August 25, 2013
July 14, 2011
コメントを頂いて。
そう言えば、工藤さんて最初は何時会長やったんだっけなと。
ちょっとばかり調べていただきました。
確かに二回三回が当たり前になっていますね。
一期が二年だからどの会長も相当長期にわたって職務についている訳ですね。
しかし、工藤さんに限らず一覧表を見ても古い名前が繰り返し出てくる。
創成期には一年ごとに会長が代わっていたようですが、初代と三代の矢部氏や渡辺氏はその後も繰り返し会長を務めているし長期政権もある。
渡辺氏に至っては、昭和33年に初めて会長を務めてからも昭和40年に復活、更に昭和58年から60年にかけても会長を務めています。
ほぼ10年周期で復活していた訳です。
すごいもんです。
ご健在なら平成になっても10年周期で復活していてもおかしくありませんね。
工藤さんはと見れば、初めて会長職に就かれたのが昭和62年ですから、大臣告示や7:3の料金問題で騒動が起きていた時の当事者でもありますね。
神奈川の会長として、当時の総括は成されたのでしょうか。
その後時代は平成に変わり、工藤さんは7年から11年にかけて二回目の会長職に就いています。
そしてこちらも10年周期で三度目の会長に復活されたと。
確かにこれでは言っちゃ悪いが亡霊が何度も復活しているようにしか見えない。
私は人材が居ないとか、若い人が育っていないのかと思っていましたが、某若手じゃ無い会員さんのコメントのままであれば、世代交代とか新しい取り組みとかのお題目とは別に、何か窺い知れないもやもやがあるような気もしてきますね。
歴代の会長、会員の皆様。長い年月を作り上げてきた神奈川県歯科技工士会。
我々は、諸先輩方々をリスペクトし、
今の時代に合った良いものを継承し、
また、新しいものをプラスして、循環させながら、
次世代の歯科技工士会を背負う若者に引き継がなければなりません。
神奈川県歯科技工士会広報ブログにあった記事です。
ちょっとばかし引用させていただきます。
確かに引き継ぐ訳です。
「十年経ったら竹下さん」と言って、角さんから出入り禁止を食ったのが竹下さんですが、やはり若者と言うか次世代に引き継ぐのは難しいのか、神奈川県の場合「十年経ったらまた私」とでも歌うしかなさそうです。
他の県技会長の皆さん方も、こんな風に長期にわたって繰り返し会長を務めているのでしょうか。
十年先の自分に引き継ぐ事が、
>>>次世代の歯科技工士会を背負う若者に引き継がなければなりません。
どうしてこうなるのか・・・・
多分、技工士会の幹部をやっていると、歳をとらなくなるんだな。
冗談はさておき、某若手で無い会員さんの指摘には重いものがあります。
若手が意欲を出したとしても、それを察知した古参幹部の皆さんが、そうはさせるかとばかり10年ごとに復活するのだとしたら、これはこれで日技村以上の神奈川村ですよ。
若手に引き継ぐとか言いながら、実は潰しているのだとしたら何をか況やです。
そうまでして守りたいモノがそれぞれの都道府県技工士会幹部を占める古参会員にはあると言う事なのでしょう。
そして、そう言う人達が会長や日技代議員を繰り返し務めている訳ですから、日技村自体が業界組織内部での既得権益を死守する為だけの存在になり下がっていると言う事なのでしょう。
思うに、そのような状態に疑問も持たず現状を良しとして会費負担を続け、NDCのような利益誘導を容認すると言う事は、歯科技工士の存在価値の無さの裏返しであるのかもしれません。
ごく一部の、誰に頼るで無し、社会的な名声よりも自分自身を誇れる人であれば、あるかないかの既得権益にすがるような組織に依存する気持ちは無くなるはずです。
歯科技工士会と言う組織に、自分の名前がある事で社会的に認知されている、存在の証明になると思ってしまうのでしょうか。
組織に在る事で、自分を証明し安心されるのでしょうか。
多分そうなのでしょう。
組織の活動に結果や責任を求めるような私の方がおかしいのでしょう。
むしろ結果など出されるよりも、あたかも社会的に何かをやっているような気になれればいい、結果など永久にで無い方がいいと言うような潜在意識の方達ばかりだからこそ、技工士会は今もあるのだろうし、その意識の昇華した表れが日技執行部なのだと思えば納得であります。
May 17, 2011
NDCその後
3月11日、午後二時46分、東北と関東の沖合を南北に数百キロに渡る断層を震源として東日本に大きな被害を起こした地震が発生した。
それ以来、原発の事故などもあり、日本は停滞したままである。
さて当日、日本歯科技工士会は第94回代議員会総会の最中であった。
代議員会や総会、そして会長などの役員選挙は、技工士会と言うちっちゃな村の中では、午前中から村の中だけだけど予兆とも言うべきドタバタが起きていた事は間違いない事だろう。
