March 02, 2013

疑義解釈という歯科の棘


日技専務理事だった佐野は、参考人で国会に行った。

直前の予算委員会に参考人として呼ばれた当時の日本歯科技工士会会長森谷誠司が、歯科技工士の料金を問われて実態とは乖離した料金を答弁し、その責任を問われて会長をやめていたからである。

それ故、佐野は社会労働委員会へは日技のトップとして挑んだ訳である。

その頃は佐野もまだ気骨を示していたのだと思うのだが。

日技は当時から政治家への働きかけを強めていた。
県や支部レベルでも、今も同じだろうがパイプを作ろうと務めてきた。
だが、公益法人の政治活動は制限がある。
建前として政治連盟を作り、政治活動は別法人の顔で行うのが、日本の常識らしい。

議員に働きかけるのは何故だろう?
議員立法を狙うのももちろんあるだろう。

しかし、年間何十億と言う政治予算を計上してきた日歯ですら、子飼いの議員を当選させるのは一回の参議院選挙でも一人がいいところ、議員立法が可能な何十人もの国会議員を誕生させるような力はない。


翻って日技。

政治連盟の年間予算は歯科医師会と比べるべくもなく、自民党の議員に食い込むのも、大変だったと思う。
実は、相模原支部に所属していた当時、支部会費の不正利用で元支部長が裁判沙汰となった。
当時の自民党衆議院議員で相模原を選挙区としていたのが、厚生事務次官も務めた戸沢 政方だった。

選挙地盤ということも在って、元支部長が秘書と渡りを付けたのだろうか。
支部のお金が献金に回ったのか、それとも私的に流用されたのか、今も真相はわからないままだ。

だが、相模原支部が戸沢支援で動いていたことは確かである。
戸沢の後は藤井裕久になり、秘書さんや議員本人が我が家に訪れていた事を思い出す。

で、なんで議員を動かすかって話だね。

結論から言えば、厚生省を、官僚を動かしたいからって言うことだよね。

そこで、ようやく、国の真の支配者は誰かっていう疑問と繋がってくるわけ。

岩澤氏がただの行政の仕組みを示したにすぎないという昭和63年の大臣告示。
その時点で、なんでわざわざ行政の仕組みやら構成やらを、官報に告示しなければならないのか不思議じゃないか?

診療報酬についてなら、その構成についてもだが、健康保険法にありますと言えば済むだけの話だ。

それを、昭和50年の予算委員会や社会労働委員会から続く、歯科技工問題、技工料金問題で持ち出すこと自体が、分配の問題じゃないとか、点数の決め方だとか言っても、それこそ、そのような解釈をさせることが目的で、この大臣告示を使ったのだとしか思えないのである。

差額問題や、同時に国会でも議論された歯科技工問題、料金問題への厚生省の答えは、現状は何も変えない、しかし、それぞれが錯誤しつつも納得するような、告示を出すことで幕引きを図ったのではないのかと言うことである。

診療報酬の構成比を7:3に分けていることを告示で示す。

それだけ見たら、どう考えても料金の分配、構成だと思う。
法律的にも厚生省としても嘘は言っていないわけだ。

少なくとも、日歯と日技とが話し合って、紳士協定でも結ばれていれば、分配が成立したかもしれない。

しかし、そこで日歯は橋龍を動かした。 動かせたかに見える。

厚生省官僚としては、差額問題さえ収束すれば、それ以上、社会保険法や診療報酬制度を変える必要はない。
歯科技工士問題など元より扱う気はなかったのだと思う。
日歯に飴を与えたとか、橋龍の圧力に動いたとかじゃなく、最初から歯科技工士法や歯科技工士は眼中になかったのかもしれない。

日歯は、それまでの保険制度での経験から、なにかあればこうすればいいというものがあった。

それが、疑義解釈である。

ある友人が、この問題については、大臣告示は自分にとっては疑義解釈が全てであると、そう伝えてきた。

この友人の言葉こそが、私にこの一連の記事を書かせた原動力である。


日本には憲法もあり、それぞれの分野で法律もある。
だが、法律はあくまでも法律であって、実際の行政においては官僚の存在、方針が全てなんだと思う。
だからこそ、議員は躍起になって国会で上っ面の討議を繰り返し、議員が官僚を主導している風を装うが、実際は全てが官僚の手のひらの上である。

それだから、少しでも官僚を動かそうとして、それぞれの業界団体などは盛んに議員に献金や賄賂を献上するのである。

それもこれも、官僚が省令や施則、通知通達をもって、法律を自由自在に運用できる仕組みになっているからだろう。

ホンというと、官僚自体を取り込んじゃうほうが、話は早いのは、厚生省だったら岡光さんの例でも分かるけどね。

大臣の告示より、官僚の回答である、解釈の方が重いとか、実際の効力があるなんて、おかしな話しじゃないか?

それが、脇本さんや大塚先輩にある当然の疑問だ。

疑義解釈が全てと言うのも理解できるし、政府関係の施則は全て、法律を施行する上での実際的な法律を動かす法律で、それこそが官僚の力の源泉でもあるのだろうが、だからと言って泣き寝入りは出来ないと言うか、誰かが筋を通さなきゃおかしいと言う事なんだろう。

現実の政治や対米関係を見ても、閣僚や政治家が何を話そうが、また、財界人やマスゴミが、国民世論が何を言おうが、日本の公式な発言と言うか、決定事項、見解は、全て官僚の筋書きと言うか、官僚の意思そのものだろう。


