May 24, 2014

吉田調書 貼っておきます。 消されちゃうかもしれないので。

福島原発からの放射能漏出が止まりません。

福島沖では、相変わらず高濃度の汚染が続いており、安倍の言うコントロール出来ているとか、ストップしているという説明は、ボロが出てきています。

先だって、福島第一原発の事故当時の所長で、昨年亡くなられた吉田元所長の事故当時のことを証言した、吉田調書が、朝日新聞のHPで公開されています。

原発は、一度事故が起きれば、人間にはコントロール出来ないものだとつくづく思います、

チェルノブイリもまだ炉心の処理ができたわけではなく、劣化してきた石棺などを全て覆い尽くすための新たな石棺が完成間近だとか。

福島の場合は、炉心や溶解した核燃料を水で冷却し続けるしか無く、注ぎ込まれた水は、流入する地下水と一体となって、外洋に漏出しているのだと思います。

回収したという冷却水にしても、放射線物質を取り除くことも出来ないままであり、貯蔵するとか言っているタンクにしても、いつまでも半永久に作り続けることも出来ないだろうし、現に、おおっぴらに海洋放出をしたばかりです。

そんな状態で、メルトスルーした燃料棒を、無害化するところまでたどり着けるのか、多分、私達が生きているうちには無理なのではないでしょうか。

取り敢えず、吉田調書のアドレスを貼っておきます。

 

吉田調書

安倍と官邸は、この調書の公開にカンカンだそうですが、隠さないといけないものでもないし、隠そうとする理由は、自分が嘘つきだということがバレてしまうからでしょう。

こちらは、チェルノブイリで進む、新しい石棺の様子。

鋼鉄製のようだし、鉄冠と呼ぶべきかな。
この鉄館にしても、放射能の影響で耐用年数は100年ほどだそうです。

処理技術を、未来の人達が編み出してくれるのか、それに希望を託すしか無いのでしょうが、甘い願望なのかもしれませんね。


建設が進むチェルノブイリ原発の「新石棺」

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May 15, 2014

案外、普及は早いのかも。保険の削りだしハイブリッド冠


少し前の記事で、保険収載されたCAD/CAM削り出しのハイブリッド冠、CAD/CAM冠に、どのくらいの需要が発生しているのか気になると書いたんですが、加藤さんの表部屋に関連する記事がアップされていました。

CAD/CAM冠関係のまとめ。

これを読むと、結構な数の需要が発生しているのがわかりますね。
ひと月で300本。
素材のブロックがシェードによってはメーカー欠品になっていて、供給が追いつかない状況だというのですから、歯科や技工業界にとっては久々のヒット商品(この表現はおかしいかな)になったわけです。

欠品については、同じようなことをていね社のブログでも見かけていますから、メーカーは対応に追われているのでしょう。
患者さんによっては、形成と印象を終えたまま、数ヶ月待たされるようなこともあるのかもしれません。
早く行き渡ることを願っています。




さて、実際にCAD/CAM冠の受注に乗り出すとして、後発のラボはどう対応すればよいのでしょうか。
加藤さんの記事によれば、下請けは許されていないと言いますが、やはり、一人ラボとしては高額な歯科用CAD/CAM装置をポンと導入するわけにも行かず、再委託をするのが現実的な対応なんですが、それが禁止されている以上、様子を眺めるしか無いのかもしれません。

ネット上では、汎用のCAD/CAM装置や3Dプリンターを使った造形のポータルサイトもどんどん出来ています。
それらのサイトが稼動させている装置は、歯科用に認可された装置よりもよっぽど最新で高性能なものも少なくありません。

厚労省と薬事法の縛りがなければ、そちらの方でも十分対応可能なのだろうと思います。
そして、価格的にもそちらのほうが市場価格を反映するのだろうと。

今は、一部のラボが謂わば特需に湧いているCAD/CAM冠ですが、ずっとその状態が続くのかといえば、甚だしく疑問です。
和田精密さんなどは、福島県に歯科用CAD/CAM装置を100台も設置した工場ともいうべき技工所を立ち上げるとか何かで目にしましたが、そういうのがあちこちに出来れば、あっという間に供給側が飽和状態になりそうですね。

加藤さんも記事のまとめで

その受注と生産量の均衡が破られたときに、価格は下がり出す。特に機械装置でできあがる補綴物なら価格は急激に低下するだろう。また高分子化合物の材料原価は安く、金属と違い価格を下げることは可能である。

と述べています。

更に続けて、

一通り価格が安定すれば、点数の引き下げを行うだろう。

と予想しています。

私も同じように感じています。
需給の飽和と、新たなるダンピングの発生が、早ければ次の改定を待たずに始まってしまい、次回改定での点数の見直しに影響してしまうのではないかと。

歯科業界からは、多分、次は小臼歯だけの適応である現状から、前歯や大臼歯への適応範囲の拡大が要求されるだろうし、複数歯に渡るケースも認めるような要望が出てくるはずです。

厚労省の目的が、歯科医療費の大きな割合を占めている金属代金の抑制にあるのであれば、適応範囲の拡大はもしかすると既定路線かも知れません。

そこで、点数が高いまま適応範囲を拡大するのは、需要増をみ込むと好ましくないと考える厚労省官僚もいるのじゃないでしょうか。

小出しに認可して、例によって例の如くのダンピング競争が起こるのを待って、料金が下がった所で認可範囲を広げていく。

終わってみれば、一人ラボの淘汰は進み、ラボの大型化、歯科医院での内製化が当たり前になって行くのかもしれません。
歯科医院からすれば、自費にでも保険にでも対応できる歯科用CAD/CAM装置を、1台導入するくらいのことは、CT装置を導入するよりも費用もかからないし、利益を出しやすくなるかもしれません。

トータルすれば、厚労省だけが歯科医療費の抑制に成功し、割りを食うのは増えすぎた歯科技工士、一人親方たちということになってしまいそうですね。

いや、既に、もうそうなっているなと実感している者が、ここにいるということで。

追記

しかし、事はそんな単純な問題じゃ無さそうです。

次は、歯科医療費改定に仕組まれたトリックについて、穿った見方をしてみたいと思います。


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美味しんぼが暴き出す、マスゴミと権力の汚染。


エートスとか言うのがあるのだそうです。

なんでも、エートスについて言及すると下手すれば刑事告訴が待っているらしい。

しかしなんでって思いましたが、一向に収まる気配のない福島原発の汚染や進まない事故収束から、日本国民の目をそらそうとする、そんな組織が福島でうごめいているんですね。

