May 23, 2014

集団的自衛権で思うこと。国会は立法府の役割を放棄するな。


集団的自衛権の議論、なぜ、国会は動かない?沈黙しているのだろうか。

憲法解釈を変えるというのは、法律の文言を変える以上の国家的な問題のはずなのに、なし崩しで安倍ちゃん解釈に持って行ってしまいそうな雰囲気だ。
表立っての報道はそんな感じ。誰それの発言も。

国民を律するのが法律なら、国家を律するのが憲法だと思う。

そもそも、憲法を解釈しなければいけないというのもおかしな話なんだが。

そもそも、を続けるが、自衛権に集団的とかつけること自体が、解釈であるような気がする。

憲法の9条に問題が在るというなら、何故それを直視しないのか。

それこそ、国会が議論しなければならない問題だろうし、日本という国家のあり方にも関係してくる。

誰もが議論を避けて、ややこしい手続きを避けるから、日本には防衛力があったりなかったりになってしまうし、自衛隊は存在自体が宙に浮いてしまう。

私自身は、9条があることが、いまの日本を作ってきたと思っている。
そこに込められた、先人たちの思いは純粋なものだろうと。

しかし、米国からしたら、半占領状態の日本は、9条で勝手にもめている方が良いのだろう。

安倍首相は、諸外国、多分、米国に対してだろうが、表向きには対等になりたいと言っているかのようだ。

だが、それを言うなら、憲法、それも9条の解釈を変えてどうこう言うのではなく、
きちんと国民の議論を積み上げ、国会で憲法を変えて、天皇陛下が発布するというのが筋だと思うのだが。

安倍首相やそのプレーンの何人かの判断で、米国を守るためにそもそも出来もしないミサイル防衛やらを可能にするというのは、なんだかうなずけない話なのだ。

鎧の下に何か隠してやいないか。

米国に与する形をとって、なし崩しに交戦しようというのではないのか。

我々の世代、今更、徴兵されることもないだろう。
だが、実際に国を上げての戦争となったら、戦場に送られるのは息子たちだよな。 行かせたくないよ。

戦わなければ守れない日本という国なのだとしても、まだ、ミサイルは打ち込まれてきていないし、テロも起きていない。

外交で戦争にならない状況に持っていくのが一番だし、外国からの、それも中国や北朝鮮、ロシアを仮想敵国としているのなら、ザルとなっている入国何とかを変えるべきじゃないのか。

米中の間でどう生き延びるのか。
そこからの議論も必要だと思うな。

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May 15, 2014

美味しんぼが暴き出す、マスゴミと権力の汚染。


エートスとか言うのがあるのだそうです。

なんでも、エートスについて言及すると下手すれば刑事告訴が待っているらしい。

しかしなんでって思いましたが、一向に収まる気配のない福島原発の汚染や進まない事故収束から、日本国民の目をそらそうとする、そんな組織が福島でうごめいているんですね。

実は、国を挙げて福島原発事故が無かったことにしようとしているのは、確かなことだと思います。
嘘の報告、情報操作なんて当たり前で、酷いのは、原発事故によって放射能が垂れ流され安全神話なんか否定されたはずなのに、なんの影響もないとか、これくらいの線量なら生活しても構わないだとかの、新たな安全神話が当然のようにお上や原子力関係機関、行政や御用学者から垂れ流されていることなんです。

環境へ放出され続ける放射性物質や放射能の影響や被害は、人々の体を蝕みますが、お上連中から垂れ流される安全神話は、国民に自身の被曝や環境汚染の影響を理解させ考えさせることを阻害させています。

漫画雑誌での美味しんぼの鼻血表現が、お上や学者、御用マスゴミから非難されていますが、これくらいアホらしい話もないわけで、そもそも、鼻血が出たと言って時の政府や原子力関係者を追求して来たのは、自民党の熊谷大議員とか森まさこ現消費者相ご本人なんですねえ。

2年前に国会で鼻血問題を言及していた森まさこ消費者相が美味しんぼ批判!



立場が変われば、言うことも変わるのかもしれませんが、森大臣の場合は変わりすぎでしょう。

何故、こんなに変わってしまうのか?

簡単です。

震災被害者や原発事故被害者の立場、国民の側に立ったことなど無いからですよ。

よく分からん団体であるエートスの代表とやらが、翻訳家でジャーナリストの竹野内真理さんを侮辱罪で刑事告訴し、竹野内さんは取り調べられているそうですが、これも、安全神話で国民の洗脳をしようとしている輩が、その事実をばらされるとマズイから、無理やり告訴をでっち上げようとしているのでしょう。

本当に怖い世の中になりました。

見えないけれども実際に体を蝕む放射能と、言論や表現の自由を奪い、良識ある人々を獄中に押しこむことで体面を保とうとする国家権力。

そんなことを許してはならない。 強くそう思います。

こういう警告も出されていますね。
のんきに介護さんの記事を紹介させていただきます。
ドイツ放射線防護協会からの警告 / 「希釈政策は、撤回すべき」

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March 21, 2013

過去・現在の技工と将来の技工

掲げるテーマは天高く。

しかし、現実は如何に?


