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April 16, 2011

2000人台から1300人へ減少。

4月14日の今日の歯科ニュースにあった記事です。

2011年4 月14日 (木曜日)
歯科衛生士学校が平成22年度に6校が廃校

歯科衛生士学校が平成22年度に6校が廃校となったそうだ。


また、歯科技工士学校の卒業生は2002人から1306人に減少。

深刻な事態だ。

魅力を失った専門職は衰退するばかりだ。

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<参考>

( 三重)三重県立公衆衛生学院   H21年度より歯科技工学科、募集停止

 (福島)福島県立総合衛生学院   H21年度より歯科技工学科、募集停止

 (兵庫)尼崎口腔衛生センター附属尼崎歯科専門学校 H21年度より歯科技工学科、募集停止

 (愛媛)愛媛県立歯科技術専門学校 H21年度より歯科技工学科、募集停止

 (高知)高知県歯科技工専門学校  H21年度より歯科技工学科、募集停止

参考までに、歯科衛生士の養成学校一覧表


過去3年間、歯科技工の海外委託問題訴訟に関わることで、歯科技工に象徴される歯科の問題点を必死にアピールしてきたつもりですが、分かってはいても現実に技工士学校の卒業生の数が1306人と言う数字になって表れると、暗澹たる気持ちになってしまう。

歯科の専門職は、歯科医師と歯科衛生士、そして歯科技工士の3職種しかありません。

過剰と言われる歯科医師は、それでもまだ歯科大学卒業生数のレベルで、みな歯科さんの資料によれば2800人を超える位存在する訳です。

尤も、国家試験の、受験段階で足切り?のように500人近い卒業生が受験を諦め、実際の合格者数も現役だけなら1928人にまで下がるようです。
既卒者も含めた全体では2400人が歯科医師試験に合格していますが。

それに比べて、歯科技工士の数のさみしさ、三年前に歯科技工士学校の廃止や閉科が話題になった時は、私も何度か記事を書いたと記憶していますが、世間の関心どころか、当事者である歯科医師達の関心すら呼び込む事が出来なかった様な気がします。

今もって歯科技工士問題に一番無関心なのは、歯科医師や歯科医師会なんでしょう。
自分達の事しか目に入っていませんね。
日歯の彦ドンがいくら歯医者さん達に「自覚を持とう」と呼びかけても、それどころじゃないと言う事なのでしょう。

歯科衛生士さんの養成学校は歯科技工士の学校以上に沢山あるような気がしますが、こちらもさすがに過剰感が出てきていますから、今後も年に同じくらいの廃校が続くかもしれません。


さて、一気に700人もの卒業生が減ってしまった技工士学校の卒業生数。
参考に挙げられている募集停止になった歯科技工士の専門学校5校の卒業生だけで700人に達するのだろうか?

実際には募集停止や廃科になっていない学校でも、学生が集まらず大幅に卒業生を減らしていると言う事でしょう。
今後、歯科技工士と呼ばれる人たちは、管理者のような有資格者だけになって行くのかもしれません。
例えば広島大学の歯科技工士科を卒業したような人たちだけになってしまうとか。


歯科医師や歯科技工士、歯科衛生士の自然減はどの位の実数があるのか、データなどの持ち合わせはございませんが、歯科技工士に限って言えば、平成14年以降、就労者数が年度によっては千人規模で減少を続けていたので歯科技工士学校を卒業して就職する人数が毎年2000人ほど居ても、補充がまったく追いついていなかった訳で、今後、卒業者数が1000人を切るくらいになれば、加速度的に就労歯科技工士数が減ってしまうと思われます。

新卒者の五年後の離職率が、8割くらいになっていたと思いますが、震災の影響とかホテツ需要の減少、経済の停滞も加味すれば、今後、全体での離職率がそれくらいになってしまうことだってあるでしょう。

まあ、ここまで減少していても、歯科ホテツ物の需給は、私などが肌で感じる実態としては、保険関係のホテツ物等は需要が消えてしまったようなので、ただちに影響が出る事は無いとか言う、枝豆官房長官のような言い回しにならざるを得ないのですが、やはりなんというか、歯科医療保険制度や自費も含めた歯科ホテツが必要とされる歯科医療と言うものは、そうとういびつな形になって行くものと予想されます。

誰にとって良いものになって行くのか、見当もつきませんが、出来れば国民の皆さんの生活や安心に影響の出ない事を願っています。

余談ですが、歯科医師数だけは過剰すぎる位過剰ですから、当面、歯科医療は買い手市場です。
患者さんや国民の皆さんからすれば、インプラントのようなモノも、数万円で治療が受けられると言う状況になっているようです。

しかし、いくら安くやると言っても、受ける側も人間ですし生活もあります。

歯医者さんが四万円や五万円でと売り込んでいるインプラント治療に、果たしてどれだけの人手やコストが掛けられているのか?

歯科技工士が作成する上部構造や、歯科衛生士のメンテナンス費用も含めてこの価格だとすれば、いったい誰が割を食っているのか?

ホテツ物や技工料金のダンピング競争がクローズアップされ、歯科技工士や歯科技工所が自分達で勝手にやっていることだと、歯医者さん達からは醒めた目で見られて居ますが、インプラントのダンピング競争は果たして歯科技工士や歯科技工所が自滅行為としてやっていることだと笑えるのでしょうか。

安さにつられて、まだまだ保存できるような歯を抜かれてしまったり、ろくなメンテナンスもしてもらえなかったりと言うような事が無いように、患者さんや国民の皆さんも自衛なさってください。


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Comments

わかってないなぁ。経済原則を。
今年の歯科医師国家試験合格者は2400人。
歯科医師数:歯科技工士=2:1とすれば、歯科技工士は1200人OKです。
まだまだ歯科技工士卒業生は多いのですよ。
このまま新卒歯科技工士が減り続ければ、歯科技工士という国家資格の価値は上がり、
結果、技工料金は上がるのですよ。

もっと冷静に考えましょう。

Posted by: | April 16, 2011 at 07:10 PM

料金は上がることはないけど、もし上がるようなことがあったら辞めていった人たちが戻って、また料金が下がります。それが経済原則。
ま、それより技工所経営者は残業手当を払いましょうよ。ますそこから。あなたたちは犯罪者だというう認識を持たないと

Posted by: | April 17, 2011 at 08:57 AM

患者さんに提供される目的を持つ技工物が「犯罪者」によって作られ、それを歯科医師が購入し患者さんの口の中に提供されるという事ですよね。


犯罪者が経営する会社から商品を仕入れる。


犯罪者が経営する会社が技工物を作って売っている事実を認識している人がいる。

どんどん告発して下さい。


見てみぬふりはおかしいですよね。
一つも残さず、根こそぎ告発して下さい。
犯罪者がこれ以上罪を積み重ねないように

Posted by: 露地者 | April 17, 2011 at 11:47 AM

露地者さんは、ひょっとしてラボ経営者?ですか。

Posted by: | April 17, 2011 at 07:32 PM

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