技工料金での、大臣告示は、歯科診療報酬や歯科技工士への報酬の面で、官僚側の責任も追求されたと思う。

国会で審議された以上、厚生省の官僚もしらぬ存ぜぬではいられ無かっただろう。

国民の関心は、あの時確かに国会や厚生省に向いていたのだ。

歯科の診療報酬を上げさせる口実を、ただの一つも与えたくない官僚や厚生省は、大臣告示で面子を守りつつ、歯科業界内でうまく分配して欲しかったんじゃないか。

それが、ニチハによってどうにもならなくなった。橋竜も金は受け取ったよな。
佐野も300万ほど。

最後は結局一番弱い技工士が打ち捨てられた。

厚生省や官僚は対処してみせたようでいて、実質的には現状のまま放置した。

制度や法律は何も変えなかったんだよ。

大臣告示が出ていかにもな通知通達が出て、待っていたかのように疑義解釈が出て。

国会で集中審議されたような問題が、実態は何も変わらないまま、まるで国側は全て対処されたかのように、表面上は取り繕われ、技工士やニチギは声を出す機会も根拠も失った。

茶番の一翼を演じたのが、佐野とその一派とニチギな訳だ。

疑義解釈が全てと言うのも分かるが、受け入れちゃったら、それで納得しちゃったら、自分たちは一歩も進んでいないと言う事だろう。


歯科の棘を抜くというが、大臣告示そのものが歯科の棘となって、告示され続けているというのが正しいのではないだろうか。 

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昭和51年通知という麻酔剤



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前記事の続きであるが。

そも、前記事にしてもいきなり書き出したわけではない。

それなりに思うところがあったのである。
一つはここに来ての国政についての疑問である。

この国は誰が動かしているのか?
日本の真の支配者、権力者とはどこのどんな人達なのか?

TPPの交渉や民主党野田豚政権から自民党安倍ちゃん政権になっても、TPPへの党内対応に見られるように、党内はグダグダなのに、ひたすらTPP参加へと進んでいく政府の動き、それを大本営発表として報道し続けるマスゴミ。


おかしいなと思っていたのが、自分一人ではない事を、阿修羅の投稿の数々やFBのタイムラインで知り、内心、ホッとしたわけだが。

これまでにも度々書いてきたように、やはりこの国の真の支配者とは官僚制度に連なる人達なのではないかと思う。

自民党から民主党へ、民主党から自民党への政権の移動が起これば、政策の一大転換、180度の方向転換が起こるものと期待したが、実際には何も起こらなかった。

今起こっているのは、民主党も自民党も党内はグダグダだということだけである。

国民の生活が第一は、党名がグダグダしてしまったが、言っていることは変わっていない。
小沢さん、平野さんは筋を通したままだ。

話が逸れた。

どうも、書きだすと前置きばかりが長くなる。
結論をさっさと書けば一行で終わるかもしれないのに。 グダグダなのは私自身の文体なんだな。

前文の記事を、時の医政局は課題を背負ったのではないかと結んだ。

昭和50年ごろの話である。 

国会に呼び出されたのは民間組織の代表で在って、厚生省の官僚でもないのに何故?と思われるだろうが、今の私は大いに関連があると思っている。

表面的には社会問題化した、歯科の差額料金の問題のように思えるが、そもそも、差額とはなんで、何故そんなふうに高額化が許され、歯科医師たちが暴走したのかを知らねばならない。

そして、この差額料金や高額な歯科医療費の原因が、歯科医師側からは技工料金が高いからだと説明されていたのである。

元日技会長の佐野を擁護する形になるが、少なくとも、当時の佐野専務は技工士の状況を社会労働委員会では真っ当に訴えていた。

こんなふうに予算委員会や社会労働委員会に歯科医師会や歯科技工士会の役員が参考人として呼ばれるくらいだから、歯科医療は厚生省行政の範疇として、厚生省にその行政上の責任があったことは間違いない。
そも、日本は皆保険制度が唯一、社会で成功した国だといっていいくらいだから、歯科の暴走や差額料金、技工士の存在も厚生省としては行政上の責任があったと考えるのが当然だろう。

歯科医療の患者や、消費者に、歯科医療を受けたことによる直接的な健康被害や、料金面での不利益が起これば、確かに暴走した歯科医師たちも悪いが、それを許し、放置し、対応しなかった厚生省の責任も同時に問われて当然だったろう。

特に、歯科技工士の問題などは、今に至るも位置づけなど放置されたままで、厚生省は厚労省と名前を買えた後も、巧みにその責任から逃れているわけであるが。

昭和50年に日歯や日技の役人、消費者代表などを参考人として招致した、歯科の差額問題は、その後どのように収束したのであろうか。

前記事でも紹介したように、日本歯科医師会は昭和51年2月に歯科医療問題の展望その(1)と言う形で、この問題への対応や反省の意を表明したかのようである。 続きはなかったが。

その本の中、P124、P125に中央社会保険医療協議会歯科部会差額についての案、歯科差額問題についての改善案と言うものが掲載されている。


Img213

この案がその後どうなったのかは記載がないが、厚生省は差額料金の問題について何もしなかったというわけではなく、所謂昭和51年通知と言う形で、答えを出して今に至っているのだと思う。

ところで、私はその頃東邦歯科技工専門学校に入学したばかりの頃である。
自分が行くことになった専門学校に馴染むのが精一杯で、歯科や技工というものがどういうことなのか、まったくといっていいほど何も知らなかったのである。

多分、当時も家でとっていた東京新聞の記事にも、この問題は掲載されていたのだろうが、記憶には一切ないし、他のニュースで見たという記憶もない。

行っていた床屋さんで、歯科技工士は儲かるんですねとか、一生食いっぱぐれの無い仕事ですね等と言われて、そんなものかと思っていたくらいである。

歯科技工士という国家資格の持つイメージと、其の立場の乖離について実感するようになったのは、実際に歯科医院の院内ラボでアルバイトながら臨床につくようになってからだと思う。

昭和53年の秋ごろからだと思うが、何軒かの歯科医院やラボで断られた挙句、通学途中にあった相模原市内の歯科医院に飛び込みでアルバイトさせてくださいとお願いし、運良く院内ラボでのアルバイトにありついたのである。

院内では差額という言葉は殆ど聞いたとか目にしたことはなかった。
当時は自費という言葉が定着していたようで、私もそれ以来、自費自費と言ってメタボンを焼き続ける毎日をおくった訳であるが。
アルバイト自体は、今と変わらぬ保険の銀歯を何十本とワックスアップし、キャストする毎日で、世を騒がず歯科の料金問題や、歯科技工料金問題にも無知、無関心であったのは否めない。


