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April 24, 2011

東日本大震災と歯科技工士

どんどん消えていく歯科技工士ですが、一方で東日本大震災の被災地での医療支援に、支援の現場や当事者から要請されてか、或いは自発的にか、医療チームに加わって被災地入りしているようです。

厚労省も裁判所も歯科技工士の存在など無いものと言っているのに、古橋執行部が厚労省を表敬訪問すれば、それなりに持ち上げて貰えるようだけど、実際に歯科医療も口腔ケアも基盤から破壊された様な被災地に、歯科技工士へのニーズが発生しているのか、あるとしたら、それは医療職としての歯科技工士を認めると言う事なのか?

どちらにしろ法律的に対人行為を禁止されている歯科技工士は、被災地でどのような対人支援を行う事が出来るのか。

歯科技工士会も独自に支援活動をされているとは思いますが、直接の歯科技工の対人支援は出来ないでいると思います。

歯科技工士の資格の制約上、歯科技工士が独自に被災者の口腔ケアや歯科医療的な支援行為を行う事は先ず無いのだろうし、歯科医師達もそのような事を嫌うと思います。

この様な状況での歯科技工士の資格や立場について、厚労省や歯科医師会の見解を聞いてみたいですね。

では、被災地での歯科医療や口腔ケアは行き届いているのでしょうか?
義歯やホテツの問題は発生していないのでしょうか?

どうもそうでは無いようです。

むしろ多くの高齢者や寝たきりの被災者が、まともな口腔ケアや医療の手当ても受けられないまま、放置されている状態が今も続いているようです。

様々な医療機関や医科大学、歯科大学の系列を挙げての被災地支援が続いては居ますが、現場では口腔ケアのニーズや必要性が、過去の地震や災害で何度も取り上げられて来ながら、実際にこの様な大震災が起きてみれば、やはり無視され放置されるのが口腔ケアや訪問介護的な医療支援なのだなと思えてなりません。

本来、口腔ケアを本職として災害に備えるとか、支援のシステムを作っておくべき組織などが、どうも歯科の村根性から抜け出せていないようで歯痒くも感じます。

例えば地震の発生を受けていち早く現地入りした医師達の報告を読めば、被災者たちがどれほど追詰められた状況に置かれ、食べ物も水も無いまま、口腔衛生など言っていられない状態で避難所を転々としなければならなかった訳ですから、被災者たちの口腔衛生状況は想像する以上に悪化していた訳です。

それだけに、医師や看護師達からの歯科衛生士への期待は大きかったのですが。

実際に口腔ケアのスペシャリストである数名の歯科衛生士を、自腹で送りこんできたのは、常に口腔ケアの必要性を強く訴えて地域医療、在宅医療に組み入れて来た医師達のグループでもありました。
また、現地に於いても歯科衛生士たちは歯科からと言うより、医療から求められたと言うべきでしょう。

歯科技工士もそのような立場になれるのかどうかは分かりません。

しかし、歯科衛生士の役割や活躍ぶりを聞くにつけ、では歯科医師や歯科医師会はその価値を分かってきたのか、活かせるようにしてきたのかと問われれば、なんか疑問符ばかりが浮かんできてしまいます。

困難な状況で、避難所や在宅の避難者達の所を回り、実際の口腔ケアや医療支援に取り組んでいる所に対しても、現地と言うか被災された県の歯科医師会は何やら申し入れを行ったようです。

それがどのような内容なのかは、現場の医師や歯科医師、歯科衛生士たちの気持ちを思えば今は伏せますが、

一言だけ。

だったらそう言う貴方達も避難所や被災者の所を回るべきなのでは。


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