実は、国を挙げて福島原発事故が無かったことにしようとしているのは、確かなことだと思います。
嘘の報告、情報操作なんて当たり前で、酷いのは、原発事故によって放射能が垂れ流され安全神話なんか否定されたはずなのに、なんの影響もないとか、これくらいの線量なら生活しても構わないだとかの、新たな安全神話が当然のようにお上や原子力関係機関、行政や御用学者から垂れ流されていることなんです。

環境へ放出され続ける放射性物質や放射能の影響や被害は、人々の体を蝕みますが、お上連中から垂れ流される安全神話は、国民に自身の被曝や環境汚染の影響を理解させ考えさせることを阻害させています。

漫画雑誌での美味しんぼの鼻血表現が、お上や学者、御用マスゴミから非難されていますが、これくらいアホらしい話もないわけで、そもそも、鼻血が出たと言って時の政府や原子力関係者を追求して来たのは、自民党の熊谷大議員とか森まさこ現消費者相ご本人なんですねえ。

2年前に国会で鼻血問題を言及していた森まさこ消費者相が美味しんぼ批判!



立場が変われば、言うことも変わるのかもしれませんが、森大臣の場合は変わりすぎでしょう。

何故、こんなに変わってしまうのか?

簡単です。

震災被害者や原発事故被害者の立場、国民の側に立ったことなど無いからですよ。

よく分からん団体であるエートスの代表とやらが、翻訳家でジャーナリストの竹野内真理さんを侮辱罪で刑事告訴し、竹野内さんは取り調べられているそうですが、これも、安全神話で国民の洗脳をしようとしている輩が、その事実をばらされるとマズイから、無理やり告訴をでっち上げようとしているのでしょう。

本当に怖い世の中になりました。

見えないけれども実際に体を蝕む放射能と、言論や表現の自由を奪い、良識ある人々を獄中に押しこむことで体面を保とうとする国家権力。

そんなことを許してはならない。 強くそう思います。

こういう警告も出されていますね。
のんきに介護さんの記事を紹介させていただきます。
ドイツ放射線防護協会からの警告 / 「希釈政策は、撤回すべき」

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March 17, 2012

隠したい人たちの57票

決まりましたね。 歯科技工士政治連盟の会長さんが。

その得票に日本技工士会の執行部や都道府県幹部というお方たちの本音を見る思いがします。

証拠がないから隠し通せるというわけでもない事は、東日本震災と続く福島原発事故での空き缶や枝豆ら政府の対応が議事録の存在など無くても、当時ネットで言われていた話以上に酷い対応ぶりであったことも含めて、隠し通す事は出来なかった訳ですよ。

雑誌系のマスコミだけではなく、普通なら政府の広報を垂れ流すだけであろう新聞社系のマスコミからも、東京新聞などのように結果を恐れず事実を報道するところも出てきているのです。


公益法人が政治活動をしてはならないというわけでは無いのです。
しかし、公益法人が政治活動にその予算を使うことは良くないということです。

峻別というのは、公益法人の活動に使うお金と、政治活動に使うお金を峻別しなさい、財布も財布を預かる人も変えなさいということなのだそうです。

新公益法人改革と言うのは、そこが曖昧だったこれまでの公益法人のあり方、お目こぼししていたことに対し、はっきりと分けなさいよと言ったものに等しいと思っていました。

しかし、日本歯科技工士会は見事にそれを蹴っ飛ばす結果を示してくれたわけですね。

ま、本家本元の日本国政府からして、議事録も作らない、逆上して原発を吹っ飛ばすような案配ですから、今更日技あたりが新公益法人改革に逆行するような投票結果を示しても驚くにも当たらないのかもしれませんね。


しかしこの選挙結果ですが、見る人によってそれぞれ感慨深いものがあるでしょう。

投票に参加した評議員の皆さんは役目を果たせたとほっとしているのかもしれませんが、何のために誰に対して役目を果たしたと言うのでしょうね。

前記事でライオットさんからコメントをいただきましたが、ライオットさんのような若い歯科技工士会員の皆様方は、この結果を票差をどんなふうに感じるのでしょうか。

ああやっぱりと言うくらいの感想ならばまだよい方かもしれません。

諦めくらいの感情では済まないというのが本当ではないでしょうか。

執行部や代議員、評議員の皆さんは、今でもまだ、ネットは2ちゃんねるに代表されるように誹謗と中傷、デマやでっち上げの世界だと思っているのでしょうか。

そもそも、政府や議員たちが2ちゃんねる潰しに躍起になっているのは、自分たちの都合の悪い部分を隠したいからですよ。
今の国家権力は、もう戦前の特高以上に思想や何かも含めて言論統制に突っ走っているのですが、官僚システムを含めて日本という国家権力は隠したいことが多すぎるのでしょう。

同じく日技のようなどこからも相手にもされないようなハンパ法人組織でも、中の者たちには外に対しても会員たちに対しても隠したいことがあるのでしょう。

若い歯科技工士会会員たちは、隠し事を暴けとか晒せと言っているわけじゃ無いのですがねえ。

そうではなくて、やるべきことを優先順位を変えてください、末端の歯科技工士たちの労働実態や生活実態に目を向けてくださいと言っているだけでしか無いのに。

ついでに言えば、バラ色のキャンパスライフや100%の就職率を騒ぎ立てる歯科技工専門学校にもいいかげんにしろよと言いたいところでしょう。
バラ色の未来があると言うならなんで学生も集まらず、閉科や廃校が相次いでいるのかと思うけどなあ。
東北のブログなど、GTYさんなどには申し訳ないけど、就職率100%とかよりも、例えば卒業年度ごとの離職率を10年くらいのスパンで調査してくれないかな。
過去10年間の卒業生が100%この業界に残っているのなら、ぜひ、誇らしく謳ってくださいよと。

で、自分たちの保身と、大した価値もない肩書きと、そして何よりも隠し事を暴かれてしまうのではないのかと言う恐れとが、技工業界の現実や若い歯科技工士の実態には目を瞑り耳を塞がせ口を噤ませているのでしょう。