本題に戻す。

昭和51年通知をもって、歯科は差額料金から決別し、自費治療と保険診療のなっていったのだと思う。
青天井かと思われた治療費も、メタボンのような治療は、一本あたり10万円前後という落ち着いて行ったのだと思う。
また、メタボンと並んでもう一つ多かった金属床は、その一部が特定療養費で保険枠内の9割ほどが支給されているようで、それ以外の金額が差額として患者さんの事故負担になっているようです。

インプラントやホワイトニング、矯正も、保険外で自費診療となっていますが、さすがに料金は青天井とも行かず、常識的な線で落ち着いているようには見えます。

表面的には歯科は自由診療、自費診療という保険とは別、ですが、グレーゾーンもある診療形態、料金形態を保ったまま、差額の問題は取り敢えず昭和51年通知を持って沈静化させているように思えるのです。

しかし、国会で取り上げられ、その後昭和63年の大臣告示につながったような、歯科技工と歯科技工士の問題もまた、表面的に沈静化させただけで、実態は何の解決も見なかったと言うのが、海外委託技工問題で訴訟にまで及んだ、脇本以下何人かの歯科技工士に共通の認識だと思っています。

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March 01, 2013

歯科の刺は抜かれたのか?

2月も駆け足で過ぎていった。

仲間や友からの便りに、無事であれと祈る。

今も動く人はいる。 それが無性に嬉しい。

昨年秋からFBを始めた。 スパムやなんかが多いと聞いて胡散臭く思っていたが、実際、スパムは多いものの、やってみれば懐かしい名前、憧れの存在、新しい出会いと存分に楽しませていただいている。

好きなバイクやB級グルメの話ばかりではなく、国政や原発や医療福祉の面でも、それぞれ当事者や問題意識のある人達の価値ある意見を拝見できることで、自分にも新しい視点が生まれてくるのが分かる。

飯の種にはならないかもしれないが、筋を通すという意味では、今も動く人達の存在への感謝も含めて纏めておきたい。


2010年5月13日の記事で「歯科の棘を再考する」と書いた。

お読みになった方も多いだろう。

あれから3年近くが過ぎようとしているが、棘は抜かれたのだろうか。

昭和63年の大臣告示や7:3問題、通則5の解釈において、勝ち組だ負け組だと言うのはたやすい。
岩澤氏はそれらについて、法律や行政面から、


この大臣告示の根拠である健康保険法から順を追って法的な委任委譲の連鎖をたどり法令文を論理的に解釈すれば、「歯科技工と関係の深い」診療報酬点数がどの様に構成され形成されるのかを、この「通則5」が説明していることが理解できます。


と解説されている。

それには異論の出しようがない。

歯科の棘を再考するでは、

解(これ誤字ですね。正しくは会です。)や対立者双方のそも、なぜ対立があるのか?棘と呼ばれるものがそれが「大臣告示」や「7:3問題」なのだと言うのであれば、それは何故その時代に出てきたのかと言う部分には、何一つ目を向けないからだ。

と書いてみたのだが、どこからもこれへの回答はいただけなかった。

日歯が昭和51年に発行した歯科医療問題の展望にあるような(一番触れたくないのが日歯自身なのだろうが、こんな、如何にも反省していますと言うような本を発行して見せなければならないくらい、当時の日歯は追い込まれていたのだろうし、歯科医療費の問題で国民から不信を買い不満を寄せられていたのだろう)歯科の料金問題に対する国民の目線は厳しく、国会での論争ともなれば歯科診療報酬の問題を持ちだしたくとも、自費(自由)診療や実質的には混合診療となっていた、保険診療と自費診療の権利を失うことを恐れて、とにかく国会や国民に対しては恭順の姿勢を示すしか無かったのだと思う。

悲しいかな、この本はその(1)と名打たれていたにもかかわらず、その(2)もその(3)も一向に発行された気配がないことである。

なぜ、発行せずに済んでしまったのだろう。 追求は止まったのか。 なぜかが問われる。

岩澤氏は歯科の棘を抜くという論文?を歯科技工学会でも発表したわけだが、日歯が反省本を出さねばならなかったのも、岩澤氏の論文も、元はといえば歯科の診療報酬や、歯科医療の費用の問題に行き着く。

歯科の特殊性、皆保険制度での歯科医療と言いながら、制度に組み込まれた頃から、歯科は差額や自費治療と言う形で、今で言えば混合診療的に、診療料金は保険報酬と自費料金とを使わけてきた。

天井知らずの高額な差額料金の存在は、昭和40年代には消費者問題として国会での審議の対象にもなったのである。
今ならダンピング競争で、逆の意味で消費者や国民の不信を買って居るのは皮肉なところ。

ここで、歯医者さんが診療も技工も全部をやっていて、料金の出入りも患者さんと歯医者さんの取引だけなら問題にならなかったかもしれない。

所が、歯科医療というサービスでのお金の流れはそんな単純なものではなく、歯医者さんの収入の多くは患者さんから直接いただく自費の報酬だけじゃなく、むしろ皆保険制度での診療報酬方が大半を占めていたし、出て行くものと言ったら、自分やスタッフへの報酬だけではなく、委託技工という歯科技工士や歯科技工所への外注分が計上されていたのである。

患者さんに装着される、自費と保険の入れ歯や銀歯、瀬戸物の歯が、歯医者さんお手製のものではなく、一般的な工業製品でもなく、材料屋さんから買う機材でもなくて、どこの誰でもが作って構わないものだと言うものでもなかったことが、問題をややこしくする。