某県歯科技工士会のブログを拝見して、そのまばらな参加者に愕然とした。

ご講演されたK先生のお話の内容はどのようなものだったのだろうか。
少人数のラボでありながら、早くからCAD/CAMを導入し、国がジルコニアの医療使用を認可した時から、この素材に取り組んでこられた先駆的なラボの経営者でもある。

学ぶべき所は多かったと思うのだが。

私もそういうものを扱う様なラボになりたいと思わないわけではない。
もう、この業界からやめていった友人などから、サンプルとしてジルコニアの内冠やコーピングを見せてもらったこともあるし、需要があるならやりたいなとも思いましたよ。

しかし、現実は受注云々の前に、先ず、当たり前ですが市場を開拓しなくてはならないのですよ。

資金に余裕など無い一人ラボにとっては、需要を掘り出すことも、高額な機材導入の資金調達を考えるのも、夢ではあっても現実には厳しい。

K先生のラボなども20人以上のスタッフが在籍されているようだし、きちんとしたロードマップでラボを育ててきたからこそ、時代の新規分野にも先頭を切って進めたのでしょうね。


堅実な経営が滞り無く進んでいるのであれば、タイトル通りの話も出来るでしょうし、現実味もあるのでしょうが。


今は多分、歯科や歯科技工にとっての過渡期でしょう。

しかし、過渡期なのでありながら、現実は既に価格的に崩壊しているのではないのかと見えなくもありません。

と言うのも、某県は日技会長のお膝元でもあるんですが、その日技会長がトップセールスに励んでも、歯科用CAD/CAMを必要とするようなケースの技工物が実際にはそれほど実需は発生していないのでは無いのかと。

保険対象では無かったこれ迄は、CAD/CAMを使う技工もオールセラミックスなどの素材も、限られた自費治療での素材でしか無かったのです。
海外でそれが歯科の主流になったとか言っても、日本では歯科医療の需要というより、歯科業界が創りださねばならない需要なわけです。

創りださなくても良い、自然発生に一番近い歯科治療の需要は、日本の場合は全て皆保険に回っているといっても過言ではないでしょう。


過去も現在も、歯科技工の大半は皆保険制度での技工でした。

現実に目を向ければ、昨日も今日も明日も、私は多分保険の義歯やインレーをやっているでしょう。

それが私にとっての過去であり、現在であり、悲しい将来像でしょうから。

技工の現在とは自分自身や仲間の状況を見れば分かりますし、一部業界の現在の状況についてはDMから透けて見えるような気がします。

日技の会長動静が広報ブログにありますが、厚労省を訪問の後、それほど時を開けずに歯科技工所協会と懇談されていますね。

厚労省とは単なる表敬訪問なのかもしれませんが、この時期、いくつか入る情報からすると、業界、メーカー、国の利害がある点で一致しているのかなと思えてきますね。

その一致点への移行を、一日も早くと待ち望んでいるのが、どういう人達なのかを、昨今のCAD/CAM製品の値崩れや需要の少なさ、一方でインプラント歯科医院の倒産に見られるような過剰な資金投入による経営側の負担過重なども考え合わせると、自費だなんだといって資金投下してきたようなラボも、ここに来ての歯科需要の減少に、やはり歯科は皆保険しか無い、キンパラが高いんだし早いとこCAD/CAMの新素材を保険に入れてくれ、投下した資金が回収できるような状況に変えてくれと、厚労省や日技会長をせっついているのかもしれませんね。

日技は日技で、日技生涯研修のまばらな会衆に向かって、今後、日技や技工士会に入っていないと、業務面で不利になりますよとほのめかしていたりして。

NDCも要はデータのやり取りです。

何も日技がでかい箱物を作って、会員情報や会費をそろばん片手に集金して計算するわけではありません。

極端な話、日技には何もなくてもいいんです。 サーバーの一つあればいい。
肝心のデータ処理やお金のやり取りは全てアウトソーシングです。

CAD/CAMを使う将来像というのもそれに近い。

多分日技はCAD/CAM等のデータも同じようにしたいのかもしれない。

しかもそれが皆保険での導入が前提であれば、CAD/CAMを導入済みで受注確保と資金繰りで青息吐息のラボやメーカーには干天に慈雨。

皆保険である以上は、形だけであってもデータのやり取りをあるルールでやりたい厚労省。
データのやり取りを独占することで、会員と非会員を選別したい組織。
双方からの受注を会員企業で独占したいラボの経営者達。

見事に三位一体の利害が一致する様な将来像が予想されます。

K先生の話はこんなだった・・・・わけないか。(笑)

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March 17, 2013

7億も何に使ったんだろうなあ。

福岡は博多の歯科医院が、インプラント治療などへの投資が嵩んで倒産したという。


インプラント手術を手掛けていた福岡市博多区の歯科医院「シティデンタルクリニック」を運営する医療法人「樹啓会」が2月に経営破綻し、前払いした治療費の返還などを求める苦情が患者から相次いでいる。


これ、2月から報道されていましたね。
7億円ですか。
企業で言ったら大した金額じゃないかなって思いますが、一箇所や二箇所に診療所を構えているような形態の多い歯科医院がほとんどの歯科業界では、結構な金額なんでしょう。

そう言えば、元取引先も2億の借金があるって笑って言っていたなあ。 大変だろうなあ。

インプラント治療への投資というか、機材への投資が大変だと言うが、一体何にそんなお金を使ったのかが疑問です。
歯科用ユニットや、CT、無菌室、手術室等の改造、オペに付帯する機材器具一式で、どれだけするのでしょう。
医科であればCTやMRに億単位の負担がかかるのはよく知られていますが、歯科医院のCTもそんなに掛かるものなのでしょうか。

この報道だけでは、倒産の影響がどんなふうに広がっているのか窺い知れませんが、気になるのは、この歯科医院の取引先がどうなるのかということです。

今時、歯科医院に何億も貸し付ける金融機関は無いと思いますが、この歯科医院はどこから資金調達をしていたのでしょうね。
あれ系ですかねえ。

また、機材やインプラントの上部構造は、どんなふうに仕入れたり発注されていたのかなと。

多分、メーカーや材料屋も危険を承知で歯医者を煽って自分達も踊ってきたんでしょうが、それにしても罪なもんですね。
メーカーや材料屋は機材を引き上げてしまえばいいけれど、金を先払いした患者さんには一銭も帰ってこないのでしょうね。

ラボや技工士への影響はないのでしょうか?

