January 14, 2015

戦車、飛行機、フィギャアとあれこれ作製しています。ALAN1号戦車。

 

 


前回記事も同じようなものですが、その後もみなみ野のホビーオフや相模原のアイワールドなどで中古キットを安くてに入れています。

前回記事以降に新たに完成させてあるものを幾つか紹介します。

これまでのものも合わせて、順次ヤフオクに出品していきますよ。

先ず、alan 1/35 Ⅰ号戦車。



Cimg0654

ALANは自分の知らなかったロシアメーカーだったので、ものは試しと購入してみました。

組立説明図には日本語も入っていますから、作る分には戸惑うこともありません。

組み立てを始めると、さすがにタミヤやハセガワのようには行かず、パーツのそりや厚みにばらつきがあったりして、入念なすり合わせが必要でした。



Cimg0661

車体側面に開閉するハッチがありますが、そのヒンジのシャフトの長さや太さがいい加減で、結局、右側のハッチは 固定してしまいました。










Cimg0665

こんなふうに仮組みしないと、まともに組み合いません。

全部が平面なんです。
こんなの初めてです。









Cimg0670

車体には溶接痕を再現します。

昨年購入した、十和田技研さんのイージーウエルダー、ヒートペンが大活躍します。

私の場合、ホームセンターで4ミリ径、長さ900ミリの真鍮棒を一本購入してきてあります。

自分で使いやすい先端形状に加工して、溶接痕やツエメリットコーティングの再現に使っています。

Cimg0679

キャタピラーは組み立て式。

タミヤのキットがあっても、あまり食指が伸びないのは、連結式のベルトみたいな付属キャタピラーが好きになれないから。

組み立てが面倒でも、連結式キャタピラーのリアルさが好きですねえ。






Cimg0680

Ⅰ号戦車A型は、大砲じゃなく機銃なんですね。

7.92mm MG13 機関銃×2です。

真鍮棒を加工して取り付けました。







Cimg0684


接着の差し込みも無いので、0.5ミリ真鍮棒で車体に差し込めるようにします。









Cimg0687

フェンダーは部分的に厚かったり薄かったり。

厚いのはNGなので、どちらも薄く削ります。









Cimg0712

各部が完成。

この状態で下地の赤錆色を塗ります。










Cimg0714

使用したのはミスターホビーの29番、艦底色。

私はいまだに基本の塗装はラッカー系です。








Cimg0716

ジャーマングレーで塗装しました。

続きます。

最後に、G3のプラモデルギャラリー。 3Dプリンターで自作パーツを作って、プラモデルのディテールアップをするのが夢。

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October 30, 2014

廃業へのカウントダウンだわね。

 

 


歯科技工士としては、行き詰まっていますねえ。

受注も、週に片手で数えるくらいしかございません。

お得意先からの連絡もめっきりと減りました。

ラボに引きこもって、模型などを作っていますが、これでは世捨て人だわ。


Cimg0458

ドイツの列車砲カール。組み合わせると模型全長が415ミリ、レールの長さが520ミリになります。

Cimg0536

特に意味は無し。
車の外装などの造形用に使うクレイの、硬化したモノを貰ったので、ちょっと彫刻家の気分で削りだしてみた。
モデルはない。
アート的に、何かに組み合わせて見ようと思っています。

Cimg0336

タミヤ、ヨンパチMM タイガーⅠ型 後期生産型。
シャシーに錘が四本も入って、持つとずしりと重量感が。


Cimg0855

これは、以前にも紹介したかもしれない、ホビーボスの1/35スケール、KV-1ドイツ捕獲戦車。
訂正します。

スケールは、タイガーⅠと同じく、ヨンパチでした。

ネームプレートは自作です。

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September 29, 2014

10月8日に衆議院議員会館で「歯科技工士問題を考える懇談会」を開催!!

