July 16, 2014

歯科にはあって技工にはないもの。歯科の現状は土砂降りでしょ。

 

 


ズバリ、明日です。

明日への希望です。

歯科の需要なんて、医療というより不快感の解消が今の主流だと思います。

そもそも、歯を失ったからといって、病気になったというのじゃなく、抜けた所が治癒すれば、余程の感染症でもない限り、肉体的所見としては病気とはいえないんじゃないでしょうか。

補綴はあくまでも、モノが噛めない、咀嚼できない、見た目が悪い、発音しにくいとか言った、不便さの解消が主目的です。

それを、歯科関係者が認めちゃったら、歯科は医療じゃないじゃないかということになって、皆さん失業してしまうから言わないだけです。

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December 08, 2012

歯科村レストランにようこそ。 ならばこその行動特性。




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多分、理解出来ないだろう。 村民には。

出来ないと言うか、理解していてもそれを押し殺して、取り繕うのが、歯医者やニチハ、ニチギの行動特性なんだよ。

歯や歯並び、口腔に病気を抱えた国民は、耐えようの無い現実の痛みに襲われているんだよ。

そんな国民の痛みにつけ込むなんてね。


痛みに苦しむ患者さんの前で、レストランのメニューよろしく、自費の料金表、インプラントのコースメニューを突きつけてるのが、
歯医者であり、患者の病状よりまず先に、インプラントだ自費だと歯医者が売りたいモノが優先するわけだよ。


メニューを突きつけるのも行動特性なら、病状よりも先にメタボンならメタボン、インプラントならインプラントと、
それだけを良い良いと決め付けて売り込みに躍起となるのも行動特性。

そして、裏の厨房でカモにされているとも知らずに、せっせと調理に勤しむ歯科技工士。

それが、世論に叩かれれば、厚労省に泣きつき、技工士は蚊帳の外に置き、
メーカーとつるんで国民や患者の目先を変えて、次なるメニューを用意する事ばかりに注力する。


それもまた、行動特性。


どこまで行っても、患者や国民の痛みには向き合わない。

当然、自分たちの行動特性にも向き合わないし、分析も改善もしない。

国民や患者の抱える痛みを、人質に取って、文句があるならとすごんでみせる。

自分たちに代わるモノが無いからと奢っているのだろうが。

代わるモノと言えば、歯医者が怖れて居るのは、他でもない、代わるモノそのものなんだろうな。

表現は悪くとも、歯大工と言うか入れ歯師の存在があった時に、それを徹底的に潰し、
その延長として歯科技工士の行為にも、潰せるモノは潰した。

その上で、代わるモノが無ければ価値が上がると言う法則のを逆手に取って、
技工士を過剰養成させ潰しあわせた。

技工士が権利に目覚め、立ち上がってくれば、その国家資格そのものを否定し、
別に資格を作る事さえいとわない。

全て全てが行動特性だよ。

国民や患者は痛みが切実だからこそ、そんな歯医者やニチハニチギの行動特性にも気付いたのだろう。

日本の歯科医療が国民や患者からの信頼を失い、衰退していくとしたら、
それは取りも直さず、歯科村自体の行動特性にあるのでしょう。


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December 07, 2012

自分達の踊りに酔っているだけなのじゃないのか。


トラブル絶えない「歯科インプラント」 患者が減り、このままでは「日本から消える」?

J-CASTニュースの記事です。
既にあちこちの歯科関係のブログで紹介されているので、ご覧になった方も多いと思います。

インプラントをやっている友人も、受注がすごく減ったと言っていました。

これについて、歯科業界からの明確な反応の言葉を私は目にしていません。

NHKの報道内容が偏っているとか、一部の意見だけで、インプラント本来の良さを伝えていないとか、インプラントが悪いわけじゃない。インプラントを儲けの為に適当にやっている歯科医師が悪いのだ。

歯科業界からの意見はそんな感じでしょうか。

でもおかしいですよね。

そう言っているのが、同じ歯科医師や歯科技工士なのですから。

だから、自分は違うとか、自分は適当にやってはいないとか、まあ、そう言うしか無いわけなんですが。
では、違うといい正当だという歯医者さんたちや歯科技工士たちの何が正しいのでしょうか。

国民は一連のインプラント報道に過剰反応をしていると受け止め、インプラントの正当性や正しい処置を広めれば、患者さんや国民の信頼を取り戻せると、そう考えているのが歯科業界でしょうか。