確か、その後になって地震が起きた事を悪く無いとか言って、議員辞職に追い込まれたどこかの議員さんだか議長さんも居た訳だが、同じ事を思ったかどうかは知らないが、東日本大震災が起きたおかげで、技工士会村代議員会のドタバタ劇は誰からも注目を集めず、マスコミの取材も報道も当然無く。
前執行部が何とか通そうと画策した議案の数々が、通るどころか撤回するしかない前代未聞の混乱を引き起こしたと言うのにね。
中西前執行部や、出来レースで決まった禅譲古橋新執行部に対しての疑問や追及も、震災の被害の大きさに吹っ飛んじゃったんだね。
すくなくとも口にチャックをする事を理解していた技工士会の議長さんや代議員さん、新役員の皆さんは幸いにも時をおかずに行われた統一地方選挙に立候補していた訳でもないし、誰にもどっからも突っ込まれる事無く、タコ壺に籠って5月21日をどうか恙無く迎えようとしとられてるようです。
さて、中西前会長とその一派が、画策したNDCってそもそも何だべ?
本来なら代議員さんをはじめとした、技工士会会員の皆さん自身が考えなきゃいけない事のはずなんだが、皆さん、全然知らなかったよと、ホントなんだか嘘なんだか。
中西さん、上手くすれば再就職先にするつもりでNDCを立ち上げたのかもしれないけど、そもそもなぜこんな株式会社を作る気になったのか。
そう言う所を、大人の代議員さん達は考えた事があるのだろうか。
それとも、第94回代議員会や会長選挙の裏で見られたドタバタ劇のように、自分達じゃ何も考える事も疑問を持つ事も放棄してきたくせに、実は自分の払う会費やなんかも吸いとられちゃう事を、それまで馬鹿にしてきた例えばこのブログとか加藤さんのブログで示唆されると、まるで自分の頭で考え、自分で証拠を手繰り寄せ、自分で資料を編纂したかのように思ってしまうのだろうか。
ま、大人の会員さん達なんだからそれこそ何でもアリか。
ところでこの記事で、如何にも厚労省と日技とがワルツを踊っているかのように解釈したが、本当のところどうなんだろう。
厚労省からすれば、どうでもいいって言うのが本当の所じゃないのか。
例えば政官業の関係って言うのは、やっぱり利権であるとかひも付き予算とかが無いと、お役人も本腰を入れてまで踊ろうとか付き合おうとかしないと思うのだ。
原発事故であぶり出されているけど、東電や原発は何兆円の規模でしょ。
潜り込める役人も見返りの金の総額も桁が違う。
バラまかれる規模や裾野もさ。
元の金額がデカいから、天下りの一人一人は年に一億貰っていても、すごく薄いスープを飲んでる位の意識しか無いんだよ。
何十人も天下りしていようが、それこそ両手に余るほどの天下り法人をこさえられるし、そこで何千億とひも付きの予算を流してそっから一億とかを懐に入れようとしても、咎めるどころかおこぼれにあずかろうと群がってくるありん子も沢山いるし、元の金額がでかいから数千万や数億円なんて誰も関心を向けなかったのかなと。
勿論、マスゴミにも散々食わせて抱かせて懐柔していた訳だが。
追及するような記者や、反対する知事が出てくると、簀巻きにして海に捨てたり、検察や警察と司法とで冤罪をでっちあげて犯罪者に仕立て挙げてしまえるから、怖いものなしなんだろうけど。
予算や経済規模が歯科は小さ過ぎなんだな。
経済規模で五千億?五百億しかないかもしれない技工業界に天下りしても、数千万貰っても目立ってしまうよ。
それに、官僚やお役人に渡す原資も無い。
紐付き予算を期待できる、天下り法人を考えていたのだろうけど、どうなんだろうね。
とにかく利権と言うのは、そりゃ、ちっちゃな会社だとか、村の中にも存在するだろうけど、政官業と言う位なんだから国家予算からどれだけ引っ張れるかって言う事が、本来の利権と言うべきなんだろう。
NDCを見ると、国家予算の利権に絡めないニチギが、いかにもな猿真似をしただけじゃないかな。
しかし、そもそも技工業界は歯科医療費にすら関与していない。
どう頑張っても利権になるようなひも付き予算を引っ張る事は出来なかったのである。
参議院議員になれば、もしかしたらと思ったのかもしれないけど、そうもいかなかったね。
しかし、中西さんは分かったんだと思う。
そんなのないけど、参議院選挙で、選挙資金名目で会員から吸い上げる旨味を知った訳ね。
上からお金が落ちて来ないもんだから、下から吸い上げる会費に、利権つーか原資を求めた。
元々利権と言うのは、国が出す予算があってそこから如何にして分捕るか、甘い汁を吸うかだべ。
そのほうが金額も多いし、天下りが持参するわけだし。
NDCなんてちいせえなあって。
でも、事と場合によっちゃ大きく育つことだってある。
次は構造基準で管理協会でもと考え、ニチギが喉から手がでるくらい欲しい、組織外からの提言でサビリティだ認定○○○だと。
利権がなきゃ、作るだけかとさ。
実際、5月21日に開かれる日本技工士政治連盟の評議員会資料を見ると、事務委託費に三百三十万円がしっかり計上されている。
これって、3月11日のドタバタ代議員会と総会で、日技執行部が撤回するしかなかった、NDCへの事務や会費徴収委託料と何が違うのだろう??