まあ、治療されていないという人も居るのだから、ラボ柄の発注もなかったのでしょうが、それでも、ある程度は回っていた時点で、内製なり、委託なりで技工士に上部構造体の発注があったはずなんですよね。
それらの金額も、当然ながら負債7億円の中に含まれているのでしょう。

インプラントの上部構造体って、今は大変な装置産業になっていますから、院内で内製するとなれば数千万円、ヘタすれば億という投資も必要になるでしょう。
案外、これも大きな負担になったのかもしれません。

一方で、これらは全て外注だったとしましょう。

本来なら歯科医院側にも応分の投資があってしかるべきなんですが、現状では、外注技工ということになると、歯医者は滅法渋くなります。

何千万、何億とかかる機材を使わせていながら、歯医者は安くしろ、中国に出せとしか言いません。
仕事を丸投げどころか、資金まで丸投げなもんです。

それでも、今更止まれないラボは、金払いに一抹の不安を持とうとも、とにかく受注するしか無いんですよ。
ブラックリストに乗っている歯医者とだろうと、とにかく踊らなきゃならないと。

この歯科医院の倒産で、どこどこのラボが影響を受けた、材料屋が傾いた、機材メーカーが被害を被ったとか言うような後追い報道があればいいのですが、どこからも出てこない。

技工業界が危機的だとか言って見ても、こんな時に連鎖で倒産するわけでなし、何も困ってないだろうと思われても仕方がない。

先日には都内であったインプラント手術での患者さん死亡事故の判決もありました。

この歯医者の場合は、骨を貫通させるのが常識だと言っていたのでしたか?
これ、無茶苦茶ですよ。
じゃ、何のために事前診断や検査が行われるのか。 そんなの意味ないって言っているようなもの。

聞けばこの歯医者、患者の容態が悪化して手に負えなくなったきた時に、先ず、連絡を取ったのは息子の医師だそうで。
普通なら、救急でしょ。 ごまかそうとしたんだろうね。身内に頼んで。

思うに、こんな歯医者が何軒も潰れてくれないと、業界の危機感なんて世間様には周知されないよ。


たまたまその歯医者がひどかったとか、患者が運が悪かったとされてしまう。


現状でもさ、皆保険と自費診療の二本立てである歯科は、あたかも自費だけで、医療とも国との関わりとも一線を引いているような印象をもたれていると言うか、歯医者が意図的にそんな意識を植え付けていると感じるんだよ。


よく言われるのが、自費診療を選択するのは、患者の自己責任だって。


それ、おかしくないか?

本来なら、歯医者こそ責任ある医療を提供する義務、責任があるはずなのに、何をどうすり替えいるのか、選択したのは患者で、事故が起きたら患者本人の責任だってなる。

こんな詭弁が成り立ってしまうのも、歯医者が都合よく立場を使い分けているからだよ。

こんなことを許してはいけないし、患者さんは信頼出来る医療とは何かを、よく見極めてほしい。



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March 02, 2013

疑義解釈という歯科の棘


日技専務理事だった佐野は、参考人で国会に行った。

直前の予算委員会に参考人として呼ばれた当時の日本歯科技工士会会長森谷誠司が、歯科技工士の料金を問われて実態とは乖離した料金を答弁し、その責任を問われて会長をやめていたからである。

それ故、佐野は社会労働委員会へは日技のトップとして挑んだ訳である。

その頃は佐野もまだ気骨を示していたのだと思うのだが。

日技は当時から政治家への働きかけを強めていた。
県や支部レベルでも、今も同じだろうがパイプを作ろうと務めてきた。
だが、公益法人の政治活動は制限がある。
建前として政治連盟を作り、政治活動は別法人の顔で行うのが、日本の常識らしい。

議員に働きかけるのは何故だろう?
議員立法を狙うのももちろんあるだろう。

しかし、年間何十億と言う政治予算を計上してきた日歯ですら、子飼いの議員を当選させるのは一回の参議院選挙でも一人がいいところ、議員立法が可能な何十人もの国会議員を誕生させるような力はない。


翻って日技。

政治連盟の年間予算は歯科医師会と比べるべくもなく、自民党の議員に食い込むのも、大変だったと思う。
実は、相模原支部に所属していた当時、支部会費の不正利用で元支部長が裁判沙汰となった。
当時の自民党衆議院議員で相模原を選挙区としていたのが、厚生事務次官も務めた戸沢 政方だった。

選挙地盤ということも在って、元支部長が秘書と渡りを付けたのだろうか。
支部のお金が献金に回ったのか、それとも私的に流用されたのか、今も真相はわからないままだ。

だが、相模原支部が戸沢支援で動いていたことは確かである。
戸沢の後は藤井裕久になり、秘書さんや議員本人が我が家に訪れていた事を思い出す。

で、なんで議員を動かすかって話だね。

結論から言えば、厚生省を、官僚を動かしたいからって言うことだよね。

そこで、ようやく、国の真の支配者は誰かっていう疑問と繋がってくるわけ。

岩澤氏がただの行政の仕組みを示したにすぎないという昭和63年の大臣告示。
その時点で、なんでわざわざ行政の仕組みやら構成やらを、官報に告示しなければならないのか不思議じゃないか?