事は、そんなに甘くはないと思うんですよ。

歯科業界を見る国民の目線は、確実に厳しくなっていると私は思います。

H24_visionp8

自分達がいくら良いものだ、良い治療法だとアピールして見ても、そう、旗を振って手を叩いて自前の舞台でどんなに踊ってみせても、

国民の目線は、その踊りの意味を見透かしているのじゃないでしょうか。

歯科医療技術革新推進協議会(以下協議会)が発表している、新歯科医療機器・歯科医療技術産業ビジョン

前記事で紹介しました。
内容の一部を紹介もしました。

あまりにも内容が白々しかったからです。

曰く、「誤使用」を防止し「使用時の安全性」を高めるを高めるには、製品開発の段階から人の行動特性や限界を考慮した設計の考え方の導入で云々であるとか。

多数報告されている、インプラント事故の問題は、「誤使用」や「使用時の安全性」そして歯医者さんの限界という言葉だけで説明できるとお考えなのでしょうか。

歯医者さんの行動特性が特別なんだと自ら認めているわけですよね。
限界と言う言葉も、つまりここの歯医者さんの能力の限界と言う意味なんでしょうね。

私が白々しく感じたのは、行動特性と書いておきながら、その行動特性とはどんなものなのかを、何一つ説明も例示もしていないからです。

H24_visionp9

国民の目線に見透かされているのは、その行動特性そのものなのだと、何故気が付かないのでしょうか。

それをきちんと説明しないと、このビジョン自体が自らの正当性を謳って踊る振付でしか無く、自らの踊りに酔っているとしか見えないわけですね。

閑話休題

秋田の広報ブログに、日技巻頭言の11月号が掲載されています。
金バッジが配られたと言う話を聞いていたので、興味深く読ませていただきました。

確か、昨年の代議員会と総会でNDC創設や会費についての改定があり、これまで無料であった終身会員と言えども会費を負担することになっていたと思います。

そのお詫びというわけでもないのでしょうが、1109名の終身会員に特製の金バッジが贈呈されたようです。

金バッジだなんてどこかの国会議員みたいですね。
贈呈された皆さん、さぞや誇らしいことでしょう。
中西さんの胸には無いけれど、俺達の胸には金バッジがあるぞって。

それにしても、70歳以上の終身会員が1109名とは大きいですよね。
直近の会員数が9897名だと別の資料で紹介しましたが、この金バッジを贈呈された10月8日の入れ歯の日の会員数も、それほど変化がないとして、9897名から1109名を引きますと8788名と、会費の改定が行われていなかったとしたら、実際の会費負担者は1万人台どころか、一気に8000人台に落ちていたことになります。

日本歯科医師会のH24年8月31日の時点での会員数が、一般会員52624人、全体で65000人、歯科衛生士会の会員数はぐぐっても正確な所が出て来ませんが、例えば新潟県で平成21年度で471名とあり、全国でも大きい方である神奈川県歯科技工士会の会員数を確実に超えていますから、全国で見れば多分歯科医師会並の会員数があるでしょうから、日本歯科技工士会の会員数は如何にも少ないと感じますね。

会費免除だった終身会員からも会費を徴収するという、下駄を履かせても9000人台の会員数だとしたら、単一の職能団体で全国組織を維持していくのは、大変厳しくなっていくのではないでしょうか。

どんなに会員数が減っていったとしても、厚労省は多分に日技という組織を存在させるのでしょうが、そうなると、もはや歯科技工士のための組織というより、古橋さんがメーカーの先棒を担いでいるように、ますます組織はメーカーや厚労省の為の存在になっていくのでしょうね。

ここでもまた、無理やり踊る、そんな組織の将来が見えるようです。

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October 29, 2012

会員を増やしたいなら。



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少し前だが、神奈川県歯科技工士会の工藤会長名で私のところにはがきが来ました。


消滅してしまった歯科技工士会の某支部を復活させたい旨のご案内という所でしょう。

この支部については過去にも解散したことを書いているかもしれません。

Img155

はがきの説明会には人は集まったのでしょうか?

技工士会に入りなおして、行政や歯科医師会や衛生士会と協議ができるようになったからといって、そんなの、行政や歯科医師会との協議をしましたっていう証拠作りに利用されるだけで、
おにぎり一個分の技工料金が上がるとか仕事が増える訳でもないでしょう。

衛生士さんならもう歯科のエゴには捕らわれず、お医者さんや看護師さんや介護士さんらとの連携も可能となって、医療の新しい世界というか、本来の資格の役割を果たせる世界の扉が開けたわけで、医療職でもないとお上や歯医者さんから相手にされてない技工士相手に協議もないでしょう。

はっきり言って、今更技工士会に復帰した所で、肩書き貰ってボランティアごっこをするより、今は明日の仕事、明日の収入をどうするかで精一杯。

技工士会に払う会費よりも、近づく冬をこす灯油代の方が大事です。 
申し訳ないけどね。


多分、日技の会員たちは忙しいのだろうな。
仮に暇になったとしても、技工録の作成で時間は潰せるだろうし。

経団連や商工会の会頭だって、全国の様々な中小企業が厳しいなら厳しいで、なんとか対策をと働きかけている。

ニチギはどうなのか?
料金問題は。

歯科技工の料金問題は昭和40年代には国会でも問題視され、昭和の終わりには大臣告示にもなった。
もっとも、その内実は技工士たちの生活を改善するどころか、お役所と歯科医師会によって、歯科技工士はすっかりコケにされた形で終わった。

騙された思いが強かったが、要は、自分がお役所と言うか官僚の作文を何一つ読めなかった、理解しきれなかったことに尽きる。

自分はアホだったわけだが、日技の皆さんはちゃんと分かっていたんだよね。

で、何か変わったかな。成果があったのかな。

少なくとも、会員からは総括をとか、どうなっているんだという不満の声が聞こえていたと思うのだが、いつかそれもしなくなった。
と言うか、何だかよくわからないうちに料金問題は話題から外され、会員の不満をそらせるかのように構造設備基準とやらが言われだした。

20年30年かけてようやく構造設備基準とやらが省令になったが、その間に一体どれだけの若いと言われる歯科技工士達が使い捨てにされてきたことか。

何万人と言う新卒の歯科技工士たちを輩出して来ながら、技工業界が養える人数はずっと少なかった。

ある一定の年代の技工士たちばかりが残り、若いと言われる人たちはほとんどがやめていった。

その間に、料金問題はほとんど表に出なかったけど、なぜなんだろう。


厚労省に医療なんだからと言われて、金の問題は引っ込めたのか。

医療に絡むとお金の事は言い出しにくいとでも?

