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先の記事で、またまたコメント欄にありがたいご指摘を頂戴いたした。
どうやら、相当なパブリシティをお持ちの方からのようである。
しかし、誤解されても困るので書いておきますが、当ブログは公的な組織やお役所の広報なんかではありません。
学会で発表する論文でもないので、ご指摘にあるような事柄は寧ろ私の色を消してしまいます。
そういう記事がお望みでしたら、某組織などの広報ブログがございますので、どうぞそちらにお願いしてください。
実は、そういうブログには、こちらの知りたいような事柄は、何一つ無いのですがね。
で、調べられたというアドレスですが、お上の出すデータに何の意味があるのかということについては、既に別の方からのコメントが入っておりますので割愛します。
また、そのようなデータを分析された上での高潔なご意見であれば尚更ですが、ご自身が大切と言って使っているコメントの言葉や文章そのものに、大切な物が抜け落ちていることについては再考の余地があると思います。
さて、いつもどおりごちゃまぜの一文行ってみましょうか。
論文調に書けば、
- 日技会員数について
- 保険収載の可能性のあるCAD/CAMについて
- 歯科医療費の中の歯科技工関連データの数字についいて
てな感じで、目次を作って、はじめにを書いてあれこれの項目や実験やらの内容を列挙して、数値のデータがあるならグラフを添えて、見解書いてとやって終わりにまとめて、あそうそう、大事な歯医者さん方への感謝の文を忘れずに添えて。
まさか、このブログでそれに近いのをと注釈があるとは思わなかったし、ブログを学会の論文調で書いても肩が凝るだけですので普通に行きます。
それとデータの数値は厚労省の統計のような立派なものからじゃなく、色々な方面からの情報や又聞きですから念のため。
日技の会員数について、どうこう言う立場には無いのですが、それでも情報として出しておきます。
一枚は3月31日の日付で会員数が10.456名となっていました。
最新としては8月31日の時点で9.897名だそうです。
ついに1万人を切りましたね。
「2012-3-31nichigi-kaiinsuu.pdf」をダウンロード
「2012-8-31nichigi-kaiinsuu.pdf」をダウンロード
559名の減少です。
これが多いのか少ないのか、仮に、自然減であるのならと、人口1000人当たりの日本の死亡率がどこかにないかなとググってみたら、やだなあ、お上の統計局にあるじゃありませんか。
過去5年の平均が9%位でしょうか。
こういう時だけ、ありがたく使わせていただきましょう。
10.456の9%で941名。
これを月割にすると78名。
4ヶ月で312。
自然減なら312名位ですが、559名は多いのか少ないのか。
新規入会者を入れても、559名がこの四ヶ月で減少していると。
同じ割合で減少していくとすると、ひと月あたり186名だから年にすれば2232名が居なくなっていくということなのか。
さすがにこの数字は大雑把ですから、絶対じゃないですよ。
3月の数字がその時点じゃなく、年末の数字かもしれないし。
それだと四ヶ月間じゃなく、八ヶ月間なのかもしれませんし。
でも年度末は3月だからなあ。
とにかく、来年の3月に会員数が発表されるのを注視しましょう。
続きまして、保険収載の可能性のあるCAD/CAMについてです。
これ、もう決まりなんでしょうかね。
私のところには材料屋さんが来なくなりましたから、営業マンからの直接の情報とかが入らないのですが、ネットを拾えば、吠えろさんでも2ちゃんでもこの話題が出てきていますから、結構助かります。
ただ、みんな私と同じようにどうなるんだろうかとやきもきしているのだろうと思いますが。
導入している人はモノに対する情報は持っているわけですが、やはり、我々が知りたいのは将来どういう状況になるのかということです。