この結果を持って、古橋という同一人物に公益法人と政治連盟のお財布を託したわけです。
晴れてNDCも一体のものとなったわけです(笑)

日技執行部の皆さんには一安心かもしれませんが、さてどうなんでしょうね。

政府の対応も一年したらぼろぼろこぼれてきたし、ネットではそんなもの最初からわかっていましたからね。

技工士会の隠したいことも、実はとっくにバレているのかもしれませんね。

参考までに。 私も書き込もうかな。



歯科技工士☆新時代 第10期待

結局、中○の選挙の資金や献金が、どのような形で生み出され処理されたのか
は当時の役員の中でも、ごく限られた人にしか分からないような形になっています。
しかしながら、当時の技工士会共済制度の見直し、そしてその内容が明らかに担当保険会会社にとって
有利(つまり会員にとっては不利)な内容なのですから
この保険会社の選定も含め、一体誰が契約内容を決めたのか、紹介者(政治家)は誰なのか
そこいら辺に鍵がありそうです

で、代議員はといえばそんな事は関心もなくただただボケーっとしていた人が多いのですから
問い詰めることもなく、大なり小なりケチくさい色々な役得にまみれて
知らず知らずのうちに、執行部との共犯体制が築かれていく訳ですね。
ですから、明日にも行われる脇○氏が立候補している連盟会長選挙
この方が当選するはずはありません。

なぜなら脇○氏が当選すれば、今まで隠されていたそのような数々の恥部が
白日の下にさらされる恐れがあるからです。人間悲しいものでわが身が一番かわいい
いくら正義の人だと認知されていようとも、脇○氏に投票する事は
評議委員にとっては自らの首を絞めるかの行為であるわけです。

ただ可能性があるとすれば、脇○氏が投票前の演説で“過去のいきさつは問わない、
未来に向けてやって行く”メッセージをそれとなく、しかし確実に評議委員達に
伝える事でしょうか,,,,しかしその時には脇○氏も、一般会員に対し隠し事をし
旧執行部と共犯者になってゆく、という泥池の中に自ら入ってゆく覚悟が必要となります。

いやはや何ともやりきれない話ではあります。


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December 14, 2011

ささやかな楽しみ。 燻製を作ろう。

長らくご無沙汰でした。

保険技工の激減で暇で暇で。
歯医者さん方はそれなりに喰えるのでしょうが、歯科技工士は厳しいなんてもんじゃないですよ。
私の所で8割減。 自費のメタボンもめったにありません。


みんな本当は苦しいはずなんですが、元々我慢強いから歯科技工を続けられたような技工士ばかりですから、表立っては誰も何も言いませんね。
すごいなって思う。

でも、たまにメールなんか貰うと、サラっと

「売上が5割減りました」

とか、

「千葉の方で自殺者が出たみたいですよ」

とか、

「失踪者があったみたいですよ」

とか・・

とか・


そんなさなかに、日技の古橋さんとやらが記者会見で、歯科技工士国家試験の全国統一化について、
法律改正が伴うことを踏まえて、


「税と社会保障の一体改革の中で議論していくことになるだろう」


と述べたんだとか。

ふ~~ん。

なんだかな~。

同じ事をずっと言ってるけど。

この発言があったのは11月18日で、国会開催中。
んで、たしかにそんな議論だか審議だかが、国会の中でも厚労省や永田町や中医協でも侃々諤々やられていたと思う。

これ、野垂れ内閣の目玉政策でもあったんじゃなかったか?
山岡さんと一川さんの問責決議をコレ幸いとあっという間に国会を閉じちゃったようだけど、で、なんか決まったんだっけ?

決まったのは国民負担の積み増しばかりで、一体改革も無駄減らしも何も決まっていないような。
取り敢えず、財務省の一人勝ちね。

さて、改めて古橋発言だけどさ。

これ、誰がどこで誰たちと議論するというのだろうか?

技工士の問題が国家資格の全国統一試験問題に限らないけど、何でもいいから技工問題が国会で議論され審議されて、なんか良くなったことってあったかな?

そもそも、ほとんどの技工関連問題が改善なんかされていないから、もっぱら議員さんたちに陳情というのをやるのが精一杯なんじゃね?
勉強会だとかやって、国会で質問してくれる議員さんたちもそりゃ居るんだけど、実際に議案が上程されたとか審議されたっていうのは、統一試験にしても何も聞いてない。

やっぱり入り口の議論で止まってるんだろうなあ。

そもそも、厚労省も文部省も技工問題では何も困ってないし、技工問題や歯科の問題でいちいち立法やら法改正やら審議やらの手間をかけずとも、通知通達で技工と歯科の問題はコントロールできてるものなあ。

だとしたら、古橋さんの発言の意図は何だろうね。
アドバルーンだろうか。

技工料金の大臣告示も、設備構造基準も、実際には立法まで行かず、厚労省の通知通達でチョン。

ところで歯科技工士の資格習得につながる学校だけど、通常2年間の専門学校以外にも、4年制の大学も開校していたね。
卒業生たちは4年経って卒業した時点で、国試を受けているのだろうけど。

2年間学ぶ学生と4年間学ぶ学生とが、同じ条件で試験を受けるというのもなんか不公平なような気もするが。
実際はどうなんでしょう。


まあ、最近は2年間学んで資格をとっても、次の年には8割方辞めてしまっているわけだが。
4年制の大学の卒業生の方が、離職率が少ないとか言うようなデータでもあるのだろうか。
知りたいものであるね。

そんなこんなで、歯科技工士の国家試験が全国統一になったとしても、それで何が良くなるのだかね。

むしろ、国家での統一試験は最低でも4年制の大卒が条件だとかにして、2年制の専門学校卒は当面都道府県での試験でやってもらうとかさ。

案外、個人ラボの乱立を問題視して、開業のハードルを高くするために色々考えてるって言うことかな。

例えば開業の条件は大卒での国家統一試験の合格者か、通常の専門学校卒業で歯科技工士の実務経験が5年以上とか、あの日技生涯研修の履修者であるとかの条件を設けるとかさ。

どのみち、ジリ貧の現状では通常の歯科技工士免許は何の価値も位置づけもない。
唯一、資格だけは持ってるよという仲間が全国に10万人は居るというくらい。

ところで日技の古橋さんだが、何を代表してああいった発言をしたのかな。

情念党の記事によれば、

組織率が6割を切ればその業界の代表団体とは認知されないそうです。


日技の会員は昨年の段階で会費を払っているのは1万人を切ったはず。
組織率をはじき出す分母になるのが、まじめに届出をしている医療従事者数を取るのか?モグリも入れるのか?
悲しくも離職されてしまった、実はとても幸せな選択をされた所謂、有資格者も含めて分母とするのか?