保団連のほうがまだましだよ。

医療だからお金だけじゃないと、さも、社会貢献していますと高潔を装っているのだろうが、その足元でどんだけの会員どんだけの歯科技工士が苦しんでいることか。

つまらん終身会員のバッジより、技工士の収入につながる活動をしてほしいわな。

そうすりゃ会員も増えるさ。

余談ながら、さすがに限界まで仕事量が減ってくると、これまで皆保険の補綴でなんとか食いつないできたある一定の年代以上の技工士たちにも、構造的なリストラの圧力が押し寄せているのだと感じられる。

もう身代わりにやめてくれる技工士はいないのだ。
次は自分の番なのだと覚悟するしか無いだろう。
バッジが良い餞別になるといいね。

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April 24, 2011

東日本大震災と歯科技工士

どんどん消えていく歯科技工士ですが、一方で東日本大震災の被災地での医療支援に、支援の現場や当事者から要請されてか、或いは自発的にか、医療チームに加わって被災地入りしているようです。

厚労省も裁判所も歯科技工士の存在など無いものと言っているのに、古橋執行部が厚労省を表敬訪問すれば、それなりに持ち上げて貰えるようだけど、実際に歯科医療も口腔ケアも基盤から破壊された様な被災地に、歯科技工士へのニーズが発生しているのか、あるとしたら、それは医療職としての歯科技工士を認めると言う事なのか?

どちらにしろ法律的に対人行為を禁止されている歯科技工士は、被災地でどのような対人支援を行う事が出来るのか。

歯科技工士会も独自に支援活動をされているとは思いますが、直接の歯科技工の対人支援は出来ないでいると思います。

歯科技工士の資格の制約上、歯科技工士が独自に被災者の口腔ケアや歯科医療的な支援行為を行う事は先ず無いのだろうし、歯科医師達もそのような事を嫌うと思います。

この様な状況での歯科技工士の資格や立場について、厚労省や歯科医師会の見解を聞いてみたいですね。

では、被災地での歯科医療や口腔ケアは行き届いているのでしょうか?
義歯やホテツの問題は発生していないのでしょうか?

どうもそうでは無いようです。

むしろ多くの高齢者や寝たきりの被災者が、まともな口腔ケアや医療の手当ても受けられないまま、放置されている状態が今も続いているようです。

様々な医療機関や医科大学、歯科大学の系列を挙げての被災地支援が続いては居ますが、現場では口腔ケアのニーズや必要性が、過去の地震や災害で何度も取り上げられて来ながら、実際にこの様な大震災が起きてみれば、やはり無視され放置されるのが口腔ケアや訪問介護的な医療支援なのだなと思えてなりません。

本来、口腔ケアを本職として災害に備えるとか、支援のシステムを作っておくべき組織などが、どうも歯科の村根性から抜け出せていないようで歯痒くも感じます。

例えば地震の発生を受けていち早く現地入りした医師達の報告を読めば、被災者たちがどれほど追詰められた状況に置かれ、食べ物も水も無いまま、口腔衛生など言っていられない状態で避難所を転々としなければならなかった訳ですから、被災者たちの口腔衛生状況は想像する以上に悪化していた訳です。

それだけに、医師や看護師達からの歯科衛生士への期待は大きかったのですが。

実際に口腔ケアのスペシャリストである数名の歯科衛生士を、自腹で送りこんできたのは、常に口腔ケアの必要性を強く訴えて地域医療、在宅医療に組み入れて来た医師達のグループでもありました。
また、現地に於いても歯科衛生士たちは歯科からと言うより、医療から求められたと言うべきでしょう。

歯科技工士もそのような立場になれるのかどうかは分かりません。

しかし、歯科衛生士の役割や活躍ぶりを聞くにつけ、では歯科医師や歯科医師会はその価値を分かってきたのか、活かせるようにしてきたのかと問われれば、なんか疑問符ばかりが浮かんできてしまいます。

困難な状況で、避難所や在宅の避難者達の所を回り、実際の口腔ケアや医療支援に取り組んでいる所に対しても、現地と言うか被災された県の歯科医師会は何やら申し入れを行ったようです。

それがどのような内容なのかは、現場の医師や歯科医師、歯科衛生士たちの気持ちを思えば今は伏せますが、

一言だけ。

だったらそう言う貴方達も避難所や被災者の所を回るべきなのでは。


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March 22, 2011

東電副社長の言う「収束」とはなんだろう?

原発事故の発生後に初めて、東電の幹部が現地入りし、役所や避難所を回って頭を下げたと言う。

「何しに来た」怒る人も…東電副社長が謝罪行脚

皷副社長は同体育館で避難している町民約670人に頭を下げて回り、「何しに来たんだ」と住民から怒りの声が浴びせられた。

「一日も早く家に帰りたい」「農家で農産物が心配」と訴える住民に対し、「今はこの事態を収束させるべく努力をしています。全力を尽くします」と繰り返した。

 皷副社長は同日、福島市内で記者会見し、福島第一原発1~4号機の廃炉について「収束に全力を尽くしており今は考える状況でない」、農作物などの被害に対する補償については「どういう場合に可能か方向性を検討している」と述べた。



既に十日以上過ぎてやっとだからなあ。
地震と津波だけでも辛いのに、その土地すら捨てなきゃならない訳だから。
原発周辺の住民たちは原発に依存してきたかもしれないが、全てを奪われるとは思っても居なかったと思う。
しかし、これが現実なのだ。
チェルノブイリ、スリーマイル島、そして福島。

原発に安全は無い。 地球上全ての原発が同じだけの危険性を持つ。


副社長は「収束させる事」と言ったそうだが。

実は私も日中に友人とメールでやり取りしていて、その中で収束しそうだよと言うメールを貰って、あれって思っていたのだ。

そこで、私が返信したメールを公開して見たい。

収束かな。あくまでも種火に落としたかだ。

原発の燃料は完全に崩壊するまで、危険物なんじゃないの?
地下にしまうと言っても、無害化を意味しないよ。

ガラスに閉じ込めて保管するだけで、将来無害化する技術が生まれるとかの夢のような話しだと思う。



忘れたくても被害は酷いよ。

放射能物質を防げてるわけじゃ無いから海水の汚染も酷いようだね。

農産物の次に水産物だよ。深刻な価格上昇と食品不足が来るんじゃないかな。

収入の上がらない日本人に、これは大変な負担だよ。

空き缶じゃだめだべ。

こんな予想と言うか考えは普通だと思うが、言えば叩かれるんだよな。



原発だが収束というのはおかしいよ。

これまでは放射能や物質が漏れ出る事すら危険性が言われてたのに、いざ漏れ出てしまうと多少は平気だとか被曝しなきゃあ大丈夫だとか。
直ぐに被害が見えないのを良いことに、まったく違う理解に誘導している。