それについては加藤さんが裏部屋で良い記事をいくつも書いていますので、そちらも参考にしてください。
お上や業者さん、メーカーさんの動きを耳に(私の場合は目でしたね)目にした所では、次回改定辺りで導入される、導入して欲しい希望があちこちから有るということなんでしょう。
上に上げた3つ目のテーマにも共通するのですが、加藤さんのこの記事
これに出てきます、信用できるという資料を読んでみましたが、これ、データとしての信用性以上に、私にとっては違う視点から見てしまうんです。
例えばこの資料の元である歯科医療技術革新推進協議会とやら。
物々しいですね。
いかにも組織や業界団体が集まっているなと。
ならば、日技や技工所協会、歯科技工学会からも当然、参加者がと読み進めてみると。
中にある歯科医師会と学会、歯科商工会の産業ビジョンの資料、技工も当然モデルケースやビジョンに含まれてるが、よくみると、歯科技工士の名称は殆ど出てこない。
勿論、関係者の中に技工士会も技工学会関係者も入って無い。
こうなると、へそ曲がりの筆者はいったい誰が作るんだって言うんだと考えてしまう。
多分、このような資料を編纂する歯科業界を代表するお偉いさん方からすれば、私のような末端の歯科技工士の存在など最初から入っていなくて、コメント欄で白い歯と言ってくださるような進歩的な技工士さんだけが対象なのでしょうが、しかし、それにしても言及の少なさは、補綴物の供給側に歯科技工士や歯科技工所はあくまでも添え物なんだろうかと思えてしまうくらい。
まあ、歯医者さんの団体と歯科機材メーカーや商社の団体との協議会らしいから、歯科技工士が入っていなくてもおかしくもないのだろうけれど、それにしてもである。
いったい、日本での歯科補綴物は、歯医者とメーカーや商社だけで供給されているとでも言うのだろうか?
歯科技工士法ではなんか、歯科技工は歯医者さんと歯科技工士でなければ業として行なってはならないと嘘っぽく書かれていたけど、やっぱり嘘なんだな。
経営環境と歯科医療制度を、ついでに法律も入れてごちゃまぜにして議論してやれば、一体、歯科技工士や歯科技工所はどういう存在なんだと。
くだらん注釈や講釈を入れるくらいなら、こう言う肌で感じる違和感に、その立場からこんなブログへじゃなく向こうへ言ってみたらどうなんだと思うところだ。
とにかく、このような最新技術、新規素材などが導入されるのは時代の流れなのだろうが、それに伴う資金的経済的な負担や諸問題について、本来なら大きな影響を受ける、それらの機材を導入し補綴物を供給する側である歯科技工士や歯科技工所の状況や都合が全く勘案されていないということは、本当に異様なことだと思う。
それであるから、末端の歯科技工士達がネットでざわめいているのであるが。
歯医者さんも、この資料で取り上げられているような最新技術や素材の導入に、大変な資金的な負担が必要になるのであろうが、事、補綴分野に於いては、実は従来の延長で模型だけ出せば良い、場合によってはその模型すら存在しないということになって、自ずと補綴物作成上の資金的物質的時間的な負担は、メーカーでもなく、商社でも無く、当然、お上や歯科医師会や歯医者さんのあれこれある学会のお方たちの肩に懐に依存するわけではなく。
補綴分野での歯医者さんの投資的な負担ははるかに少ないだろうと。
それで、一度保険制度に収載されれば、歯医者さんは発注したいと思うだろう。
これまで硬質レジン前装冠などは比較的スムーズに業界に受け入れられてきた。
材質的には問題があったものの、使い勝手や機材の価格という面では、個人ラボでも何とか対応できる範囲に収まっていた。
歯医者さん側にしても、硬質レジン前装冠から自費のメタボンへと誘導しやすいという利点もあった。
しかし、その硬質レジン前装冠の需要というものも随分減ってきた。
前装部以外は代用金属とはいえ、高騰している金銀パラジウムを使う金属だからね。
