組織はどこへ向かうのか。
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本来、経営者と勤務者、雇用者と被雇用者ということで、利益が相反する立場の
者が、一緒の組織居られるのも、要は歯科技工士という資格が守ら れればこそ。
それがどう言うことかといえば、歯科技工士である日本人の人権や業務上の権益
が守られるかどうかだと思う。
現状では、経団連にもなっていないし、保団連にもなれない、連合などの労働組
合にもなれないでいる。
技工士の資格が特殊だからとか言っているうちに、周りは技工士の資格などお構
いなしで、それぞれの権益の確保にしっかり努めてきたわけだ。
歯科技工士会が、国家資格だ、医療職だと喚き続ける限り、悲しいけど適当に使
われるだけなんだろう。
歯科医師会、歯科医学会、日本歯科商工会がスクラム組んでる歯科医療技術革新
推進協議会の平成24年版新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビ ジョンなる資料
を読めば、そこには当事者としての歯科技工士の姿はなく、ただ使われるだけ、
ビジョンの中に存在するのではなく、一方的に歯医 者とメーカー、商社に決め
られた物や技術を買わされ搾取される歯科技工士の姿が浮かび上がってくる。
そりゃ、メーカーや商社に歯科技工士の有資格者が雇用されているだろうし、研
究開発にも携わっているのだろう。
歯科大学や臨床治験の現場で、多くの歯科技工士が関わっているのだろう。
だが実態は、それを買わされ、消費に見合う料金は得られず、コストだけを負担
させられる歯科技工士や一般のラボということになるのだろう。
日技会長の古橋氏や副会長の斉木氏らは、歯科医療費の規模で言えば、誤差にしかな
らないその新歯科医療機器・歯科医療技術とやらを、会員に広めよ うと躍起の
ようだ。
自費の割合は3%だとか言うが、技工士に渡る金額で言えばコンマゼロ以下の数
値になるだろう。
技工士会の会員も、ついに1万人の大台を切った。
今後、ますます会員の日技離れと、それ以上の技工士の離職が進むのだろう。
せめて会員のためにも、歯科技工士の職務を広げるか、収益になり、尚且つ歯科
医師会や歯科メーカー、歯科商社、営業ラボに食い物にされない歯 科技工士の
スキルで出来る業務を提案し、それを社会や国家に働きかけていく位の事をして
いいと思う。
そして、やめていく歯科技工士をどうするかである。
冷たく突き放すのではなく、転職の回旋、就労支援、転業支援など本気で考える
くらいでいいと思うのだ。
経営者目線だけでは、また、意味のない紙だけの資格の維持だけでは、36.000人
は居るという、歯科技工士たちはうかばれないだろうな。
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Comments
自費の割合は3%だとか言うが、技工士に渡る金額で言えばコンマゼロ以下の数値になるだろう。
↑ 件数と金額とをごちゃごちゃにされているようですね。
技工士会の会員も、ついに1万人の大台を切った。
↑ 日本歯科技工士会員の数と技工料金とは、何も関連はありませんよ。関係するのは、就業歯科技工士の数、そして、免許取得歯科技工士の数です。
Posted by: | November 13, 2012 09:57 PM
正論だと思うよ。 歯科医師会(日歯)は商工組合の言いなりだし(考える頭がない、金だけ)、学会はスポンサー(組合と日歯)に逆らえない。
組合は大手の意向で動いている。大手の経営者は二世、三世で現状維持しか考えてない。だから何も変わらない。
保険制度と薬事法に守られて大手は現状維持ができている。
Posted by: | November 14, 2012 07:20 AM
皆さん、コメントをありがとうございます。
ごちゃまぜに書きますと宣言しておりますので、特別、説明の必要もないとは思いますが。
ごちゃごちゃにされているようだとのご指摘、関連性がないとのご指摘もですが、是非ともその理論的な頭脳をもってして、ごちゃごちゃを紐解き、想像力を発揮して関連性を見出してください。
Posted by: G3 | November 14, 2012 02:38 PM
議論する気が失せるようなコメント、いただけませんね。
都合の悪い意見、全て拒否ですか。
Posted by: | November 24, 2012 08:50 PM
誰が誰なのかよくわかりませんので、とりあえず直前のコメントをされている方と、一番目のコメントの方とが同一人物だとして。
>> 件数と金額とをごちゃごちゃにされているようですね。
件数や金額について、ある程度把握されていると言う前提で考えを述べましょう。
自費の占める割合がどの程度なのかと言うことでは、私もみな歯科のメンバーだった時に色々勉強させてもらいました。
そこで出てきたのが、金額ベースではある程度大きなようでも、件数ベースではわずか3%でしか無い自費の割合でした。
さて、とりあえず三題噺でも取り上げた、コメントに残されていた金額から勝手に計算してみた、その自費の治療の金額が、総医療費に占める割合、コンマ以下だったとそう書きました。
件数ベースでは3%でしか無い自費でも、金額ベースで言えばもっと大きいとそう私も思ってきたのですが、コメントにあった金額が、自費全体の数字ではないにせよ、インプラントで言えば、あれだけ騒いでいる割には、実際のインプラントの金額やらからすると、歯科医療費全体からすれば、大したこと無いのだなあと。
その上で、インプラント治療費にしめる、技工料金というものがどんな数字なのか?