燃料棒の状態やいまの有り様から言えば、収束どころか出しまくってる状態でしょ。

しかもこの先も海水の汚染は続くし、吹き飛んだ建屋や機材のがれきもすごく汚染されてるはず。

二次被曝や三次被曝もあるだろうし、癌などはこれから多発してくる。

現実にはおおきな爆発が抑えられたらだけで、放射能や放射能物質については、状況は良くなるどころか深刻化していると思うよ。


続けて、

あのさあ、空気中の放射能物質や放射線量が一時的に減るのは、なんのこたあない海水や水をぶっかけてるから洗い流されてるだけじゃないの?

そのぶん海水中の放射能物質の濃度が上がってるんだと思う。

事情を全体で見て説明しないのは、意図的に数値を抑えて、事態の全体像や危険を分からせなくするためだよきっと。


とまあこんな風に自分は考えている訳である。
国民は生活や収入面から徹底的に叩かれている。

そこに、空き缶内閣はとどめを刺すつもりなのか、高速道路の無料化やその妥協策である上限制も撤廃すると言いだした。
既に組んである予算から、いくつもの財源を復興に振り替えるとも。
それをやったら只でさえ干上がっている地域経済が完全に立ち行かなくなる。
被災地だけの話ではないのだ。

復興予算が必要なのであれば、復興のための国債を起こせばよいのだと思う。
国内で消化しきれないと言うのなら、こんな時こそ頭を下げて外国にも協力をお願いするべきではないのか。

一体日本はこれまで幾らのODA予算を使ってきたと言うのか。
或いは米国債をどれだけ買い込んできたと言うのか。
今こそ予算面からも相互に助け合う時だろう。

東電の責任は東電の責任として、国がやるべき事はこれ以上国民生活を圧迫させる事ではないはずだ。


23日01:02追記

中央制御室に照明がついたとかで、喜んでいますね。
空調も動かせうだろうと。

で、動かしてどうするのかと言えば、換気機能を働かせて放射性物質を排出させられると。

まあ、こうなったらどれくらい放射性物質を撒き散らそうと気にもしないのだろうけど、通常なら排出すること自体が大事故や問題なんだし、そうならないようにフィルターなどで除去すると言う事を最優先に考えるはずです。

もう新聞やTVなどのマスゴミも、一々放射性物質の危険性など構ってられないのだろうなと。

電気が無いと生活も社会も成り立たないのは確かだけれど、放射性物質も蒸気機関車の白煙程度だと思いこまされるのはちょっと嫌だな。

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日技代議員会の大人の結論。

裁判で分かった事は、歯科技工士の免許や身分は紙切れ一枚の重さしかなく、法的には何の身分や権利や収益も認められていないようなものです。

これまで殆んどの歯科技工士が、歯科医師の裁量権や雇用者の高圧的で傲慢な態度に泣かされ、何も出来なかった理由は、まさに裁判の結果が示した事柄に在るのだと思います。

それを何とか打ち破り、法的な裏付けや権利を勝ち取ることこそが、日技発足時の組織の目的であったはずです。

しかし、度重なる日歯や厚労省との交渉、議員や政党を交えての交渉で、歯科技工士と日技は連戦連敗を喫しました。

根本的な意味で、歯科医師の裁量権からは抜け出せませんし、それは取りも直さずお金の出所を抑えられてしまうと言う事でした。

対人行為が出来ない、唯一の医療専門職と言うおかしな表現は、それこそ歯科技工士の資格が意味の無いものであることを物語るようです。

日技が生涯研修や料金問題にばかり目を向けるのではなく、歯科技工士法の充実と身分の確立を標榜していたのなら、すくなくとも歯科技工士になった人達の何割かは、歯科技工士の資格に欠けているものは何かを、悟った事であろうと思っています。

訴訟が明かしたものは、歯科技工士法の限界と歯科技工士法自体が持つ、欠陥も同然の歯科医師にだけ利したとしか思えない、法文と数々の制限でしょう。

そして、まるでそれ一つだけ、日本の免許を取った歯科技工士だけを閉じ込めているかのような、他の関連するであろう法律との整合性の無さです。
なにも考えられてしないし、相互に関連付けられても居ないのです。

日技の執行役員に就任するような業界や法律の知識に長けた方達ならば、そのような問題点は先刻ご承知だったはずです。


今回、役員選挙と代議員会、総会の開催にあたり、様々な資料や情報から浮かび上がってくるのは、日技が何をする為の組織であるかが、既に誰にも分かって居なくなっていると言う事ではないでしょうか。

中西会長と古橋副会長に内紛があったにしろ、NDCという株式会社は現実に登記がなされています。
執行部や関係者が知らぬわけがありません。

このNDCについて、歯科技工士改革委員会のHPに残されたコメントに、興味深い書き込みが残されています。

元々この歯科技工士改革委員会のHPは、歯科技工士の就労環境や職場での旧態化した師弟関係や業界の在り様をアピールしたもので、日技に関する記事は殆んどなかったか、あっても少しの言及でしかなかったと思います。

しかも、今は管理人さんが代わってしまい、元の管理人さんは書くに書けない状況だと聞いています。
それでも、歯科技工士業界へ与えたこのHPのインパクトは大きかったようで、今でも日技関係者などがチェックされているのでしょう。

