いつか来た道。
原発周辺の避難範囲がぶれているのは、避難所や費用だけが課題じゃないような気がする。
最初から人的な損失は当然として、見捨てているのじゃないか。
特に原発開発を推進して来た勢力からすれば、原発立地で食ってきた範囲の住民は、おまえも毒饅頭をありがたく食ってきたのだから、被害者面するなと思っているかも。
現に、そう言って現地に戻ったり、東電を責められないと言う人が多いでしょ。
東電からすれば、今も電気を使ってぬくぬくしているおらたちも同じ様に見ているかも。
だが、それを差し引いても阿修羅にアップされてる、原発労働者の話しや、裏社会との関係、たれ流される洗脳コマーシャルや電源利権の隠蔽などの話からも、それを東電や財閥や政府とか官僚達が、裏社会と共に裏表渾然一体となって国民を奴隷にして来た事や、なんとしても仮面の下の素顔だけは隠したいとばかりに、ネットすら弾圧し始めたとすれば、いよいよこの国は次の段階へ進む、戦前のような全体主義だっけ、総動員的に国民思想を統制していくのじゃないかと。
そう、中国や北朝鮮を笑えない位、この国は統制されてきたのだろう。
道徳心の押し付け、善意の押し付け、通常なら絶対に受け入れ出来ないような刷り込みや洗脳が、今みたいな追い詰められた状況や、現実や将来への不安から、諦めと共に国民の心に通常以上に浸透してしまう。
今や日本と言う国の表も裏も、国民の洗脳が解けないようにと必死な気がする。
外国からは、日本の国民性やなんかと誉められてはいるけど、ホントにそれだけなんかな。
疑問も持たない事自体、不気味でもあるよ。
忍耐力や我慢強い国民性とか言う前に、色々なものにがんじがらめにされ、底辺の者ほど国や自治体に対して負担せねばならない税金や年金保険料が高く、自然、国や自治体に対し負い目のようなものを刷り込まれてしまう。
確かに、日本と言う国家があっての国民ではあるが、だからと言って国家や自治体に対して必要以上の費用負担面での負い目があってしかるべきなのか。
オウムは確かに異常かもしれないけど、国民の不安を出汁に、人心をコントロールしようと言う意味では、オウムも、今の国や東電などの財界や裏社会のやってることも同じじゃないか?
電気やガス、水道と言った公共料金にしてもそうだ。
国民は奴隷でも無いはずだし、払えないからと言って、必要以上の負い目となる事も無いはずだ。
ACとか言う洗脳CM垂れ流しの財団法人も、構成する企業の一覧を見れば、東電をはじめとする電力業界や財界が名前を伏せてコマーシャルを打っていると言う事が透けて見える。
お上やそれに連なる公益企業などによる過剰なまでの道徳心や公共意識、善意の刷り込みは、国民が彼らに対していささかの疑問を持つ事も許さないと言う、そういう意図の表れなのだろう。
原発事故の闇の奥は深い。
The comments to this entry are closed.
Comments
私の住んでいるところは原発から40キロ位で、ぎりぎり屋内退避に範囲に入ってません。でも屋内退避の人たちと放射能のレベルはそんなに変わらない状況だと思います。
毒饅頭をありがたくと言いますが、事故前から原発で何かあったらここまで被害がくるという心配と不安は常にあり、年間2000円~4000円貰ってありがたく食ってきたと思われては悲しくなります。避難地域のかたはどの位の恩恵かはわかりませんが・・・ いわき市と南相馬は恩恵なんてないと同じなうえに退避にならない一番近い地域で一般の人は保障もたぶんないでしょう。ましてや東北で作って関東の電力だし・・・・
Posted by: いわきの市民 | April 05, 2011 12:54 AM