会員を増やしたいなら。
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少し前だが、神奈川県歯科技工士会の工藤会長名で私のところにはがきが来ました。
消滅してしまった歯科技工士会の某支部を復活させたい旨のご案内という所でしょう。
この支部については過去にも解散したことを書いているかもしれません。
はがきの説明会には人は集まったのでしょうか?
技工士会に入りなおして、行政や歯科医師会や衛生士会と協議ができるようになったからといって、そんなの、行政や歯科医師会との協議をしましたっていう証拠作りに利用されるだけで、
おにぎり一個分の技工料金が上がるとか仕事が増える訳でもないでしょう。
衛生士さんならもう歯科のエゴには捕らわれず、お医者さんや看護師さんや介護士さんらとの連携も可能となって、医療の新しい世界というか、本来の資格の役割を果たせる世界の扉が開けたわけで、医療職でもないとお上や歯医者さんから相手にされてない技工士相手に協議もないでしょう。
はっきり言って、今更技工士会に復帰した所で、肩書き貰ってボランティアごっこをするより、今は明日の仕事、明日の収入をどうするかで精一杯。
技工士会に払う会費よりも、近づく冬をこす灯油代の方が大事です。
申し訳ないけどね。
多分、日技の会員たちは忙しいのだろうな。
仮に暇になったとしても、技工録の作成で時間は潰せるだろうし。
経団連や商工会の会頭だって、全国の様々な中小企業が厳しいなら厳しいで、なんとか対策をと働きかけている。
ニチギはどうなのか?
料金問題は。
歯科技工の料金問題は昭和40年代には国会でも問題視され、昭和の終わりには大臣告示にもなった。
もっとも、その内実は技工士たちの生活を改善するどころか、お役所と歯科医師会によって、歯科技工士はすっかりコケにされた形で終わった。
騙された思いが強かったが、要は、自分がお役所と言うか官僚の作文を何一つ読めなかった、理解しきれなかったことに尽きる。
自分はアホだったわけだが、日技の皆さんはちゃんと分かっていたんだよね。
で、何か変わったかな。成果があったのかな。
少なくとも、会員からは総括をとか、どうなっているんだという不満の声が聞こえていたと思うのだが、いつかそれもしなくなった。
と言うか、何だかよくわからないうちに料金問題は話題から外され、会員の不満をそらせるかのように構造設備基準とやらが言われだした。
20年30年かけてようやく構造設備基準とやらが省令になったが、その間に一体どれだけの若いと言われる歯科技工士達が使い捨てにされてきたことか。
何万人と言う新卒の歯科技工士たちを輩出して来ながら、技工業界が養える人数はずっと少なかった。
ある一定の年代の技工士たちばかりが残り、若いと言われる人たちはほとんどがやめていった。
その間に、料金問題はほとんど表に出なかったけど、なぜなんだろう。
厚労省に医療なんだからと言われて、金の問題は引っ込めたのか。
医療に絡むとお金の事は言い出しにくいとでも?
保団連のほうがまだましだよ。
医療だからお金だけじゃないと、さも、社会貢献していますと高潔を装っているのだろうが、その足元でどんだけの会員どんだけの歯科技工士が苦しんでいることか。
つまらん終身会員のバッジより、技工士の収入につながる活動をしてほしいわな。
そうすりゃ会員も増えるさ。
余談ながら、さすがに限界まで仕事量が減ってくると、これまで皆保険の補綴でなんとか食いつないできたある一定の年代以上の技工士たちにも、構造的なリストラの圧力が押し寄せているのだと感じられる。
もう身代わりにやめてくれる技工士はいないのだ。
次は自分の番なのだと覚悟するしか無いだろう。
バッジが良い餞別になるといいね。
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