歯ブラシや抗生物質、痛み止めとも違うのである。 既成品を買って渡せば済む話では無い。

そして仮に外注するにしても、どこの誰が作っても構わないというのだったら、ただの労働問題で済んだかもしれないのである。


そうならなかったのは、悲しいかな歯科技工士法という歴とした法律があり、歯科技工士という国家資格が存在していたことである。

歯科医療におけるお金の問題は、歯医者さんが高収入だとか、今ならワーキングプアだそうだが、表面的なものだけじゃなく、モノによっては高額な治療費の問題だけではなく、歯科技工士と言う国家資格があって、歯科技工を業としている専門職に対して、では、その対価を歯医者と歯科技工士の単純な相対取引で処理してしまうのか、患者さんや国の制度との関係も含めて適正に処理し、解決を図るのかという大きな問題なのであったと思う。


昭和50年の第75回国会衆議院予算委員会に、時の日本歯科医師会副会長斉藤静三氏、日本歯科技工士会会長森谷誠司氏が参考人として招致されている。
同じく社会労働委員会では斉藤静三氏と日本歯科技工士会専務理事の佐野恵明氏が参考人招致されていた。

国会議事録検索システムご利用下さい。

ココらへんのことについては、ここでも書きました。

そら因果応報というもんだ。歯科医療問題の展望。

私の視点や見解は異端なのだろう。 負け組まっしぐらなんだろう。

しかし、何に対して負けたというのだ。

資格もある、法律もある、医療保険制度に位置づけられていないだけで、真っ当な労働の対価も要求してはいけないのか、歯科技工士の意味を問うてもいけないわけなんだろうか。


国会で訴え、国民に訴え、裁判所に訴えても、歯科技工士の存在は何一つ変わらない。
扱いはゴミのままだ。

これまで、技工士の視点でばかり考えてきたが、基本変わらないものの、歯科医師会や技工士会以外に、これまで制度やお役人としか認識して来なかった厚労省の官僚の方たちの考えが、一連の歯科医療問題でも自分が考える以上に大きく重要なファクターを持っているのではないかと思うようになった。
それも、FBでの刺激が大きい。

昭和50年第75回国会の、各委員会で取り上げられた歯科の問題は、単純に歯科医師会や歯科技工士会だけの問題だったのだろうか。
或いは、消費者や国民と歯科業界との。

そうではなかったのだと思う。

審議しているのは委員会の国会議員であり、呼ばれたのは民間組織の人間だが、本当の意味で責任を問われたのは実は、行政なんだと思う。

この場合、厚生省の歯科医療政策が直接的にも間接的にも、国民や消費者から問われていたのだということを忘れてはならない。

厚生省、今の厚労省だが、国政においては官僚など省庁の役人は事務方として影の存在のようであるが、実は本当の主役はお役所や官僚なのだと思う。

患者と歯科医師会と技工士会の諍いのように見えても、いつ何時、厚生省の責任や医療政策に国民の厳しい目線が向うか分からなかったというか、官僚側としてはこのような問題が国会の遡上に上がった時点で、行政側の失点と受け止めたはずだ。

日歯や日技の動きや、自民党への働きかけ、議員からの圧力も当然、厚生省の官僚には届いていたのかもしれない。

厚労省はどうするか。

時の医政局は大きな課題を背負ったのだと思うのだが。

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February 17, 2013

給料より、有名なところより、みんなが明るいところ


yoshiさんが歯科技工士の良い就職先の見つけ方について、とても良いことを言っている。

自分なら、それに付け加えて、口先の約束をしないところを上げたいね。

若手の歯科技工士が本当に少なくなったからか、そうじてラボでは歯科技工士の募集に苦労しているようだ。
募集をかけても誰も来ないというような所も多い。
一方で、有名なところ、なになにトレセンとかを卒業したとか言うラボでは、経営者としての人格を疑うような圧力を、自分が約束して雇い入れた技工士に対してかける所も存在するようだ。 2012112 署名を強要された念書である。

そもそも、こんな内容の念書を、雇用された側がわざわざワープロで作成するだろうか?
弁護士さんにもお見せしたことがあるが、呆れ返っていた。

この文書に法的な効力など無いし、署名に何の意味もない。
この念書に意味があるとしたら、作った奴、署名を要求した奴がとんでもなく悪質なラボ経営者だということだ。

一度、名前でググってい見たが、歯科医院のHPに委託先だといって紹介されていた。

其の先生、こんな念書を書かせるようなラボに発注していることを誇っているのかな。
研修名目で18万円の基本給が15万円に。

実際は、ここから更に福利厚生だ、なんだかんだと差っ引かれて、手取りは10万円を切るところまで行くのである。
歯科技工士としての経験が5年くらい、カリスマ歯科技工士のラボも経験しているような歯科技工士が、こうやって夢と希望を失い、離職に追い込まれていくのである。

生活保護以下の給料で、拘束時間はへたすると一日16時間にも及ぶ。
仕事の内容は模型作りやワックスアップの下働き。
自費の抱き合わせで安く受注した保険技工を、誰が作っているのかといえば、時給数百円で雇用されている下っ端技工士ということになる。

こんな話はゴマンとある。 そして、こういう経営者が、やれ〇〇認定講師だなんトレOBだと言っているわけだ。
聞けば、日本でも有数の大手ラボでも実態は似たようなものだという。

耐えられる人は少数だろう。 そんな扱いに疲れた人が、離職していくか、無理を承知で開業してきた。
雇用先が歯科医院だろうとラボだろうと、自分で開業すれば、売上は自分の報酬だと夢想して。

ある時点まではそれでも良かった。 
受注はあったし。

しかし、技工士が増えれば増えるほど、ある時点で、離職者のほうが多くなっていったんだと思う。

今は、35000人ほどで安定しているのかもしれないが、まだ、多いというのが本当かもしれないね。
私や、私より上の世代が、一気に離職や廃業をするかわからないが、ストックがない所は廃業せざるをえないだろうな。
それが、新たな雇用を生むのかはわからない。
ただ、専門学校や組織が訴える危機感など、マッチポンプも良いところだよ。