診療報酬についてなら、その構成についてもだが、健康保険法にありますと言えば済むだけの話だ。

それを、昭和50年の予算委員会や社会労働委員会から続く、歯科技工問題、技工料金問題で持ち出すこと自体が、分配の問題じゃないとか、点数の決め方だとか言っても、それこそ、そのような解釈をさせることが目的で、この大臣告示を使ったのだとしか思えないのである。

差額問題や、同時に国会でも議論された歯科技工問題、料金問題への厚生省の答えは、現状は何も変えない、しかし、それぞれが錯誤しつつも納得するような、告示を出すことで幕引きを図ったのではないのかと言うことである。

診療報酬の構成比を7:3に分けていることを告示で示す。

それだけ見たら、どう考えても料金の分配、構成だと思う。
法律的にも厚生省としても嘘は言っていないわけだ。

少なくとも、日歯と日技とが話し合って、紳士協定でも結ばれていれば、分配が成立したかもしれない。

しかし、そこで日歯は橋龍を動かした。 動かせたかに見える。

厚生省官僚としては、差額問題さえ収束すれば、それ以上、社会保険法や診療報酬制度を変える必要はない。
歯科技工士問題など元より扱う気はなかったのだと思う。
日歯に飴を与えたとか、橋龍の圧力に動いたとかじゃなく、最初から歯科技工士法や歯科技工士は眼中になかったのかもしれない。

日歯は、それまでの保険制度での経験から、なにかあればこうすればいいというものがあった。

それが、疑義解釈である。

ある友人が、この問題については、大臣告示は自分にとっては疑義解釈が全てであると、そう伝えてきた。

この友人の言葉こそが、私にこの一連の記事を書かせた原動力である。


日本には憲法もあり、それぞれの分野で法律もある。
だが、法律はあくまでも法律であって、実際の行政においては官僚の存在、方針が全てなんだと思う。
だからこそ、議員は躍起になって国会で上っ面の討議を繰り返し、議員が官僚を主導している風を装うが、実際は全てが官僚の手のひらの上である。

それだから、少しでも官僚を動かそうとして、それぞれの業界団体などは盛んに議員に献金や賄賂を献上するのである。

それもこれも、官僚が省令や施則、通知通達をもって、法律を自由自在に運用できる仕組みになっているからだろう。

ホンというと、官僚自体を取り込んじゃうほうが、話は早いのは、厚生省だったら岡光さんの例でも分かるけどね。

大臣の告示より、官僚の回答である、解釈の方が重いとか、実際の効力があるなんて、おかしな話しじゃないか?

それが、脇本さんや大塚先輩にある当然の疑問だ。

疑義解釈が全てと言うのも理解できるし、政府関係の施則は全て、法律を施行する上での実際的な法律を動かす法律で、それこそが官僚の力の源泉でもあるのだろうが、だからと言って泣き寝入りは出来ないと言うか、誰かが筋を通さなきゃおかしいと言う事なんだろう。

現実の政治や対米関係を見ても、閣僚や政治家が何を話そうが、また、財界人やマスゴミが、国民世論が何を言おうが、日本の公式な発言と言うか、決定事項、見解は、全て官僚の筋書きと言うか、官僚の意思そのものだろう。


技工料金での、大臣告示は、歯科診療報酬や歯科技工士への報酬の面で、官僚側の責任も追求されたと思う。

国会で審議された以上、厚生省の官僚もしらぬ存ぜぬではいられ無かっただろう。

国民の関心は、あの時確かに国会や厚生省に向いていたのだ。

歯科の診療報酬を上げさせる口実を、ただの一つも与えたくない官僚や厚生省は、大臣告示で面子を守りつつ、歯科業界内でうまく分配して欲しかったんじゃないか。

それが、ニチハによってどうにもならなくなった。橋竜も金は受け取ったよな。
佐野も300万ほど。

最後は結局一番弱い技工士が打ち捨てられた。

厚生省や官僚は対処してみせたようでいて、実質的には現状のまま放置した。

制度や法律は何も変えなかったんだよ。

大臣告示が出ていかにもな通知通達が出て、待っていたかのように疑義解釈が出て。

国会で集中審議されたような問題が、実態は何も変わらないまま、まるで国側は全て対処されたかのように、表面上は取り繕われ、技工士やニチギは声を出す機会も根拠も失った。

茶番の一翼を演じたのが、佐野とその一派とニチギな訳だ。

疑義解釈が全てと言うのも分かるが、受け入れちゃったら、それで納得しちゃったら、自分たちは一歩も進んでいないと言う事だろう。


歯科の棘を抜くというが、大臣告示そのものが歯科の棘となって、告示され続けているというのが正しいのではないだろうか。 

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昭和51年通知という麻酔剤



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前記事の続きであるが。

そも、前記事にしてもいきなり書き出したわけではない。

それなりに思うところがあったのである。
一つはここに来ての国政についての疑問である。

この国は誰が動かしているのか?
日本の真の支配者、権力者とはどこのどんな人達なのか?

TPPの交渉や民主党野田豚政権から自民党安倍ちゃん政権になっても、TPPへの党内対応に見られるように、党内はグダグダなのに、ひたすらTPP参加へと進んでいく政府の動き、それを大本営発表として報道し続けるマスゴミ。


おかしいなと思っていたのが、自分一人ではない事を、阿修羅の投稿の数々やFBのタイムラインで知り、内心、ホッとしたわけだが。

これまでにも度々書いてきたように、やはりこの国の真の支配者とは官僚制度に連なる人達なのではないかと思う。

自民党から民主党へ、民主党から自民党への政権の移動が起これば、政策の一大転換、180度の方向転換が起こるものと期待したが、実際には何も起こらなかった。

今起こっているのは、民主党も自民党も党内はグダグダだということだけである。

国民の生活が第一は、党名がグダグダしてしまったが、言っていることは変わっていない。
小沢さん、平野さんは筋を通したままだ。

話が逸れた。

どうも、書きだすと前置きばかりが長くなる。
結論をさっさと書けば一行で終わるかもしれないのに。 グダグダなのは私自身の文体なんだな。

前文の記事を、時の医政局は課題を背負ったのではないかと結んだ。

昭和50年ごろの話である。 

国会に呼び出されたのは民間組織の代表で在って、厚生省の官僚でもないのに何故?と思われるだろうが、今の私は大いに関連があると思っている。

表面的には社会問題化した、歯科の差額料金の問題のように思えるが、そもそも、差額とはなんで、何故そんなふうに高額化が許され、歯科医師たちが暴走したのかを知らねばならない。