 

 


皆様、ご無沙汰しております。
自分からお伝えできるようなニュースが殆ど無いため、すっかり更新をサボっておりました。

さて、脇本代表より保団連からの告知が入ってまいりましたので、お伝えいたします。
ご都合の付く方は、ぜひ、足を運んでいただきたいと思います。

「保険で良い歯科医療を」全国連絡会 主催

「歯科技工士問題を考える懇談会」

  • 日時   10月8日(水)、午後12時~13時30分まで    
  • 場所   永田町、衆議院第二議員会館1F会議室 入室には通行許可証が必要です。下記参照
  • 主催   全国保険医団体連合会
  • 内容   国会内において超党派の議員に対するアピール活動

国民歯科医療を支える重要なキーパーソンでありながら、その存在も、抱える問題もことごとく無視される歯科技工士の状況や問題について、強烈にアピールしていく模様です。

議員会館への入場には、許可証が必要になっております。通常は国会議員からのご紹介が必要です。
当日は、保団連の係員が11時頃から終了時まで議員会館入り口に待機いたします。
ご来場いただける方は、係員に声をかけていただき、入場許可証をお受け取りください。

保団連様から案内を受け取りました。印刷用にPDFファイルもありますので、ご利用ください。

訂正

主催者は「保険で良い歯科医療を」全国連絡会の皆様でした。

申し訳ありません。

Katudou381008annai1

Katudou381008annai2

「歯科技工問題を考える懇談会」のご案内をダウンロード

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June 26, 2014

岡田式カテキョPPCアフィリ塾のご案内です。

 

 


PPCって何でしょう?

ちょっとわからないという人が多いんじゃないかな。

PCBとかPPMとかならどこかで聞いたことがあるでしょうが、PPCだと何これと?

でも、ネットをお使いの皆さんなら、殆どの人がなにげに目にしているところなんですよ。

と言うのも、PPCとはネット広告の一つで、ヤフー検索やグーグル検索の画面で右上に出てくる広告なんです。

Moku4

歯科専門ホームページ作成と書かれた部分ですね。

この広告は、検索されたキーワードに最も関連性の高い広告が出稿されますから、クリックされる確率がすごく高いのだそうです。

そこで、今回ご紹介するのは、ヤフーやグーグルのPPC広告を使って、高い確率でしかも堅実な収益を得られる 岡田式!カテキョPPCアフィリ塾をご紹介したいと思います。

Continue reading "岡田式カテキョPPCアフィリ塾のご案内です。"

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June 17, 2014

作って壊して、また作って。今度は自前の日歯工場だ?ホントかよ。

 

 


墓場の乞食である。

歯科技工士のことではないよ。

皆保険制度に組み込まれ保険診療やりながら、差額制度を手放そうとしなかった日本歯科医師会をたとえてこういったのだそうだね。

歯科医師会というものの体質と言うか、本質をこれくらい的確に表している言葉は他にないねえ。

そういう歯科医師会やお得意である歯科医師たちの事を、先輩たちはどんなふうに言ってきたのか、実はG3は自分の耳では残念ながら聞いてこなかった。
聴こえていれば、面白い話も聞いて居れたんだろうけど返す返すも残念だなあ。

最近の売文家さんを読んでいると、先輩歯科技工士たちも、それこそ嫌なことクソみたいな経験、アホらしい体験を散々してきたのだということがよく分かる。

G3なんかが愚痴ってきたような体験なんかは、皆さんとっくに体験済みって言うことなんだよね。

履いて歩くだけで楽々ストレッチとダイエットの効果、3Dサンダル「リフット

いや~これは使ってみたいですね。感性情報刺激するPOP・イラスト素材がわずか2000円で。

Continue reading "作って壊して、また作って。今度は自前の日歯工場だ?ホントかよ。"

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March 21, 2013

過去・現在の技工と将来の技工

掲げるテーマは天高く。

しかし、現実は如何に?