最新の更新に対するコメントで、日技やニチギデータセンターを調べよとのコメントや、それに答えるコメントが続いています。

中には、弁護士に相談しましたが、法律的に問題ありませんよとの回答を得たと、まるで日技顧問弁護士にでも聞いたかのような回答も見受けられます。


さて、会長選挙に戻って、中西氏が降りた理由の一つに、古橋氏が票を固めた為とする、代議員か関係者の情報があります。
その通りだとすれば、たった一日で立候補を取り下げるほどのインパクトを、古橋氏が突き付けたと言うのでしょうか。

代議員達の票読みでもしたと言うのでしょうか。
古橋氏が代議員票の大半を、選挙の告示前に押さえていたのだとすれば、今回の役員選挙はとんだ茶番劇だとしか言いようがありません。

古橋氏が選挙期間中に何かしたと言う話も聞きませんし、よほど勝てる自信があったと言う事でしょう。

今回の選挙結果は、代議員さん達の総意と言う事になりますが、議事の扱いを見ても分かるように、ネットなどで設立の過程やその目的が暴露されたために、議案も含めて一旦撤回するしかなかったのでしょうか。
NDCについては別にするとか言われたようですが、結局否決されました。

所管する厚労省などへの立場もあり、日技執行部も代議員達にも、大人の判断が生まれたと見る事も出来ます。

古橋氏が体制を立て直して、否定され撤回された中西執行部の後始末を付けるものと予想されますが、果たしてどのような始末の付け方になるのか。

本来の目的を忘れた日技や都道府県の代議員達は、なぜ技工物を作るでもない、モノを仕入れて売るわけでもない日技や都道府県技の法人格にこだわるのか?

日本に存在する限り、国の世話にはなっていないなどと言える日本人は存在しないし、企業や組織もまた同じです。

戸籍があり誰々と言う日本国の裏付けがあるから私達は様々な行動や生活が営めるのです。
お金にしても日本国の裏付けがなければただの紙くずだし金属の塊でしかありません。


当たり前ですが、日技や技工士会のような組織には、収入は会費収入と言うゲンナマしか無いからでしょう。

日本だけではありません、外国でもまともな国なら、金を動かせば必ず税金が掛かかります。

歯科技工士や技工士会も同じ。
歯科技工士の存在は否定されちゃいましたけどね。

だったら少しでも課税の割合が低い法律でやりたい。それが公益法人格だし宗教法人なわけでしょう。

それ自体、最初から法律の良いところを利用して、日本に保護してもらってるとも、法律の抜け道や良い所を少しでも使おうとしているのだと思います。
そしてそれは否定する事でもありませんが、法的に問題がないから全てが良いとか許されると言う話でも無いと思う訳です。

そこにはやはりバランスや世の中との兼ね合いがありますし、何よりもその組織の目的にかなう事や、国民に対する責任や義務の重さと言うものもあります。

それを忘れて、ただ、組織の存続の為だけや、一部役員の権益や利得の為に法律の抜け道を探して当然、利用して当然と言う事は、立場の重さを考えればより厳しい自戒やモラルが求められ、道義的責任も追及されてしかるべきだと考えます。

代議員会の結論が、出来レースであったのなら、それは取りも直さず日技や代議員の社会的な責任からの投票行動とは言い難く、組織防衛や只組織を残したいがための大人の判断だとそう言う事なのでしょう。

そう言う意味では、各都道府県技工士会の会員さん達は、素晴らしい大人の人物を代議員に選出されたのだと言えましょう。

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March 21, 2011

情報の後出しジャンケンと日技代議員会裏話。

ありゃ、大本営発表に訂正があったらしい。

東電、蒸気放出の実施日を訂正
2011.3.21 11:15

 東京電力は21日、福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の放射性物質を含む蒸気を外に逃がした操作について、実施したのは15日午前0時からの数分間だったと発表、「16日から17日にかけて実施した」との20日の説明を訂正した。

 格納容器につながる「圧力抑制プール」内の水を通さずに蒸気を直接逃がすため、放射性物質をより多く放出する方法だった。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110321/dst11032111150032-n1.htm

最初は水蒸気が出ているだけだと、まるで蒸気機関車の出す白煙くらいに見せようとしていた東電や首相官邸も、今じゃ放射性物質が出ているのが当然なんだと言う立場からモノを言ってる。

出しちゃいけないのじゃなかったか?

原子力をタブーとせず、きちんとした知識を子供たちにも伝えてきていれば、原子炉や建屋の構造もわかり、どこからどんな水蒸気が出るかも予想できるようになるだろう。

水蒸気はまだ目に見えるからいい。

現実に放射され拡散している物質は、私たちの目には見えないのだ。
そして風向き云々ではなく、既に内陸方向にも相当な拡散が農産物や源乳からも見えてきたというわけだろう。
外は雨。

微量とは言え黒い雨には違いない。


国民と言うか、周辺住民への警告もせず、あ、六日前に出しちゃいましたって。
すかしっ屁じゃないんだからさ。

六日遅れでもとにかく出したんだから、多少はマシ。


全くと言っていいくらい、情報が無いのが日本歯科技工士会の代議員会や総会の事。
広報部の皆さん、議案書ではあれだけインターネットやなんだかを活用するって言ってたんだから、高い予算を計上しているのだし、代議員会と総会の即時ネット配信でもやればよいのにね。
あそか、NDCへの丸投げが決まったらやるのか。今やっても金になんないしね。

そこで何とか代議員さん達の口コミ情報で伝わってきたのが、以下の情報。
まずはご覧あれ。

代議員会 1号 2号 否決の流れ。

代議員会では、
冒頭より株式会社ニチギデータセンター(NDC)について、
賛成、反対の意見が午前中議論され、
感情じみたけんか腰の意見も飛び出した。
代議員側から、
NDC関連の項目を削除して可決する案もだされたが、
これには、執行部が応じなかった。
議論は平行線を続け、
これで大半の時間を費やし、時間切れで採決に入った。
結果、かろうじて反対意見が多く、否決した。