取り敢えず、届けてる人を分母としても、確か35.000人位だったから、ん?0.02857142・・・・

28%・・・・・

いいのか?

6割どころか3割も無いじゃん。

これが10万以上の有資格者を分母としたら・・・・

悲しい、悲しすぎる。

で、燻製だけど取り敢えず次回に。

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August 10, 2011

ほんとに日本の財産はどこに行ってしまったんだ?

経済兵器「米国債格下げ」発動
http://kagiwo.blog18.fc2.com/blog-entry-666.html

郵政民営化とかまだまだ日本の貯金とか財産とかが狙われているんだろうな。

同じく、会員の支払う会費が、どこに流れているのかと言えば、


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これだけ見ると、ニチギデータセンターで発送したんだなと。
でも、ニチギの職員10人で広報誌の袋詰めや発送をを全部やるなんて確かにしんどいだろう。
これまでは出版社がやっていたのじゃないのかな?
何もニチギデータセンターを使わなくても、発送を代行する会社はいくらでもありそうだ。

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裏にはアテナってな会社の名前が。
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株式会社アテナ

宛名ですな。
HPはここ、アテナ
普通にこういう業務はあるよ。
日技が日技として委託するのに何の問題があるのだろうか?
間にお手盛りの会社を噛ます理由はやっぱりなんかある。


吠えろでもニチギの誰かさんに答えを期待してるんだけどね。

兎に角、日技本体では広報誌の発送とかが外注になったわけだ。
これで、日技の職員さんたちは一番大変な作業かもしれない業務から解放されたかな。
次は職員のリストラだよね。


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August 07, 2011

いずれ消滅するのじゃないかな、歯科技工士の資格は。

吠えろ歯科技工士の掲示板に、管轄の保健所から届いたという通知がウグさんの手でアップされている。

保健所からこんなの郵送されてきましたが

こんな風に行政は動くわけですね。
吠えろの皆さんには、何の事かご理解いただけないようですが、これこそが歯科技工や歯科技工士問題への厚労省行政の表れなんですね。

そしてこれは、日本歯科技工士会が技工問題を解決しようと働きかけてきた結果だとも言えるわけですが、しかし、これがどんな所以で通知通達として都道府県知事に下達され、それを持って保健所が管轄下にある歯科技工所の管理者によきにはからえとなったのかを、詳しく知るものはそれほど多くはないものと思われます。

いったい日本にどれだけの歯科技工士免許を持った人がいるのか、10万人位入るのじゃないかと想像していますが、厚労省などが発表する就労歯科技工士数は平成20年度で35.357名うち日技会員数は12.467名となっていました。
尤も、会員数は毎年激減しており、現時点で既に10.000人を割り込んでいるかもしれません。

その少ない会員、就労歯科技工士数自体は、潜りというか、厚労省に現況届を提出していない有資格者も多数存在するようですから、実際の就労者はもう少し多くなるのかもしれませんが、それでも日技会員が就労歯科技工士数に占める割合は3割程度なわけです。

トレーサビリティーの通達が届いた理由を、ではその三割の日技会員の皆様方は、よーくご存知というか、背景や内実を十分ご理解しているのでしょうか。

実はそれ、甚だしく疑問なわけです。

実際、会員であっても厚労省行政が行っていることや日技が画作していることの真の意味を理解している人は少ないと思わざるを得ません。
それが、非会員に至っては、正確に背景を読んでいる人は、技工問題に関心を向けてきたごく一部の人たちに限られているものと思われます。


兎に角、日技は厚労省や保健所を動かそうと必死のようです。
確かに良い設備や就労環境が規定されれば、生み出される補綴物も良いものが出来るのではありましょうが。
しかし、歯科技工所の環境や備品だけが良くなったところで、肝心の歯科技工士はどうなのでしょうか。

そもそも私たち歯科技工士の問題はどこにあったというのでしょうか。
ニチギの役員が、法制化を言ってきたのは、根拠が必要だからでしょう。

これが、多分、国民なり民間人の普通の考え方だと思う。

海外委託は、厚労省サイドは考えてもいなかったと思います。

しかし、結果的にそういう行動が出てきた訳です。

まともな人間なら、何故そうなるかは分かると思う。少しでも利益を上げたい自分の使える金を確保したいとなれは、歯医者も技工士もなく、安く上げる手段を探します。

歯科医療費の総枠が少しも上がらない中で、形だけでも最新のモノ、それでいて安いモノをとなれば、外国、それも中国や東南アジアの国に求めるのは容易に予想できることでしょう。

歯科の総枠を上げられないのは、財政面の理由もありますが、厚労省側には明確な歯科外しの意図があるのでしょう。

しかし、それがために海外委託を推進したとか、認めたとかは、建て前上、厚労省官僚は口が裂けても言えない訳です。

歯科医療費削減の方針が、国民の医療軽視や健康安心軽視だとは言われたくない。

でも、必要以上の削減や抑制を続ければ、歪みがでるのは当然だし、歯科医療軽視の指摘は当然厚労省に向かいます。

それを避ける為には、歯医者をと言うより、技工士やラボを悪者に仕立て上げるのが一番なんでしょう。

そうなれは、民間からすれば、法的な根拠が必要と考えるような問題でも、厚労省官僚は根拠は自分達の責任逃れだなんて言わず、ただタイミングを見て通知通達を出すだけだったのだろうと。

訴訟が起こされていなければ、その通知通達すら出されないまま、海外委託も技工士問題も無かった事にされ、技工はどんどん海外に外国人に浸食されて終わりだったのではないでしょうか。