某県歯科技工士会のブログを拝見して、そのまばらな参加者に愕然とした。

ご講演されたK先生のお話の内容はどのようなものだったのだろうか。
少人数のラボでありながら、早くからCAD/CAMを導入し、国がジルコニアの医療使用を認可した時から、この素材に取り組んでこられた先駆的なラボの経営者でもある。

学ぶべき所は多かったと思うのだが。

私もそういうものを扱う様なラボになりたいと思わないわけではない。
もう、この業界からやめていった友人などから、サンプルとしてジルコニアの内冠やコーピングを見せてもらったこともあるし、需要があるならやりたいなとも思いましたよ。

しかし、現実は受注云々の前に、先ず、当たり前ですが市場を開拓しなくてはならないのですよ。

資金に余裕など無い一人ラボにとっては、需要を掘り出すことも、高額な機材導入の資金調達を考えるのも、夢ではあっても現実には厳しい。

K先生のラボなども20人以上のスタッフが在籍されているようだし、きちんとしたロードマップでラボを育ててきたからこそ、時代の新規分野にも先頭を切って進めたのでしょうね。


堅実な経営が滞り無く進んでいるのであれば、タイトル通りの話も出来るでしょうし、現実味もあるのでしょうが。


今は多分、歯科や歯科技工にとっての過渡期でしょう。

しかし、過渡期なのでありながら、現実は既に価格的に崩壊しているのではないのかと見えなくもありません。

と言うのも、某県は日技会長のお膝元でもあるんですが、その日技会長がトップセールスに励んでも、歯科用CAD/CAMを必要とするようなケースの技工物が実際にはそれほど実需は発生していないのでは無いのかと。

保険対象では無かったこれ迄は、CAD/CAMを使う技工もオールセラミックスなどの素材も、限られた自費治療での素材でしか無かったのです。
海外でそれが歯科の主流になったとか言っても、日本では歯科医療の需要というより、歯科業界が創りださねばならない需要なわけです。

創りださなくても良い、自然発生に一番近い歯科治療の需要は、日本の場合は全て皆保険に回っているといっても過言ではないでしょう。


過去も現在も、歯科技工の大半は皆保険制度での技工でした。

現実に目を向ければ、昨日も今日も明日も、私は多分保険の義歯やインレーをやっているでしょう。

それが私にとっての過去であり、現在であり、悲しい将来像でしょうから。

技工の現在とは自分自身や仲間の状況を見れば分かりますし、一部業界の現在の状況についてはDMから透けて見えるような気がします。

日技の会長動静が広報ブログにありますが、厚労省を訪問の後、それほど時を開けずに歯科技工所協会と懇談されていますね。

厚労省とは単なる表敬訪問なのかもしれませんが、この時期、いくつか入る情報からすると、業界、メーカー、国の利害がある点で一致しているのかなと思えてきますね。

その一致点への移行を、一日も早くと待ち望んでいるのが、どういう人達なのかを、昨今のCAD/CAM製品の値崩れや需要の少なさ、一方でインプラント歯科医院の倒産に見られるような過剰な資金投入による経営側の負担過重なども考え合わせると、自費だなんだといって資金投下してきたようなラボも、ここに来ての歯科需要の減少に、やはり歯科は皆保険しか無い、キンパラが高いんだし早いとこCAD/CAMの新素材を保険に入れてくれ、投下した資金が回収できるような状況に変えてくれと、厚労省や日技会長をせっついているのかもしれませんね。

日技は日技で、日技生涯研修のまばらな会衆に向かって、今後、日技や技工士会に入っていないと、業務面で不利になりますよとほのめかしていたりして。

NDCも要はデータのやり取りです。

何も日技がでかい箱物を作って、会員情報や会費をそろばん片手に集金して計算するわけではありません。

極端な話、日技には何もなくてもいいんです。 サーバーの一つあればいい。
肝心のデータ処理やお金のやり取りは全てアウトソーシングです。

CAD/CAMを使う将来像というのもそれに近い。

多分日技はCAD/CAM等のデータも同じようにしたいのかもしれない。

しかもそれが皆保険での導入が前提であれば、CAD/CAMを導入済みで受注確保と資金繰りで青息吐息のラボやメーカーには干天に慈雨。

皆保険である以上は、形だけであってもデータのやり取りをあるルールでやりたい厚労省。
データのやり取りを独占することで、会員と非会員を選別したい組織。
双方からの受注を会員企業で独占したいラボの経営者達。

