に回復の兆しは見られず、政治への絶望も相まっ
て、もはや主権国家としての存亡すら危ういところまで来ている
と言える。政治的にも経済的にも、日本の国家国民は前人未到の
危機的状況に陥っている。
 今回の16志士の勇気ある決断は、政権与党に所属する議員が
国民のみなさまとの約束を全うするために、現時点で持ちうる権
限を最大限に行使した勇断である。にもかかわらず、既得権益の
本丸と言える既存の大マスコミは今回の十六士の乱を、異口同音
に直情的な批判を繰り返しているが、国民心理と全く真逆な、気
味の悪い過激な偏向報道に違和感を通り越して嫌悪感を禁じえな
い。某非民営放送局でさえ、小沢氏系造反、小沢氏に近い16人
などと不必要な枕詞を付け、今回の政変を恣意的に葬り去ろうと
している。

しかし、本質を見抜く目を持った私の支援者様のご意見の多く
は、大報道に反し、『やっと議員さんがまともな声を上げてくれ
た』、『小選挙区で当選した議員も、地方議員もこの流れに乗る
べきだ』と安堵しつつの激励である。
政権交代を全うする、国民のみなさまとのお約束を実現するた
めの最期のチャンスである。これから先100年を失うか、民主
主義を取り戻すかがかかった正念場である。一部の特権階級が庶
民のくらしを搾取する現実に抗う良識ある名古屋市民・愛知県民
の手により、庶民革命が成功した。
個人メディアの急速な発達により、エジプトや、中近東、アフ
リカでも真実に目覚めた抑圧され続けた民衆のビックウェーブは
止まらない。勇気ある16志士たちに続き、立ち上がるべきは悩
める国会議員だけではなく、私たち国民ひとりひとりではなかろ
うか。
私たちひとりひとりがメディアとしての自覚を持ち、何が本当
の国益なのか、今こそ真実を発信し、行動を起こしていかなけれ
ばならないと感じる。
 一兵卒以下の微力の極みだが、多くのみなさまの思いを代弁す
べく、私には恐れず、ひるまず、信念を貫き、おかしいことには
おかしいと声を上げ続ける覚悟がある。
 18日、街頭演説の前に平野代表とともに、嵯峨野は清涼寺に
眠る京都が輩出した偉大なる日本の政治家・故前尾繁三郎氏の墓
前にお参りをさせて頂いた。
 池田内閣で、所得倍増計画を推進し、いざなぎ景気に大きく貢
献された前尾氏に、どうかこの国の経済をよくする力をお授け下
さい、京都から日本をかえるべく頑張りますので同郷の後輩をお
見守りくださいとご報告した。

前尾氏は生前、政党とは政策実現集団だとおっしゃっていたそ
うである。遺言は、『政治家である前に人間であれ』である。
混迷を極めた今の政治に何よりも必要なのは、理念ある、大儀
ある、理性ある、理想ある、人間性あるリーダーである。
歴史観・世界観で、大きな視野にたってこの国を舵取りできる
新たな良識ある船長のもと、私は日本丸の雑巾がけを頑張る決意
を新たにしている。




   

☆☆☆比佐子つれづれのご案内☆☆☆



       期日:2月26日 (土)
       時刻:13:30~16:00
          ゲスト 平野 貞夫氏
         「日本一新の会」代表、元参議院議員
       主催:秋櫻舎 中谷比佐子
       会場:秋櫻舎
    http://www.kos-mos.com/schedule/turezure.html
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◎蚕に学ぶ日本一新
                    
                日本一新の会 中谷 比佐子


 2月の「比佐子づれづれ」には、「日本一新の会」の代表、平
野貞夫先生をお迎えします。
 平野先生は土佐高知のご出身。鎌倉時代に土佐で発祥した「土
佐南学」の思想を今でもご自身の中心においていらっしゃいます。
「土佐南学」というのはお互いに授けあう、奉仕することを厭わ
ず、そして勤勉に生活、多くを観て多くを聴き、自分の意思で行
動する自立した人間になる、ということを目的とした学問で政治、
経済、教育、芸術にいたるまでこの思想を「生きる」という根底
に広げていきます。
 江戸時代はこの学問を学ぶ人が多く、多くの藩政の改革に活用
されています。坂本龍馬や岩崎弥太郎などが傑出した土佐は「土
佐南学」の思想が根にあったと思います。