厚労書は日技が思うほどに、歯科技工士問題を、歯科技工士の改善に向けて動くことはもはやないのだろうと思えてなりません。

例えば日技がお題目のように唱えている、歯科技工士の国家試験統一問題にしても、将来、歯科技工士の資格や免許制度を棚上げにしてしまう考えでいれば、立法や国民の側からそのような動きでもない限り、厚労省は何も手当をしないものと思われます。

設備構造基準や技工録にしても、法制化を言ってきたのは日技の役員達であり、その目的が海外委託対策だとか歯科技工士資格が本来持つ、歯科医療の安全安心の担保の役割を、人から物にすり替えてしまい、上手くすれば乱立した一人ラボを淘汰する武器にできて、国内技工を会員の経営する大手ラボだけで回せるようにしたい、しかし、その目的を表に出せないし、海外委託への対策であるとか、トレーサビリティーとかのカタカナ語が出てきたからうまくそれに乗っけてしまおうという厚労省の思惑と、法的根拠が必要だからと考えた日技の思惑がはからずも一致したと。

しかも、今なら第三者を装うNPO法人の品質保証だ、認定ラボに認定シールだとか言う提言もあるし。


それで改めて厚労省のお役人さんがたも、歯科技工問題に目を向けざるを得なくなった。
しかし、杓子定義に歯科技工士法を当てはめては、他の法律や制度との整合性が取れないとか、これまで放置してきた歯科技工士問題に向き合わなきゃいけなくなる。
それをすることは、下手すれば歯科医療費の増額や歯科医療制度の拡充に繋がりかねない。

そもそも歯科技工士法は国民や歯科技工士に予するために存在するのではなく、歯科技工士を縛り付ける目的で存在するのであって、権利や利益を認めるとかの為じゃないというのが、お上の認識。

下手に法文であれこれ規定させてしまうと、それに縛られるのは歯科技工士じゃなく行政側って言うことになりかねない。

つまり、厚労省に限らず、行政側は裁量の範囲を狭めたくもないし奪われることも許せない。

それに立法は厚労省がやることじゃないからね。

やはりと言うか、川上弁護士の総括や意見書を見ても、厚労省側の本心は歯科技工士の資格は無くすか有名無実化だと思う。

統一試験にしても、行政は立法の問題とかもあるし、やる気はないと思う。

川上弁護士も指摘してるように、行政は場所とモノで規制すれば良いとしてるわけだから、今更人や資格に関わる視点での歯科技工士問題なんかはどうでもよかんべと。

古橋や前任の中西も、それが分かっているのか?読めない馬鹿なのか。

いや、分かっているからこそ、新公益法人法にかこつけて、歯科技工士資格の確立に動くより、モノの規制で利権や利益に繋がる、株式会社を立ち上げ、実務をそっちに移したのかもしれない。

そうであれば、技工士法や技工士資格は形はかりのものになっていくのは決定的だし、調理師免許と同様に、開業や店舗経営上は関係ない免許となってしまうだろう。

それでいて、何か起きれば叩かれるのは我々歯科技工士だとなるのだろうが。


山本さんのブログ記事で気がついたが、


古橋この場合は連盟会長から歯科技工所の構造設備基準及び歯科技工所における歯科補てつ物等の作成等及び品質管理指針の省令化、歯科技工指示書記載事項の追記、歯科技工所の識別に関する要望、歯科技工委託の定義の法令整備、歯科技工士国家試験統一試験の指定試験機関の指定について要望がなされた。


ふ~~ん、省令なんだ。法制化と言ってきたのは引っ込めたのか。

まあ、現実的といえば現実的なんだけど。

にしても微妙に変わるもんだな。

ところで、国家試験の指定機関とやらは、日技を指定してくれって事だろうか??
まさか、NDCを推薦する??
大人気だねNDCって。


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July 06, 2011

古橋さんは法制化って言ってたよなあ。 あれどこ行った?

暑いですね。 梅雨明けはまだですが、蒸し蒸して体がもたない。
暇ですが何もしないと言う訳にもいかず、今週は草刈りやら植え木の剪定やらで汗びっしょりになっております。

先月末に厚労省の歯科医政局発で「歯科医療における補てつ物等のトレーサビリティーに関する指針について」なる通達が各都道府県知事宛てに出されていたんですね。

松本復興大臣がおまいら俺の言う事を聞けってな感じで、厚労大臣が都道府県知事に通達と言う命令を出した・・・と言う訳でも無いんだけど、この医政局長の権限と言うか通達の根拠や重さって言うモノを、我々凡人はどう理解すれば良いのだろう。

日本の官庁のトップは大臣だと言う事になっているし、松本復興大臣もその立場を勘違いして高飛車に言ってしまったとかのような気もするが、でも、本当に日本の権力構造を知っている人達なら、この松本復興大臣の一連の言動も、実は自爆覚悟のグレた振りとも見えなくもない。

震災や原発事故から4ヶ月たって復興も事故の後始末も、政治的にはそれこそ一歩も進んでいないような気もするけど、実際の所、何が停滞しているのかと言えば、本質は官僚達が空き缶の居座りをいい事に、官僚制度改革に抵抗しサボタージュを決め込み、一方で官僚の権限を温存しため込んだ特別会計や国家資産を吐き出すことなく、消費税増税の道筋だけはこのどさくさで成立させてしまおうとしてるようにしか思えない。

厚労省の医政局長がキャリアの一人なのかは分からない。
そのポストがキャリアが出世するコースに在るのなら、キャリアが座るだろうし。

ただ、歯科のそれも技工士が絡むような案件が、医政局長クラスのキャリアが直接手を下すような事案では先ず無いだろうなって思う。
技工士案件などは、歯科保険課の課員クラスが纏めて終わりなんじゃなかろうか。
医政局長は形式的にハンコを押している位だと思うな。
それでもノンキャリアが起草したような案件、通達内容であっても、医政局長のハンコが押してある以上は厚労省のキャリアシステムが認めた通達だと言う事ですな。

空き缶内閣が如何にガタガタしていようが、松本復興大臣が9日でノー天気にノーサイドを言おうが、ニポンの行政は一瞬もがたつく事も無ければ停滞する事も無い。
すくなくともニポンの根幹を成す官僚システムは安泰である。


で、これまでのニチギはさ、設備構造基準だとか技工録だとかの案件を色々言って、あたかも厚労省がそれを法制化するかのように説明を続けてきた訳だが、その軒、どうなったんだろうか??