見事に三位一体の利害が一致する様な将来像が予想されます。

K先生の話はこんなだった・・・・わけないか。(笑)

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March 02, 2013

疑義解釈という歯科の棘


日技専務理事だった佐野は、参考人で国会に行った。

直前の予算委員会に参考人として呼ばれた当時の日本歯科技工士会会長森谷誠司が、歯科技工士の料金を問われて実態とは乖離した料金を答弁し、その責任を問われて会長をやめていたからである。

それ故、佐野は社会労働委員会へは日技のトップとして挑んだ訳である。

その頃は佐野もまだ気骨を示していたのだと思うのだが。

日技は当時から政治家への働きかけを強めていた。
県や支部レベルでも、今も同じだろうがパイプを作ろうと務めてきた。
だが、公益法人の政治活動は制限がある。
建前として政治連盟を作り、政治活動は別法人の顔で行うのが、日本の常識らしい。

議員に働きかけるのは何故だろう?
議員立法を狙うのももちろんあるだろう。

しかし、年間何十億と言う政治予算を計上してきた日歯ですら、子飼いの議員を当選させるのは一回の参議院選挙でも一人がいいところ、議員立法が可能な何十人もの国会議員を誕生させるような力はない。


翻って日技。

政治連盟の年間予算は歯科医師会と比べるべくもなく、自民党の議員に食い込むのも、大変だったと思う。
実は、相模原支部に所属していた当時、支部会費の不正利用で元支部長が裁判沙汰となった。
当時の自民党衆議院議員で相模原を選挙区としていたのが、厚生事務次官も務めた戸沢 政方だった。

選挙地盤ということも在って、元支部長が秘書と渡りを付けたのだろうか。
支部のお金が献金に回ったのか、それとも私的に流用されたのか、今も真相はわからないままだ。

だが、相模原支部が戸沢支援で動いていたことは確かである。
戸沢の後は藤井裕久になり、秘書さんや議員本人が我が家に訪れていた事を思い出す。

で、なんで議員を動かすかって話だね。

結論から言えば、厚生省を、官僚を動かしたいからって言うことだよね。

そこで、ようやく、国の真の支配者は誰かっていう疑問と繋がってくるわけ。

岩澤氏がただの行政の仕組みを示したにすぎないという昭和63年の大臣告示。
その時点で、なんでわざわざ行政の仕組みやら構成やらを、官報に告示しなければならないのか不思議じゃないか?

診療報酬についてなら、その構成についてもだが、健康保険法にありますと言えば済むだけの話だ。

それを、昭和50年の予算委員会や社会労働委員会から続く、歯科技工問題、技工料金問題で持ち出すこと自体が、分配の問題じゃないとか、点数の決め方だとか言っても、それこそ、そのような解釈をさせることが目的で、この大臣告示を使ったのだとしか思えないのである。

差額問題や、同時に国会でも議論された歯科技工問題、料金問題への厚生省の答えは、現状は何も変えない、しかし、それぞれが錯誤しつつも納得するような、告示を出すことで幕引きを図ったのではないのかと言うことである。

診療報酬の構成比を7:3に分けていることを告示で示す。

それだけ見たら、どう考えても料金の分配、構成だと思う。
法律的にも厚生省としても嘘は言っていないわけだ。

少なくとも、日歯と日技とが話し合って、紳士協定でも結ばれていれば、分配が成立したかもしれない。

しかし、そこで日歯は橋龍を動かした。 動かせたかに見える。

厚生省官僚としては、差額問題さえ収束すれば、それ以上、社会保険法や診療報酬制度を変える必要はない。
歯科技工士問題など元より扱う気はなかったのだと思う。
日歯に飴を与えたとか、橋龍の圧力に動いたとかじゃなく、最初から歯科技工士法や歯科技工士は眼中になかったのかもしれない。