---------------------

古橋博美氏当選の謎

日技執行部は約1年前より、争いがあり、
中西茂昭氏、杉井伸行氏等のグループと、
古橋博美氏個人との乖離が発生していたとか。
そのため、古橋博美氏が会長に出馬した。
直近になって、
中西茂昭氏は情勢をみて、敗戦を悟り、下りた。

このことから、NDCや議案作成に、
古橋博美氏は全く関わっていない、
この説得に代議員が応じたという。
事実なら、NDCの取り扱いについて、
古橋博美氏が今後どのような施策を打ち出すかが、
興味深い。

とにかくここは中西茂昭氏を追い出せれば成功とみた。
代議員は古橋博美氏に期待し、
役歴も長いし、日技を任せられると、
41名の代議員が判断した結果であった。

古橋博美氏が中西茂昭氏の流れを断ち切る、
執行部布陣ができるかが、今後の注目点。

脇本征男氏の活躍を代議員の誰もが認めて、
尊敬しているという。
しかし、会長選挙は違うレベルだそうだ。
その、視点の違いが、票に現れている。
代議員の皆さまには、
私たちに理解できない考えがあるようだ。



部外者のG3が解説するのもなんだが、視点の違いって言うけれど、要は組織を潰したくないって言う保身だろうね。
しかし、何から守ろうとしているのかよくわからないけれど。
古橋氏がNDCに全く関わっていないとか、知らされていないと言うのもなんか変だね。
担当副会長の三国氏も知らなかったと言うけど、それじゃ何を担当していたんだかって。

まさか、中西氏らへの退職金代わりに黙認していたのじゃないでしょ。
それに、中西氏が会長任期を終えれば、自動的に政治連盟の会長も降りることになるから、NDCの取締役の職も、自動的に自分になると古橋氏は考えているのかね。

惜しくも落選した茨城県会長の鈴木さんとペアで立候補された伊集院さんは、めでたく副会長に当選した。

佐野や中西達と対峙して日技理事を追われた伊集院さんが、ここまで復権されたのだから、今後、副会長として佐野や中西の背任行為を暴いてくれるものと期待したい。

ね、伊集院さんならやってくれますよね。


お知らせとお願い。

サイドバーにいくつかリンク先を埋め込んであります。
東日本大震災関連の所には、違法入れ歯断固阻止・歯科技工を守る国民運動推進本部の脇本代表より、東日本大震災の被害の激しい3県の歯科技工同業者への募金活動のお願いを纏めたページにリンクさせました。

また、アマゾンバナーの下に在る支援する会のカテゴリーの中に、塚原敏彦氏の記事へのリンクが設けて在ります。
ご一読いただければ幸いです。

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March 19, 2011

巨大震災と原発災害に想う 平野貞夫

◎「日本一新運動」の原点―46

              日本一新の会・代表 平野 貞夫

○巨大震災と原発災害に想う

 巨大震災の翌日、達増拓也岩手県知事からの電話で、「この悲
劇は神話の世界にある惨状だ」と聞かされた。何故、純粋で共生
の精神を生かして暮らしてきた東北の人々に、わが国の有史以来
最大の悲劇が降り掛かるのか、この世には、神も仏も無いものか
との思いに駆られた。
 この大惨事の中で、被災地や被災者を救援するため、自治体、
関係団体に住民が加わって、被災者ともども共に生きようと必死
になって活動している報道映像を見た世界中の人々から、これら
人間愛に賞讃の声が寄せられている。東北で発生した歴史的悲劇
が、「弱肉強食のハゲタカ資本主義」の反省を促し、新しい人類
の在り方を示す教訓・思想となる可能性を感じることで、怒りに
狂いそうになる自分の気持ちを落ち着かせている。
 また、福島第一原発の震災・津波による原発施設損傷による放
射能防御という未曽有の被災に対して、東電職員・自衛隊・警視
庁機動隊・消防庁レスキュー隊など現場の人々が、文字どおり、
生命を懸けて対応している事態に心から敬意を表したい。
 原発問題の解決は世界が恐怖の中で注目しており、人類の将来
が掛かっている。国際的不安の中で、さまざまな妨害的デマに悩
まされての作業が続いている。最悪の事態にならないことを祈る。

(極限に至った民主党の劣化)

 3月17日(木)午後2時29分、私の手元に一通のファック
スが届いた。
 “民主党本部から節電や募金呼掛けの用ののぼりやチラシ、ポ
スター、リストバンドを送ってくるとの連絡あり、本部は狂って
いるとしか思えない。そんなことをするおカネと労力があるなら、
もっとすべきことがあるはずだ。高知県連からは強い抗議の申し
入れをした。”
 これは、民主党高知県連・大石宗幹事長のツイッターからの発
信である。また、18日(金)午前6時50分に放映されたテレ
ビ朝日のニューヨーク特派員は、「米国では、日本政府が外部か
らのアドバイスを受け入れなくなっていると報道されている」と
のこと。これらの指摘が、菅民主党政権の統治能力、ことに、ダ
メージコントロールの問題点を突いている。
 政権の中で、懸命の活動を続けている政務三役を始め、政府職
員にはひとしく敬意を表するが、菅首相や岡田幹事長ら政治指導
者の国家危機に対する基本認識を反省してもらわないと、これか
らの国家の存立にかかわることになるので敢えて言わせてもらう。
 16日(水)から「各党・政府震災対策合同会議」が発足した。
自民・みんな・共産・社民・新党改革の5党が参加している。野
党各党は原発被災に対して強い不安を示しているが、政府の説明
は「安全で問題ない」の繰り返しで、「きちんと説明しろ」と不
満を募らせたとのこと。
 この最中、民主党の有志から、非常事態に対する政治活動のシ
ュミレーションについて意見を求められた。私の体験を参考にし
て何回かアドバイスをしたが、まったく民主党のコンセンサスと
なっていない。
 17日(木)の政府・与党連絡会議で、ようやく輿石参議院議
員会長が「野党に協力を求め、各党党首クラスを菅内閣の緊急災
害対策本部に加えて欲しい」との提案をした。ところが岡田幹事
長は「各党・政府震災対策合同会議の仕組みがある。民主党の対
応が遅いとはいわれていない」旨、主張したとのこと。こんな発
想では未曽有の巨大震災と原発被災への適切な対応が出来るはず
がない。まして巨大震災の救済や復興を、選挙などの政治に利用
するようでは、民主党が非常事態の足を引っ張り、人命を無にし
ているといえる。