中西さんに変わって政治連盟の会長にもなった古橋さんとやらは、日技代議員会で否定された案件を、政治連盟では通そうって言う訳??
さっぱりわからん。
政治連盟の評議員会で仮にも通ってしまえば、んじゃ、6月18日だっけ、第95回代議員会総会でも通しちゃえると言う事か・・・・
それが、94回の代議員会で示された大人の判断の判断だとでも???
すげえな、この感覚。
代議員会で、NDCや中西前執行部の予算案と事業計画は否定された。
同時に会長に選ばれた古橋は、中西の予算や事業だからであって、自分は関係ないと。
当然、中西一派が画策したNDCのような株式会社とは縁を切るのかと思ったが、違うらしいね。
自分がNDCの社長に横滑りするってことかな。
んで、中西さんにはお茶とお給料をお出しになる・・・とか・
とまれ、日技執行部の体質は、変わるどころかしっかり禅譲されてる訳だ。
なんだか次の代議員会総会もとんだ茶番で終わりそうね。
あ、お茶を出すなら神奈川統一ブランドの足柄茶をご利用ください。
風評被害に負けてたまるか。
そうそう、おいらは市谷の会館に行った事も入った事も無いのだけど、NDCの住所も政治連盟の住所も、市谷の技工士会館と同じ所だよね。
政治連盟の予算書を見ると、人件費や賃借料も計上されている。
部屋は確かに在るのだろうね。
しかも専従職員は幽霊じゃないよね。
まさか、職員は日技の職員と同じ人だっていうような事は無いよね??
NDCも間借りしているそうだけど、どうです?NDCの事務所がありましたか?
中西さん、お勤めですか?
どうせなら、日技広報ブログでそれぞれの事務室とか執務の様子とか画像付きで紹介すればよいですよ。
代議員会準備の様子など、ブログを活かしてどんどん伝えるといいね。
March 11, 2011
みんな「一隅を照らす」それで良いのさ。
今朝8時前に、メールが入っていた。
やるべきことはやった、歯科技工士を信じる仲間が、本当の歯科技工士の姿に、日技の姿に気付いた人達が、それぞれ「一隅を照らす」そうだろう。
どの様な会議になっていのか、私には知る術はない。
淡々と信じて待つだけです。
明日からまた、私たちは厳しい現実に向き合わなければならないのです。
ただ、今の私は一人ではない。
May 10, 2010
祝グランプリ獲得 「なつかしい給食あげパン」 相模湖オギノパン
昨年のGWには、厚木のB級グルメバトルであえなく玉砕した訳ですが。
で、先日行われた本年度のB級グランプリ、見事金賞を射止めたのは、なんとJCやら商工会やらでお世話になってきた荻野先輩の会社の皆さんが出店した「なつかしい給食あげパン」だそうです。
津久井郡だけじゃなく、周辺市町村、東京の多摩地区でも学校給食のパンと言えばオギノパンです。
そしてル・ポンのコーヒーサンドと奥相模リンゴパイは誰でも知っている津久井の定番でしょう。
これはうれしいニュースですよ。
オギノパンの皆さん、ほんとうにおめでとうございます。
これで、新工場の竣工にも期待がかかります。
厚木のシロコロホルモンはウン億円の経済効果を上げたと思います。
津久井でもあげぱんでもっともっと盛り上げてください。
おいらも何か考案しようかな。
June 03, 2007
歯科医療のゆるぎなき価値を守る。 歯科医療の価値を下で支えてきたものは何か。 海外委託技工問題にも関心を!