歯科技工所の設備構造基準はどこから出たのか?
この記事でも書いたけど、法制化と言うけれど、そもそもこれを持ちだしたのは日技だし、進めているのも日技だけ。

法制化と言うからには国会で立法化しなきゃならない訳だが、そもそも厚労省とかの官庁やお役所と言うモノは法律を作る所では無いから、厚労省サイドから法制化だ立法化だなんて本音はどうあれ建前でも言う訳無い。

じゃ、日技が法制化と言っていた根拠はどこに在るのか?

みどりのおばちゃんやまさみちゃんが議員立法でやってくれると思ったんだろうか。

或いは、民主党のマニュフェストに歯科技工士案件が乗ったこととかも、後押しになると踏んだのだろうか。

或いは或いは中西さんが議員になって議員立法で法制化できるとでも夢見たのだろうか。

まさに、「夢見る子供基金」並みの夢想だったのだろうか。

最新の古橋さんの就任所信を拝見した所、設備構造基準等の法制化と言う文言はもう消えていて、今回出された通達にもあるようなホテツ物のトレーサビリティーについての言及や、歯科技工士試験の統一などを課題に挙げているが、法制化とかはすっかり消えてしまったようです。

まあ、古橋日技なんかどうでもいいけど。


さて、空き缶がどう居座ろうが、大臣が何人入れ替わろうが、官僚達は粛々と務めを果たし官僚の楽園を維持するだけです。

日本を実質支配しているのがこれら官僚のシステムだとすれば、では、官僚が日本を動かす手段は何なのでしょうか?

歯科技工士法と言う歴とした法律がありますが、最高裁の判断は法律よりも官僚の判断の方が上だと言わんばかりのものでした。

日技が法制化を言うのは日技の勝手です。
それで何が得られるのかと言えば、要するに保健所に開設届も出していないようなもぐりの歯科技工所を摘発できるとでも言う所でしょうか。

仮に法制化されて罰則も伴えば、階段の下でワックスアップをしたり、和室の畳の上に机を置いただけで流しは台所のを使っているとか、作業環境生活環境としてどうなのって言うようなラボを淘汰する為だとしても、現実に法制化までする必要があるのか、技工サイドから考えるのではなく、官僚など国側の立場から考えるべきなのだと思いますね。


こんな事を言ったらなんですが、歯科技工士とか歯科技工とはそんなに大したものなのでしょうか?
国と言うか、官僚などこの国の真の権力者にとって、法制化してまで何かをしなければならない対象なのでしょうか?

はっきり言って国家公務員の上級試験をクリアするようなエリートキャリアを中心にした日本の権力構造を牛耳る方々からすれば、歯科技工士などは歯牙にもかからない、どうでもいい存在だろうし、資格にしても法律にしてもその為に国(官僚の判断)が訴えられるどころか、そもそも訴える資格など無いと思っているのではないかなと。

中西さん一人が議員になった所で、果たして官僚の考える医療システムの中に歯科を、それも歯科技工を押し込む事が出来たと言えるのか。

官僚クラスからすれば、余計な法律など作られたくないと言うのが本音なのではないでしょうか。


法律があってもそもそも従う気は更々ないのが、日本を実質動かしている官僚達の考えでしょう。

確かに何か重大な問題が起きて、官庁の責任が問われ、社会問題にでもなれば、官僚などが中心になって法案のたたき台などを纏めるのでしょうが、それでも官僚の本音は「法律を作るのは我々では無い」だろうと思いますね。

すくなくとも歯科技工士に関わるような案件は、大臣まで行く事も無く、局や課レベルでの通知通達で済んでしまうのだと思っています。
そしてこの通知通達こそが、国会議員や大臣にも無い、官僚だけが持つ真の権力の表れなのじゃないかと思うのです。

日本の権力構造について、Electronic Journalが一連の記事を書いています。
ぜひご一読ください。

「姿なき権力者とは何か」(EJ第3082号)

通常、私達一般人が厚労省のような所に行って、大臣に会いたいなどと言っても先ず会う事は出来ません。
同じように、事務次官や医政局長クラスに対しても、おいそれと面会など出来無いだろうと思います。

通常、組織なりなんなりのそれ相応の肩書や立場を代表して初めてキャリアと呼ばれるような立場の方にお目通りできるようになるのではないでしょうか。

そう言う意味で、歯科技工士会の肩書が、どのレベルのお役人さんにお目通りがかなうかで、国、厚労省側の見る歯科技工士や歯科技工士会のレベルと言うモノが分かるのじゃないでしょうか。

「日歯連盟は、政治献金するための組織。 その当時、5億かそこらを国民協会に出してた。 借金までして」
売文家さんのブログにある、連盟の役割。

連盟なんて看板の掛け替えで、組織は一心同体だよ。
ニチハは献金の為だと言うが、ニチギも同じだとして、誰に何の為に?

日技政治連盟の役割も、日歯政治連盟とまったく同じ。
では何の為に献金するのか??

これ、国会議員を動かすとかコケさせるとか言う意味では無いのだと思う。
本当に動かしたいのは、国会議員ではなく国会議員の立場なら多少ではあるが官僚に圧力や影響力を与える事が出来るからなんじゃないだろうか。
最終目標は日技で言えば厚労省の幹部クラスの官僚だと。
彼らに少しでも日技側に都合のよい内容で通知通達を出してほしいと。

古橋執行部が発足すると、早々に挨拶回りとか称して厚労省にもお百度を踏んだようだが、じゃ、それで厚労省と設備構造基準や技工録の法制化に関しての要請が出来る位のぶっといパイプがあるのかと言えば、大いに疑問だと思う。

そもそもそんなものがあって、国民の要望もあるとか、歯科技工士側に歯科医療全体の後押しや要望の根拠と言うモノがあったとしても、果たして厚労省の側が、日技の要請や要望を受け入れたり法制化を進めるなんて思えない。