日歯は、それまでの保険制度での経験から、なにかあればこうすればいいというものがあった。

それが、疑義解釈である。

ある友人が、この問題については、大臣告示は自分にとっては疑義解釈が全てであると、そう伝えてきた。

この友人の言葉こそが、私にこの一連の記事を書かせた原動力である。


日本には憲法もあり、それぞれの分野で法律もある。
だが、法律はあくまでも法律であって、実際の行政においては官僚の存在、方針が全てなんだと思う。
だからこそ、議員は躍起になって国会で上っ面の討議を繰り返し、議員が官僚を主導している風を装うが、実際は全てが官僚の手のひらの上である。

それだから、少しでも官僚を動かそうとして、それぞれの業界団体などは盛んに議員に献金や賄賂を献上するのである。

それもこれも、官僚が省令や施則、通知通達をもって、法律を自由自在に運用できる仕組みになっているからだろう。

ホンというと、官僚自体を取り込んじゃうほうが、話は早いのは、厚生省だったら岡光さんの例でも分かるけどね。

大臣の告示より、官僚の回答である、解釈の方が重いとか、実際の効力があるなんて、おかしな話しじゃないか?

それが、脇本さんや大塚先輩にある当然の疑問だ。

疑義解釈が全てと言うのも理解できるし、政府関係の施則は全て、法律を施行する上での実際的な法律を動かす法律で、それこそが官僚の力の源泉でもあるのだろうが、だからと言って泣き寝入りは出来ないと言うか、誰かが筋を通さなきゃおかしいと言う事なんだろう。

現実の政治や対米関係を見ても、閣僚や政治家が何を話そうが、また、財界人やマスゴミが、国民世論が何を言おうが、日本の公式な発言と言うか、決定事項、見解は、全て官僚の筋書きと言うか、官僚の意思そのものだろう。


技工料金での、大臣告示は、歯科診療報酬や歯科技工士への報酬の面で、官僚側の責任も追求されたと思う。

国会で審議された以上、厚生省の官僚もしらぬ存ぜぬではいられ無かっただろう。

国民の関心は、あの時確かに国会や厚生省に向いていたのだ。

歯科の診療報酬を上げさせる口実を、ただの一つも与えたくない官僚や厚生省は、大臣告示で面子を守りつつ、歯科業界内でうまく分配して欲しかったんじゃないか。

それが、ニチハによってどうにもならなくなった。橋竜も金は受け取ったよな。
佐野も300万ほど。

最後は結局一番弱い技工士が打ち捨てられた。

厚生省や官僚は対処してみせたようでいて、実質的には現状のまま放置した。

制度や法律は何も変えなかったんだよ。

大臣告示が出ていかにもな通知通達が出て、待っていたかのように疑義解釈が出て。

国会で集中審議されたような問題が、実態は何も変わらないまま、まるで国側は全て対処されたかのように、表面上は取り繕われ、技工士やニチギは声を出す機会も根拠も失った。

茶番の一翼を演じたのが、佐野とその一派とニチギな訳だ。

疑義解釈が全てと言うのも分かるが、受け入れちゃったら、それで納得しちゃったら、自分たちは一歩も進んでいないと言う事だろう。


歯科の棘を抜くというが、大臣告示そのものが歯科の棘となって、告示され続けているというのが正しいのではないだろうか。 

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昭和51年通知という麻酔剤



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前記事の続きであるが。

そも、前記事にしてもいきなり書き出したわけではない。

それなりに思うところがあったのである。
一つはここに来ての国政についての疑問である。

この国は誰が動かしているのか?
日本の真の支配者、権力者とはどこのどんな人達なのか?