CAD/CAMを使う補綴物作製が世界的な潮流だとしても、それ以上に導入したい思惑が、日本の機材メーカーや材料商社には存在する。
そこを忘れてはいけない。
歯科医療費の中の歯科技工関連データの数字についてに移ろう。
長くなっているが、もう少し。
コメント欄にあった、「薬事工業生産動態統計年」からとったという幾つかの数値。
確かに結構な金額であり、どなたかが恩恵に浴したようにも思えるが。
しかし、最初に放り込まれた過去最高の歯科医療費とかを分母としてみるとねえ。
2兆6600億円と紹介されているから、それから計算してみると。
2.6億円とか152億円ねえ。
他の品物についてはどうなのか調べる気力も湧かないけどさ。
とりあえず上げられてる数字を全部足してここで電卓で計算。
179.6億円か。 そこから恩恵か。
0.00657187969・・・・
私の電卓ではそこまでです。
計算違いかな。
なんかの間違いじゃね。
仰々しく恩恵っていうくらいだから、それなりの割合になっていると思ったけど、これって誤差の範囲じゃないの。
しかも、よく考えたら歯科技工士の収入につながる技工の材料としては陶材とCAD/CAMくらいで、一番大きなインプラントの金額なんて、そもそも歯科技工士が仕入れるとか買うと言う代物じゃないでしょ。
恩恵があると言ったら、そりゃ、歯医者さんにはあるだろうし、使い回しで二度も三度も美味しいのだろうけど、さて技工士にどれだけお金の雨が降るというのか。
日本の歯科技工士にとって、レインメーカーとなるのは、今のところ無いよなあ。
さてさてここで、CAD/CAMについて更に。
機材は必要になっていくのでしょう。
しかし、厚労省が考える使えるマテリアルは、金属ではなくハイブリッドレジンと称するモノです。
歯科技工士や歯科技工所にとっては、収載されるマテリアルが何物かではなく、CAD/CAMを構成する機材やソフトがどうなるかが問題なんです。
価格は?バージョンアップやメンテナンスの費用は?などなど。
厚労省や財務省が導入する動機は、世界の潮流や最新機材だからとか、最新の歯科医療だからというのじゃなく、単純に歯科医療費の金パラの負担を減らしたいだけでしょう。
となれば、高価なジルコニアや金属素材を使うわけもなく、また、国内の歯科メーカーの事も考えれば、海外メーカー製のコバルトクロムなどの素材を認めるより、まず、国内メーカーにハイブリッドレジンのマテリアルを開発させて、機械はとりあえず日本のメーカーにダメなら海外のメーカーの製品を5年くらい落ちでOEMで入れさせて。
そんなところじゃないですかね。
何時だったか、篠田先生がコメント欄にデータ作製をやるかって書いてくれましたが、確かにネットを使ってデータを飛ばすようならワールドワイドに出来るのでしょうが、厚労省がこれを黙って見ているのかどうか?
薬事法ってのが厚労省にはありますからねえ。
グレーゾーンと言ったらグレーゾーンぽいし。
昔、インプラントが始まる頃、日本にはそれを作るメーカーはなく、当然ながら厚労省による薬事法の認可もなく、取り入れたい歯医者さんたちは輸入に苦労したとか。
抜け道というかグレーゾーンはその頃からありましたようで。
吠えろでは現状でも堂々と赤信号みんなで渡れば怖くない的な歯医者さんのイケイケドンドン的な書き込みも見られますが、実は歯科技工士だと石膏鉗子一個すら輸入はできないのが薬事法の現状。
海外委託問題訴訟では、歯科技工士の資格や免許に何の権利も価値もないことが暴露されましたが、薬事法でも実は歯科技工士なんか存在しない国家資格なのでした。
あ、いけね、45678だから4ヶ月じゃなく5ヶ月だった。
計算しなおしましょう。
その間、平均112名か
112が12ヶ月で1344名
自然減よりそれでも多いみたいですね。
実際はどうなんでしょ。
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