追記 感謝 過去記事に幾つものコメントを頂いております。
ありがたいことです。


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February 02, 2013

歯科技工士法が守れず従い事ができない場合は罰金が科せられます。



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今日、技工士会から来たハガキ。

タイトルにした文言が踊る。

昨年には、同じようなハガキで、支部発足の案内通知も来ていたなあ。

歯科技工士法改正については、1月のはじめに保健所からも通知が来ていた。

ネットではとっくに情報流れているんですが、いざ、こんな文言のハガキを貰うと、自分の所はダメなのかなんて不安の一つ、浮かんでくるよな。

加藤さんの裏部屋に、この技工士法の省令改正やら指針についての詳しい説明があるから、改めて読みなおしたけど、ほんと、技工士会からのハガキだと省令も指針もごっちゃだから、全部に罰則やら罰金があるのかと混乱してしまう。

省令で改正されたことは、

技工所の構造基準と指示書の記載内容についてであり、一般的な設備の在る技工所なら、先ず問題のないレベルの話。

そして、指示書についても、日技が散々言っていた技工録のことかと思ったら、住所氏名年齢電話番号をちゃんと書きなさいというレベルの内容。

なんかずれてるなあ。

指示書の記載内容については、そもそも、歯医者さんの方が書き込む内容でしょう。
指示書にラボの名前や連絡先の印刷もしていないような所があるんですか?

汎用の指示書ならそれも在るかもしれませんが、大抵は印刷屋さんに発注していると思うんだよなあ。

歯医者さんが書くべき内容について、記載漏れがあったとして、なんで技工所に罰則や罰金が科せられるんだか今ひとつ理解できない。

設計にしろ、使用する材料にしろ、決めるのは歯医者さんだし、技工所が一々聴きとって書くというのも変。


次、指針

クリックしてください。加藤さんの詳しい説明が読めます。

品質管理については、指針にとどまっています。

罰則や罰金というのは大げさなように感じます。

しかし、受け取ったハガキからは、なんだか守らないとあんた、犯罪者だよと言われているみたいで嫌ですね。

こういう、脅しのようなお知らせの最後は、入会の勧誘・・・・・

どんな良いことが待っているんでしょうね??!


ただ、お上のやることはエグいからねえ。
歯医者さんはお上の指導というと、こういう指針や省令を根拠にした歯科技官の指導を思い浮かべるんでしょうなあ。
何人もの歯医者さんが自殺に追い込まれているから、甘く見ると痛い目にあうこともそりゃ、十分考えられる。

しかし、保険医でもない技工所がそこまで追い詰められるものだろうか。

何のため、誰のための罰則や罰金何だかさっぱりわからないよ。

とにかく、このハガキを見て、興味を持たれた方は、ぜひ、行って見てください。

土田さんがどのような説明をされるのか?

加藤さん記事とは違うのか?

省令や指針を出すのは厚労省であり医政局のお役人様。

我々は無知だから、きちんと説明を聞かねばならないが、そもそも、私は聞こえない。
聞こえる方、行って聞いてきてください。
出来たら、その話の内容などを教えて欲しいと思います。

それにしても、省令や通知通達を出す側に、説明責任はないのだろうか?

説明するなら、出した本人がやるべきじゃないの?

出した本人がやるべきと言えば、指示書の記載も同じ。

指示は誰が出すというのか。

指示にしろ委託にしろ、する側が記載するのが当然だと思う。

歯医者さんには記載の義務もなく、責任も問わないのだろうか。

指示を受ける側なのに、私のような聴覚障害者にまで、歯医者さんの言う指示をよく聞いて自分で書き込めと言うのだろうか。

それで、罰金だなんて言われたら、やってられないよね。

Img190


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December 19, 2012

揺るぎなき官僚支配



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総選挙、終わりましたね。

結果は元の痔民に戻る?

なんか一気に改憲だとか勇ましく、周辺国との摩擦もあって、一気に大正昭和の初めの雰囲気に戻るんですかね。

口では勇ましく、戦おうなどと言ってみても、イラクやアフガンやシリアの様子を見ると、やはり戦争は悲惨なものだし、
なんのためらいもなく首を切り落としたりすることが当たり前の感覚になりたいとも思いません。

それに、改憲だなんだと言っている人達は、いざ、戦となっても、
そもそも最前線に立つつもりはない人達ばかりですからね。

それにしても野田豚がなんで自爆解散をしたのか、今でもわかりませんが、
国民が本当に理解してくれていると信じていたのだとしたら、こんなおめでたい人間は居ないでしょうね。

一体誰が、ここで解散を打っても民主党に票が入り、政権を維持できると野田豚に吹き込んだのでしょうね。


とにかく、前回総選挙後に民主党政権になっても、実際にこの国を動かし、支配し、
サボタージュしコントロールしていたのは官僚制度なんだったと改めて思いましたね。


民主党政権になって、仕分けだとか称してお役所の無駄遣いや天下りが改善されたかのように見えましたが、
実際にはもう旨みなど無い所が形だけ処理されただけで、東日本大震災や福島原発事故が起きれば、
それがまた新たな官僚利権になって、復興税など今後25年間ですか?
官僚は労せずして新たな税収という利権を得たわけですよ。

他にも原発事故の処理だなんだで好き放題に使える予算を手にしたし、
あたかも政治が決めて主導しているように見えますが、実際に金を握り、金を配分するのは官僚ですから、
政治なんて結局官僚におねだりして飴を貰っている程度で、払うも払わないも官僚の腹次第でしょう。


総選挙があってもなくても、この国の根幹、官僚制度とその支配、その行政運営は何一つ揺るがないわけで、
現に、何事もなかったように、我々に馴染み深い厚労省行政は中央社会保険医療協議会などを、
滞り無く進めているわけです。

そういや、今の大臣、落選したんだっけ?小宮山さん?ちがったか。

だれでもいいやな、大臣なんて。 そもそもお飾りだし。だれでもいいよ。

今日の歯科ニュースに中央社会保険医療協議会の資料がリンクされていますが
、ここんところ技工士商会の古橋社長などがトップセールスに勤しんでいるのも、
あ、なるほどと思うような記述が中にありますね。

先進医療Aに振り分ける技術、

(36) 告示番号 46:歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴

技工関連はこれでしょうかね。

こんなのもありました。

(50) 告示番号 66:金属代替材料としてのグラスファイバー補強高強度コンポジッ
トレジンブリッジの治療技術


この2つ、歯医者さんの施術や行為に、特段の先進技術やなんかがある治療なのでしょうか?