TPPの交渉や民主党野田豚政権から自民党安倍ちゃん政権になっても、TPPへの党内対応に見られるように、党内はグダグダなのに、ひたすらTPP参加へと進んでいく政府の動き、それを大本営発表として報道し続けるマスゴミ。


おかしいなと思っていたのが、自分一人ではない事を、阿修羅の投稿の数々やFBのタイムラインで知り、内心、ホッとしたわけだが。

これまでにも度々書いてきたように、やはりこの国の真の支配者とは官僚制度に連なる人達なのではないかと思う。

自民党から民主党へ、民主党から自民党への政権の移動が起これば、政策の一大転換、180度の方向転換が起こるものと期待したが、実際には何も起こらなかった。

今起こっているのは、民主党も自民党も党内はグダグダだということだけである。

国民の生活が第一は、党名がグダグダしてしまったが、言っていることは変わっていない。
小沢さん、平野さんは筋を通したままだ。

話が逸れた。

どうも、書きだすと前置きばかりが長くなる。
結論をさっさと書けば一行で終わるかもしれないのに。 グダグダなのは私自身の文体なんだな。

前文の記事を、時の医政局は課題を背負ったのではないかと結んだ。

昭和50年ごろの話である。 

国会に呼び出されたのは民間組織の代表で在って、厚生省の官僚でもないのに何故?と思われるだろうが、今の私は大いに関連があると思っている。

表面的には社会問題化した、歯科の差額料金の問題のように思えるが、そもそも、差額とはなんで、何故そんなふうに高額化が許され、歯科医師たちが暴走したのかを知らねばならない。

そして、この差額料金や高額な歯科医療費の原因が、歯科医師側からは技工料金が高いからだと説明されていたのである。

元日技会長の佐野を擁護する形になるが、少なくとも、当時の佐野専務は技工士の状況を社会労働委員会では真っ当に訴えていた。

こんなふうに予算委員会や社会労働委員会に歯科医師会や歯科技工士会の役員が参考人として呼ばれるくらいだから、歯科医療は厚生省行政の範疇として、厚生省にその行政上の責任があったことは間違いない。
そも、日本は皆保険制度が唯一、社会で成功した国だといっていいくらいだから、歯科の暴走や差額料金、技工士の存在も厚生省としては行政上の責任があったと考えるのが当然だろう。

歯科医療の患者や、消費者に、歯科医療を受けたことによる直接的な健康被害や、料金面での不利益が起これば、確かに暴走した歯科医師たちも悪いが、それを許し、放置し、対応しなかった厚生省の責任も同時に問われて当然だったろう。

特に、歯科技工士の問題などは、今に至るも位置づけなど放置されたままで、厚生省は厚労省と名前を買えた後も、巧みにその責任から逃れているわけであるが。

昭和50年に日歯や日技の役人、消費者代表などを参考人として招致した、歯科の差額問題は、その後どのように収束したのであろうか。

前記事でも紹介したように、日本歯科医師会は昭和51年2月に歯科医療問題の展望その(1)と言う形で、この問題への対応や反省の意を表明したかのようである。 続きはなかったが。

その本の中、P124、P125に中央社会保険医療協議会歯科部会差額についての案、歯科差額問題についての改善案と言うものが掲載されている。


Img213

この案がその後どうなったのかは記載がないが、厚生省は差額料金の問題について何もしなかったというわけではなく、所謂昭和51年通知と言う形で、答えを出して今に至っているのだと思う。

ところで、私はその頃東邦歯科技工専門学校に入学したばかりの頃である。
自分が行くことになった専門学校に馴染むのが精一杯で、歯科や技工というものがどういうことなのか、まったくといっていいほど何も知らなかったのである。

多分、当時も家でとっていた東京新聞の記事にも、この問題は掲載されていたのだろうが、記憶には一切ないし、他のニュースで見たという記憶もない。

行っていた床屋さんで、歯科技工士は儲かるんですねとか、一生食いっぱぐれの無い仕事ですね等と言われて、そんなものかと思っていたくらいである。

歯科技工士という国家資格の持つイメージと、其の立場の乖離について実感するようになったのは、実際に歯科医院の院内ラボでアルバイトながら臨床につくようになってからだと思う。

