日技HPと広報ブログに見る、無関心無責任。
若年層を潰すことで生きながらえてきた歯科技工業界にも、ついに、年貢の納め時が来たのだろうか。
私も今週はほとんど納品が無く、週末は友人の鉄工所でアルバイトをすることになっています。
鉄も汗をかくのだとか、あの有名メーカーの製品に関わるものが、こんな山の中の小さな鉄工所、町工場の中で作られているのかと、ワクワクしています。
さて、東日本大震災の一周年に当たる今月11日に、奈良県商工会議所五階の大ホールにて、「Forum in なら」と題したパネルディスカッションが午後1時半から開催されます。
奈良県の歯科技工士会会員の皆さんが頑張っておられるのがヒシと伝わってきます。
思えば10年以上前に中西日技の問題を指摘し、会長選挙を戦ったのが当時奈良の会長を務めていた林さんでした。
私も何度かお会いしていますし、一度などは東京駅内の寿司屋で美味しい寿司をご馳走していただいたり、東京で働くご子息を紹介いただいたりと、お世話になりっぱなしです。
今回のフォーラムも、日技がと言うより、林さんら奈良県歯科技工士会員の思いが、そして本当の危機感とが、一度は日技やその代議員たちによって否定された歯科技工の海外委託問題訴訟当事者である脇本さんと川上弁護士の行動と熱意に、都賀谷先生、長谷川先生らの見た技工業界への視点とを絡める形でのフォーラム開催へと繋がったのだろうと思います。
ところで、このフォーラムについてどのくらい広報されているのかなと思ってネットで調べてみますと、奈良県歯科技工士会のHPにはなんの告知も出ていないし、日技HPでも相当な予備知識がなければ、あるとは気が付かないようなところに、味も素っ気もなく表示されているだけでした。
試みに、日技広報ブログも見てみましたが、相変わらずつまらない項目の列挙だけで、国民や会員が知りたいであろう内容のある記事や情報は皆無でした。
薄っぺらなんですね。
古橋会長がどこそこに行った、会議でこれがあったとかじゃ、肝心のそこで何がなされ、何が話され、何が伝えられたのかという、知りたい情報は何も無いわけです。
極めつけはこれ、
本会の活動等について 2012-02-07 16:21:54 テーマ:ブログ 先日、歯科技工士学校に在学されている方から当ブログにコメントがあり、「本会の動きや本会会長の動きを“具体的に”説明して欲しい」とのご要望をいただきました。しかし本会の活動は、懸案事項解決のための制度改正に向けた活動、歯科技工所の労働環境改善に資する活動、生涯研修をはじめとする学術活動、組織拡充活動等、多岐にわたっているため、その一つひとつをここで具体的にご説明するのは困難です。
本会の活動状況等については、広報誌『日本歯技』をお読みいただくか、日技ホームページをご覧いただければと思います。『日本歯技』は毎月、各歯科技工士学校にも送付しております。また本会の古橋会長の会務については、当然ながら会長として、公益法人改革や組織機構改革、総務、財務等々、その会務は多岐にわたりますし、行政や他団体等との渉外活動も、国家試験の統一化、トレーサビリティ等の補てつ物の安全性について等、内容により様々です。さらに古橋会長は日本歯科技工士連盟と歯科技工士国民年金基金の役員でもありますので、それらに関する会務もあります。
したがって会長の会務内容についても、その一つひとつをここでご説明するのは難しいですが、いずれにしましても会長はじめ役員は皆、歯科技工士としての仕事を行いながら日技の会務に携わり、懸案の解決に向けて日々努力しております。
日々の臨床を通して、歯科技工の大変さ、重要性、喜び、改善点を自らが味わっているからこそ、懸命に会務に励んでいるのです。歯科技工士の仕事に誇りを持っているから歯科技工士の持つ懸案を何とかしたい。だから忙しくても行動しなければと思っております。ご卒業されましたら、ぜひご入会をお待ちしております。日技に入会され、われわれと一緒に頑張りましょう。
なお、当ブログでもお知らせしましたとおり、本会では昨年11月に『すべての歯科技工士の皆さまへ』と題する冊子を発行しました。未入会の方や学生の方へ本会の活動方針や理念を知っていただくためのものであり、この度の震災への対応等についても具体的に記しております。
バカバカしくなるくらい、意味のない内容。
なんで書くことができないのか?
多岐に渡るから?具体的にはできない??
じゃ、広報誌を読もうと思っても、国民は手にしていないし非会員もそう。
電話をすれば資料を郵送しますとあるけど、全国民が電話してきたらどう対応するんだ・・・
広報誌を各歯科技工士学校に配布してあるというけど、なんで歯科技工士学校なんだ・・・
日技HPにしても会員専用で一般には見れないところばかりだし、どこかに情報や資料があるのかもしれないが、直感的に分かるようなHPにはなっていない。
奈良県歯科技工士会のHPもそうだが、生涯研修の内容もろくに開示も広報もしないというのはどういう感覚なんだろう。
「忙しくても行動しなければと思っています」
ほんま、ご苦労さんだと思う。
しかし、その行動が国民には見えないんだよ。 知らせてもらえないんだよ。
そして、何かと言い訳や理由をつけて、知らせようとしていないのは当の日技であり悲しくも奈良県技工士会なんだよ。
なぜ、もっとわかりやすく行動や情報を伝える努力をしないのか?
最初から理屈をつけて否定してしまうのか?
広報ブログと名付ける事自体が馬鹿馬鹿しいブラックジョークなのかとさえ思う。
会議で組織拡充を討議したようだけど、どんな提案が出たのだろうねえ。
日技広報誌の歯科技工士学校への配布だろうか。
会員が学校へ行っての勧誘なんだろうか。
就労先への勧誘なんだろうか。
その前に、誰々が新卒歯科技工士や勤務歯科技工士を食い潰しているか直視したらどうかね?
就労相談とか、労働問題相談だとかを日技や県技もやっているのじゃなかったのか?
前記事で提訴したような歯科技工士も、当然だが最初は技工士会や母校に相談している。
別の相談者だが、直接確認したが、やはり母校の先生には訴えたと言っている。
母校が無くなってしまった歯科技工士たちも居るのだろうが、だったらその相談の受け皿を務める責任が日技や県技にはあるだろう。
しかし、誰も聞いてはくれないから、探しに探して私などに伝えて来るのである。
情報は出さない、相談事は聞かない、グルになって若いものを食いつぶす。
一体何のためなのか?
否定するまでもない、業界人の保身のためである。
当たり前だが、そんなのは国民や高校生達、高校の進路指導者たちからはすっかり見透かされている。
若者からも国からも世間からも見捨てられている、それが保身ばかりの歯科技工業界なのである。
こんな事では在中技工士さんや篠田先生らに返す言葉もないではないか・・・
奈良のフォーラムでは、理屈をごねるより、現実を直視した生きた言葉が飛ぶことを祈っている。
そして、会員非会員を問わず、これまで誰にも話を聞いてもらえなかったというような限界に居る技工士さん達にこそ、会場に脚を運んで欲しい。
そこで本当に、日技広報ブログが言っている
「一つひとつをここで具体的にご説明」
とやらを実際に聞きただして貰いたいし、
「忙しくても行動しなければと思っています」
行動が本当かを奈良のシカとその目で確認して貰いたいものだ。
頼みましたよ奈良県歯科技工士会の皆さん。
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