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March 20, 2011

kantei.go.jp/saigai/201103180600genpatsu

http://www.kantei.go.jp/saigai/201103180600genpatsu.pdf

首相官邸HP?に公開されていると思しき、福島原発の経過報告でしょう。

J-CIAさんの記事にあります。

今日(20日)の記事だと、原発事故は人災だってね。
東電の社長はばっくれたままだけど、下手に記者の前に出てきて、人災でしょうなんて質問されたら答えに窮するからなあ。

7時からのNHKニュースも見ていたが、なんか枝豆官房長官の発言ニュアンスも微妙に変化してきたような。

煙幕なのか、責任逃れに舵を切ったのか。

「再使用は無い」

言ったんだな。


同じニュースの中で1号炉だとか4号炉の中にいて被災し、命からがら逃げ出した職員たちの証言もあった。
曰く

「プラントを守るために必死でやっているのです」

上げ足とるつもりはないけど、基本的にこれは東電であるとか政府の本音でしょうかね。

原発に事故が発生し、放射性物質を含んだ水蒸気が発生して漏れ出す事が分かった時点で、東電と政府、この場合は首相官邸でしょうか、は、原発に居る職員や、対応に当たる人達、原発周辺の人達だけじゃなく、日本国民全体に被爆や健康被害が起きること、秒単位で国民が死んでゆく事や発がん性の事も、何世代にもわたって健康被害が発生する事も考えず、原子炉プラントを守ることを考えていたわけだ。


既に米国国務省の発表や米軍が450人もの原子力事故の専門隊員を日本に派遣しているように、原発事故では最悪を考えて対処するのが基本なんだと、米国やロシアの動きから私は思うわけです。

そして日本のと言うか東電や政府の考えはそうじゃなくて、プラント、この場合は原子炉ですね、そのプラントを守る事が第一義だったんですね。

原子力の専門家を自任する空き缶首相は、平野貞夫氏によればすげえ知識をお持ちならしいですね。
G3もよく知らない癖にとか指摘されていますが、だからと言って放射能物質が垂れ流されている原発の上空を遊覧飛行したいなんて思いませんよ。


東電のプルトニュウム汚染物を高知県東洋
町に埋める話があり、反対運動をやっていた。民主党高知県連は、
エネルギー対策の中長期構想として、「プルトニュウムという核
兵器になり、有害物質を発生させる現在のウラニュウム原発政策
を順次変更すべきだ。そのため、プルトニュウムを焼却でき、か
つより安全性が高い“トリウム溶融塩原子炉”(ja.wikipedia参
照)の研究開発を復活すべきである」ということをまとめた。

早速、菅代表代行に会って、小沢代表の意向を踏まえて説明し
たところ、実に素っ気なく、「文科系の君から原子力の話を聞い
ても仕方がない」という不遜な態度であった。驚いたのは「トリ
ウム溶融塩炉による原子力発電なんか知らない」という言葉であ
った。この人は政治家として、ウラニュウムによる原子力発電の
危険性について認識していない。

知らないなら知らないで、教えを請うべき。
そうなんですよ、よくしらないG3にも、教えてくださいよ。

そんなこんなで首相官邸もダメージコントロールに入ったのかなと。

ツイッタ―のつぶやきから纏めます。

NHKは政府の広報だから仕方が無いにしても、政府や東電の姿勢に何の疑問も持たず、東電などの言い分を垂れ流すのには頭にくる。郡山市長の原氏が抗議したと言うのに、政府や東電は廃炉に知るべきだと言う意見に耳を傾けている気配はない。

NHKニュースでも相変わらず東電社員の口からプラントを守るとか、命がけでやっていますとかの証言を垂れ流させている。政府も東電も原子炉を再稼働させる事が第一の目的なんだろう。最悪の事態を避けるための対策ではなく、原子炉自体を守る事が目的あのであって、その為にやっているのだと言う意識が底辺に隠れている。

これはすごく危険だ。神風精神、自己犠牲の精神で駄目だったら原子炉の暴走や放射性物質の拡散を覚悟でやっているとしか思えない。今やるべきことは、プラントや原子炉を守る事じゃないと思うのだが。

やっているや人達はそれでいいかもしれないが、今日だって三号炉の内圧が高まり、容器から直接、圧を抜く寸前までいったのではないのか?三号炉はプルサーマルで、燃料はMOX燃料だ。
プルトニウムを1gで50万人に肺がんを発症させるという有毒物質だ。それらが直接大気中に放出される危険性を政府も東電もNHKも誰も言わない。

米国国務省はそれが分かっているから、初動段階で廃炉を進言したのだと思う本当の危険性を誰も国民には伝えないまま、人々は普通である事を守ろうとしている。政府や東電は責任追及や補償問題を恐れてか、博打を打っているのだろう。しかし、そんなリスクの高い博打に、なんで日本人は命を賭けなきゃならないのだ?狂ってるよ、この政府と東電は。 


いかがだろうか。考えすぎだろうか。

JCIAの20日の記事によれば、1号炉のエンジニアの二人が、地震と津波に慌てふためいて原発の冷却装置を誤操作、そのまま逃げだしたんだと。
怒りの声明を上げていた市長のいる街まで逃げて、そのまま酒を飲んでいたんだって。

たまげたな。

絶対に認めないだろうな、政府も東電も。

証言できなくするだろうし、もしかすると東電の社長にしても安全じゃないかもしれない。

とにかく、原発に関わる金と利権を守るためだったら何でもやる。
東日本が吹っ飛ぶかも知れなくても、原発を守ることにこだわる。

そしてそれがいよいよ駄目だとわかれば、首相官邸に巣食ったユダ達は自分たちだけは逃げる算段を始める。

実際、冷却に失敗すれば、東電にすべての責任を押しかぶせてしまうのだろう。
今になって廃炉を言いだしたのも、首相官邸の保身だろう。


これまで、米国、ホワイトハウスや指導者層の承認が無ければ、日本の首相にはなれなかった。
あくまでも米国の忠犬でなければならなかった。

忠犬でありさえすれば、誰でもよかったんだろうけど、さすがに今の空き缶たちには、米国も頭を抱えているのじゃないかな。
彼らの保身を、許すかな。

日本人は何もわからないでいるけど、向こうはもう対策を考えていると思う。

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