そして、この差額料金や高額な歯科医療費の原因が、歯科医師側からは技工料金が高いからだと説明されていたのである。

元日技会長の佐野を擁護する形になるが、少なくとも、当時の佐野専務は技工士の状況を社会労働委員会では真っ当に訴えていた。

こんなふうに予算委員会や社会労働委員会に歯科医師会や歯科技工士会の役員が参考人として呼ばれるくらいだから、歯科医療は厚生省行政の範疇として、厚生省にその行政上の責任があったことは間違いない。
そも、日本は皆保険制度が唯一、社会で成功した国だといっていいくらいだから、歯科の暴走や差額料金、技工士の存在も厚生省としては行政上の責任があったと考えるのが当然だろう。

歯科医療の患者や、消費者に、歯科医療を受けたことによる直接的な健康被害や、料金面での不利益が起これば、確かに暴走した歯科医師たちも悪いが、それを許し、放置し、対応しなかった厚生省の責任も同時に問われて当然だったろう。

特に、歯科技工士の問題などは、今に至るも位置づけなど放置されたままで、厚生省は厚労省と名前を買えた後も、巧みにその責任から逃れているわけであるが。

昭和50年に日歯や日技の役人、消費者代表などを参考人として招致した、歯科の差額問題は、その後どのように収束したのであろうか。

前記事でも紹介したように、日本歯科医師会は昭和51年2月に歯科医療問題の展望その(1)と言う形で、この問題への対応や反省の意を表明したかのようである。 続きはなかったが。

その本の中、P124、P125に中央社会保険医療協議会歯科部会差額についての案、歯科差額問題についての改善案と言うものが掲載されている。


Img213

この案がその後どうなったのかは記載がないが、厚生省は差額料金の問題について何もしなかったというわけではなく、所謂昭和51年通知と言う形で、答えを出して今に至っているのだと思う。

ところで、私はその頃東邦歯科技工専門学校に入学したばかりの頃である。
自分が行くことになった専門学校に馴染むのが精一杯で、歯科や技工というものがどういうことなのか、まったくといっていいほど何も知らなかったのである。

多分、当時も家でとっていた東京新聞の記事にも、この問題は掲載されていたのだろうが、記憶には一切ないし、他のニュースで見たという記憶もない。

行っていた床屋さんで、歯科技工士は儲かるんですねとか、一生食いっぱぐれの無い仕事ですね等と言われて、そんなものかと思っていたくらいである。

歯科技工士という国家資格の持つイメージと、其の立場の乖離について実感するようになったのは、実際に歯科医院の院内ラボでアルバイトながら臨床につくようになってからだと思う。

昭和53年の秋ごろからだと思うが、何軒かの歯科医院やラボで断られた挙句、通学途中にあった相模原市内の歯科医院に飛び込みでアルバイトさせてくださいとお願いし、運良く院内ラボでのアルバイトにありついたのである。

院内では差額という言葉は殆ど聞いたとか目にしたことはなかった。
当時は自費という言葉が定着していたようで、私もそれ以来、自費自費と言ってメタボンを焼き続ける毎日をおくった訳であるが。
アルバイト自体は、今と変わらぬ保険の銀歯を何十本とワックスアップし、キャストする毎日で、世を騒がず歯科の料金問題や、歯科技工料金問題にも無知、無関心であったのは否めない。


本題に戻す。

昭和51年通知をもって、歯科は差額料金から決別し、自費治療と保険診療のなっていったのだと思う。
青天井かと思われた治療費も、メタボンのような治療は、一本あたり10万円前後という落ち着いて行ったのだと思う。
また、メタボンと並んでもう一つ多かった金属床は、その一部が特定療養費で保険枠内の9割ほどが支給されているようで、それ以外の金額が差額として患者さんの事故負担になっているようです。

インプラントやホワイトニング、矯正も、保険外で自費診療となっていますが、さすがに料金は青天井とも行かず、常識的な線で落ち着いているようには見えます。

表面的には歯科は自由診療、自費診療という保険とは別、ですが、グレーゾーンもある診療形態、料金形態を保ったまま、差額の問題は取り敢えず昭和51年通知を持って沈静化させているように思えるのです。

しかし、国会で取り上げられ、その後昭和63年の大臣告示につながったような、歯科技工と歯科技工士の問題もまた、表面的に沈静化させただけで、実態は何の解決も見なかったと言うのが、海外委託技工問題で訴訟にまで及んだ、脇本以下何人かの歯科技工士に共通の認識だと思っています。

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February 02, 2013

歯科技工士法が守れず従い事ができない場合は罰金が科せられます。



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今日、技工士会から来たハガキ。

タイトルにした文言が踊る。

昨年には、同じようなハガキで、支部発足の案内通知も来ていたなあ。

歯科技工士法改正については、1月のはじめに保健所からも通知が来ていた。

ネットではとっくに情報流れているんですが、いざ、こんな文言のハガキを貰うと、自分の所はダメなのかなんて不安の一つ、浮かんでくるよな。

加藤さんの裏部屋に、この技工士法の省令改正やら指針についての詳しい説明があるから、改めて読みなおしたけど、ほんと、技工士会からのハガキだと省令も指針もごっちゃだから、全部に罰則やら罰金があるのかと混乱してしまう。

省令で改正されたことは、

技工所の構造基準と指示書の記載内容についてであり、一般的な設備の在る技工所なら、先ず問題のないレベルの話。

そして、指示書についても、日技が散々言っていた技工録のことかと思ったら、住所氏名年齢電話番号をちゃんと書きなさいというレベルの内容。

なんかずれてるなあ。

指示書の記載内容については、そもそも、歯医者さんの方が書き込む内容でしょう。
指示書にラボの名前や連絡先の印刷もしていないような所があるんですか?

