« 歯科医療とは何か | Main | 歯科技工士法が守れず従い事ができない場合は罰金が科せられます。 »

February 02, 2013

自費偏重への警鐘




style="display:inline-block;width:728px;height:90px"
data-ad-client="ca-pub-5170669200427830"
data-ad-slot="1733822193">

金子久章氏(埼玉県開業歯科医)が毎日新聞での明日へのカルテで、記事を書かれている。

情念党井戸端にありますのでそこから一部引用させて頂きます。

第131回「『51年通知』が残したもの」

その前に一つ。

歯科関係のネットサーフィンをしていますと、なんとなく、違和感というか、変化したのかなと感じるHPなどがあります。

先日も八戸市のある歯科医院のHPを見つけたので、読んでみましたが、その先生はどうやら有名な補綴系の学会?勉強会組織の会員のようで、自費専門医だったようですが、昨年あたりから保険診療も始めたようです。

それについては、どうとも言えないのですが、なんとも違和感を感じたのは、その先生の保険診療への考えと言いますか、自費専門医のプライドなのかよくわかりませんが、ものすごく肩肘張って他の保険医とはその治療内容も技術も違うんだぞ、委託する補綴も、下手な技工所にはそもそもそんな技工所の存在すら認めないぞと言わんばかり。

そりゃ、何を言おうと構わないのですが、気負えば気負うほど保険を始めた理由が別のところにあるような気がしてなりません。

ズバリ、自費の減少でしょう。

何とか学会、Jなんとか言う組織の会員たちであっても、昨今の歯科バッシングや患者さんの歯科離れ、補綴需要の減少には勝てないということでしょうか。

そんなことを感じつつ金子先生のコラムから感じたことを。

FBに書いたんですが、こっちにも貼っておきます。

明日へのカルテ 金子先生のを井戸端から一部引用。>>

前略 

そもそも、われわれ歯科医師はこれまでずっと患者に対して保険診療に関して
の否定的な見解を診療室で40年以上も宣伝し続けた。その結果、「保険の効く
範囲を広げてほしい」という中高年以上の国民からの声が形成された。この年
齢層に該当するものは補綴に関するものであるのは想像に難くない。従ってこ
の「51年通知」の現場での運用においては、やや曖昧さを残してきたのも事実
だろう。

中略

現行の自費料金は補綴物を設計し最終的に装着するという行為の繰り返しによ
って自転車操業的に成り立っている。今後、補綴物がすでに装着されていたり、
補綴の必要ない患者が多くなった場合には新たな費用が発生しないため、破た
んは避けられないかもしれない。 ://webkit.dti.ne.jp/bbs/article.do?userid=tanumu&bbsid=tanumu&index=1539992&page=1

以下自分、

自費料金の値下げも激しい。

この値段で本当に成り立つのかなと思うような料金が掲示されている。
ネットの広告などではインプラント6万円とかもありますし。
地元のミニコミ誌にも一本15万円とかの記事?いや、広告がよく出ていますから。(それもこの二回ほど見かけません、どうなった?)

私の感覚では、一般的な歯科医院にはメンテナンスで通う患者さんはそんなに多くないと思います。
基本的に予防やメンテナンスは保険が効きませんから。
では、自費はどうなのか?初回の補綴治療料金に、以後のメンテナンス費用も含まれているといえるのか?

患者さん側にも、補綴料金にそれ以降のメンテナンス費用が含まれているとは思っていないでしょう。
壊れたり再治療が必要になった時の保証すらはっきりしない業界ですから。

本来なら保証のコストや、必要とされるメンテナンスコスト、技工士への委託製作なのであればその費用をコスト的に積み上げての自費料金であって欲しいのですが。
歯科医院のHPなどには「安さの理由」なる説明がされていますが、何度読みなおしても意味不明なんです。


金子先生の記事では、硬質レジン前装冠とメタルセラミックスとを上げていますが、これなら一般的な保険治療やスケーリングの流れでメンテ的な事もできますが、インプラントだと年一回とかではなく、週一でメンテに通うくらいのケアが必要な気がします。

それらの費用も、初回の補綴料金に含まれていると解釈してしまうと、とんでもないということなんでしょう。

ただ、多くの患者さんは彷徨うことが多いのです。
治療を受けた歯科医院と、メンテナンスをして欲しいと希望して行く歯科医院とが違う場合は、どのようにチャージされているのか私も知りません。

多くの歯科医院は、他医院で治療済みの所も、自分の所に来られた以上は、それに不満なんだろう、再治療に持って行こうとするのでしょう。

それもまた、業界的な自転車操業と言えなくもありません。

なんか、上手くまとまりませんが、儲かるから、使いたい材料が使えるから、やりたい治療ができるからと言って、51年通知を根拠に補綴のみ自費をやって行きたい歯科医院が多いのですが、
じゃ、

本当に自費ならコストに見合う料金になっているのか?

儲かるといえるのか?

使いたい良い材料が使えているのか?

を問えば、それは甚だしく疑問なわけです。

メンテナンス費用などを考慮していない歯科の自費治療は、もしかすると保険制度にタダ乗りしているだけなのかもしれませんし、現実に、インプラントなどが失敗した際の、撤去手術などでは、医科に転院することも多く、保険制度が大いに役立っているのではないでしょうか。

そういう訳で、現状でも歯科の自費料金は破綻しているようなものでしょう。

|

« 歯科医療とは何か | Main | 歯科技工士法が守れず従い事ができない場合は罰金が科せられます。 »

Comments

じゃずっと銀歯やってんの~

Posted by: 銀歯 | February 02, 2013 05:04 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 自費偏重への警鐘:

« 歯科医療とは何か | Main | 歯科技工士法が守れず従い事ができない場合は罰金が科せられます。 »