若い会員達の頑張りに
神奈川県技工士会会員やその若い理事さん達の呟きを、ツイッターで見かける。
本業の上に会務や企画、そして震災支援と本当によく頑張っているなと思う。
彼らの為を思えばこそ、日技や日技政治連盟の存在に疑問を投げかけたくなる。
前記事でとしじいさんにいただいたコメントのレスにも書いたが、日技が何を成し遂げたかが今一つ分からない事の意味を、もう一度纏めてみたい。
神奈川の若い理事さん達に限らず、県や支部での会員の活動は、頑張る彼らの姿そのままに、仲間通しで盛りたてたり共に学んで腕を上げ知識を増やすと言う事や、社会貢献の経験を積むことで良いのだと思う。
しかし、日技や日技政治連盟にまで同じ尺度を当てはめ、末端の会員と同じ活動や成果を誇って何の意味があると言うのだろう。
生涯学習だ学術だと言うのは、日技のような中央と向かい合った組織がやる必要はないとまでは言わないが、すくなくとも学術なら歯科技工学会があるのだから、そちらに任せればよい事だと思うのだ。
そんな事の成果を誇られても評価しようがない。
日技が中央で日歯や厚労省を相手にやる事は、そんな事じゃ無いだろ。
日技が一番成果を出さなきゃならないのは、技工士が安心して仕事に向き合え生活できる環境を整える事、法や制度を確立する事のはずだ。
しかし、日技が出したと言っている事と言ったら技工士に更なる縛りをかける事だとか負担を増やす事ばかりでしかない。
歯科医の過剰な裁量の縛りや、裁量権に名を借りた不正やミスの押し付けや糊塗に連なる事、技工料金での不公平さは何一つ改善されていない。
訴訟では厚労省の言い分に何一つ意見を言わなかったし、進行協議も蹴った。
そのうえで、としじいさんも言うように、古橋は中西の為にかどうかコストをかけ会社を興してでも集金業務はやると言った訳だね。
会員の為と言うより、老後を迎える自分達の為に成果は上げたと。
古橋は声明の中で
4)歯科技工士養成教育における科目と時間の不足を改善する。 現在の法令規則の定める内容では、卒業後の臨床現場での職場適応が難しく、早期離職を招き、国民歯科医療を支える歯科技工界としての人材確保と後継者育成が危ぶまれる。
5)歯科技工士が、その職能を十分発揮できる環境を整備する必要がある。
社会保険歯科診療に係る歯科技工料金については、政治、行政、関係者間で問題点を整理しなければならない。
こんな事も課題に挙げている訳だが、これ、一体いつから言って来たんだろう。
4はまだしも5なんて日技発足時からずっと変わらない。
こんな事を言い続けなきゃいけないこと自体が、日技は何の成果もあげていないと言う事なんだよ。
そして政治連盟に至っては、金を集めて政治ごっこに消費した以外は、成果と呼べるものは何もないのじゃないかとさえ思う。
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Comments
(G3さんの耳になれればと、お伝えしました(^_^)b)
新たな集金業務は『新公益法人への移行と、地域歯科技工士会と歯科技工士連盟の「峻別問題」を解決する手立てとして、新たな会費収受制度の構築。』だそうです。
峻別問題なら、古橋くんが最初にやらなければならないことがあります。それは現状では日技の会長が、連盟の会長になることになっていますが、これを先ず「廃止します」と言わなければなりません。
>4はまだしも5なんて日技発足時からずっと変わらない。
その通りです。やれないことを言い続け、いつまで会員をだまし続けるのでしょうか。
小さいことでももっと確実に出来る、上記の「廃止」とか、会員が一万名程度なら会長選挙は会員全員選挙にするとか、会費の値下げとか、日技運営の効率化とか、情報公開とか、自分達で変えられる簡単のことから確実に行わなければならないのです。
国を動かすなど、「私は海を歩く」と叫んでいるに過ぎません。その前に、平らな道を一歩一歩確実に前に進んでいかなければならないのです。
Posted by: としじい | June 21, 2011 02:32 AM