汎用の指示書ならそれも在るかもしれませんが、大抵は印刷屋さんに発注していると思うんだよなあ。

歯医者さんが書くべき内容について、記載漏れがあったとして、なんで技工所に罰則や罰金が科せられるんだか今ひとつ理解できない。

設計にしろ、使用する材料にしろ、決めるのは歯医者さんだし、技工所が一々聴きとって書くというのも変。


次、指針

クリックしてください。加藤さんの詳しい説明が読めます。

品質管理については、指針にとどまっています。

罰則や罰金というのは大げさなように感じます。

しかし、受け取ったハガキからは、なんだか守らないとあんた、犯罪者だよと言われているみたいで嫌ですね。

こういう、脅しのようなお知らせの最後は、入会の勧誘・・・・・

どんな良いことが待っているんでしょうね??!


ただ、お上のやることはエグいからねえ。
歯医者さんはお上の指導というと、こういう指針や省令を根拠にした歯科技官の指導を思い浮かべるんでしょうなあ。
何人もの歯医者さんが自殺に追い込まれているから、甘く見ると痛い目にあうこともそりゃ、十分考えられる。

しかし、保険医でもない技工所がそこまで追い詰められるものだろうか。

何のため、誰のための罰則や罰金何だかさっぱりわからないよ。

とにかく、このハガキを見て、興味を持たれた方は、ぜひ、行って見てください。

土田さんがどのような説明をされるのか?

加藤さん記事とは違うのか?

省令や指針を出すのは厚労省であり医政局のお役人様。

我々は無知だから、きちんと説明を聞かねばならないが、そもそも、私は聞こえない。
聞こえる方、行って聞いてきてください。
出来たら、その話の内容などを教えて欲しいと思います。

それにしても、省令や通知通達を出す側に、説明責任はないのだろうか?

説明するなら、出した本人がやるべきじゃないの?

出した本人がやるべきと言えば、指示書の記載も同じ。

指示は誰が出すというのか。

指示にしろ委託にしろ、する側が記載するのが当然だと思う。

歯医者さんには記載の義務もなく、責任も問わないのだろうか。

指示を受ける側なのに、私のような聴覚障害者にまで、歯医者さんの言う指示をよく聞いて自分で書き込めと言うのだろうか。

それで、罰金だなんて言われたら、やってられないよね。

Img190


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自費偏重への警鐘




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金子久章氏(埼玉県開業歯科医)が毎日新聞での明日へのカルテで、記事を書かれている。

情念党井戸端にありますのでそこから一部引用させて頂きます。

第131回「『51年通知』が残したもの」

その前に一つ。

歯科関係のネットサーフィンをしていますと、なんとなく、違和感というか、変化したのかなと感じるHPなどがあります。

先日も八戸市のある歯科医院のHPを見つけたので、読んでみましたが、その先生はどうやら有名な補綴系の学会?勉強会組織の会員のようで、自費専門医だったようですが、昨年あたりから保険診療も始めたようです。

それについては、どうとも言えないのですが、なんとも違和感を感じたのは、その先生の保険診療への考えと言いますか、自費専門医のプライドなのかよくわかりませんが、ものすごく肩肘張って他の保険医とはその治療内容も技術も違うんだぞ、委託する補綴も、下手な技工所にはそもそもそんな技工所の存在すら認めないぞと言わんばかり。

そりゃ、何を言おうと構わないのですが、気負えば気負うほど保険を始めた理由が別のところにあるような気がしてなりません。

ズバリ、自費の減少でしょう。

何とか学会、Jなんとか言う組織の会員たちであっても、昨今の歯科バッシングや患者さんの歯科離れ、補綴需要の減少には勝てないということでしょうか。

そんなことを感じつつ金子先生のコラムから感じたことを。

FBに書いたんですが、こっちにも貼っておきます。

明日へのカルテ 金子先生のを井戸端から一部引用。>>

前略 

そもそも、われわれ歯科医師はこれまでずっと患者に対して保険診療に関して
の否定的な見解を診療室で40年以上も宣伝し続けた。その結果、「保険の効く
範囲を広げてほしい」という中高年以上の国民からの声が形成された。この年
齢層に該当するものは補綴に関するものであるのは想像に難くない。従ってこ
の「51年通知」の現場での運用においては、やや曖昧さを残してきたのも事実
だろう。

中略

現行の自費料金は補綴物を設計し最終的に装着するという行為の繰り返しによ
って自転車操業的に成り立っている。今後、補綴物がすでに装着されていたり、
補綴の必要ない患者が多くなった場合には新たな費用が発生しないため、破た
んは避けられないかもしれない。 ://webkit.dti.ne.jp/bbs/article.do?userid=tanumu&bbsid=tanumu&index=1539992&page=1

以下自分、

自費料金の値下げも激しい。

この値段で本当に成り立つのかなと思うような料金が掲示されている。
ネットの広告などではインプラント6万円とかもありますし。
地元のミニコミ誌にも一本15万円とかの記事?いや、広告がよく出ていますから。(それもこの二回ほど見かけません、どうなった?)

私の感覚では、一般的な歯科医院にはメンテナンスで通う患者さんはそんなに多くないと思います。
基本的に予防やメンテナンスは保険が効きませんから。
では、自費はどうなのか?初回の補綴治療料金に、以後のメンテナンス費用も含まれているといえるのか?