昭和53年の秋ごろからだと思うが、何軒かの歯科医院やラボで断られた挙句、通学途中にあった相模原市内の歯科医院に飛び込みでアルバイトさせてくださいとお願いし、運良く院内ラボでのアルバイトにありついたのである。

院内では差額という言葉は殆ど聞いたとか目にしたことはなかった。
当時は自費という言葉が定着していたようで、私もそれ以来、自費自費と言ってメタボンを焼き続ける毎日をおくった訳であるが。
アルバイト自体は、今と変わらぬ保険の銀歯を何十本とワックスアップし、キャストする毎日で、世を騒がず歯科の料金問題や、歯科技工料金問題にも無知、無関心であったのは否めない。


本題に戻す。

昭和51年通知をもって、歯科は差額料金から決別し、自費治療と保険診療のなっていったのだと思う。
青天井かと思われた治療費も、メタボンのような治療は、一本あたり10万円前後という落ち着いて行ったのだと思う。
また、メタボンと並んでもう一つ多かった金属床は、その一部が特定療養費で保険枠内の9割ほどが支給されているようで、それ以外の金額が差額として患者さんの事故負担になっているようです。

インプラントやホワイトニング、矯正も、保険外で自費診療となっていますが、さすがに料金は青天井とも行かず、常識的な線で落ち着いているようには見えます。

表面的には歯科は自由診療、自費診療という保険とは別、ですが、グレーゾーンもある診療形態、料金形態を保ったまま、差額の問題は取り敢えず昭和51年通知を持って沈静化させているように思えるのです。

しかし、国会で取り上げられ、その後昭和63年の大臣告示につながったような、歯科技工と歯科技工士の問題もまた、表面的に沈静化させただけで、実態は何の解決も見なかったと言うのが、海外委託技工問題で訴訟にまで及んだ、脇本以下何人かの歯科技工士に共通の認識だと思っています。

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February 17, 2013

給料より、有名なところより、みんなが明るいところ


yoshiさんが歯科技工士の良い就職先の見つけ方について、とても良いことを言っている。

自分なら、それに付け加えて、口先の約束をしないところを上げたいね。

若手の歯科技工士が本当に少なくなったからか、そうじてラボでは歯科技工士の募集に苦労しているようだ。
募集をかけても誰も来ないというような所も多い。
一方で、有名なところ、なになにトレセンとかを卒業したとか言うラボでは、経営者としての人格を疑うような圧力を、自分が約束して雇い入れた技工士に対してかける所も存在するようだ。 2012112 署名を強要された念書である。

そもそも、こんな内容の念書を、雇用された側がわざわざワープロで作成するだろうか?
弁護士さんにもお見せしたことがあるが、呆れ返っていた。

この文書に法的な効力など無いし、署名に何の意味もない。
この念書に意味があるとしたら、作った奴、署名を要求した奴がとんでもなく悪質なラボ経営者だということだ。

一度、名前でググってい見たが、歯科医院のHPに委託先だといって紹介されていた。

其の先生、こんな念書を書かせるようなラボに発注していることを誇っているのかな。
研修名目で18万円の基本給が15万円に。

実際は、ここから更に福利厚生だ、なんだかんだと差っ引かれて、手取りは10万円を切るところまで行くのである。
歯科技工士としての経験が5年くらい、カリスマ歯科技工士のラボも経験しているような歯科技工士が、こうやって夢と希望を失い、離職に追い込まれていくのである。

生活保護以下の給料で、拘束時間はへたすると一日16時間にも及ぶ。
仕事の内容は模型作りやワックスアップの下働き。
自費の抱き合わせで安く受注した保険技工を、誰が作っているのかといえば、時給数百円で雇用されている下っ端技工士ということになる。