そもそもインプラントの治療費自体が、松竹梅もいいところで、もしかしたら原価1万円のインプラントに対して患者さんは40万払っているかもしれないし、デイスカウントで5万円の所もあるのかもしれないしと。
そのどちらであっても、技工士の受け取る技工料金は、一本あたり、数千円から良くて2万円くらいなのではないでしょうか。
それ故、ごちゃごちゃと言われようとも、歯科技工士にまで渡る金額は、歯科医療費全体からすれば、僅かなものでしか無いと算盤を弾いた次第。
次、
>>日本歯科技工士会員の数と技工料金とは、何も関連はありませんよ。関係するのは、就業歯科技工士の数、そして、免許取得歯科技工士の数です。
このご意見。
元々、私が話題にしていたのは、日技会員数がどんどん減少していくのをどう理解するかということでした。
組織を構成する会員が櫛の歯が抜けるように辞めてゆき、組織率は就労歯科技工士の3割を切り会員数が業界団体の体をなさない所まで行きそうなのに、それでも日技は業界団体を標榜するのかと。
何故、歯科技工士が日技のような業界組織や、歯科技工そのものを辞めていくのは何故なんだろうと考えてみれば、そもそも、歯科技工士の生活に直結する歯科技工料金の問題が、何一つ解決されていないからではないのかと考えるわけです。
人間、使命感や社会的責任だけで生きていけたり、社会的義務を果たせるわけではございません。
最低限、自分や、家族がおれば家族も含めて、喰えるような収入が確保されなければ、義務など果たせませんし人様に施しをすることも出来ません。
やたら高尚な目的を掲げても、現に食えない稼業では、人はやめていくし、学生も入ってこないとただそれだけです。
そう考えれば、歯科技工士の離職も、日技の会員離れも、肝心の料金問題が解決されないからであり、日技の会員数と技工料金とは大いに関連性があると、私は思います。
また、ここで言う技工料金というのは、自費のみならず、歯科医療費の大部分を占める保険での歯科医療費を含みますし、はっきり言って保険の技工料金の嵩上げの方が、パイが大きい分、歯科技工士に影響する金額もマスとしてよっぽど大きいと思っております。
さて、コメントにある、
>>関係するのは、就業歯科技工士の数、そして、免許取得歯科技工士の数です。
これについては、ぜひ、根拠を含めた詳細をお示しください。
それらが、日技会員数に関連するなり影響するというのであれば、就労歯科技工士の或いは有資格者の一定数が日技の会員になっていなければならないということになります。
そもそも、入会は義務でもありませんし、入会することで歯科技工士の利益が守られるというものでもありません。
それに、何故、日技を辞めていくのかということが問題なのです。
辞めていく会員に、それこそ、
「就業歯科技工士の数、そして、免許取得歯科技工士の数」
など、関係ない話でしょう。
議論しないのじゃなく、こんな説明をするのに、疲れちゃうだけなんです。
Posted by: G3 | November 26, 2012 04:05 PM
知り合いに ウェブ技工士 を 教えてもらいました
Posted by: 斉籐 | December 05, 2012 04:13 PM
斉藤様
コメントありがとうございます。
私の知る斉藤さんだとしたら、大先輩であり、その節は大変お世話になりました。
一人ラボでの事業を拡大することは、もう限界かと思います。
ならば、大きなラボなら安心かと言えば、どうもそうでもないようです。
加藤さんが警鐘を鳴らし続けておりますが、業界全体が歯科技工の置かれた微妙な立ち位置を自覚し、方向性を見誤らないようにしなければと思います。
それについては、今も記事を一本纏めております。
ご意見などいただければ幸いです。
Posted by: G3 | December 06, 2012 03:34 PM