患者さん側にも、補綴料金にそれ以降のメンテナンス費用が含まれているとは思っていないでしょう。
壊れたり再治療が必要になった時の保証すらはっきりしない業界ですから。

本来なら保証のコストや、必要とされるメンテナンスコスト、技工士への委託製作なのであればその費用をコスト的に積み上げての自費料金であって欲しいのですが。
歯科医院のHPなどには「安さの理由」なる説明がされていますが、何度読みなおしても意味不明なんです。


金子先生の記事では、硬質レジン前装冠とメタルセラミックスとを上げていますが、これなら一般的な保険治療やスケーリングの流れでメンテ的な事もできますが、インプラントだと年一回とかではなく、週一でメンテに通うくらいのケアが必要な気がします。

それらの費用も、初回の補綴料金に含まれていると解釈してしまうと、とんでもないということなんでしょう。

ただ、多くの患者さんは彷徨うことが多いのです。
治療を受けた歯科医院と、メンテナンスをして欲しいと希望して行く歯科医院とが違う場合は、どのようにチャージされているのか私も知りません。

多くの歯科医院は、他医院で治療済みの所も、自分の所に来られた以上は、それに不満なんだろう、再治療に持って行こうとするのでしょう。

それもまた、業界的な自転車操業と言えなくもありません。

なんか、上手くまとまりませんが、儲かるから、使いたい材料が使えるから、やりたい治療ができるからと言って、51年通知を根拠に補綴のみ自費をやって行きたい歯科医院が多いのですが、
じゃ、

本当に自費ならコストに見合う料金になっているのか?

儲かるといえるのか?

使いたい良い材料が使えているのか?

を問えば、それは甚だしく疑問なわけです。

メンテナンス費用などを考慮していない歯科の自費治療は、もしかすると保険制度にタダ乗りしているだけなのかもしれませんし、現実に、インプラントなどが失敗した際の、撤去手術などでは、医科に転院することも多く、保険制度が大いに役立っているのではないでしょうか。

そういう訳で、現状でも歯科の自費料金は破綻しているようなものでしょう。

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December 20, 2012

安倍チャン痔民の危うさ



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前回総選挙で民主党を支持した者として、現在の状況は慚愧に堪えない。

政権奪取時の民主党が、松下政経塾出身者達に牛耳られて官僚支配にメスが入るどころか、
かえって官僚の力と利権とを強化させてしまった所に、日本の支配構造の問題があると思う。

安倍ちゃんはTVコマーシャルで取り戻すと連呼していた。

こんなステマに洗脳されたのか、いや、されなかったからこそ、投票率が伸びず、
無党派層や浮遊票が投票結果に反映されなかったのだろう。

本来ならドイツのように脱原発に大きく舵を切るべきだったのに。


さて、東京新聞本音のコラム、今日の紙面にあるのだが、法政大学竹田茂夫教授が、

ポリシーミックスと題して書いてます。

無断コピーは許されないのは分かっていますが、ネットにもこの記事は無いみたいなので、
必死で手打ちした文を載せます。

東京新聞 本音のコラム 2012・12・20
「ポリシーミックス」

次期安倍政権の経済政策は旧保守と新保守の間を揺れ動く矛盾に満ちたポリシーミックスになるはずだ。


国土強靭化とは公共事業による財政拡張そのもので、デフレ脱却に効果のないことは1990年代に
実証済みだ。


しかも、そのための国債増発は国債価格急落と銀行破綻のリスクを伴う。

日銀に押し付けようとしているインフレ目標も具体的政策と言うより、皆がそう信じれば、
インフレになるだろうといった、念力経済学だ。


他方、成長戦略を議論する諮問会議や再生会議は、
小泉改革の悪名高き民間委員流の新自由主義に支配されるだろう。

こちらは社会保障切り詰めの財政緊縮路線だ。

医療保険の規制緩和や労働市場改革は、格差や非正規雇用の拡大、低賃金、
労働者の一層の従属化を生むだけでデフレ脱却に効果がないだけでなく、
逆に国民の購買力を奪ってデフレを深刻化させる。


TPP反対の農村票と脱原発世論の取り込みを狙った自民党の玉虫色の選挙公約は、
TPP原発推進の財界の要請で早速反故にされるのは明らかだ。


TPPも大企業のアジア進出には便利でも、内需と国内雇用への効果は疑わしい。
有望なのは新エヌルギー産業だが、原発依存ではこれにも本腰は入らない。


以上。

じゃ、どうするんだ?と言う感想は置いといても、この分析は正しいと思うな。

先は地獄だぞ。

貧富の差はますます大きくなるだろうし、歯科医療に金を払える人口は増えないと思うな。

医療保険も外資系は吸い上げられるばかりで、実際に医療保険で自費治療に回る金額は少ないと見た。


これまで通り国民の歯科医療は皆保険が中心で、それすらも受けるお金が無い貧困層が増えそうだね。

今は一時的に株価が上がり、円安に振れてるけど、国内経済とか言うより、国民の購買力が上がらす、
実需要が発生しなければ、インフレターゲットなんか絵に描いた餅だよ。

民主党も駄目だったけど、自民党はもっと国民に酷いと思うな。

国土強靭化と言っても、実際には本当に必要かどうかが伺わしい、公共事業や官僚の天下り事業に、
国債という借金を注ぎ込むことでしか無い。

日本の公共事業は、笹子トンネル事故でも顕になったと思うが、作るだけで後のことは考えていないようだ。

コンクリートの耐用年数は100年程度だと思うが、笹子トンネルなどの高度成長期のコンクリート構造物は、
実際には100年も持つのかどうかは疑わしい。

笹子トンネルと同じような構造物が、日本中に存在するわけで、放置すれば橋やトンネルが崩落するとかの
大事故が、今後も頻発することが十分ありえるといえるのではないのか。

少子高齢化で、そもそも人口が減っていく時に、国土強靭化と称して、新たな道路やトンネルを作り続ける
必要が、どこに存在するのだろうか?