(菅首相は原子力を本当に知っているのか?)

 菅首相は16日(火)夕刻、官邸を訪ねた内閣府特別顧問の笹
森清元連合会長に「ボクはものすごく原子力に強いんだ」と、東
工大応用物理学卒の経歴を誇るように言ったという報道があった。
私はこれを聞いて、よくも言えたものだと驚き、平成19年7月
の参議院通常選挙のことを思い出した。当時、私は民主党高知県
連代表を務めていた。東電のプルトニュウム汚染物を高知県東洋
町に埋める話があり、反対運動をやっていた。民主党高知県連は、
エネルギー対策の中長期構想として、「プルトニュウムという核
兵器になり、有害物質を発生させる現在のウラニュウム原発政策
を順次変更すべきだ。そのため、プルトニュウムを焼却でき、か
つより安全性が高い“トリウム溶融塩原子炉”(ja.wikipedia参
照)の研究開発を復活すべきである」ということをまとめた。
 この趣旨を参議院選挙のマニフェストに入れてはどうかと、私
は当時の小沢代表に進言した。小沢代表は「それは良い考えだ。
私から菅代表代行や鳩山幹事長にいうと上から命令する感じにな
るので、君から二人によく説明して、是非マニフェストにいれる
ようにして欲しい」と応じてくれた。
 早速、菅代表代行に会って、小沢代表の意向を踏まえて説明し
たところ、実に素っ気なく、「文科系の君から原子力の話を聞い
ても仕方がない」という不遜な態度であった。驚いたのは「トリ
ウム溶融塩炉による原子力発電なんか知らない」という言葉であ
った。この人は政治家として、ウラニュウムによる原子力発電の
危険性について認識していない。これ以上、民主党内でこの説明
をしても無駄だと思い、鳩山幹事長には説明することをやめた。
 東電出身の笹森氏は記者団に「(首相は)原子力について政府
の中で一番知っていると思っているんじゃないか」と、皮肉交じ
りに語ったという。この菅首相の驕りが、12日(土)早朝の自
衛隊ヘリによる福島第一原発事故現場に行くという暴挙につなが
り、爆発防止の現場で結果的に初動作業の邪魔をすることになる。
 同日の与野党党首会談で、「危機的状況にならない」と、菅首
相が断言するのを待つかのように1号機で水素爆発が発生し、原
子炉建屋が崩壊した。15日(火)早朝の東電本社での恫喝行動
といい、官邸での「東電の馬鹿野郎」との怒鳴り散らし発言とい
い、福島第一原発をめぐる菅首相の判断ミスには際限がないので
この程度にしておくが、この初動の遅れが、禍根となったことだ
けは明記しておきたい。

(非常事態だ!、挙党・挙国体制をつくれ)

 3月14日(月)の、「メルマガ・日本一新」緊急増刊号で、
私と戸田顧問の連名で、“○東日本巨大震災に対して、国会は、
「国家非常事態宣言」を行い、小沢一郎を活用して党派を超え、
国家を挙げて、救済復興に全力を尽くすべきである”を発信した。
並行して、衆参両院議長に、国民の代表である国会議員へ、国家
の存立にかかわる非常事態である認識を共有するよう促したが、
未だにその動きがない。
 ごくわずかな友人である国会議員から、衆議院事務局時代に私
が災害対策や危機管理の仕事をしていた関係で相談があった。
 私はまず、平成9年6月に朝鮮半島で紛争があったとき、当時
官房長官であった梶山静六氏から極秘に要請があり、野党新進党
の立場ではあったが、当時の小沢党首と相談して「朝鮮半島での
有事発生に対する政治の取り組みについて」という提言を作成し
たことがあり、これを参考にと友人に渡した。友人たちは民主党
のなかでこれを活かそうと幹部を突き上げたが執行部は無視した。
 17日(木)になると民主党を支援する有識者や市民たちから、
私に「小沢一郎を党に復帰させ、救援・復興のために日本再生の
中核に据えるべきだ」との声が殺到した。中には具体的な対応の
構想をつくれという友人たちもいて、「東日本大震災及び福島第
一原発問題に対する政治の取り組みについて」というメモを作成
して配布した。
 友人の国会議員や菅首相に近い有識者にも、このメモは届いて
いると思う。
 その要点は、
1、まず、民主党の挙党体制をつくれ。そのため歴代民主党代表
を菅首相が招き、協力を要請すること。特に党員資格を停止して
いる小沢氏を回復させること。政府与党が挙党体制をつくれなく
て、何が出来るか。
2、各党・政府震災対策合同会議なんていう半端な組織ではなく、
「国家非常事態総合対策本部」を設置し、与野党指導者・内閣・
国会をを一体化した組織とし、この非常事態を「国家安全保障問
題」として捉え、すべての対策を統合すること。同時に、具体的
に有機的分担を組織化すること。
3、総合対策本部の役割は、イ、非常緊急事態への諸準備、国際
的協力の要請、ロ、被災者の救援・復興、原発問題の解決、復興
院設置の準備、ハ、国民への協力支援などの要請、パニック防止
対策、ニ、救援復興の財源確保、日本経済再生構想の作成、ホ、
その他、とすること。
 要するに、国民の生命と日本国存立のため、憲法の真の原理を
生かすには、既存の制度や前例にとらわれない大胆な政治を断行
すべきであるということだ。
 これが「日本一新の会」の願いである。

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菅首相にこの難局をまかせきれるのか!