私は長くに渡って歯科技工の価値は歯科医療の価値であると訴えてきた。
歯科補綴物の医療物としての価値、品質や精度、それを担保し保証するのは作製に当たる歯科技工士そのものにあると。
しかし、その品質や精度を検品する、検査し認定するシステムは存在しない。
歯科医師の技量やなされる診療行為の精度や内容の評価を客観的に判定するシステムもまた存在しない。
そのうえ、歯科医師法や歯科技工士法では、国内での歯科医療に給される歯科補綴物の作製は日本国内の歯科医師と歯科技工士の資格を保有するものにしか、作製つまり技工を認めていないと法に規定していながら、一方では、そんな法律など存在しないかのように、中国などの海外委託技工物の輸入を、歯科医療補綴物としてではなく、雑貨と言う扱いで歯科医師の裁量権と責任に於いて認めてしまっているのである。
そこには当然国内法で掛かるような法の網は存在しない。
使用される材質や、作成者の資格は何も問われる事は無い。
医療に給されるサービスや使用される医療品や医薬品には当然ある、審査や認定制度も何も無い。
何故その様な患者さんや国民の健康や安心を脅かし歯科医療法、歯科医師法、歯科技工士法を骨抜きにするような解釈や曖昧さがまかり通ってしまうのだろうか。
事前に厚生労働省が品質や安全に責を負うか、制度の盲点を塞ぐべきなのであり、事後に対処すると言う事にされれば、責任を負わされるのはこの場合、歯科医師ということになる。
医療の品質や精度の評価は、あくまでも医療者本人の自覚とモラル、自己研鑽に委ねられているのである。
だからこそ、歯科医師や歯科衛生士、歯科技工士と言った歯科医療専門職の資格やその責任は重いはずであるし、尊重されるべきであると考えてきたのである。
しかし、海外委託歯科技工物に関する限りモラル崩壊を起こしているのは、医療の現場ではなく、海外委託歯科技工物を、医療品としてではなく、単なる輸入雑貨物と解釈している国側にあるとしか思えないのだ。
歯科医療の現場には、神奈川ルールなどの指導医療官による恣意的な制度の悪用や解釈、歯科衛生士業務の恣意的な解釈、海外委託技工など、グレーゾーン、恣意的な曖昧な解釈による制度の乱用、末端の締め付けが二重三重に覆い被さっている。
歯科医師法、歯科衛生士法、歯科技工士法と言った法律は、各専門職の職務や職務範囲を規定しているだけではなく、自覚やモラルを律する事で、職務を行った結果なされる行為や生み出される価値が、劣ることのないように且つ、患者さんひいては国民全体に不利益とならないように制定されているのであると考えるのが妥当であろう。
しかし、その法律自体に瑕疵や想定外の事が現実に起きたときどうなるのか?
コストや安全に見合わない点数で医療を行いうるのか?
衛生士は本来の業務を制限されねばならないのか?
国内より安いという理由だけで、国内では守らねばならない法律や基準が適用されない中国などの海外技工物が流通していると言うような事態がゆるされるのか?