そうならすごいんですがね。


ここ何年か、歯科の改定や保険収載で、歯医者さん自身の手技や施術が大きく変わったとか、
点数的に評価されたというのは殆ど無いのですけどね。

歯科医療費を押し上げたのは、金パラの高騰だろうし、歯医者さんの手技に高点数がついたとか言うより、
補綴に配点があったという感じなのですが。

上の2つの先進医療と言うのも、誰がその先進の部分を担うのかといえば、技工士なんだろうと思うわけですよ。


そう言えば、早稲トレからCAD/CAMの体験コースの案内と、多分、labo価格なんでしょうがCAD/CAM技工の料金表とがDMで来ています。

55歳以上限定と言うコース設定にも、泣けるところですね。

末瀬さんなどは、盛んに技工士がいなくなる、技術の伝承が途絶えると危機感煽っているわけですが、
そりゃ、学生が集まらなければ学校関係者も食えなくなるからでしょ?

っていうツッコミはこの際置いといて、

とにかく、早稲トレのような卒後教育のところは、20代30代の離職率が8割9割なんだから、
現実に学生募集しても多分、入学生が激減しているんだろうね。

本来なら、若い世代の歯科技工士にCAD/CAMの卒後研修を行いたいのだろうけど、
募集してもそもそも歯科技工士が業界に居ないじゃん。

55歳以上限定だなんて、希少価値を煽ってるけど、現実はその年代以上にしか、
体験コースを受けてくれそうな歯科技工士が居ないって言うことだわね。

とにかくこの2つの技術。

うまくすれば2年後に保険収載される可能性が高いですね。


これによって歯科業界が特需に沸くのかどうかは、私には予想もつきません。

エステニアにしても割れますし、取り敢えず2年間持てばいいというのならそれでいいのですけど。

メタルクラウンだと、実は私の歯なんか30年以上持っていますよ。


金パラが、高価な14Kの代用として採用されたように、今回も先進を謳いながらも、
本音は14金並に高騰してしまっている金パラなどの金属を保険使用したくないということなんでしょう。


初期のハイブリッドレジンは、とにかくスパチェラにひっつきやすく、それでいて築盛時になじまなかったんですね。
シャープな形も作れなかったし。
技工の操作性はお世辞にも良いとは言えなかったし、ほんと、

これ、技工士が開発したのかって文句言いたかったですからね。

CAD/CAMなら、ハイブリッドレジンのウエハースから削り出せばいいのでしょうが、
果たしてどれだけの歯医者さんが、その為の形成を取り入れてくれるのかどうか。


今の金パラの延長で形成された分には、やるだけ無駄っていうものですよ。


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December 08, 2012

歯科村レストランにようこそ。 ならばこその行動特性。




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多分、理解出来ないだろう。 村民には。

出来ないと言うか、理解していてもそれを押し殺して、取り繕うのが、歯医者やニチハ、ニチギの行動特性なんだよ。

歯や歯並び、口腔に病気を抱えた国民は、耐えようの無い現実の痛みに襲われているんだよ。

そんな国民の痛みにつけ込むなんてね。


痛みに苦しむ患者さんの前で、レストランのメニューよろしく、自費の料金表、インプラントのコースメニューを突きつけてるのが、
歯医者であり、患者の病状よりまず先に、インプラントだ自費だと歯医者が売りたいモノが優先するわけだよ。


メニューを突きつけるのも行動特性なら、病状よりも先にメタボンならメタボン、インプラントならインプラントと、
それだけを良い良いと決め付けて売り込みに躍起となるのも行動特性。

そして、裏の厨房でカモにされているとも知らずに、せっせと調理に勤しむ歯科技工士。

それが、世論に叩かれれば、厚労省に泣きつき、技工士は蚊帳の外に置き、
メーカーとつるんで国民や患者の目先を変えて、次なるメニューを用意する事ばかりに注力する。


それもまた、行動特性。


どこまで行っても、患者や国民の痛みには向き合わない。

当然、自分たちの行動特性にも向き合わないし、分析も改善もしない。

国民や患者の抱える痛みを、人質に取って、文句があるならとすごんでみせる。

自分たちに代わるモノが無いからと奢っているのだろうが。

代わるモノと言えば、歯医者が怖れて居るのは、他でもない、代わるモノそのものなんだろうな。

表現は悪くとも、歯大工と言うか入れ歯師の存在があった時に、それを徹底的に潰し、
その延長として歯科技工士の行為にも、潰せるモノは潰した。

その上で、代わるモノが無ければ価値が上がると言う法則のを逆手に取って、
技工士を過剰養成させ潰しあわせた。

技工士が権利に目覚め、立ち上がってくれば、その国家資格そのものを否定し、
別に資格を作る事さえいとわない。

全て全てが行動特性だよ。

国民や患者は痛みが切実だからこそ、そんな歯医者やニチハニチギの行動特性にも気付いたのだろう。

日本の歯科医療が国民や患者からの信頼を失い、衰退していくとしたら、
それは取りも直さず、歯科村自体の行動特性にあるのでしょう。


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December 07, 2012

自分達の踊りに酔っているだけなのじゃないのか。


トラブル絶えない「歯科インプラント」 患者が減り、このままでは「日本から消える」?

