歯科医療とは何か
前記事では近代口腔科学研究会の雑誌に掲載されていた「歯科技工士の資格や業務範囲および歯科医師との関係について考える。」の読後感をアップさせていただいた。
感想文ということで、括ってみたのだが別人の文と誤解されたのなら申し訳ない。
近口研理事長の飯塚哲夫先生の事は、井戸端などでも目にしており、その考察の明瞭なこと、そして何よりも歯科医師や歯科医療が医療と呼ぶにはあまりにも虚像で有ることを知らしめてくれており、こんな歯医者さんも居るのだなあと何度も思って来ました。
さて、その飯塚哲夫先生の「歯科医療とは何か」の中で歯科技工士についての記述が売文家にありました。
友人からも知らせていただいたので、是非一読願いたい。
このような歯科医師にとって、都合の悪いことをズバリというような存在は、多分、迷惑というかおいおいなんだろうな。
歯科医師たちも、自分たちの行為が本質的に医療じゃない、医療だとしても口腔の粘膜までの事で、後は歯質や歯そのものを弄るか、抜いた歯のあった空間をバーチャルよろしく埋める位で、医療じゃなく、歯科医師がやるから補綴なんだ、内容的に同じ行為を手伝いにやらせれば補綴と呼ばせず、技工だと言いくるめているのだと理解しているのでしょう。
理解しているからこそ、自分たちは医師ではないのだという劣等感が生じるし、それを払拭する事は出来ないけど、手伝いの人たちには俺たちの行為は補綴であって技工じゃ無いよ、技工じゃ無いから上なんだよとばかりに、虚勢をはる事が出来るのでしょう。
そういってみると、歯医者さんらのいわれのない劣等感や優越感が理解出来ると思います。
近口研の飯塚先生、歯科医師会や多くの歯医者からは異端視され嫌われているようですが、なんのこたあない、歯医者の本質をズバリと言われちゃったら、自分たちの立場が無い、虚勢がバレてしまい都合が甚だ宜しく無いからでしょう。
虚勢でもなんでも、本質的な所には触れないでおこう、目をつぶって如何にもな権威を演じ続けようと言うのが、歯科医師会や歯科の学会、そして、体質だけは悲しく歯科医師会のコピーであるニチギなんでしょう。
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Comments
技工士は立場向上のためになにもできないのでしょうか?
Posted by: 読者 | January 18, 2013 02:26 PM
ご存知のように、民主主義の国は基本的に数の論理で決まると思う。医療界でも看護師などでは、その労働環境や待遇改善に会員を増やし、国会に議員を送り出した。歯科界でも歯科衛生士の会員数が増え、活動環境を「歯科医師の下に…」を改正して、口腔内の衛生管理を独自判断で行えるようにした。
技工士業界は「オラが村」思想が根強く今もあり、行政からの指導をもって改正だと思い込まされてきた経緯がある。もし何か行動に移したいのなら、仲間を増やし、世間に訴えて認めてもらうしかない様に思う。
も~高級倶楽部化してしまったニチギには、お役御免でいいのでは…
Posted by: 特命係 | February 10, 2013 01:23 PM