今のまま患者さんの利益や安全が担保され確保されているのかを、専門職だけが対応を迫られ責任を転嫁され、さらに不利益を甘受せねばならないのだろうか。
医療法や制度に問題があれば、一番に影響を受けるのは、各専門職であるように思うが、本当の被害者は患者さんであり最終的には国民とこの日本国が負う事になると思うのだが。
歯科医師法や歯科衛生士法、歯科技工士法は資格や職務を法定し、歯科医師法と歯科衛生士法は昭和23年のほぼ同時に、歯科技工士法は昭和30年に施行されている。
資格を法定するものであるが、その資格や身分の権利や義務を認定するだけではなく、むしろその資格や義務が患者さん、ひいては国民と国に対して如何に付与するかを根底においているはずである。
法や資格が患者さんや国民に不利益を与える事などあってはならないし、その様な場合は速やかに対処するか不利益を排除するのが法自体と国や行政の責務であるはずだ。
医療保険制度や歯科医療の現場に於いて、制度や法の瑕疵や不備に付いては何度となく指摘されてきた。 改定に次ぐ改定、大臣告示や政府の答弁なども何度も出されている。
しかし、そこには患者さんや国民の為に、あるいは患者さんの為に末端が負っている、結果的には患者さんに不利益や影響が及ぶ制度や法の瑕疵や不備についてはまったく触れずに、ただ小手先の改定と責任逃れの摩り替え論しか存在しないのである。
歯科関係の法律は抜本的な見直しがなされないまま、監督官庁や担当者の解釈だけで60年或いは50年と言った年月、放置されてきたと言ってよい。 グローバリゼーションや流通の変化、社会や経済環境の変化に対応していないのである。
これでは法や国家が、患者さんや国民への責任を果たしているとは言えないし、認めるわけにも行かない。
国政や社会の状況と、国の公式なアナウンスを見る限り、国や行政が国民の利益や権利を守る為に存在するのだと言う意義や意識が見えてこないのだ。
法や制度の見直しに対して、我々の側にまったく責任が無かったとは言わない。
むしろ、それぞれの組織の責任は大きいと言える。
それについてはまた別に纏めるとするが、例えば歯科医師会が起こすスキャンダラスな事件があるから業界から正論が出せないと言うのでは困るのである。
国も各組織も要は既存の組織は制度疲労と自己保身にのみその存在を矮小化するばかりで、本来の役目や目的の為に行動出来なくなっているのだ。
こんな状況では、海外委託歯科技工物の存在が示す、法や制度の瑕疵や不備、行政の不作為を指摘し、改めさせようにも手も足も出ないではないか。
先のブログで記事にした歯科衛生士の職務範囲の見直しに関する陳情と署名簿については、わずか20日間の間で48.588名の署名が日本ヘルスケア歯科研究会に集まり、6月4日に杉山精一(歯科医師)、評議員の長岐祐子(歯科衛生士)、事務局秋元秀俊らが厚生労働省大臣秘書室に瀧ヶ平仁大臣付を訪ね、署名の山とともに陳情趣意書を手渡し、続いて医政局歯科保険課に日高勝美歯科保健課長を訪ね大臣宛陳情趣意書の写しを提出し、「歯科衛生士法の誤った解釈の是正」を求めるとともに「歯科衛生士法の改正作業に着手」することを要望したそうである。
更に、日本歯科医師会と日本歯科衛生士会の会長宛てに「歯科衛生士法改正に関する提言書」を提出したと言う。
本来なら患者さんや国民の為に組織がやるべき事を、組織の壁を越えた末端の連携が行ったと言う事である。
これについては、みんなの歯科ネットワーク、オープンWIKIに詳しい報告がございます。併せてお読みください。
同じ視点、問題提起として
以下に海外委託問題に取り組む「隗」を紹介します。
隗(かい)
国民と歯科技工士の権利を守るために活動するグループです。
http://www.geocities.jp/gikotake1965/kaitop2.html
隗では海外委託の民事訴訟を進めており、国家賠償訴訟を6月22日に提出する事になったそうです。
海外委託技工物に関する問題につき、国側が雑貨であり歯科医師の裁量権であると言うような法解釈をとる事は、患者さんへの不利益を国家が容認,し、行っているという事であります。
私も遅ればせながら原告に加えていただけるようお願い申し上げたばかりであり、このブログをお読みになる歯科医師や歯科衛生士、技工士や患者さんの皆さんにも勇気を出して行動していただきたいと切にお願いしたい。
今後とも海外委託歯科技工物の問題や本質を国民や患者さんに開示すると共に、歯科医療の価値と品質を患者さんの為に守る意味でも、一部歯科技工士の問題提起と見過ごす事無く、歯科医療に携わる、いや、国の安全保障、社会保障に一部でも関与し関心を寄せるものであるなら、患者さんと国民の為の問題と捉えてご理解ご協力を頂きたいものである。
May 23, 2007
コップの外の嵐 歯科の内なる利害対立を直視する
業界内部に居ると、目先の問題に捕らわれて、物事を俯瞰的に見ることが出来ない。
しかも、プライドや怨念などが絡むと、自分にとってプラスになるかならないかでしか判断できなくなる。
今の歯科医療業界は、其の傾向が特に強い。
専門職ではないが、この業界に長く深く関わってきた人として、ジャーナリスト秋元秀俊氏の業界を見る眼と
日本社会に対する危機感は大きい。
氏の話は、コップの中でいがみ合ってきた我々にとって、コップの外からはどう見えるか、社会の嵐にも気づかずに、遣り合っている者達の胸にぐさりと突き刺さる。
このたび「コップの外の嵐」第17話がアップされた。 衛生士問題、シンポジウムに絡めてみんなの歯科ネットワークに対しても言及されている。 第1話から通して読みいただきたい。
http://www.heraeus-kulzer.co.jp/customer/storm_070523.html
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