J-CASTニュースの記事です。
既にあちこちの歯科関係のブログで紹介されているので、ご覧になった方も多いと思います。

インプラントをやっている友人も、受注がすごく減ったと言っていました。

これについて、歯科業界からの明確な反応の言葉を私は目にしていません。

NHKの報道内容が偏っているとか、一部の意見だけで、インプラント本来の良さを伝えていないとか、インプラントが悪いわけじゃない。インプラントを儲けの為に適当にやっている歯科医師が悪いのだ。

歯科業界からの意見はそんな感じでしょうか。

でもおかしいですよね。

そう言っているのが、同じ歯科医師や歯科技工士なのですから。

だから、自分は違うとか、自分は適当にやってはいないとか、まあ、そう言うしか無いわけなんですが。
では、違うといい正当だという歯医者さんたちや歯科技工士たちの何が正しいのでしょうか。

国民は一連のインプラント報道に過剰反応をしていると受け止め、インプラントの正当性や正しい処置を広めれば、患者さんや国民の信頼を取り戻せると、そう考えているのが歯科業界でしょうか。

事は、そんなに甘くはないと思うんですよ。

歯科業界を見る国民の目線は、確実に厳しくなっていると私は思います。

H24_visionp8

自分達がいくら良いものだ、良い治療法だとアピールして見ても、そう、旗を振って手を叩いて自前の舞台でどんなに踊ってみせても、

国民の目線は、その踊りの意味を見透かしているのじゃないでしょうか。

歯科医療技術革新推進協議会(以下協議会)が発表している、新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン

前記事で紹介しました。
内容の一部を紹介もしました。

あまりにも内容が白々しかったからです。

曰く、「誤使用」を防止し「使用時の安全性」を高めるを高めるには、製品開発の段階から人の行動特性や限界を考慮した設計の考え方の導入で云々であるとか。

多数報告されている、インプラント事故の問題は、「誤使用」や「使用時の安全性」そして歯医者さんの限界という言葉だけで説明できるとお考えなのでしょうか。

歯医者さんの行動特性が特別なんだと自ら認めているわけですよね。
限界と言う言葉も、つまりここの歯医者さんの能力の限界と言う意味なんでしょうね。

私が白々しく感じたのは、行動特性と書いておきながら、その行動特性とはどんなものなのかを、何一つ説明も例示もしていないからです。

H24_visionp9

国民の目線に見透かされているのは、その行動特性そのものなのだと、何故気が付かないのでしょうか。

それをきちんと説明しないと、このビジョン自体が自らの正当性を謳って踊る振付でしか無く、自らの踊りに酔っているとしか見えないわけですね。

閑話休題

秋田の広報ブログに、日技巻頭言の11月号が掲載されています。
金バッジが配られたと言う話を聞いていたので、興味深く読ませていただきました。

確か、昨年の代議員会と総会でNDC創設や会費についての改定があり、これまで無料であった終身会員と言えども会費を負担することになっていたと思います。

そのお詫びというわけでもないのでしょうが、1109名の終身会員に特製の金バッジが贈呈されたようです。

金バッジだなんてどこかの国会議員みたいですね。
贈呈された皆さん、さぞや誇らしいことでしょう。
中西さんの胸には無いけれど、俺達の胸には金バッジがあるぞって。

それにしても、70歳以上の終身会員が1109名とは大きいですよね。
直近の会員数が9897名だと別の資料で紹介しましたが、この金バッジを贈呈された10月8日の入れ歯の日の会員数も、それほど変化がないとして、9897名から1109名を引きますと8788名と、会費の改定が行われていなかったとしたら、実際の会費負担者は1万人台どころか、一気に8000人台に落ちていたことになります。

日本歯科医師会のH24年8月31日の時点での会員数が、一般会員52624人、全体で65000人、歯科衛生士会の会員数はぐぐっても正確な所が出て来ませんが、例えば新潟県で平成21年度で471名とあり、全国でも大きい方である神奈川県歯科技工士会の会員数を確実に超えていますから、全国で見れば多分歯科医師会並の会員数があるでしょうから、日本歯科技工士会の会員数は如何にも少ないと感じますね。

会費免除だった終身会員からも会費を徴収するという、下駄を履かせても9000人台の会員数だとしたら、単一の職能団体で全国組織を維持していくのは、大変厳しくなっていくのではないでしょうか。

どんなに会員数が減っていったとしても、厚労省は多分に日技という組織を存在させるのでしょうが、そうなると、もはや歯科技工士のための組織というより、古橋さんがメーカーの先棒を担いでいるように、ますます組織はメーカーや厚労省の為の存在になっていくのでしょうね。

ここでもまた、無理やり踊る、そんな組織の将来が見えるようです。

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December 06, 2012

踊る阿呆に見る阿呆


業界紙やネットでは、歯科補綴の関連で景気の良い話が飛び交い、日技広報ブログなどを拝見すると、古橋会長さんなどが盛んに「CAD/CAMで技工が変わる」などと講演しているようだが、本当にそうなのかちょっと首を傾げてしまうのである。

古橋さん、本当に末端の一般会員の目線で歯科業界の雰囲気を感じ、そう言っているのだろうか。

勿論、協議会などの存在や雰囲気をも承知した上で。

自分だったら最低限、オブザーバーでいいから仲間に入れてくれとお願いするけどね。

さて、古橋さんが囃すCAD/CAMだが、協議会も作って金も注ぎ込んできたメーカーサイドは、売らなきゃならないから必死だろう。

しかし、インプラントにしても、末端の歯医者ばかりが責められてるが、踊るように仕向けたのは、売れるとわかったメーカーの方でもあるしね。

ただ、数だけ売ればいいとしたら、被害に遭うのは患者そのもので、インプラント事故の被害者は、まさに歯科の業界構造の被害者でもある。

そのインプラントが、一連の事故や報道で売り上げががた落ちなら、メーカーは代わるものとして、さらにCAD/CAMに注力してくるのか。

メタボン、ハイブリッド、インプラント、そしてCAD/CAM。

買わされるのはいつも、技工士やラボであって、患者でも歯医者でもないですね。

そう考えると、我々はあくまでもネギを背負ったカモであって、仲間とは認められていないですね。

売りつける相手に、手の内を晒す訳がないか。

協議会に入れないのも当然でしょうか。

ところで、協議会では席がなかった日技と古橋会長さんだが、こっちでは席を確保できたようだね。

ただ、すんなり席が用意されるのかは分からない。

中西が参議院選挙で暴走したことなどは、歯科という業界の内輪にさざなみをたてるというか、明確に反旗を翻したということなんだろう。

歯科技工士の立場を認めてもらえないから、頭に来て暴走したという言い方も出来るのだろうが、そんな心情を
理解してくれるような業界なんだったら、とっくに歯科技工士の問題など解決しているはずで、そうじゃないから協議会などでも席は用意されず、試験を委託される財団でもどうなるかは疑問符がつきます。