寧ろ、耐用年数を過ぎたトンネルや橋の修理や架替、首都高速道路などの地下化など、
これなら必要だと思われる公共事業に特化して取り組むならまだ許せる。


景気とは、当たり前の国民が生活やレジャーでお金を使うことだと私は思っている。

しかし、バブルが弾けてからの自民党と財界と官僚のやってきたことは、日本国民が使えるお金を収奪し、
米国や一部特権階級に回すことだったのだと思う。

新自由主義なんて、内需を起こすどころか、これまで以上に社会保障を締め付け、賃金は払わず、
搾り取れるものはすべて搾り取ろうとしているわけだ。

アベノミクスで国民の閉塞感、圧迫感はいや増すであろうし、
それは、戦争も已む無しと言う戦前のような雰囲気に突き進んでしまうのではないかと思えてならない。

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December 19, 2012

揺るぎなき官僚支配



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総選挙、終わりましたね。

結果は元の痔民に戻る?

なんか一気に改憲だとか勇ましく、周辺国との摩擦もあって、一気に大正昭和の初めの雰囲気に戻るんですかね。

口では勇ましく、戦おうなどと言ってみても、イラクやアフガンやシリアの様子を見ると、やはり戦争は悲惨なものだし、
なんのためらいもなく首を切り落としたりすることが当たり前の感覚になりたいとも思いません。

それに、改憲だなんだと言っている人達は、いざ、戦となっても、
そもそも最前線に立つつもりはない人達ばかりですからね。

それにしても野田豚がなんで自爆解散をしたのか、今でもわかりませんが、
国民が本当に理解してくれていると信じていたのだとしたら、こんなおめでたい人間は居ないでしょうね。

一体誰が、ここで解散を打っても民主党に票が入り、政権を維持できると野田豚に吹き込んだのでしょうね。


とにかく、前回総選挙後に民主党政権になっても、実際にこの国を動かし、支配し、
サボタージュしコントロールしていたのは官僚制度なんだったと改めて思いましたね。


民主党政権になって、仕分けだとか称してお役所の無駄遣いや天下りが改善されたかのように見えましたが、
実際にはもう旨みなど無い所が形だけ処理されただけで、東日本大震災や福島原発事故が起きれば、
それがまた新たな官僚利権になって、復興税など今後25年間ですか?
官僚は労せずして新たな税収という利権を得たわけですよ。

他にも原発事故の処理だなんだで好き放題に使える予算を手にしたし、
あたかも政治が決めて主導しているように見えますが、実際に金を握り、金を配分するのは官僚ですから、
政治なんて結局官僚におねだりして飴を貰っている程度で、払うも払わないも官僚の腹次第でしょう。


総選挙があってもなくても、この国の根幹、官僚制度とその支配、その行政運営は何一つ揺るがないわけで、
現に、何事もなかったように、我々に馴染み深い厚労省行政は中央社会保険医療協議会などを、
滞り無く進めているわけです。

そういや、今の大臣、落選したんだっけ?小宮山さん?ちがったか。

だれでもいいやな、大臣なんて。 そもそもお飾りだし。だれでもいいよ。

今日の歯科ニュースに中央社会保険医療協議会の資料がリンクされていますが
、ここんところ技工士商会の古橋社長などがトップセールスに勤しんでいるのも、
あ、なるほどと思うような記述が中にありますね。

先進医療Aに振り分ける技術、

(36) 告示番号 46:歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴

技工関連はこれでしょうかね。

こんなのもありました。

(50) 告示番号 66:金属代替材料としてのグラスファイバー補強高強度コンポジッ
トレジンブリッジの治療技術


この2つ、歯医者さんの施術や行為に、特段の先進技術やなんかがある治療なのでしょうか?

そうならすごいんですがね。


ここ何年か、歯科の改定や保険収載で、歯医者さん自身の手技や施術が大きく変わったとか、
点数的に評価されたというのは殆ど無いのですけどね。

歯科医療費を押し上げたのは、金パラの高騰だろうし、歯医者さんの手技に高点数がついたとか言うより、
補綴に配点があったという感じなのですが。

上の2つの先進医療と言うのも、誰がその先進の部分を担うのかといえば、技工士なんだろうと思うわけですよ。


そう言えば、早稲トレからCAD/CAMの体験コースの案内と、多分、labo価格なんでしょうがCAD/CAM技工の料金表とがDMで来ています。

55歳以上限定と言うコース設定にも、泣けるところですね。

末瀬さんなどは、盛んに技工士がいなくなる、技術の伝承が途絶えると危機感煽っているわけですが、
そりゃ、学生が集まらなければ学校関係者も食えなくなるからでしょ?

っていうツッコミはこの際置いといて、

とにかく、早稲トレのような卒後教育のところは、20代30代の離職率が8割9割なんだから、
現実に学生募集しても多分、入学生が激減しているんだろうね。

本来なら、若い世代の歯科技工士にCAD/CAMの卒後研修を行いたいのだろうけど、
募集してもそもそも歯科技工士が業界に居ないじゃん。

55歳以上限定だなんて、希少価値を煽ってるけど、現実はその年代以上にしか、
体験コースを受けてくれそうな歯科技工士が居ないって言うことだわね。

とにかくこの2つの技術。

うまくすれば2年後に保険収載される可能性が高いですね。


これによって歯科業界が特需に沸くのかどうかは、私には予想もつきません。

エステニアにしても割れますし、取り敢えず2年間持てばいいというのならそれでいいのですけど。

メタルクラウンだと、実は私の歯なんか30年以上持っていますよ。


金パラが、高価な14Kの代用として採用されたように、今回も先進を謳いながらも、
本音は14金並に高騰してしまっている金パラなどの金属を保険使用したくないということなんでしょう。


初期のハイブリッドレジンは、とにかくスパチェラにひっつきやすく、それでいて築盛時になじまなかったんですね。
シャープな形も作れなかったし。
技工の操作性はお世辞にも良いとは言えなかったし、ほんと、

これ、技工士が開発したのかって文句言いたかったですからね。

CAD/CAMなら、ハイブリッドレジンのウエハースから削り出せばいいのでしょうが、
果たしてどれだけの歯医者さんが、その為の形成を取り入れてくれるのかどうか。


今の金パラの延長で形成された分には、やるだけ無駄っていうものですよ。


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