こんな話はゴマンとある。 そして、こういう経営者が、やれ〇〇認定講師だなんトレOBだと言っているわけだ。
聞けば、日本でも有数の大手ラボでも実態は似たようなものだという。

耐えられる人は少数だろう。 そんな扱いに疲れた人が、離職していくか、無理を承知で開業してきた。
雇用先が歯科医院だろうとラボだろうと、自分で開業すれば、売上は自分の報酬だと夢想して。

ある時点まではそれでも良かった。 
受注はあったし。

しかし、技工士が増えれば増えるほど、ある時点で、離職者のほうが多くなっていったんだと思う。

今は、35000人ほどで安定しているのかもしれないが、まだ、多いというのが本当かもしれないね。
私や、私より上の世代が、一気に離職や廃業をするかわからないが、ストックがない所は廃業せざるをえないだろうな。
それが、新たな雇用を生むのかはわからない。
ただ、専門学校や組織が訴える危機感など、マッチポンプも良いところだよ。

追記 感謝 過去記事に幾つものコメントを頂いております。
ありがたいことです。


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February 06, 2013

歯科専門職と言う名の座敷牢




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現在、2年間の歯科技工士専門学校の修学年限。
それを3年に。

ま、それはいいのだけど。

まだ一回目なんだから、あれこれ突っ込んでもしかたがないのだろうけど、何だかなと思うことは多い。
其のせいかどうか、加藤さん、本文は全部省略だもんなあ。

このワーキンググループ、あくまでも、検討会のぶら下がりで組まれたものですね。
検討会其のものではございません。
だからダメとか言うわけじゃないけど、やはりなんだ、人選からして歯科専門職の資質向上と言うより、歯科専門職の養成職と言う食い扶持を維持するのはどうするかワーキンググループとでも言うべきですな。

技工士の現状についてはガス抜き的に、委員から発言されていますが、じゃ、それをどうするかって言うことは皆さん、スルーーーーー。


まあ、検討委員会だ、WGだといっても、最初から落とし所、結論は事務の方で用意されているんで、委員会自体、WG自体が茶番なのは皆さん、よくご存知の通り。


そもそも、歯科技工士の存在は、歯科医院においては歯科衛生士や歯科助手よりももっともっと格下というか、隠したいというか、そもそも存在しないことが前提というか。

下手に、歯科技工士の地位や立場を認めちゃうと、偽の歯医者さんやらになったり、歯医者さんの患者を奪っちゃうから滅相もないと言うのがどこぞの本音。


そ、歯科技工士はあくまでも歯医者さんの助手の助手であってほしい、歯科技工士のなんたら行為は禁止されていないと言っているようでいて、やっぱり、実際の「手出しの行為をしてはならない」と院内だろうと立会い以上の行為は出来ないバックヤードの助手ですな。


WGで検討されているのは、もっぱら、学生がどうの、入学者、卒業者数がどうの、修学年限がどうのということばかりで、卒後の問題についても、ガス抜き的に発言させましたよ、議事録にも載せましたよと言うようなレベル。


修学年限が延長されて、教育内容や実技の向上があろうが、卒業してからは後は野となれ山となれの現状は変わらない、変える気もないようです。


日本には10万人を超える歯科技工士の有資格者が存在します。
そのうち、実際に就労しているのは何度も書いて来ましたが、35000人ほど。
届出を出していない人も居るでしょうが、それを入れても40000人には届かないのではないでしょうか。

仕事をしているものの立場からすれば、資質向上を謳うなら、職に付いているすべての歯科技工士のことを念頭にするのでしょうし、それが一番速攻で効果があるものだろうと信じています。

しかし、信じる一方で、これくらい報われない資格と職業もないと思っています。
その証拠が、異常なまでの離職率の高さです。

今、歯科技工士の年代別に一番多いのが50代で、それ以上の年代の技工士が就労者の大半を占めているものと思います。

問題視されている一人親方のラボは、ほとんどがその年代でしょう。

取り敢えず、今日はここまで。
続きはまた書きます。


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