この歯科技工士国家試験の全国統一化っていうのも、会員や国家試験合格を目指す学生さんたちにとって、どんな意味やメリットを持つのかよくわからない。

統一化において、日技が独自に第三期機関や財団を作るのかと思っていたが、加藤さんが紹介してくれたところがあるのなら、日技にとっては渡りに船だろう。

そうじゃなく、日技独自にやろうとしたら、これまでの歯科技工士試験が誰にどう用意され運営されてきたのか詳しくは知らないが、財団とか第三機関とかは、実態が有るところもあるだろうが、都道府県によっては、専門学校が一つしかなくて、学生も数十人なら、わざわざでかい会場を用意するとか、組織を用意するとかじゃなく、ペーパーの機関を立ち上げて、その事務委託を受けたと言う形にして、これまで通りに実施すると思うな。

天下り機関と言っても、何かの事務所に机一個あるだけかもなあ。

ペーパーでもなんでも、立ち上げればいいなら、学校の事務室や、技工士会の事務所に机を置けばいいわけだろうし。

ニチギの中のあれと同じ。

ニチギや都道府県技のメリットは、これまで都道府県の予算だったのが、厚労省からの直接な予算になり、もしかしたら事務員一人分を雇用出来る位の年間予算が流れてくるかもしれないよ。

それプラス、アルバイトや立会人に支払う日当も予算化しやすいとかさ。

天下りは実施とは関係ない厚労省役人に、ひも付き予算で給料払う仕組み。

席につく人の給料以外の予算が、厚労省や県から流れてくるのを期待しているんだろうか。

都道府県規模でも、会長にでもなれば、技工しなくても食えるかもなあ。

で、実際の試験だけど、試験問題なんて、歯科大学の講師に形だけ依頼して、出来て来るのは使い回しのもの。

面倒なのは会場手配や準備だが、特別新しくするわけじゃないし、実際のマンパワーはアルバイトじゃないのかな。

面倒なのは下っ端やバイトにやらせて、役人や会の役員は手当てと弁当貰うだけかも。

本当に国家試験を通して、技工業界の地位を変えたいと言うのであれば、或いは、変わるというのであれば、今だって試験内容を厳しくすればいいだけだよ。

加藤さんも書いてると思うが、実態は何も変わらないよ。

技工士会の会員は、いったいなにを期待しているんだろうな。

さっぱりわからんよ。

試験で受験者のレベルを見極め、技工士にふさわしい人材に免許を認めると言うなら、試験内容を厳しくして、簡単には取れない免許にすればいいだけ。

簡単には取れない資格なら、価値も上がるでしょう。

そうじゃなく、ただ都道府県別に実施しているから、他の国家資格と比べて、面子が立たないと言う程度の考えであるニチギの主張は、単に横並びで他の資格がこうだからと言ってるだけのすり替えもいいところです。

学生の待遇、教育内容、試験の制度など、厚労省からしたら、やるこたあやってると言いたいでしょう。

結局、数だけ生み出すのを優先したと言うか、如何にも人材への需要があるかのように、歯医者や業界大手の意向に沿った制度運営をしてきたツケが、今、出ているんですね。

いっそ、国家試験など廃止して、学校を卒業すれば自動的に認定される資格で十分な気がしてきますね。

December 01, 2012

准?準歯科技工士とやら・・・・


日本歯科医師会の体質は、今も昔も多分変わってない。

歯科技工士なる資格は、あくまでも歯科医師の利便性の為にと言うか、下手にニセの歯医者になられるくらいなら、取り敢えず歯科技工士の肩書きをくれてやるから、おとなしく奴隷をやっていろと言う程度なんだろう。

S46nichigi10p

であるから、日技なり個別の歯科技工士なりがなんらかの要求や要望を言ってくれば、それが特に職権の拡大や、保険医療制度での歯科技工士の位置づけや、なによりも言われたくない技工料金の話などが出てくると、表向き、良好な関係を装ってはいはいお聞きしますよと言いつつ、日歯としての回答というかスタンスは、絶対拒否、阻止、文句あるなら別に資格でもなんでも作るから、あんたら要らないよって言うことらしい。

都合の良い様に、歯科技工士の資格を作ったのだから、都合が悪くなれば別にまた作ればいいというのが、日歯なんだね。

都合がわるいといえば、自費料金が高すぎると国会でも問題になれば、何故か、買い叩いてる歯科技工料金が高いからだと臆面もなく言ってのける。

その、頼みの自費治療も、過当競争でダンピング合戦になって来ているんだけどさ。

とにかく、海外委託にすがるのも、準歯科技工士なる資格を作ろうとするのも、歯科助手にも言えるんだけど、そういう発想が日歯の体質として深く有る。

そんなだから、日歯と歯科の学会、歯科機材メーカーや歯科商社の集まりでも、歯科技工士は蚊帳の外になるんだろうな。

だって、日技や歯科技工士の資格を認めちゃったら、技工料金や保険での歯科技工士の位置づけだって認めるしか無いかもしれないしね。

歯科技工士の資格も日技も存在してほしくない。

悲しいのは、そう思っているのが日歯だけじゃないってことだね。

「組織はどこへ向うのか」のコメントに長々と書いたが、

日技の会員数は、就業歯科技工士数や免許保持者の数にどう関連するのかさっぱり分からないが、

分かることは一つ、歯科技工士会に入ってない歯科技工士の数の方が、就業歯科技工士での割合で言っても、免許保持者の割合で言っても、圧倒的に多いって言うことだね。

歯科技工士にとっても、日技が必要なら入るだろう。

入っていない人、自然死による減少とかじゃなく、止めていく人が多いって言うことは、必要とされていないって言うことだね。

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