 2月の「つれづれ」は奇しくも2月26日。今から75年前の
「2・26事件」の日に当たってしまいました。中学生のとき、
「ひどく寒い日226」と22・6事件の年号を暗記したもので
すが、1936年をひどく寒い日なんて誰が考えっいたのでしょ
うか。
 なにか改革の起きる日になるのでしょうか。この事件も時代と
ともに評価が変わってきていて、本当のところ私はいまだ理解で
きていません。歴史というのはいっもその場にいてさえ分からな
いことが多いように思います。
 今私たちは地球規模の変革のときに立ち会っているようですが、
しっかり立っていないと流され消滅してしまいそうです。そうい
うとき平野先生をお迎えし、日本の現状を解説していただくのも
意義あることではないかと思うのです。

■きものから教わる日本の政治

 きものが私に多くのことを教えてくれているなかで「日本がこ
のままだといけない」という叫びをきものから聞いていました。
 そんなとき、民主党の代表選挙の立会演説を偶然に聴き、観て、
小沢一郎という政治家が日本のリーダーとしてふさわしいのでは
ないかと確信しました。
 なぜなら彼は「私たちは縄文人のように自然によって生かされ
ていることに感謝する心を取り戻したい、そして楽しく豊かに暮
らすための基本ルールを作りたい、それは・・・」と具体的に分
かりやすく、リーダーとしてのやるべきことと覚悟を縷々述べて
くれたからです。これからの日本のために小沢一郎をもっと知り
たいと思いました。
 早速小沢さんに対する何冊かの本を読みました。小沢さんのこ
とを歯に衣を着せず語り、厳しくも愛のこもった文章に出会った
のが、平野貞夫先生の著書でした。
 国会の議事運営を長くなさり、そこで色んな政治家を観ていま
す。さらに参議院議員を二期務めた後、今は「平成土佐南学」の
研究にいそしんでいるーーワケだったのですが、ここのところの
政局変転にお忙しい身の上になってしまったようです。

 「あなたはこのままの日本で良いと思いますか?」

と真撃に問いかけている方で、小沢一郎さんの懐刀と多くの本で
は書いていました。

 柄にもなく政治を研究しなければと思ったのは、日本の絹の生
産が全消費量の1%を切ったことです。こうなるのはどこに原因
があったのかを調べていくうち、明治6年の太政官布告までいっ
てしまうのですが、その中で大切なことを一つ。
 それは「富国強兵」の政策で繭からの糸取りに機械を導入した
ことです。その機械を使うためには、繭の作り方から変えていき
ました。蚕が思い思いに吐いた糸を手で糸取りすることはなくな
ったので、蚕も右へならえの標準糸を吐かねばならなくなりまし
た。つまり偏差値です。
 金太郎飴のような糸ばかりになり、素材の面白さや味がなくな
って、きものが既製品のような味気なさになっていったのです。
要するにこのほうが管理し易いからです。
 そして周りを見渡したら、このきものが受けたのと同じような
現象が人にも起きていました。これは私たちがその気になって政
治を変えないといけないと思ったのです。

 私は「政治は経糸」と思っています。そして「私たち民衆が緯
糸」です。日本の国は経糸と緯糸の調和が美しく取れていた国で
もありました。それが明治六年の太政布告によって経糸にコレが
でき、さらに戦後はぶっぶっ切れた経糸で、そして今は経糸のな
い状態に陥っています。
 きものに教わった美しい織物は経と緯の力のバランス、そして
色の調和が着る人を美しく引き立てます。

 平野貞夫先生をお迎えして、日本の経糸と緯糸の在りようをお
聞きしたいと思います。そして私たちが日本を再生するためには
何をしたらよいのかも指南していただきましょう。
 初夢に出た空海は「四国は基本的に全部好きだが、特に土佐が
いい」とおっしゃっていました。土佐南学研究家の平野貞夫先生
をお迎えするのも、今この時代の要請かもしれません。日本一新
の会のお話もしていただきましょう。

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