◎ 菅首相にこの難局をまかせきれるのか!  

日本一新の会・顧問 戸田 邦司

 テレビはどのチャンネルも、眼を覆うばかりの惨状を放映し続
けている。不幸にして命を失った者の収容もまだまだのようだし、
生存者の捜索もまだ充分とはいえないだろうし、十一日から水さ
え飲んでない孤立している避難者もいるようだし、避難者の食料
も不足しているようだし、被災者はこの先どうなるのか不安と悲
しみに打ちひしがれているに違いない。
 かく言う私も、福島県いわき市の海辺の自宅は、奇跡的に流失
をまぬがれたらしいが、確認する術も無いし。 
   
 地震と津波が起こってからの政府の対応を振り返ってみると、
政府の対応がどうなっているのか、まるでみえてこない。これが
被災者の不安と絶望を増幅している。原発が重要であることは論
をまたないことである。しかし、被災者や被災地への政府の対応
は、自衛隊の派遣を除き、国民の目には殆ど見えてこない。
 かつて平野代表も私も災害対応に深く関わったことがあり、災
害対策には一家言ありと自負するもので、思いの一端を述べてお
きたい。
 まず、12日早朝のヘリを飛ばしての総理の現地視察。菅がこ
んなにも愚かであるとは思わなかった。しかも、福島原発に降り
立って、視察したとは。
 火事場のような現地に、国会議員やお偉方は近づかないことと
いうのは鉄則である。役に立たないどころか、邪魔なのだ。総理
が来れば、それなりの人が説明もしなければならないだろうし。
現地は、緊張の極みで、いまだかつて経験したことの無い事態の
対応に追われていたに違いないのに。菅はしてはいけないことを
したのだ。彼のパフォーマンスのために。
 菅がしなければならなかったのは、夜明けとともに各省関係者
を招集して関係自治体とも連絡をとりながら、出来るだけ正確な
被災状況を把握し、それにどのように対応するかを決定し、その
対応策の実行を命じることであり、それを被災者に周知して頑張
るように激励し、国民に協力を要請することではなかったか。対
応策の現状は逐次発表し、被災者が少しでも希望が持てるように
しなければならない筈ではなかったか。
原発問題は確かに重要である。しかし、炉の詳細を逐次説明する
のは、官房長官の仕事ではない。それは、政府のその任にある専
門家の仕事である。
 官房長官の仕事は、原子力発電所の現状を簡潔に説明し、国が
どのように対応しているか、今後の見通しと国民に要請するかを
発表することだろう。関係者が全力を尽くす以外に道は無いのだ。
その前に被災地全体への総合的対策を作成して実行することが、
官房長官本来の仕事ではないか。それが見えてこないから、国民
はいらいらするのだ。

 被災地ではない東京でも生鮮食料の価格はあがりはじめ、いつ
もはスーパーの棚にうずたかく積んであった米が無い。被災地の
GDPに占める割合は、そう高くは無いような議論があるが、そ
れが日本全体に与える影響は図りしれないものがあるに違いない。
現下の状況は戦争と同じだ。当面何をしなければならないか、中
長期的になにをしなければならないか。重要なインフラの復旧は
いつになるのか。
 民主党の政治家だけで切り回せるとは思はないことだ。今回だ
って役人の活用は拙劣だった。情報収集や現地への対応策は地方
自治体と官僚の力がなければ不可能なのだから。政策の誤りや遅
延が人災となって、人々を苦しめることになることを、肝に銘じ
なければならない。人材の登用、活用は、今こそ与野党こぞって
考えなければならない。

 小沢一郎さんも裁判は大事だろうが、事態が事態であるだけに、
党員資格があろうと無かろうと、この際、日本の為に大いに声を
挙げていただきたい。
 眠っていてもいい日本の為に菅を認めたかもしれないが、この
困難な事態を任せてもよいなどと思った国民は皆無なのだから。

 ここで日本の舵取りを誤ると、最大不幸の社会が到来すること
になるのだ


私のすむ神奈川県の水源地でも、ガソリンや米、日用品に物質不足が始まっている。
ガス屋のよっちゃんの所の灯油も売り切れたそうだ。
配達のガソリンも隣町の愛川町まで行って、並んでやっと20L買えたとか。
饅頭屋さんによれば、春のお花見イベントなども軒並み中止で、商工会や観光協会などの地域経済にわずかに残っていた生きたお金の流れも断たれようとしている。
只でさえ売り上げが落ちている時に、人も動かない、モノも足りない、売る機会も設けられないでは、地域経済は立ち行かない。

この事は、私の地元だけの問題ではないだろう。
被災地だけの問題でも無いはずだ。
逃げ出せるお金持ちや、物質の備蓄のある所ならいいが、日々、ぎりぎりの所で生活を続けている庶民にとっては、今必要なのは物質と共に、何よりも真水である。
空き缶政権は子供手当すら災害復興資金に回すと言っているが、これだって子供が居る家庭には大切でありがたい真水だし、必要なのは日本中にお金を使おうと言う気持ちを持たせる真水を放水する事だと思う。

空き缶政権の地震復興増税や子供手当の転用などは、最悪の手段だと思う。
もしもそんな政策を続けると言うなら、国民は地震災害と福島原発に続く、空き缶失策と言うトリプルパンチにKOされる事だろう。

空き缶や復活仙谷、枝豆達の暴走を許してはならない。

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