日技のカウンターパートに当たる厚労省のお役人と言ったら、まさか、次官クラスの訳無いよね。

厚労省の役人と言っても、岡光ちゃんみたいな事務次官まで行く、行って賄賂にこけちゃう人も居るけど、歯科の関係なんて立派なキャリアは一部でしょ。

歯科の大半は二流三流のキャリアか、キャリアとも呼べない歯科技官じゃないのかね。

そんな人達だって、その立場なりに将来を考えて天下り法人や組織は欲しいのじゃないかな。

この場合、国会審議なんか必要な法制化よりさ、省内の根回しや予算付けでなんとかなっちゃう方が、役人さんにはおいしいちゃうかな。

実際に厚労省の歯科は通達で済ませてしまいたいようだし、古橋らが法制化言っても議員もグルなら、古橋らも道具だよ。そういう意味では、中西のように、議員になってまて、立法化されたり歯科や技工の利権に手をつっこもうとすると、巧妙に排除されると言う事じゃないかな。

実際、国会議員の何人もが、官僚制度や彼等の利権に手を出してはつぶされてる。

今後、ニチギが作ったかのようなトレーサビリティの監視なり、監督や裏付けになる仕組みや法人が出来るだろうが、ニチギか政治連盟にある金は、その資金にされるだろうし、実際の実務は何も知らない会員がボランティアでやって、お飾りの天下り役人が上がりだけかっさらっていきそうだな。

どのみち、ニチギ代議員は連盟役員も兼ねてるのが大半だから、そして連盟の金はニチギの金でもあるわけだから、NDCへの出資はニチギの支払いでしょう。

お次は厚労省や保健所と組んで、技工物流通の手数料稼ぎとラボの認定証や講習の手数料稼ぎと。

セミリタイアしたいニチギやらなんやらの糞会員にしたら、ワイヤー曲げてるより、小役人の真似事で小遣い稼ぐほうがいいんだべ。

オマケに目障りな弱小ラボを認可で叩ける。

技工士の法律と資格は残す。それこそが技工士を従わせる印籠なんだから。

どちらにしろ厚労省は法制化なんかするより現行のまま通知通達で業界をコントロールする方が良いと考えていると思う。

F1000002

海外委託技工問題訴訟の最高裁判決が出て、厚労省は傷一つ負わなかった。
これまで通りに通知通達で差配できる事に裁判所からもお墨付きを頂いた訳だ。

それもあってか、医政局発の通達が6月28日付けで都道府県知事宛てに発信された。

文面を読めば、海外委託問題訴訟を受けてのものである事は歴然としている。
皆保険での歯科技工物の海外委託は違法だと言っていながら、トレーサビリティーなどの導入の理由として、海外委託や海外技工の容認も物流も当然だと言う観点から展開している。

なんだかなである。

こうなると、構造基準の法制化がどんだけ海外委託や国外製作の技工物問題の解決に繋がると言うのか?

第一、この通達の資料を見りゃお分かりいただけるように、日技があれだけ法制化法制化と言ってきた技工録に相当する補てつ物管理票なるものが英文併記で付記されてんだからね。

こちらが見たとおり、やっぱ通知通達でどうにでも出来ちゃうわけだ。


そうなると、古橋らこれまでの日技執行部の言ってきた法制化って一体なんだったんだべ?

通知通達なんて、官僚の事だから、自分達の都合で解釈が変わるのは間違いないよね。

裏をいくら読んだとしても、答えなんか出て来ないね。

だからさ、古橋らはどうとでも言える訳。

ニチギは国民に説明する訳じゃ無いよ。

7:3と同じ、これからも法制化と言い続けるだけさ。

実際に法制化があるかもしれない、ないかもしれない。

それでも会費を差し出す会員には、法制化と言ってれば、いいのさ。


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June 21, 2011

若い会員達の頑張りに 

神奈川県技工士会会員やその若い理事さん達の呟きを、ツイッターで見かける。

本業の上に会務や企画、そして震災支援と本当によく頑張っているなと思う。


彼らの為を思えばこそ、日技や日技政治連盟の存在に疑問を投げかけたくなる。

前記事でとしじいさんにいただいたコメントのレスにも書いたが、日技が何を成し遂げたかが今一つ分からない事の意味を、もう一度纏めてみたい。


神奈川の若い理事さん達に限らず、県や支部での会員の活動は、頑張る彼らの姿そのままに、仲間通しで盛りたてたり共に学んで腕を上げ知識を増やすと言う事や、社会貢献の経験を積むことで良いのだと思う。

しかし、日技や日技政治連盟にまで同じ尺度を当てはめ、末端の会員と同じ活動や成果を誇って何の意味があると言うのだろう。

生涯学習だ学術だと言うのは、日技のような中央と向かい合った組織がやる必要はないとまでは言わないが、すくなくとも学術なら歯科技工学会があるのだから、そちらに任せればよい事だと思うのだ。

そんな事の成果を誇られても評価しようがない。

日技が中央で日歯や厚労省を相手にやる事は、そんな事じゃ無いだろ。

日技が一番成果を出さなきゃならないのは、技工士が安心して仕事に向き合え生活できる環境を整える事、法や制度を確立する事のはずだ。

しかし、日技が出したと言っている事と言ったら技工士に更なる縛りをかける事だとか負担を増やす事ばかりでしかない。

歯科医の過剰な裁量の縛りや、裁量権に名を借りた不正やミスの押し付けや糊塗に連なる事、技工料金での不公平さは何一つ改善されていない。

訴訟では厚労省の言い分に何一つ意見を言わなかったし、進行協議も蹴った。

そのうえで、としじいさんも言うように、古橋は中西の為にかどうかコストをかけ会社を興してでも集金業務はやると言った訳だね。
会員の為と言うより、老後を迎える自分達の為に成果は上げたと。


古橋は声明の中で

4)歯科技工士養成教育における科目と時間の不足を改善する。 現在の法令規則の定める内容では、卒業後の臨床現場での職場適応が難しく、早期離職を招き、国民歯科医療を支える歯科技工界としての人材確保と後継者育成が危ぶまれる。

5)歯科技工士が、その職能を十分発揮できる環境を整備する必要がある。
社会保険歯科診療に係る歯科技工料金については、政治、行政、関係者間で問題点を整理しなければならない。


