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November 08, 2012

恩恵をこうむる



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ちょっと気になる言い回し。


皆さん、普段からこう言う表現をされているのでしょうか??


私だったら「恩恵に浴する」と書く所ですが。

こうむるって漢字だと被るだし、なんか犯罪の被害を連想してしまいますね。


ところで、日本の仕組みっていうのは恩恵に浴するという形で成り立っているのが結構あります。


色々と恩着せがましく言われるようなこともあれば、棚からぼた餅で、あ、儲けちゃったというような事が。


歯科村で言えば、前者が歯科技工士の立場にそのまま当てはまっちゃうのでしょうね。

で、後者は例えば外した銀歯や金歯のリサイクル料金が、歯医者さんの懐に無税で収まるとか、技工士も研磨屑をせっせと貯めこんで回収業者に架空のなんたらでなんたらするとか・・・

危なくって言えんわ。

恩恵をこうむったと言う表現を、コメントに残して下さった方が、歯医者さんなのか歯科技工士の方なのか判断がつきかねていますが、どちらにしろ、歯科技工士の収入と言うものが、歯医者さんからのおこぼれに依存している、あずかっている程度のものなんだという認識については、異論を唱えるつもりはございません。

いや全くご説ご尤もと。


所で、福島原発事故後のあれやこれやの事象、東電など自己の責任にはホッカぶりしたまま、追加の支援に10兆円よこせだなんておっしゃっているわけですが。

それについて東京新聞などは「原発村」と言う表現でその業界上げての責任逃れ、税金のゆすり取りをつついているわけです。

その何々村という表現、もう一つ、村の存在がかいま見えるのが田中大臣が正論を吐いた新設大学の許認可の問題。

確かにやり方が乱暴ではありますが、これ以上、大学を新設して一体どうするんだよっていう疑問は至極当然。
学生が人質になっているようなところもあるにはありますが、似たような大学は既に全国各地に廃校になるくらいに存在するわけで、先を見たら学生など集まらなくなって廃校になるのが目に見えてる大学を新設する意義は見当たらない。

やっぱりこれも、地域のエゴと「教育村」の補助金や助成金を目当てにした「仕事くれ、税金落としてくれ」的な短形的な村おこし運動なんでしょうね。

では、翻って我が馬鹿村いやさ、歯科村。

人によっては墓場の乞食村とも言う。

そこの村民に歯科技工士が居るのかは定かではない。

多分、居ないんじゃないかな。
前記事で参考にしたなんたら協議会の構成員にも入ってないし。

入っていないから、我々歯科技工士が表立って世間に向けても「仕事くれ」「補助金くれ」ということは出来ない。

あくまでもあるかもわからない金銭的な恩恵に被ってろ、おこぼれ拾ってろと言うのが歯科村の認識なんでしょうね。

友人が言ってますよ、

「歯科村の小作人だなあ、歯科技工士は」


言い得て妙でありますね。

そう言えば、彼からは「墓場の乞食以下のフンコロガシだよ」との名言も。

墓場の乞食が何を指すかは言わないでおきます。


ただ、病気や怪我を治すのがお医者さんだとしたら、歯の病気を治してくださいよと。

しかし、歯の病気を治すとかじゃなく、そこに何かを建てるとか、植えるとか言うのが現状のこの村の主さんたちには、どちらかと言うと歯大工さんという表現がふさわしいのでは。

そして歯科技工士も歯大工に限りなく近い・・・・


我々歯科技工士は小作人でもフンコロガシでもない、

ただ、歯科村の、歯医者さんのおこぼれに与っているだけでもない、

自分自身で仕事をやり、責任を果たして飯を食っているんだと言いたいだけなんですがね。

それにしても恩恵をこうむっているか・・・・

なんともやるせないなあ。

普通に恩恵に浴していると言えたら少しはマシなんだけどね。


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