こんな事も課題に挙げている訳だが、これ、一体いつから言って来たんだろう。

4はまだしも5なんて日技発足時からずっと変わらない。
こんな事を言い続けなきゃいけないこと自体が、日技は何の成果もあげていないと言う事なんだよ。

そして政治連盟に至っては、金を集めて政治ごっこに消費した以外は、成果と呼べるものは何もないのじゃないかとさえ思う。

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June 20, 2011

日技古橋会長の所信表明に想う。

先週末に、やり直しの95回代議員会、総会が行われたようです。

山本さんの医科歯科通信に記事がアップされていたので、拝読しました。

やっぱりというかそうなんだろうなと言うか、ニチギデータセンターは恙無く承認されたようです。
94回代議員会・総会の後にどのような説明や説得が行われたのか存じませんが、代議員の皆さんは予定調和よろしく異議なしと納得されたのでありましょう。

その上で、代議員の皆さんが納得されたと言う、古橋新会長の所信表明の記事を読んでみると、で、何が前回での疑問点の解消なのかさっぱり分からない悪性の消化不良状態になってしまった。

これ、ユッケ並みの消化不良を起こしているんでないかい。
どうしたら、異議なしになるのかなと。


NDCについては、山本さんの記事によればすっかり上部団体だか組織だと言う事になっている。
確かに、新設されたNDCっていう株式法人の下にニチギとニチギデータセンターがぶら下がるっていう考えなんだろうけど、当初は別法人を作るっていう事だったのに、記者さんの眼力通りに上部組織として作られたと言うのならば、なにこれ??だろう。

それにしても昨年の10月28日にすでにニチギ政治連盟の資金を使って設立登記は済ませて在る訳で、今更設立でも何でもないんだけど。

古橋会長はNDCの設立理由として

「新公益法人への移行と、地域歯科技工士会と歯科技工士連盟の「峻別問題」を解決する手立てとして、新たな会費収受制度の構築。」


を挙げたそうだが、それのどこが峻別なのか今一つ理解できない。

お金の流れを分けて徴収しているようでいて、実際にはNDCという株式会社に一本化される訳だから、峻別どころかこれまで以上にずぶずぶ一体である事の証明みたいな気がしなくもない。

沼田利根氏が考察で触れているように、口座振替を利用すれば、会員が一々会費をあれは本会、これは連盟、お次は政治献金とやらなくても済むのだろうにと思うのだが。

しかも、振替を含めた徴収事務自体は、NDCがやる訳でもなく第三者に委託する訳で、むしろその委託先にNDCなど介在させずに出した方が、よっぽど組織の独立性が保障されるように思えるのだがな。

結局、古橋会長の声明からはなぜわざわざNDCを設立してまで会費徴収にかこつけて峻別していますと表向き言わねばならないのかは謎のままだ。

これが何故、新公益法人への移行に際しての「峻別問題」の解決策になるんだよ。
別にコストダウンにもならないし、会費を循環させているだけに見えるし、峻別は型ばかりだし。

別法人を作ったから別ですと言いたいのだろうが、こうなると、国が言う新公益法人法とか制度改革と言うのは新たな抜け道を作りなさい、形だけでも分けたふりをしてくださいとでも言う事なのだろう。

ニチギは新法と国の意向に忠実に従う模範的な組織なんだなきっと。
ニチギだけでは無いのかもしれないが、こんな馬鹿馬鹿しい法改正って何の為なんだかね。


第一、こんな別法人をつくってまで「峻別しています」と言うポーズを取って見せなきゃならない位だと言う事はどういう意味合いなんだろう。

こうやって外部から見ていると、このおかしな対応や理由づけは、言えば言うほど逆に言えば実態は峻別なんか出来ていませんやる気もありませんと公言しているようなものだよね。

こうなってくると、これまでニチギ本会を問題視してきた訳だけど、そもそも分けて考えるから訳がわかんなくなるのかもしれない。

そこで、ニチギも政治連盟も、要は同じ人物達が肩書だけ使い分けている訳だから、実態は一体のものであるとの前提で考えてみるとしよう。
というより、本会が守りたいのはNDCなんたらじゃなく、分身である政治連盟そのものなんじゃないのかと。

それではニチギの皆さんがそこまでして、政治連盟を残したい、一体で存在させたい理由は何なのだろうか?


佐野や中西の路線を引き継いで行きたいと言う事なのだろうか。

彼らが言うほどに、政治力が本当に活きているのだろうか。

会員から集めたお金が、政治的に歯科技工士の為に政策やなんかに生きたといえるのか。

ニチギばかり考えていたが、政治連盟自体が存在からして意味を問われるべきじゃないのか。

例えば何らかの政党や議員から、献金や寄付の要求があるから金を出さない訳にはいかないのだろうか。


純粋な政治力と言うのなら、実弾も大事ならそれ以上に実際の票がモノを言うはずだ。

動員できる会員、確実に読める組織票があってはじめて会員の提供したお金が役に立つ。
カネ、人、票。
すべてそろってなきゃおかしい。

ニチギと言うか政治連盟に本当に全国区で当選出来る位に票を動かせるような資金は無いだろうし、肝心の集票力は元より全国区で勝てるほどある訳ではない。

有力な政党の、比例区候補でよほど上位に記載されでもしない限り、当選などおぼつかない。
本気で当選を考えるなら、TVなどで名前の売れた有名人にでもなるならまだしも、技工士会と言うだけでは当選はおぼつかないだろう。

会員数が一万人を切るかもしれないと言う、組織弱体化が顕わな状況で、これまで以上の政治活動が、実際に峻別を図った上で行えるのか、効果が出せると言えるのか。


脇本氏と80人の原告団が起こした訴訟で、国や厚労省の歯科技工士に向けた目線の冷たさがはっきりと認識された。

歯科技工士一人ひとりの、確かに努力や研鑽も大切ではあるが、私達の存在と働きとが、きちんと法的にも制度的にも確立したものである事が大切にされる社会、法や制度があってはじめて、歯科技工士もその能力を発揮できるし安心して仕事に打ち込めると言うものだ。

本当に大事な事を忘れ、歯科医師会のブラフや圧力に迷わされ、目先の金を歯医者の奴隷となって追い続けて来た私達歯科技工士の全てに、問題の本質はあるのだろう。

自戒の意味も込めて、歯科技工士会と言う組織もまた、私を含めた歯科技工士の意思の濃縮された姿なのだろう。

だからこそ、形ばかりの峻別をいうとか、政治力に過剰な期待を持つのではなく、歯科技工士の存在基盤に立ち返って組織も個人もその存在を見直す時ではないのだろうか。


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